お役立ち(情報) 便利なおすすめアプリ

Nitterはどんなサービス?使い方・危険性・メリットなどを紹介

Twitterの検索エンジンとして人気のNitterですが、その危険性を危惧するコメントをSNSで見かけます。本記事では、Nitterの概要や特徴、利用することのメリットとあわせて、Nitterの危険性についても解説します。また、類似サービスも紹介します。

Nitterの概要

Nitterは、Twitterの検索エンジンとして人気のアプリです。Twitterアカウントを持っていなくても、ツイートやその投稿者を検索できるサービスです。

Nitterでは、Twitterを検索すると、広告は除外して表示してくれます。また、ツイートのタイムラインをRSSにすることもできるです。

TwitterはSNSとして人気で、スマホにアプリを入れて使っている方が多いでしょう。TwitterはWebブラウザでも利用できますが、その場合は、JavaScriptを許可する必要があります。そのため、TwitterのPCでの利用には制限をかける場合があります。Nitterなら。こうした制限は必要ありません。

NitterはTwitterアカウントを持っていなくても閲覧できるサービス

Nitterの最大のポイントはTwitterアカウントを持っていなくでも、ツイートを閲覧したり、投稿者を検索できたりすることです。

TwitterをPCで利用する場合は、ブラウザにJavaScriptを許可する必要があります。このため、子供向けのPCなどJavaScriptを許可していない場合は、ツイートを閲覧することすらできません。

Nitterであれば、JavaScriptも不要なので、こうした状況でもツイートを閲覧出来のです。

【Nitter】使い方

以下では、Nitterを使ってTwitterの投稿を閲覧したりする方法を説明します。

使い方①ユーザーを検索する手順

NitterでTwitterのユーザーを検索する手順は以下のとおりです。なお、入力欄にはユーザー名やユーザーの一部を入力すれば、その文字列を含むユーザーを検索してくれます。

Nitterのメイン画面を開く→検索窓にユーザー名やユーザーIDを入力する→検索実行→Usersタブに検索結果が表示される

検索結果からツイートを見たいユーザーをクリックすると、プロフィールページが表示されます。合わせて、「Tweets」「Tweets&Replies」「Media」「Search」タブが表示されます。

「Tweets」:検索ユーザーのツイート一覧

「Tweets&Replies」:検索ユーザーのツイートとリプライの一覧

「Media」:検索ユーザーの画像ツイートの一覧

「Search」:検索ユーザーのツイートのキーワードによる絞込み

使い方②ツイートを検索する手順

Nitterでツイートを検索する手順は以下のとおりです。なお、入力欄にはキーワードを入力すれば、その文字列を含むツイートを検索してくれます。

Nitterのメイン画面を開く→検索窓にキーワードを入力する→検索実行→Tweetsタブに検索結果が表示される

使い方③RSS登録する手順

Nitterを利用することで、ツイートをRSSに登録できます。手順は以下のとおりです

Nitterでユーザーを検索する→プロフィールページを開く→右上のRSSアイコンからRSSフィードのURLをコピー→RSSに登録

Nitterの安全性は?

NitterはTwitter社の公式アプリではなく、非公式のオープンソースプロジェクトとして開発されています。そうした経緯もあって、Nitterの安全性に不安を覚えるSNSも見かけます。

以下では、Nitterの安全性について説明します。

Nitterの危険性は低い

Nitterは公式のnitter.net以外にも複数のインスタンスが存在しており、公式のnitter.netが使えない場合は、別インスタンスを使うこともできます。しかし、こうしたインスタンスは安全なのでしょうか。

これまでは、WebやSNSで被害報告も見かけられません。また、NItterインスタンスを複数のサイト安全性チェックツールで検証した結果が以下のように報告されています。これからみても、特に危険性は感じられないようです。

 

Google
セーフブラウジング

Norton Safe WebGred
niter.net安全安全安全
nitter.it安全安全安全
nitter.nl安全未評価安全

ただ運営者は不明

Nitterのセキュリティに関しては、上記で説明したように特に危険性は低いようです。懸念点としては、Nitterの運営者情報が公開されていないことです。

なお、Giithubには、連絡先のメールアドレスは記載されていますが、それ以上の情報は公開されていません。

Nitterを使ってTwitterを見る4つのメリット

Twitterはスマホアプリがあるのに、なぜ、わざわざ、Nitterを使う必要があるのか、疑問に思われる方をいらっしゃると思います。以下では、Twitterの投稿を閲覧するのにNitterを利用することのメリットを説明します。

メリット①投稿者にみていることがバレない

Nitterを利用するには、Twitterにアカウントを作成する必要がありません。したがって、閲覧したツイートの投稿者にも、閲覧したことを知られずに済みます。

閲覧したことを知られたくない場合は、Nitterで閲覧するとよいでしょう。

メリット②アカウント作成が不要で個人情報の登録不要

2023年1月にTwitterで2億人以上の利用者の個人情報が漏洩するという事故がありました。

Nitterならツイートを閲覧するのにTwitterアカウントの作成が不要であることを述べました。したがって、アカウント作成に必要なメールアドレスなどの個人情報を登録することもありません。

メリット③垢BANされる心配がない

Twitterアカウントを作成せずにツイートを閲覧したりするわけですから、当然、垢BANされることもありません。

メリット④煩わしいやり取りに巻き込まれない

Twitterでツイートするのはもちろん、いいねやリプを返すことで、コミュニケーションを密にすることが可能です。しかし、コミュニケーションを図ることは、反面、煩わしい人間関係に巻き込まれるリスクもあります。

Nitterでアカウント無しで閲覧しているだけであれば、こうした面倒事に巻き込まれる心配も不要です。

Nitterに繋がらない時の対処法

説明したように、Nitterはオープンソースプロジェクトで開発運用されていることもあり、Nitterのメインインスタンス(nitter.net)では、しばしば、接続が切れたり、アクセスできなくなることがあるとの報告がSNSでなされています。

以下では、NitterでTwitterを見ようとしてつながらないときの対処法を説明します。

対処法①タスクキルを試す

Nitterの動作が不安定になったり、使えなくなってしまった場合は、ブラウザ自体の再起動を試してみてください。タスクマネージャからブラウザプロセスを強制終了するなどしてリセットするのがよいでしょう。

対処法②デバイスを再起動する

通信環境を含め、端末自体の一時的な不具合が原因でNitterが使えなくなっている場合があります。この場合は端末を再起動して、改めて動作を確認して見てください。

対処法③少し時間を空ける

Nitterのサーバーにアクセスが集中するなどして、アクセスしてもレスポンスが得られなくて使えない状況となっていることも考えられます。この場合は、すこし時間をおいてから、再度アクセスしてみて確認してください。

対処法④代わりのサービスを使う

Nitterのシステム不具合などで使用できない可能もあります。この場合は、以下に紹介するような、代わりに、ほかのTwitterフロンエンドサービスを使うという方法もあります。

Nitterの代わりのサービス2選

Nitterは、Twitter検索エンジンとして人気ですが、Nitterの代わりに使える同様のサービスも公開されています。

以下では、Nitterがサービスを停止中などに利用可能な、代わりのサービスを2つ紹介します。

代わりのサービス①Twuko

Nitterの代わりに使えるサービスの1番目はTwukoです。

Twuko(トゥーコ)もTwitterアカウントがなくてもTwitterを閲覧できるサービスです。なお、サイト名は「Musk Viewer」に変更されていますので注意してください。

Twukoは日本語でも検索できますが、画面表示など英語です。使い方はNitterとほぼ同じと考えてよいでしょう。ただし、広告はブロックされずに表示されます。

代わりのサービス②Sotwe

Nitterの代わりに使えるサービスの2番目はSotweです。

SotweもTwitterアカウントがなくてもTwitterを閲覧できるサービスです。Sotweでは、トレンドツイートもチェック可能です。また、検索結果から画像や動画を本することもできます。

ただし、ポップアップ広告が頻繁に表示されるのが難点です。危険なサイトへ誘導されないように注意してください。

まとめ

これまで、Twitterにアカウントを持っていなくてもツイートを検索・閲覧できるサービスのNitterについて紹介してきました。また、代わりのサービスも2つ紹介しました。

SNSでは、Nitterの危険性を危惧するコメントも多いのですが、現状では、そうした具体的な報告は見当たらず、危険性は低いと言えるでしょう。ただし、運営元の情報が開示されていないため、突然の閉鎖などのリスクには注意が必要です。