iphoneやipadでの「脱獄」とは?iosのプログラムを書き換え、apple社がデバイスにかけた制限を取り除くことです。では、最新「ios14」でも「脱獄」は可能でしょうか。そのやり方は?今回は「ios14」の脱獄に関して詳しく確認していきましょう。
目次
iPhone脱獄でできること
iPhone脱獄でできることには、どんなことがあるのでしょう。「ios14」での「脱獄」は可能です。「脱獄」でできること、メリットは様々あり、カメラのシャッター音を消したり、通常apple storeで入手できないアプリを入手することができるようになります。
このように、自分の端末を新機種に買い替えないで機能を豊富にし、カスタマイズすることが可能です。ただこの「ios14」の「脱獄」という行為はアメリカでは違法行為にあたり、現在のところ日本では違法行為には当たらないものの、今後、法整備が進めば違法行為に当たる可能性もあります。
またios14を「脱獄」すると、ウィルス攻撃の可能性が高まったり、修理の際にメーカーの保証サービスが受けられないなど様々なリスクも伴います。「脱獄」を考えている場合にはよく検討の上、自己責任で行ってください。そして「脱獄」のやり方にも注意してください。
現状脱獄可能なのは限られている
「ios14」の「脱獄」可能なデバイスは、一部のデバイスに限られています。これは、iphone脱獄ツール「checkra1n」の最新バージョン0.11.0のリリースによるもので、Soc(system-on-a-chip)がApple A9(X)以下を搭載した以前のモデルに限られます。
現在のところ「ios14」が脱獄可能なデバイスは、
- iPhone 6s
- iPhone6s Plus
- iPhone SE(第1世代)
- iPad Pro (第1世代)
- Apple TV(第4世代)/4K
- iPad Air 2
- iPad (第5世代)
です。
今後対応予定のデバイスはiPhone 7 、7 Plus、iPod touch 7、iPad 6 / 7 / Pro(第二世代)と「checkra1n」のサイト「ios14の予備サポートー発表を読む」に記載があります。
それでは、実際の「ios14」の「脱獄」のやり方を確認していきましょう。
checkra1nで脱獄!やり方解説
脱獄方法
ここから「checkra1n」 での脱獄のやり方を説明します。
現在はMacとLinuxのみの対応となり、windowsは非対応となります。
まず、デバイスのバックアップを忘れずにしておいてください。次に「checkra1n 0.11.0 beta」をダウンロードします。次にファイルを開いて「Applications」を選択します。「checkra1n.app」を右クリックして「開く」をクリック。警告のメッセ―ジが出て「開く」を選択します。
次にデバイスをパソコンと接続します。「start」をクリック。次にリカバリーモードで「Next」をクリックします。デバイスをDFUモードに入れます。
それで自動的に実行になり、再起動になります。しばらく待つと「All Done」というメッセ―ジが出ますので、これで「ios14」の「脱獄」プロセス完了となります。やり方としては比較的シンプルです。
インストーラー選択
それでは次にデバイスの操作に移ります。インストーラーを選択できるアプリ「checkra1n Loader」を開きます。「Cydia」を選択してインストール開始できます。
以上がMacもしくはLinuxを利用した「checkra1n」でのios14の「脱獄」のやり方です。
Windows環境でiOS14を脱獄する方法
では、ここからはwindowsのパソコンでのios14の「脱獄」のやり方を確認していきましょう。
現在「checkn1」がwindows非対応のため、実行できるように、先に環境構築をしなければなりません。
それではまず、パソコンがwindows7以降、32ピットもしくは64ピットを実行しているか確認してください。
次にUSBメモリー2 GB以上を用意。重要なデータは事前にバックアップしてください。ここでは「checkn1x-1.0.6-amd64.iso」と「rufus-3.1.1.exe」を利用します。まずこの2つのファイルをダウンロード。
そして、windwsのパソコンにUSBメモリーを接続してください。ダウンロードした「rufus-3.1.1.exe」を開きます。boot selectionの項目が「checkn1x ISO」のファイルになっていることを確認し「select」クリック。その他はデフォルトの状態で「start」をクリックして進みます。
次にポップアップウィンドウに警告メッセージが表示。USBフラッシュドライブ上のデータがフォーマットされるという内容になります。必要であれば、バックアップしてください。
そして「Write in DD Image mode」を選択し「OK」で進みます。数分、書き込み終了まで要します。書き込みが済みましたら、「close」をクリックして終了です。
「checkN1x ISOファイル」のファイルが認識されない場合は、USBメモリーを一度パソコンから取り出し、再度差し込んでみてください。
次に「checkN1x」を利用して「ios14」を脱獄します。
まず、パソコンを再起動します。パソコンの電源が入り、システムロードの前に起動メニューを押します。(主にF12キー)起動ウィンドウで先ほどのcheckn1x ISOファイルを書き込んだUSBメモリーを選択します。
checkn1xツールが開始されましたら、iphoneなどのデバイスをWindowsパソコンと接続します。「welcome to checkran!」とプログラムのリマインダーの表示が出ます。「start」を選択後「enter」キーを押します。
次の画面に移り「next」を選択するとデバイスをDFUモードにするようガイドが出ます。
「next」を選択すると、iOSデバイスが自動的にリカバリモードに移行します。「start」をクリックし、指示に従ってデバイスをDFUモードに入れます。デバイスがDFUモードに入ると、「脱獄」開始です。 「脱獄」完了後、「Done」を選択します。
WindowsパソコンからUSBメモリーを取り出してiosの「脱獄」操作は終了です。