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PayPayの危険性とは?不正利用のリスクや対処法。メリットも紹介

PayPayの危険性について、さまざまな角度から解説します。

PayPay(ペイペイ)は、スマートフォンをかざすだけで買い物ができるQRコード決済サービス。現在の利用者(登録ユーザー)数は6000万人を突破しています。

加盟店舗数は400万店以上あり、飲食店だけでなく家電量販店やスーパー、他にもさまざまなサービス(美術館など)にも使える、日本の「キャッシュレス決済」の中でも代表的なサービスといえるでしょう。

サービスを運営している 「PayPay株式会社」は、ソフトバンクホールディングスの子会社である「ソフトバンク株式会社」と「ヤフー株式会社」が合併してできた日本の企業です。

PayPayに危険性はある?

PayPayを利用するにあたって、考えられる「危険性」は以下のような点です。

  • 不正利用リスク
  • 詐欺リスク
  • コードの盗撮リスク

他にも考えられるものはありますが、大別すると以上の3つです。それぞれについて詳しく解説していきます。

不正利用されるリスク

PayPayなどのスマーフフォン決済サービスを使うにあたって、多くの人が心配しているのが「不正利用」ではないでしょうか。

携帯電話を紛失したり盗まれたりすると、知らない人に勝手に使われてしまうリスクがあります。

財布を盗まれたときにもやクレジットカードなどを不正利用される危険がありますが、今や決済手段と個人情報が入っているスマートフォンを失くしたときのダメージは「財布以上」といえます。

詐欺(フィッシング)などに利用される可能性

もう一つの危険性が「詐欺リスク」です。PayPayは決済方法がとても簡単で便利な反面、送金もワンクリックでできてしまうといった怖さがあります。

PayPayなどの決済サービスの送金機能を利用したフィッシング詐欺が多発しており、被害件数は増加傾向にあります。

PayPayだけに限らないことですが、怪しいサービスは使わない、知らない人に送金しない、などの自己防衛策は必須です。

QRコードの盗撮

PayPayはバーコードやQRコードで簡単に決済ができるので便利ですが、それを不正利用される危険性もあります。

具体的には表示されたQRコードを別のスマートフォンなどで撮影し、その画面をレジでスキャンして買い物すると、コードを発行した方が請求されてしまいます。これは盗難と同様の被害です。

ただしPayPayでは盗撮によるリスクを下げる対策がなされており、発行したQRコードが利用可能な時間は5分間で、時間を過ぎると利用不可となります。(新しいコードが映し出され、リセットされる)

しかし、レジ付近で盗撮されると時間内に決済できてしまうため、コードを発行する際には周囲に気を配りましょう。

スマートフォン紛失・盗難時にすること

スマートフォンをどこかに置き忘れてしまったり、盗難に遭ってしまったりしたときには、直ちに対処することが重要です。

具体的には以下です。

  • PayPayの窓口に連絡
  • スマートフォンのキャリアに連絡

どちらもスマートフォンがないとすぐには連絡できない可能性があるため、紛失したときなど非常時の連絡手段を日頃から確保しておくことをおすすめします。

また、パスコードや指紋認証など、スマートフォンのロックは必ず設定しておきましょう。

PayPayのデメリット

PayPayは簡単で便利な決済サービスとして人気ですが、デメリットとしてあげられるものもあります。

これらが原因となってか、一度使ってはみたけど止めてしまったユーザーもいるようです。

ここでは、PayPayの主なデメリットを紹介します。

還元率は下がって、現在は0.5〜1.5%

PayPayをポイント還元率が高い差を目当てに使っている人も多いですが、現在の還元率はそれほど高くはなく、クレジットカードのポイント還元率よりも低くなる場合もあります。

2024年現在のPayPayのポイント還元率は0.5%が基本で、一般的なクレジットカードとほぼ同じです。

クレジットカードの中にはポイント還元率が1.0%以上のものもあり、また特約店で買い物をするとポイントが倍になるなどのサービスもあるため、ユーザーによってはクレジットカードの方がお得になることがあります。

PayPayの支払い方法をクレジットカードに設定することもできるので、これならクレジットカードと同じ還元率で利用可能です。

無駄遣いをしてしまう

電子マネーやクレジットカードでもいえることですが、現金を使わない決済を使っていると「無駄遣い」が増える可能性があり、これはデメリットといえます。

財布に入っている手持ちのお金を気にする必要がないため、余計な買い物をしてしまいがちになるので、買い物好きの方は注意が必要です。

買い物への欲求が抑えられない人はPayPayやほかの電子決済、クレジットカードなどさけて、現金でお買い物する方がいいのかもしれません。

使い方が難しい・分からない

普段からスマホの操作が苦手な人には、PayPayの使い方が難しく感じる方もいます。

使い方がよくわからないし、お店の人に聞くのも気が引けるので、「アプリを入れたけれど結局は現金で支払っている」という人もいるようです。

慣れると非常に簡単で便利ですが、スマホ決済に慣れていない方は使いにくいと感じるかもしれません。

PayPayを入れたけれど、ポイントがたくさん貯まるほどお金を使わないので、現金だけ使う生活に戻ってしまったという方もいます。

チャージが面倒

PayPayの支払いは基本的にプリペイド方式(事前に「チャージ」した中から支払う)です。

いちいちチャージするのが手間で現金のほうが楽と感じ、PayPayをやめてしまう人もいるようです。

クレジットカードでのチャージもできますが、初回にクレジットカード情報を入力しなければならないため、それを面倒に感じる方もいます。

インターネットショッピングなどで利用したいときに残金が足りず、チャージするのにコンビニに行くというのは確かに面倒でしょう。

ただし、PayPayのチャージは銀行口座やクレジットカードなど利用できます。インターネットバンクなどを利用していない方は、銀行口座でチャージする際にATMが必要です。

連携できるクレジットカードが限定される

PayPayはクレジットカードと連携することが可能で、チャージ方式とクレジット方式(クレジットカードと同様の使い方)が選べます。

以前までは多くの種類のクレジットカードと連携できましたが、現在登録できるのは「PayPayカード」のみです。

クレジット方式でのポイント還元率は1.0%で、他の多くのクレジットカードと同じです。

さらに、以前は「ポイント2重取り」という裏技もありましたが、現在では不可能になっています。(制限以前にクレジットカードを登録した人は使える場合もある)

PayPayには多くのメリットもある

ここまでPayPayの危険性やデメリットをあげてきましたが、公平を期すためにメリットも紹介します。

PayPayには以下のような多くのメリットもあります。

  1. 便利性: スマートフォンひとつで支払いができるため、財布や現金を持ち歩く必要がないこと
  2. キャッシュレス決済: 現金を扱う手間が省ける
  3. ポイント還元: 利用に応じてポイントが貯まり、次回移行の支払いに使用できる
  4. 特典やキャンペーン: 頻繁に実施される還元キャンペーンやクーポンで、お得に買い物ができる
  5. 送金機能: 友人や家族への送金が簡単に行える
  6. 幅広い利用可能店舗: コンビニから大型店まで、多くの店舗で利用可能
  7. 家計管理: 支出の履歴が自動的に記録されるため家計管理がラク
  8. QRコード決済の手軽さ: レジでの支払いがスムーズ

下がったとされるポイント還元率も、クレジットカードと紐づけるなどの方法で1.0〜1.5%にすることが可能です。

まとめ

PayPayの利用には一定のリスクがありますが、適切に使用すればとても便利なサービスです。

スマートフォンだけで財布やクレジットカードが不要な点や、ポイントが還元されたり還元率が高くなるなどのキャンペーンが開催されたり、お得に使う方法がたくさんあります。

危険性はゼロではありませんが、PayPay側もさまざまな対策を講じているので、不正利用などのリスクは低いといえます。

念の為に、PayPayアプリはむやみに起動しておかない、使用したらすぐに閉じるなどの自己防衛は必要です。