iOS10では、写真アプリにも新たな機能が追加されています。今回は、そんな新機能解説+αをお届け致します。
iPhone7 / 7Plusではカメラ機能の強化がアピールされましたが、時を同じくしてリリースされたiOS10では、それに合わせて「写真」アプリにも様々な新機能が追加されています。
こちらは、iOS10対応機種であれば無料でアップデートして使用することができるので、気になっている方も多いはず。
そこで、この記事では、そんな写真アプリの新機能と、カメラ周りのあの機能について解説します。
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目次
写真アプリの新機能その1:自動アルバム作成機能♪「メモリー」機能
新しい写真アプリの機能で、恐らくいちばん目立つのが「メモリー」機能です。
これは、iPhoneの中にある写真を自動で分類して、勝手にアルバムを作成してくれるというもの。
作成されたアルバムはスライドショーとして再生することもでき、良い感じの音楽をBGMに思い出の写真を振り返ることもできます。
BGMやスライドショーの長さを調整することもできるので、「もうちょっと短くしたい」「もっと別のBGMはないの?」といったときも安心ですね。
注意点としては、
- 画像の読み込みからスライドショーの作成までは時間がかかる
- iPhone側が勝手に作成する機能なので、ユーザー側の意図とは異なるアルバムになることも多い。
- どんな基準でスライドショーを作るかはiPhone次第なので、スライドショーを作って欲しい時に作ってくれないことも多い。
といった点。
あくまで、iPhone側が勝手に「こんなの作ってみたんだけど、どうっすか?」と提案してくれるだけの機能なので、レストランで「シェフの気まぐれサラダ」を頼む時と同様、過剰な期待をすることは禁物です。
写真アプリの新機能その2:お目当ての写真を探しやすくなる検索機能
こちらはメモリーよりも実用的な機能、「検索」です。
この機能を使うことで、位置情報や撮影日などをもとに写真を検索することができます。
iPhoneに写真を大量に入れている方は、あると便利な機能でしょう。
使い方
- ホーム画面から写真アプリを開く
- 画面右上の虫眼鏡マークをタップ
- 検索窓にキーワードを入れたり、画面に表示される検索基準をタップして写真を検索する。
ただし、あくまでも「画像やアルバムの名前や設定データをもとに検索する」だけなので、こちらも過剰な期待は禁物です。
カメラアプリのシャッター音を消せるバグがある?
通常、国内で販売されているiPhoneは、防犯などの理由からかシャッター音量を調整することができません。
しかし、iOS10のバージョン10.0.2までは、AssistiveTouchの設定を変更することで、標準カメラアプリのシャッター音を消音できることが知られています。
設定方法
- ホーム画面から「設定」アプリを開く
- 一覧から「一般」を選択
- 「アクセシビリティ」をタップする
- 操作の項目にある「AssistiveTouch」を開く
- 「最上位メニューをカスタマイズ」をタップ
- 画面下部の「ー」ボタンをタップして、表示されているアイコンを1個にする。
- 残ったアイコンをタップする
- 割り当てる機能の一覧が表示されるので、「消音」にチェックを入れる。
- ホーム画面に戻る
- ホーム画面のどこかに「AssistiveTouch」のボタンアイコンが表示されるので、それをタップしてシャッター音のON/OFFを切り替える。
近日中にバグは消滅予定
こちらのシャッター消音機能は、喫茶店や図書館などシャッター音を出すことが憚られる場所で使ったり、音に敏感な野生動物を撮影する時に、とても便利です。
特にiOS10からはシャッター音が大きくなっているので、「カフェでお茶してる写真を撮ってTwitterにアップしよう♪」→盛大なシャッター音→周囲から視線のレーザービームが……という事態も避けることができます。
しかし、残念ながらこちらの機能は、次期アップデートのiOS10.1で使えなくなってしまうようです。
シャッター音を抑えるアプリもある
実は、iOSの標準カメラアプリに拘らなければ、サードパーティ製のアプリでシャッター音を調整できるものが出ています。
今回は、その中から代表的なものを2つご紹介しましょう。
なお、いずれのアプリも、今後のアプリアップデートやiOS側の仕様変更により消音機能が使えなくなる可能性があります。その点も承知した上で使うようにしましょう。
One Cam
「One Cam」は、iPhone向けのサードパーティ製カメラアプリです。
このアプリは、写真撮影時のシャッター音が電話やメールなどの通知音量設定と連動するので、それを操作すればシャッター音を小さくすることができます。
さらに、iPhoneをマナーモードにすると、シャッター音を消すことも可能です。
これなら、喫茶店やレストランなど、シャッター音を鳴らすのが憚られる環境でも、周囲に迷惑を掛けることなく写真を撮ることができますね。
ただし、このアプリでは撮影したデータのサイズが最大で1920x1080ドット(フルHD画質)に制限されるので、画質が重要視される場面では注意が必要です。
Microsoft Pix
WindowsやWord、Excelなどでお馴染み、Microsoftが配信しているiPhone向けカメラアプリです。
こちらは初期設定では消音されていないませんが、設定からシャッター音を消音に切り替えることが可能です。
しかも、無料(記事執筆時点)というのだから、太っ腹!
おまけに、人が写っているとそれを認識して画質を自動調整してくれたり、一度に複数枚撮影して最適な写りのものを保存してくれたり、ライトユーザーにはありがたい機能が搭載されています。
唯一の欠点は、起動に若干時間が掛かること。
PCのソフトによくある「スプラッシュスクリーン」の後にカメラが使えるようになるので、急いでシャッターを切りたい時には向きません。
まとめ:機能強化で快適写真ライフ
というわけで、今回はiOS10で追加された写真アプリの新機能や、気になるシャッター音消音方法について解説しました。
一昔前まで簡易的だった携帯のカメラも、今では安価なデジカメを軽く凌駕する性能をもっています。
今までiPhoneではあまり写真を撮らなかったという方も、これを機に写真に挑戦してみては如何でしょうか?
それでは、快適なiPhoneライフを♪