iCloud宛に送られてくるメールは、サーバで振り分けることが可能です。できるだけ無駄なメールを受信したくない時、iCloudのサーバ側でメールの振り分けをして、必要なメールだけ受信することができます。
目次
iCloudの設定方法
iCloudの設定方法についてです。iCloudの設定はPCから行ってください。
※現在最新のiOS16ではiPhoneやiPadのSafariからでも設定が可能になっています。PCを持っていなくても設定可能なのでiPhoneを持っているなら試してみてください。
1.ブラウザからiCloudにログイン
まずPCから、iCloudのウェブページへアクセスしてください。Apple IDとパスワードでログインします。
2.メールを開きルールを追加する
- 「メール」を開いて、画面右上にある歯車のマークの設定ボタンから「ルール」を選択します。
- 次に「ルールを追加」のボタンをクリックして、「ルール作成」を行います。
たとえば、メールアドレスの指定をして「フォルダに移動」を選択すれば、指定したメールアドレスのメールはすべて指定したフォルダに振り分けられるようになります。
3.iPhoneのメールアプリが反映されているか確認
最後にiPhoneから、iCloudの設定が反映されているかを確認します。
振り分けたメールは、iPhoneのアカウント欄で「iCloud」を選択した先の振り分け先メールボックスを開くと確認できます。この手順で、振り分け先のメールボックスを開かない限りiPhoneに読み込まれることはありません。
※iPhoneでも設定可能であることは前述しましたが、基本的な手順はPCのブラウザ版でもiPhoneのSafariでも同様です。若干仕様に違いがあるので注意しましょう。
通知の設定方法
そのままの設定だと、振り分けた新着メールは通知されない仕組みになっています。メールを通知させるために、設定の変更が必要になります。
- 「設定」アプリを開いて「メール/連絡先/カレンダー」を選択します。
- 次に「データの取得方法」から「iCloud」を開きます。
- 「プッシュ対象メールボックス」で振り分け先のフォルダを選びタップします。
- 右にチェックマークが付けば設定完了です。
フォルダの削除方法
フォルダの削除は、iCloudのウェブページにアクセスして行います。
- iCloudにログイン後に「メール」を選択してクリックします。
- 削除したいフォルダにカーソルを合わせて、左下の設定アイコンをクリックします。
- 「フォルダを削除する」と表示されるので、そこをクリックしてください。
これでフォルダの削除はできますが、「メッセージルール」はそのまま残ります。「ルール」は「フォルダ」とは別で削除する必要があります。
ルールの削除方法
フォルダ削除の時と同じように、
- 左下の設定アイコンをクリックして開きます。「ルール」を選択します。
- フォルダを先に削除してしまった場合は一度、警告が外面に表示されています。
- 削除する場合は右端の「i」をクリックすると、「削除」と項目が表示されるのでここをクリックしてください。
- すると再度警告が表示されますが、「削除」をクリックして「ルール」の削除が完了します。
iCloudの注意点
非常に便利なiCloudですが、利用するにあたっていくつか注意点があります。注意点を理解したうえでiCloudのメールの振り分け機能などの利用をしてください。
メールアイコンに未読件数は反映されない
「メール」アプリのアイコンには、未読メールをお知らせする赤いバッジとメールの件数が表示されます。
しかし、お知らせする赤いバッジが表示されるのは、受信トレイにある未読メールのみになっています。「ルール」によって振り分けた未読メールの場合は、この赤いバッジには表示されないようになっています。
通知が表示されない場合はフォルダ名を変更する
iCloudの設定で振り分けた新着メールの通知されない場合は、振り分け先であるフォルダ名を半角英数字に変更してください。すでに利用しているフォルダ名を変更したら、「ルール」の更新も行ってください。
日本語を含むフォルダ名に振り分ける設定にすると、振り分けたはずの新着メールが通知されないようです。新着通知がない場合に、試してみてください。
iPhoneのメール振り分けの役立つアプリ7選
auやソフトバンクをお使いの方は、サードパーティ製のアプリをインストールして対応することができます。
いくつかおすすめのアプリをご紹介しますので、ご自分の使い方や好みに合ったものを選ばれると良いでしょう。
なお、これらのアプリは各キャリアやメールサービスの公式アプリではないため、使用していく中で不具合が発生したり、利用中のメールサービスに非対応となってしまうこともあります。
また、受信メールのリアルタイム通知ができないことも珍しくありません。
こうしたリスクを受け入れられないという方は、Gmailなどの自動振り分けに標準で対応したメールサービスへ移行されるのがお勧めです。