目次
2.Safariをバージョンアップする
MacのSafariのセキュリティを保つためには、Safariを最新バージョンにしなければなりません。
ただ、SafariアップデートはMacOSのアップデートに含まれているため、MacOSを最新にする必要があります。
MacOSを最新に保っておくことで、SafariのセキュリティだけでなくMac全体のセキュリティを保つことができます。
MacOSを最新バージョンにする方法
- Appleメニューからシステム設定を選択
- 一般からソフトウェアアップデートをクリック
- 今すぐアップデートが表示されている場合はクリックしインストール
MacOSを最新状態に保つ方法
- システム環境設定を開く
- ソフトウェアアップデートを選択
- Macを自動的に最新の状態に保つにチェックを入れる
Safariのバージョン確認方法
- Safariを起動する
- メニューバーのsafariを選択
- Safariについてをクリック
- 表示されているバージョンを確認
3.JavaScriptを一時的にオフにする
Macのセキュリティを保つためには、Javaをアップデートするように紹介しました。
ただ、JavaScriptを有効にすることで様々な動作が可能になるので、状況に悪意のある動作があるようならJavaScriptをオフにすることをおすすめします。
JavaScriptをオフにする方法
- Safariの環境設定を開く
- セキュリティタブからJavaScruptを有効にするというチェックを外す
4.ダウンロードファイルの自動開封をオフにする
Safariでダウンロードしたファイルは、自動的に開くことができるように設定できます。
OSが安全と判断したファイルは開きますが、ダウンロードファイルが必ずしも安全とはいい切れないため、オフにしておくことをおすすめします。
ダウンロードファイルの自動開封をオフにする方法
- Safariの環境設定を開く
- 一般タブをクリック
- ダウンロード後「安全な」ファイルを開くというチェックを外す
5.個人情報の入力フォームをオフにする
Safariではクレジットカード情報やログイン情報などの自動入力機能が備わっています。
しかしこの場合、Mac内に個人情報が保存されているため、マルウェアやウイルスなどの影響で大切な個人情報が流出してしまう可能性もあります。
自動入力をオフにすると毎回手動での入力が必要となり手間にはなりますが、大切な情報をリスクから守るためにはオフにしておきましょう。
自動入力Webフォームをオフにする方法
- Safariの環境設定を開く
- 自動入力タブをクリック
- チェックを外す
Webを利用する際の注意点
ここまでは、Safariの「セキュリティ保護された接続を確立できません」の対処法やiPhone・MacのSafariでセキュリティを高める設定を紹介しました。
ここからは、Webを使う上で起こりえるトラブルについて紹介をします。
Webの脅威1.ワンクリック詐欺
サイトを訪れた人が興味を持ちそうなうたい文句の広告からサイトにアクセスさせ、最終的には会員登録費や使用料などといった形で金銭を要求する詐欺行為です。
近年ではセキュリティも強化されかなり減っていますが、それでも被害がでています。
怪しい広告はクリックしないことが一番重要です。
広告をクリックしてしまい金銭を要求されても、不当請求ですから応じる必要はありません。
気になる場合は、消費者センターなどに相談をしてみましょう。
Webの脅威2.ランサムウェア
ランサムウェアは、パソコンやスマホ内のデータを暗号化したりアクセス不能にする「身代金型ウイルス」といわれています。
解除するための金銭を要求してきます。
ランサムウェアはウイルスなので、セキュリティソフトを導入しましょう。
またMacOSやiOSを常に最新の状態に保ち、大切なデータのバックアップを日頃から行っておくと安心です。
フィッシング詐欺は、有名なサイトに偽ったサイトに誘導し、個人情報やクレジットカード情報などを盗む詐欺です。
メールやメッセージなどで普段利用しているサイトからメールが届くと不安になりますが、もし届いたら正規のルートでログインして正規のサポートに相談してみましょう。
Webの脅威4.偽セキュリティソフト
ネットを閲覧している時、サイト上に「あなたのコンピューターはウイルスに感染しています」など表示されることがあります。
解決にはウイルスソフトのインストールが必要だと表示されますが、これは詐欺の一種です。
基本的にはワンクリック詐欺同様無視で問題ありません。
気になる場合は、セキュリティソフトのオンラインスキャンを利用してウイルス感染の有無を確認しましょう。
Webの脅威5.ネットバンキング詐欺
最近はネットバンキングを利用するユーザーが多くなっていますが、ネットバンクのログイン情報を盗むために偽のサイトに誘動するような詐欺も多発しています。
直接的な被害を受けやすいため、十分な注意が必要です。
ネットバンキング詐欺の被害に合わないためURLをしっかりと確認し、正規のルートでログインをして確認するようにしましょう。
Webサイトの安全性をチェックする方法
閲覧しようと思っているWebサイトが安全かどうか、チェックする方法を解説します。
サイトアドレスの横にある「アイコン」を確認する
Webサイトによりますが、ブラウザによっては一目見て安全とわかるアイコンが表示されている場合もあります。
例えばGoogleChromeの場合は、以下のように表示されます。
- デフォルト 保護されている(丸の横に棒線 その下に棒線に丸の表示)
- 情報、または保護されていない通信(丸の中に「i」のマーク)
- 保護されていない通信、または危険(赤い三角の中に白で「!」マーク)
「URLチェッカー」の利用
これもGoogleの場合ですが、毎日数十億のURLの安全性をチェックしているそうです。
安全ではないWebサイトについては、「セーフブラウジングのサイトステータス」というURLチェッカーサービスを提供し、ユーザーがチェックできるようになっています。
検索窓に調べたいURLを入力すると、対象となるページが安全かどうか確認できるサービスです。
こうしたURLチェッカーも利用するといいでしょう。
悪意のあるWebサイトを見抜くドメインエイジ
最後に悪意あるサイトを見抜く為のドメインエイジについて解説をします。
ドメインエイジとは、取得されてから今までの期間のことです。
ドメインが検索エンジンに認識されてから経過した年数を「ドメインエイジ」といいます。
ドメインを取得し検索エンジンに認識されてから、期間が長ければ長いほどSEOで高評価を得られる傾向があるようです。
しかしただ単純にドメインエイジが長いから・・・というだけではなく、長くサイトを運営しコンテンツがたくさん作られ、認知度が高いことで評価が高まっているのです。
Webサイトを閲覧する際の1つの指針として、ドメインエイジが長いかどうかチェックしてみるといいでしょう。
まとめ
Safariブラウザで「セキュリティ保護された通信を確立できない」というエラーが表示されるときは、サイト側のセキュリティに問題がある(SSL証明書ない・あるいは信頼できない)か、またはこちら側の通信状況に何らかのセキュリティ脆弱性がある場合です。
どちらの場合も、「このサイトは安全でない可能性がある」とSafariが判断しているので、無理にアクセスしない方がいいでしょう。