iPhoneのデータ移行の時間はどれくらいかかるのかなど疑問に思っている方もいると思います。そこで今回は、実際にかかるデータ復元の平均時間や復元時間が増えてしまった原因、その場合の対処法も合わせて詳しく解説していきます。
この記事の目次
【iPhoneのデータ復元】データ移行にかかる時間の目安
iPhoneのデータ復元はバックアップをした方法や、iPhoneの使用データ量、通信環境やPCのスペックなど様々な要因によってかかる時間が変わってきます。バックアップの方法はPCのiTunesを使って行う方法とWi-Fi環境下でiCloudを使って行う方法があります。PCを使う場合は高いスペックのPCを、iCloudを使う際は使用Wi-Fiの電波が安定している方がかかる時間は早いと言われています。
通常なら長くても1~2時間程度
ではここからは実際にどれくらいの時間がかかるのかを見ていきます。あくまでも目安ではありますが、iPhoneのデータ復元はデータや環境に異常がなく、通常の場合は1時間程度。長くても2時間程度で終わることが多いようです。
残り時間の表示が2時間以上になる場合や2時間以上たっているのに表示時間が変わらない場合は時間がかかりすぎていてなんらかの異常がある可能性があるので原因を探し対策をとるようにして下さい。
データ量や環境など様々な要因で時間は変わる
ここからは使用データ量により復元にかかる時間の目安を見ていきましょう。使用データ量とはiPhoneのストレージで使われている容量のこと。このストレージ容量はiPhoneの設定、一般、iPhoneストレージから調べる事ができます。
一度自分のストレージ容量を確認しておきましょう。機種変更するのが数年ぶりだという方は意外とデータが大容量になっていることもあります。
使用データ量16GB以下は約30分
使用データ量が16GB以下だった方のデータ復元時間は約30分程度です。16GB以下というとデータ量としてはだいぶ少ない部類です。使用データ量が少ないので妥当な時間でしょう。これぐらいのデータ量であれば復元もすぐに終わりなんのストレスもなく機種変更も行えますね。
自分のストレージ容量が16GB以下であるにも関わらず、1時間、2時間と復元に時間がかかる場合は時間がかかりすぎなので対策を取りましょう。
使用データ量40~60GBは約40分
使用データ量が40~60GBだった方のデータ復元時間は約40分程度になります。こちらも使用データ量としては少ない方なので1時間以下の時間で完了します。復元時間が1時間を切るくらいまではスムーズに復元を行えると言っていいでしょう。
こちらでも2時間以上の復元時間が表示される2時間以上たっているのに表示時間がずっと変わらない時は何らかの異常が考えられるので対策が必要でしょう。
使用データ量128GB以下は約1時間以上かかる
最後に使用データ量が60~128GBの方のデータ復元時間になります。これくらいになるとデータ量になると1時間30分から2時間30分程度で終わることが多いようです。100GBを超えてくると大容量のデータとなるのでそれ相応に時間はかかってしまいます。
このくらいのデータ容量で復元時間が4時間以上と表示される4時間以上たっても復元が全然終わらない時は時間がかかりすぎと考えましょう。
【iPhoneのデータ復元】時間がかかる要因~iCloud~
ここからはiPhoneのデータ復元に時間がかかる要因を見ていきましょう。バックアップ、復元をiCloudで行うか、PCのiTunesで行うかで要因が変わるのでそれぞれ見ていきます。まずはiCloudでバックアップ、復元した場合からです。
iCloudで復元する場合の要因は主に移行データ量によるかWi-Fiの通信速度によるかが大きく影響していくようです。
①移行するデータ容量が多い
まずは単純に移行するデータ容量が多く、時間がかかる場合です。最近のiPhoneはカメラの性能も良く、ストレージが大容量の物が販売されているので写真や動画、アプリが知らず知らずのうちにストレージを圧迫しているということも。
また機種変更するのが4、5年ぶりだという方もデータを整理していない状態だと容量が多くなりすぎてしまうようです。バックアップ前に自分の移行するデータ量を確認しておくのが良いでしょう。
②Wi-Fiの速度が遅い
次にWi-Fiの速度による影響についてです。iCloudでバックアップ、復元する場合に一番重要になってくるのがWi-Fiの速度、環境になります。このWi-Fiの速度というのは電波の強弱のことになります。
電波の弱いWi-Fi環境下でiPhoneのデータを復元をしようとするとどうしても時間がかかってしまいます。Wi-Fiの電波の強さ安定しているのかはしっかりとチェックしておきましょう。
【iPhoneのデータ復元】時間がかかる要因~PC~
次にバックアップ、復元をPCのiTunesで行う場合に時間がかかる要因を見ていきます。大きく分けるとPCのスペックが問題の時、ケーブルの接続不良が問題の時、ウイルスソフトの影響が問題の時に時間がかかるのでそれぞれを見ていきましょう。
①PCのスペックが低い
まずはPCのスペックが低い場合です。PCの頭脳に当たるCPUが低性能のもの、iTunesでのバックアップ復元中に他のソフトウェアを起動しており、CPUの処理速度が遅くなっている場合はiPhoneのデータ復元に時間がかかることがあります。
復元中は他にソフトウェアなどは動かしていない方がいいでしょう。また低スペックのPCで復元データが多い時はどうしても時間がかりやすいようです。
②ケーブルの接続不良
次にケーブルに問題がある場合です。長年の使用により、ケーブルの接触不良、断線などがあるとiPhoneのデータ復元に時間がかかる要因になります。また純正のケーブルではなく格安品のケーブルの場合もデータ復元に時間がかかる要因になります。
ケーブルは意外と見落としがちな要因でもあるので復元の初めに新しく純正のものか確かめておくと安心でしょう。
③ウイルスソフトの影響
最後にウイルスソフトによる影響の場合です。セキュリティーの為にいれているソフトがiTunesになんらかの影響を与えてしまいiTunesからappleのサーバーやデバイスに接続できなくなってしまうことがあります。
こちらもウイルスソフトのせいで復元時間が長くなるとは思いにくい要因ではあるのでチェックを忘れずにしておくといいでしょう。
【iPhoneのデータ復元】時間がかかりすぎる時の対処法~iCloud~
ここからはiPhoneのデータ復元に時間がかかりすぎる時の対処法を見ていきます。まずはiCloudによるバックアップ、復元を行い時間がかかりすぎている時の対処法です。3つの対処法がありますのでそれぞれ紹介していきます。
PCを使うことなく復元が完了できる点が魅力的なiCloudによる復元ですが、時間がかかりすぎては意味がないのでスムーズの復元が終わるようにしていきましょう。
①移行の必要ないデータの削除
まずは移行に必要のないデータは削除しましょう。大容量のiPhoneで4、5年使っているiPhoneであれば、知らず知らずのうちにデータは増えているものです。データが大容量であればそれだけ復元時間もかかるので本当に必要なものだけのデータに整理するだけでも時間の短縮になるでしょう。
とはいえ数年分のデータの整理を一度に行うのは大変なので1年ごとで整理する習慣をつけておくのがいいかもしれません。
②早く安定したWi-Fi環境で行う
次に早く安定したWi-Fi環境でデータの復元を行いましょう。フリースポットのWi-Fiではたくさんの人が同じWi-Fiを使うため電波が弱かったり、遅くなったりしてしまいます。個人の安定したWi-Fiを使う方がいいでしょう。
また個人のWi-Fiを使っている場合でもルーターとの間に障害物があったり、ルーターとの距離が離れすぎているときは通信環境が不安定になるので注意して下さい。
③iOSのアップデート
iPhoneのiOSが古いバージョンのままだと不調やバグが起きやすくなってしまいます。バグが出なくても復元時間が長くかかることもあるのでiOSが最新の状態になっているのかしっかりチェックしておきましょう。
常に最新のバージョンにしておく習慣があればわざわざアップデートをする必要もあるのでこちらも習慣にしておくといいでしょう。
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