未分類

音楽でコミュニケーションするSNS 「nana」をご紹介!

2021年5月19日

「音楽はコミュニケーションの一つ。」「言葉が通じなくても音楽でなら通じ合える。」そんな言葉を身にしみて感じている方も多いはずです。その言葉の通り音楽をツールとしてコミュニケーションできる新しい音楽コラボSNS「nana」を紹介します。

「nana」とは?

音楽コラボアプリ「nana」はスマートフォンを使って、歌や楽器演奏を録音・投稿できるアプリケーションです。スマホひとつで、いつでもどこでも誰とでも、音楽コミュニケーションを楽しむことができます。投稿されたサウンドに歌や演奏を重ねることで、合唱やアカペラ、バンド演奏など、場所や時間にとらわれず、音楽コミュニケーションを楽しめます。2011年にスタートしており、誰かが作ったサウンドに自分の音やイラスト、動画を重ねて「コラボ」できることが特徴です。もっと詳しく魅力を紹介します。

■カジュアルなコミュニケーションの形としてのギフト機能

 

ギフト機能は、ユーザー自身が気に入った投稿サウンドに対して、「ギフト」を贈ることができる機能です。音楽コラボSNS「nana」の最大の特徴は、1人1人のユーザーによる歌や楽器演奏に、さらに他のユーザーが音を重ねて「コラボ」するという点にあり、投稿されているサウンドの多くは、ソロ(独唱、独奏)に限らず、複数のユーザーによるコラボによって構成されています。投稿サウンドにギフトが贈られると、ひとつの作品を構成する制作ユーザー全員に「チップ」が付与され、付与された「チップ」は、電子マネーへの交換や現金として受け取ることが可能です。「いいな」と思った音楽表現に対する「ギフトを贈る」というカジュアルなコミュニケーションを可能にすることで、複数のユーザーによる音楽表現の共創という価値を分かち合うと共に、音楽の創り手を応援することを可能にする機能を持っています。

■「音のコラボから創作のコラボへ。」

2020年12月にイラストや写真でコラボできる「画像コラボ」、2021年4月に動画でコラボできる「動画コラボ」がリリースされたことにより、サウンドにジャケットをつけたり、ミュージックビデオをつけることができるなど、表現の幅を大きく広げることができるようになりました。コラボ機能が「音」から「画像」、そして今回「動画」となることで、これまでにはなかった新しい創作の連鎖が生まれる場所になります。音を創り出す人だけではなく、イラストレーターや動画クリエイターも参加できる場所をコンセプトにしています。歌や声、そして絵や映像、自分の得意なことで自分を表現できる場所になることを目指しています。

■ステレオ化でさらに自分のサウンドづくりをこだわれるように

2021年4月にステレオ化を行い、より自分の作品作りにこだわることができるようになりました。nanaのサービスを始めた当時はまだネットワーク環境が弱かったため、“スマートフォンでいつでも誰でも手軽に投稿できる“ことを優先し、“モノラル“を選択していました。しかし、ネットワーク回線や容量の普及と進化により、簡単にスマホだけで綺麗な音を聴けるようになりました。環境が整ったのであれば、nanaでもみんながもっと表現の幅を広げられるようにしたい。もっと綺麗な音で投稿でき、自分のこだわりの作品を置き伝えられる場所にしたい。そんな想いから、ステレオ化をリリースしました。ステレオで投稿できることで、より自分自身でこだわった作品に仕上げることができます。今までよりもボーカルがクリアに聴こえるようになり、表現の幅もこれまで以上に大きく広がります。

■幅広いジャンルの曲が投稿されている

投稿が多い曲のジャンルはVOCALOID楽曲やアニソンといったジャンルですが、中には洋楽を投稿しているユーザーも全体の10%ほどいます。幅広いジャンルの音楽が投稿されており、日々新しいコラボレーションが生まれています。海外でも利用されており、累計113カ国で使用されています。

「nana」開発のきっかけ

「nana」を開発した会社の代表・文原明臣さんは神戸高専機械工学科卒業、19歳の時にF1の世界に惹かれ、モータースポーツの世界へ進みました。プロドライバーを目指し、スーパーカート、フォーミュラへとステップアップしますが、目標に届かず夢を断念することになりました。何かを続けるにはまず経済力が必要不可欠である、と気付き、そこからテック系のビジネスに興味を持ちはじめます。ビジネスアイディアを探している時に出会ったのが2010年に起こったハイチ沖地震のチャリティー動画である"We are the world for Haiti YouTube edition”という動画でした。( https://youtu.be/9hhX0KkQBW4 )この動画を見たときに、“We are the world”を、世界中で人種も国境もすべて超えて一緒に歌い合うことが当たり前にできる状態を作りたい、スマートフォンをマイクにして、いつでもどこでも誰とでも、音でつながることができるようなサービスをつくろう、と決意し、開発がスタートしました。

練習動画を投稿できる新しいサービスも

新たに動画レッスン「eech」というサービスを開始しています。( https://www.eech.mu/ )「eech」は楽器学習の練習教材や練習の様子を動画という形で誰でも投稿でき、お互いに楽しみながら学び合える、動画投稿を起点とした練習コミュニティサービスです。「教える人が必ずしもプロである必要はない」「Lv.3の人でもLv.1の人にとっては十分立派な先生になりうる」というのは皆知っているようで、忘れてしまっている事実です。昨今のYouTubeブームもあり、プロでないと教えてはいけないと思っている、この構図や観念を「eech」は変えようとしています。友達と一緒に練習するような、部活の先輩に教わるような、気軽に教えあったりできる練習コミュニティがあれば上手くなれるという新しい(≒みんなが忘れてしまっている)学びの形を提案するサービスです。更に、長尺投稿に対応したプラットフォームの構想もあります。人々が音楽をもっと楽しめるようになるエコシステムの構築を目指しています

まとめ

音楽コラボアプリ「nana」を紹介しました。ユーザーの約60%が女性で、そのうち10代が27%、20代が39%と、若い女性を中心に音楽好きの、学生から社会人まで幅広い方が利用しています。