Apple社は、暗号資産(仮想通貨)業界での経験を持つビジネス開発マネジャーを募集しているようです。これは仮想通貨メディアのコインデスク社が、求人情報を基に報じました。
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Apple社が暗号通貨業界経験者を求人!
Apple社が、暗号通貨を含むオルタナティブ・ペイメント(代替決済)の経験を持つ、ビジネス開発マネージャーを募集しています。
これは仮想通貨メディアのコインデスク社が、求人情報を基に報道しました。 そこにはグローバルな代替決済や、新興の決済ソリューションに実績のあるプロフェッショナルが理想像とされています。
代替決済への幅広い知識と経験が必須!
求められる技量として、このポジションには、パートナー審査、契約交渉と締結、新規プログラムの立ち上げなどの、エンドツーエンド(注1)の開発技術が必要です。
注1:暗号化を使用する利用者のみが鍵を持つことで、サービスの管理者、インターネットサービスプロバイダ、その他第三者が勝手にデータを復号することを防ぐ技術である。これにより、インターネットを経由して送受信しているデータを途中で傍受されたり、サーバに保存中のデータを盗まれても、復号が事実上不可能になり、プライバシーとセキュリティが保護できる。(引用:Wikipedia)
決済ソリューションの要職に求められるのは「総合的」な開発力!
これらの上位の役割としては、「代替決済パートナー」と協力して、App Storeやアプリ内課金から、小売店での購入やApple Payまでを含む、新しい決済ソリューションを開発することが挙げられます。
また、社内のシニアレベルのパートナーと協力し、業界の洞察力と市場機会を提供し、「ビジネス戦略と製品ロードマップ」に影響を与えることも含まれます。
最低5年以上の経験が1つの条件!
Apple社は、この役割の重要なポジションの資格の1つとして、「少なくとも5年以上」の各種暗号通貨の代替決済プロバイダーでの業務経験を挙げています。
なお「Buy Now, Pay Later」(通称「BNPL」、後払いのこと)、のような決済サービスの経験があれば、暗号通貨の経験は必須ではないともしています。
新興勢力のライバルを意識?
Apple社が「分散型暗号通貨」に関心を持っていることは、同社が真剣に検討している代替決済手段の1つであることを示しているのかもしれません。
もしくは単純に、Apple社は新興産業での経験を持つ専門家を採用して、今後登場するであろうライバルとの競争が必要になったときに、確実に対応できる状態にしようとしているのかもしれません。
Apple Pay副社長が「興味深い」と言及!
2019年には、Apple Pay社の副社長であるジェニファー・ベイリー氏が、「Appleは暗号通貨を見ている」と述べ、「私たちはそれを興味深いと思っています」と言及していました。
同氏は、このビジネス分野には、長期的な可能性があるとの考えを示唆しました。