PCの遠隔操作をすることができるソフトウェアであるAnyDesk。
AnyDeskを使えば家にいながら会社のPCを操作することができるようになります。
そこで今回はAnyDeskの危険性について見ていきます。
インストールするメリットや安全性についてもご紹介します。
目次
AnyDesk5つの危険性
現在報告されているAnyDeskの危険性は計5つあります。
- 人の問題
- 偽ソフトではないか
- TeamViewerの起動
- インストールせずに使える点
- 銀行残高を失う可能性が少なからずある
以上の5つを順番に解説していきます。
危険性①人の問題
まずはAnyDeskを使う人間の問題が浮上します。
AnyDeskはリモートでPCを操ることができる非常に便利なソフトなのですが、便利すぎるがゆえに悪用される恐れも考えられます。
例えば悪意のあるユーザーがAnyDeskを使いPCをハッキングし、企業のPCを悪用することも考えられるでしょう。
いくらソフトウェア側に安全性を置いていたとしても、AnyDeskを利用して悪事を働かれては元も子もありません。
しかもこの悪用を防ぐための術が現在、開発されていません。
そういった面ではAnyDeskは危険性があるといえるでしょう。
危険性②偽ソフトではないか
AnyDesk自体は本当に存在しているソフトウェアです。
しかし、2021年からAnyDeskの偽物のソフトがたくさん登場しています。
しっかりとAnyDeskのHPからインストールすれば問題はありませんが、別のサイトからインストールしたAnyDeskは本物でしょうか。
偽物のAnyDeskには
- ウイルス
- マルウェア
などが仕込まれている危険性があります。
そういった危険性を危惧するとAnyDeskをインストールする際には十分注意しなければなりません。
この危険性には解決方法が「AnyDesk公式HPからインストールする」ということしかありません。
危険性③TeamViewerの起動
危険性としてTeamViewerも挙げることができるでしょう。
TeamViewerを起動しておけば家から会社のPCを操作することができます。
しかしTeamViewerを起動しておくと
- ID
- パスワード
などが相手に知られてしまうとハッキングされる危険性があります。
TeamViewerでは
- 大文字小文字
- 数字
- 記号
の3つを混ぜ合わせてパスワードを制作するようになっています。
4,800京だけ組み合わせがあり、ハッキングされる危険性が低いと感じるでしょう。
しかもTeamViewerではランダムに制作されることもあるので、危険性としては一番低くなっています。
危険性④インストールせずに使える点
ソフトウェアとしてご紹介しましたが、AnyDeskではインストールすることなく使うことができます。
いちいちAnyDeskをインストールしてしまうのは
- ウイルス
- マルウェア
などと一緒にインストールしてしまう恐れもあるでしょう。
その危険性を制限することこそできますが、パスワードの流出などの危険性もあります。
危険性⑤銀行残高を失う可能性が少なからずある
実はAnyDeskにはRBIマルウェアが仕込まれている可能性があります。
そのマルウェアはモバイル版AnyDeskに限ります。
モバイル版AnyDeskにはRBIマルウェアにおける銀行口座の紛失の可能性が考えられています。
これはインド準備銀行がAnyDeskを利用しているユーザーへ注意喚起を出しています。
国の銀行がわざわざ警告を出すということはそれなりに危険性があるでしょう。