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iPhoneのメモリを解放する方法は?アプリやされない時の対処法

iPhoneの動作が遅かったり、アプリが落ちたりする場合はメモリが不足していることがあります。

今回はiPhoneのメモリを解放する方法を解説していきます。解放するアプリや解放されない時の対処法も解説するので、是非参考にしてみてください。

iPhoneのメモリとは?

では、iPhoneのメモリとは一体なんなのでしょうか。

実はメモリには2種類あり、それぞれの役割を果たしています。iPhoneのメモリを解放する方法の前に、メモリとは一体なんなのか解説していきます。

メモリには2種類ある

iPhoneに搭載しているメモリには、2種類存在します。

その2種類とは、ROM(ロム)とRAM(ラム)です。2種類ともメモリと呼ばれている通り、記憶装置となっています。それぞれの違いを詳しく解説していきます。

RAM

まずはRAM(ラム)について解説していきます。

RAMは(Random Access Memory)の略です。RAMは作業領域のことをいい、CPUの処理や画面にデータを表示する際に使用されます。RAMのデータは何度も書き換えられ、電源を切ると作業に使われたデータは消えます。

RAMはよく作業机としてたとえられ、RAM容量が多い(=作業机が広い)ほど、一度に複数のアプリを開けるのです。

現在一般的なPCのRAM容量は4GB~16GBで、ハイエンドPCでは32GBも存在します。ちなみにiPhone14シリーズのRAM容量は、6GBとなっています。

ROM

続いてROM(ロム)について解説していきます。

ROMは(Read Only Memory)の略です。ROMは保存領域のことをいい、Read Onlyと言われるようにROMは書き込み不可・読み出し可能なメモリとなっています。ROMは写真や音楽などを保存する際に使用されます。

一般的にPCでは保存領域のことをストレージと呼びますが、スマホでは保存領域のことをROMと呼ばれることが多いのです。

現在一般的なPCのストレージ容量は128GB~2TBです。ちなみにiPhone14シリーズのストレージ(ROM容量)は、iPhone14が128GB~512GB、iPhone14 Proが128GB~1TBとなっています。

iPhoneのメモリを確認する方法

iPhoneの動作が遅かったり、アプリが落ちたりする場合はメモリが不足していることがありますが、他の原因の可能性も少なからずあるため、実際にメモリが原因なのか調べる必要があります。

iPhoneのメモリを確認する方法として、ROM(ストレージ)を確認する方法・RAM(メモリ)を確認する方法をそれぞれ解説していきます。

ROM(ストレージ)を確認する方法

まずは、ROM(ストレージ)を確認する方法を解説していきます。

ROMストレージを確認する方法は、設定→一般→iPhoneストレージでOKです。

ストレージの確認をするには少し時間がかかる場合があります。

RAM(メモリ)を確認する方法

続いて、RAM(メモリ)を確認する方法を解説していきます。

RAM(メモリ)を確認する方法はiPhoneの機能にはないため、アプリを使うことで確認することができます。

iPhoneのメモリを確認するオススメのアプリは、System Statusというアプリです。System Statusについて紹介していきます。

System Status

System StatusはApp Storeでダウンロードすることのできる有料アプリとなっています。System Statusの使い方を解説していきます。

まずはSystem Statusをダウンロードします。アプリを開き、Memoryを開くと、Wired・Active・Inactive・Other・Freeeと表示されるので、そこからメモリの状態を確認することができます。ちなみにそれぞれの意味は以下の通りです。

項目意味
Wired内蔵ストレージに移動することのできない、システムによって確保されている領域。現在起動しているアプリの数によって変動する。
Active現在、起動中のアプリによって確保されている領域。
Inactive直前まで確保されていて、現在クリーンアップできる状態の領域。たとえば、直前まで起動していたアプリが現在は終了している場合、そのアプリの情報はこちらの領域に確保される。この領域に確保されている間は、そのアプリの起動は早くなる。必要に応じて自動的に開放される。
Free現在、使用されていない領域。

Otherについてはよくわかっていません。

iPhoneのメモリが不足したらどうなる?

では実際に、iPhoneのメモリが不足したらどのようなことが起こるのでしょうか。

iPhoneのメモリが不足すると、アプリが開かない・落ちるといった症状や、動作が遅くなる・止まるといった症状が発生してしまいます。

それぞれの症状を解説していきます。

アプリが開かない・落ちる

まずは、アプリが開かない・落ちるといった症状が発生します。

メモリ容量が不足すると、一度に多くのアプリを開くことができず、アプリが開かなかったり開いたとしても落ちるといった症状が発生してしまいます。

メモリに負荷のかかりやすいオンラインゲームなどは、アプリが開かない・落ちるという症状はめずらしくないものの、頻繁に起こる場合はメモリの不足が考えられるでしょう。

動作が遅くなる・止まる

続いて、動作が遅くなる・止まるといった症状が発生します。

メモリ容量が不足すると、操作の度に多くのデータを読み込むことになるため、iPhoneの処理が追い付かずに動作が遅くなる・止まるといった症状が発生してしまいます。

アプリを開きすぎていたり、メモリに負荷のかかりやすいアプリなどを開いていると動作が遅くなる・止まるといった症状が起きやすいですが、頻繁に起こる場合はメモリの不足が考えられるでしょう。

iPhoneのメモリを解放する方法を解説

ということで、iPhoneのメモリを解放する方法を解説していきます。

iPhoneのメモリを解放する方法は、メモリ解放機能を使用・アプリを使用するといった方法があります。

それぞれの方法を解説していきます。

【方法①】メモリ解放機能を使用

まずは、メモリ解放機能を使用するということです。

iPhoneにはメモリを解放することができる機能があります。ということで、iPhoneのメモリ解放機能を使用する方法を解説していきます。

メモリを解放する手順は、ホーム画面を表示する→電源ボタンを長押し→「スライドで電源オフ」の表示が出たらホームボタンを10秒長押しでOKです。

これでメモリは解放されます。

ホームボタンがない機種の場合

ホームボタンを使った方法を解説してきましたが、iPhoneX以降(SEシリーズは除く)はホームボタンがない機種となっているので、できないという人もいるでしょう。

ということで、ホームボタンがないiPhoneの機種の、メモリ解放機能を使用する方法を解説していきます。

まずはホームボタンを設置する必要があります。ホームボタンを設置する方法は、設定→一般→アクセシビリティ→Assistive TouchをオンでOKです。

後は先ほど紹介した手順で、ホーム画面を表示する→電源ボタンを長押し→「スライドで電源オフ」の表示が出たらホームボタンを10秒長押しでOKです。

これでメモリは解放されます。

【方法②】アプリを使用する

続いては、アプリを使用するということです。

iPhoneのメモリを解放する方法として、メモリ解放専用アプリを使用するというのもおすすめです。

App Storeにはメモリを解放するアプリがいろいろあるので、是非ダウンロードして使用してみましょう。

iPhoneのメモリが解放されない時は?

先ほど紹介した方法を試しても、iPhoneのメモリが解放されない時はどうしたらいいのでしょうか。

iPhoneのメモリが解放されないときは、起動中のアプリを閉じる・キーワードの変換学習をリセットする・視差効果を減らす・iCloudの同期をオフにする・iPhoneを再起動する・iPhoneを初期化するといった方法があります。

それぞれの方法を解説していきます。

【方法①】起動中のアプリを閉じる

まずは、起動中のアプリを閉じるということです。

起動中のアプリが多いと、メモリが不足してしまう原因となってしまいます。そのため、使わないアプリは閉じておくことをおすすめします。

起動中のアプリを閉じる方法は、iPhoneを下からスライド(ホームボタンがある機種の場合ホームボタンを2回押す)→起動中のアプリが表示される→下から上にスワイプでOKです。

これで、メモリは解放されるでしょう。

【方法②】キーワードの変換学習をリセットする

続いては、キーワードの変換学習をリセットするということです。

メモリが不足している場合、キーボードの入力が重たくなる場合があります。キーボードには変換学習がありますが、重たい場合は変換学習を一旦リセットしてみることをおすすめします。

キーワードの変換学習をリセットする方法は、設定→一般→リセット→キーボードの変換学習をリセット→パスワードを入力→辞書をリセットでOKです。

ちなみにSimejiなど、iPhoneのキーボード以外を使っているという人はiPhoneのキーボードの変換学習をリセットしたって意味がないため、注意しておきましょう。

【方法③】視差効果を減らす

続いては、視差効果を減らすということです。

視差効果とはiPhoneのホーム画面やアプリ内で奥行き感を出してくれる機能のことですが、視差効果を使用している場合メモリが不足する原因となってしまいます。なので、視差効果を減らすのもおすすめです。

視差効果を減らす方法は、設定→アクセシビリティ→動作→視差効果を減らすをオンでOKです。

これで、メモリは解放されるでしょう。

【方法④】iCloudの同期をオフにする

続いては、iCloudの同期をオフにするということです。

iPhoneのデータをバックアップしてくれる便利なiCloudですが、こちらもメモリを消費してしまいます。特にバックアップの必要がないアプリがある場合、iCloudの同期をオフにするのもおすすめです。

iCloudの同期をオフにする方法は、設定→ユーザー名→iCloud→iCloudを使用しているApp→アプリを選択してオフでOKです。

これで、メモリは解放されるでしょう。

【方法⑤】iPhoneを再起動する

続いては、iPhoneを再起動するということです。

iPhoneに長い時間電源が入っている状態だと、キャッシュが蓄積されることでメモリを消費してしまいます。そういった場合は再起動するのがおすすめです。

iPhoneを再起動する方法は、電源ボタンと音量ボタン(どちらでもOK)を長押し→スライドで電源をオフ→電源ボタン長押しで電源をつけるでOKです。

これで、メモリは解放されるでしょう。

【方法⑥】iPhoneを初期化する

続いては、iPhoneを初期化するということです。

iPhoneの動作がどうしても重い場合は、何かしらiPhoneの設定に原因がある可能性もあります。そんなときは、iPhoneを初期化するのがおすすめです。とはいえ、データが消えるためしっかりとバックアップをとっておきましょう。

iPhoneを初期化する方法は、設定→一般→リセット→すべてのコンテンツと設定を消去でOKです。

これで、メモリは解放されるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

iPhoneの動作が遅かったり、アプリが落ちたりする場合はメモリが不足していることがあるので、ここで紹介したメモリ解放する方法を試してみましょう。

iPhoneのメモリが解放されない場合は、起動中のアプリを閉じる・キーワードの変換学習をリセットする・視差効果を減らす・iCloudの同期をオフにする・iPhoneを再起動する・iPhoneを初期化するといった方法を試してみましょう。

また、iPhoneではiOSが新しくなると、古いiPhoneではメモリ不足やスペック的に処理しきれない場合も多いのです。そのような場合は、iPhoneの最新機種に買い替えることをオススメします。