機種変更前のiPhoneのアラーム設定はオフにすることをおすすめします。データ移行中にアラームが作動すると、データ転送がキャンセルされる可能性があるからです。
もし、アラームが鳴ってしまったら、機種変更するiPhoneに「データ転送がキャンセルされました。設定をやり直すにはiPhoneをリセットしてください。」と表示されます。その下に、リセットボタンがありますので、タップしてリセットをしましょう。その後、初めからクイックスタートを始めてください。
目次
注意点③着信でもキャンセルされる可能性がある
第3の注意点として、クイックスタートを行っている最中に着信があるとデータ移行がキャンセルされる可能性があります。できれば着信の来ない時間帯にクイックスタートを行うようにしましょう。
機内モードを設定の上、クイックスタートする方法もありますが、データ移行中に機内モードが解除されるというケースもあるようなので、確実な方法ではありません。気を付けましょう。
注意点④LINEの引き継ぎは別で必要
クイックスタートを行ったとき、LINEアプリはどうなるのでしょうか?昔は、新旧の携帯2台で同一のアカウント使用が可能でしたが、現在は不正を防止するために2台で同一のアカウントが使用できないようになっています。
つまり、LINEを引き継ぎしないと、機種変更後のiPhoneで同一のアカウントにてLINEを使えないということになります。LINEの引継ぎは別で行うようにしてください。手順は下記のとおりです。
- 機種変更するiPhone:LINEを起動しましょう。
- 機種変更するiPhone:「本人確認する」を選択して下さい。
- 機種変更するiPhone:ログインします。※LINEで利用中のログイン方法にて(Apple・Facebook・電話番号)ログインしましょう。
- 機種変更するiPhone:引き継ぎ認証画面が出てくるので、その画面をそのままにして、機種変更前のiPhoneを操作します。
- 機種変更前のiPhone:LINEを起動します。
- 機種変更前のiPhone:ホーム画面にある「歯車」アイコンから「アカウント引き継ぎ設定」を選択し「アカウントを引き継ぐ」をオンにして「OK」を選択します。
- 機種変更前のiPhone:「続行」を選択します。
- 情報利用の画面が出るので「OK」を選択しましょう。
クイックスタートで引き継げる内容〜iPhone〜
クイックスタートは簡単に新しいiPhoneにデータを移行することができますが、すべてのデータが完全に移行できる訳では無いようです。引き継げる内容は大きく3つとなります。
- Wi-Fiのネット設定に関する情報・パスワード
- Apple ID
- 言語設定に関する情報・キーボードの設定に関する情報
写真やTwitter、InstagramなどのSNS、ゲームデータもある程度までは引き継げるようですが、携帯のキャリアメールは引継ぎができないケースもあるので、その場合は各キャリアの公式ホームページから設定をするようにしましょう。
クイックスタートで引き継げない内容の代表例〜iPhone〜
クイックスタートは便利ではありますが、一部引き継ぐことのできないデータも存在します。引き継ぐことのできないデータはアカウントへの再ログインや新しく設定が必要になる場合があるので注意しましょう。
一部のアプリ内データ
LINEは、機種変更前の機種で電話番号やメールアドレス、そしてパスワードなどを引き継ぐための設定をしたあと、機種変更するiPhoneで引き継ぎ作業をしなければいけません。引継ぎの方法は「クイックスタートを行う際の注意点〜iPhone〜」に載せていますので、ご参考ください。
Googleアカウント
クイックスタート後、GoogleマップやGmailなどGoogleに関連するサービスを起動すると、ログインを求められます。いつもの通りに自身のGoogleアカウントのパスワードを入力して、ログインしましょう。