iPhoneにはNFCという機能が搭載されています。
NFCと聞くと馴染みがないかもしれませんが、Apple Payや非接触決済に利用する機能ですが、設定がどこにあるかご存知ですか?
この記事では、iPhoneのNFC設定がどこにあるのかなどを紹介します。
目次
iPhoneのNFC設定はどこ?NFCをオンにする方法
早速iPhoneの設定のどこでNFC設定ができるのか見ていきましょう。
iPhoneにNFCに関する設定項目はない
結論から言うと、iPhoneにはNFCの設定はどこにもありません。
どこにもないのにどのように設定すればいいのかと言うことになりますよね?
実は、iPhoneはNFCでの支払いをする際に必ず生体認証(Face IDやTouch ID)での認証が必要です。
iPhoneでは生体認証の設定を完了させれば、NFCの設定を行わずとも利用できます。
iPhoneでFace IDを設定する方法
では、iPhoneのどこでFace IDを設定するのか見ていきましょう。
- 「設定アプリ」を起動
- 「Face IDとパスコード」をタップ
- 「パスコードをオンにする」をタップ
- 「パスコード」を設定する
- 「Face IDを使用」をオンにする
iPhoneでNFDCを設定する箇所はどこにもありませんが、Face IDを設定することで自動で有効にできます。
ただ、Face IDの設定にはパスコードの設定も必須です。
多くのユーザーがパスコードの設定を済ませているとは思いますが、使い勝手が悪くなるので設定していない方もいるかもしれません。
Apple Pay(NFC)を使った電子決済の多くはFace IDやパスコードの設定を済ませていないと利用できないので覚えておきましょう。
参考ページ:iPhoneでFace IDを設定する
iPhoneでTouch IDを設定する方法
次は、iPhoneのどこでTouch IDを設定するのかを見ていきましょう。
- 「設定アプリ」を起動
- 「Touch IDとパスコード」をタップ
- 「パスコードをオンにする」をタップ
- 「パスコード」を設定する
- 「Touch IDを使用」をオンにする
Face IDを搭載したiPhoneが大半を占めていますが、iPhoneSE(第三世代)はTouch IDを継続して採用しています。
Apple公式で販売されているTouch IDのiPhoneはiPhoneSE(第三世代)だけですが、第二世代やiPhone7や8などもまだ使えます。
ホームボタンを搭載したiPhoneの場合もNFCの設定はどこにもないので、Touch IDを有効にしてみてください。
参考ページ:iPhoneでTouch IDを設定する
iPhoneのNFCの活用方法①:Apple Payで支払い
では、iPhoneでNFCを活用する方法を紹介します。
最も一般的な方法は、iPhoneを使って電子決済を行う方法です。
現在は、さまざまな電子決済が増え、Apple Payを使わない方法も増えてきていますが、Apple Pay(NFC)を使う方法もおすすめです。
iPhoneを使っている方は、Apple Pay(NFC)を活用してみてください。
Apple Payとは
その前に、Apple Payとはどのような機能なのかを見ていきましょう。
Apple Payとは、iPhone上にクレジットカードなどの決済情報を登録して持ち運べる電子財布のようなものです。
クレジットカードだけでなく、SuicaやICOCA、PASMOのような交通系ICカードの設定や、nanaco、WAONなどの電子マネーの登録も可能です。
特に、交通系ICカードはエクスプレスカードとしての登録が可能で、他の電子決済では支払い時に生体認証が必要になりますが、エクスプレスカードならスキップが可能。
モバイルSuicaなどは、iPhoneから簡単にチャージできるので非常に便利です。
PayPayや au Payなどのバーコード決済とはまったく別のサービスなので理解しておきましょう。
Apple Payってどこで使えるの?
Apple Payをどこで使えるのかも見ていきましょう。
Apple Payは、【Pay】のロゴがある店舗で利用できます。
日本では、【Pay】だけでなく、さまざまな非接触支払いサービスが展開されているので、【Pay】のロゴがなくても他のサービスのログがある店舗ならどこでも利用できます。
- iD
- QUICPay
- Suica
- PASMO
- ICOCA
- nanaco
- WAON
- オンライン
オンラインショップでも、【Pay】が支払い方法に表示されていれば利用できます。
どこのオンラインショップで使えるのかはサイトによって違うので、利用するECサイトなどで確認してみてください。
参考ページ:Apple Pay が使える場所について
Apple Payに登録した交通系ICカード(Suica、PASMO、ICOCA)で支払いする方法
では、Apple Payに登録した交通系ICカードで支払いをする方法を紹介します。
- 交通系ICで支払うことを伝える
- 「ウォレットアプリ」を起動
- 「支払う交通系ICカード」をタップ
- 生体認証を完了させて読み取り機にiPhoneを近づける
読み取り機に近づけて、音がなれば支払い完了です。
エクスプレスカードとして登録をしておけば、生体認証はスキップできます。
Apple WatchにもNFCが導入されているので、Suica(交通系IC)との連動をさせておくと支払いにおいて非常に効率がよくなります。
ただ、Apple Watchに交通系ICを登録すると、iPhoneでは使えなくなるので注意しましょう。
Apple Payに登録した電子マネー(nanaco、WAON)で支払いする方法
Apple Payを使ってnanacoやWAONで支払いする手順は以下のとおりです。
- 対象の電子マネーで支払うことを伝える
- 「ウォレットアプリ」を起動
- 「対象の電子マネーのカード」をタップ
- 生体認証を完了させて読み取り機にiPhoneを近づける
WAONやnanacoで支払う場合は、生体認証をスキップすることはできません。
また、WAONやnanacoをApple Payで使う場合には、あらかじめチャージをしておく必要があります。
ウォレットアプリやnanacoアプリ、WAONアプリから簡単にチャージできるので、支払い前にチャージしてあるか確認してから支払いをしましょう。
Apple Payに登録したクレジットカード(iD、QUICPay)で支払いする方法
iDやQUICPayで支払いをする手順は以下のとおりです。
- 対象の支払い方法で支払うことを伝える
- 「ウォレットアプリ」を起動
- 「対象のクレジットカード」をタップ
- 生体認証を完了させて読み取り機にiPhoneを近づける
iDやQUICPayでも生体認証は必須です。
また、iDやQUICPayを利用するには、対象のサービスが付与されたクレジットカードが必要です。
交通系ICカードやチャージ式の電子マネーと比べてチャージの必要がないのがメリット。
カードを読み取るだけで簡単に使えるので、ぜひ使ってみてください。
Apple Payに登録したクレジットカード(コンタクトレス決済)で支払いする方法
クレジットカードのコンタクトレス決済やタッチ決済で支払う方法を紹介します。
- 対象の支払い方法で支払うことを伝える
- 「ウォレットアプリ」を起動
- 「対象のクレジットカード」をタップ
- 生体認証を完了させて読み取り機にiPhoneを近づける
コンタクトレス決済やタッチ決済は、iDやQUICPayと同様のサービスです。
- VISA:タッチ決済
- Mastercard:コンタクトレス決済
- AmericanExpress:コンタクトレス決済
- JCB:タッチ決済
タッチ決済やコンタクトレス決済は、iDやQUICPayほどメジャーな支払い方法ではないため、スマホでのクレジットカード支払いと伝えた方が伝わるかもしれません。
iDやQUICPayがついていないクレジットカードの場合はコンタクトレス決済などを使ってみてください。
iPhoneのNFCの活用方法②:車検証の読み取りと閲覧ができる
iPhoneのNFCを使えば、車検証を読み取ってデジタル化し、iPhoneで確認することができます。
ここからは、NFCの活用方法の1つ、車検証の読み取りについて見ていきましょう。
車検証閲覧アプリで車検証を読み取ってみることができる
iPhoneのNFCを使うと、紙の車検証を読み取ってデジタル化できます。
専用のアプリ(車検証閲覧アプリ)が必要ですが、デジタル化することで車検証を確認したい時にわざわざ原本を開く必要がなくなります。
車検証閲覧アプリのメリット①:リコール情報の確認
車検証閲覧アプリのメリットは、所有している車のリコールが発表された際にすぐに確認ができます。
リコール対象の車種や年式を確認するのに、原本を確認するのは手間になってしまいます。
普段そこまで閲覧するタイミングがないものかもしれないので、そう言った時のためにデジタル化しておくと便利です。
車検証閲覧アプリのメリット①:車検証の有効期限を通知
車検証閲覧アプリに登録をしておくと、車検証の有効期限が近づくとiPhoneに通知されるよう設定できます。
- 満了の60日前
- 満了の30日前
- 満了の1日前
3つのタイミングで車検満了日を通知してくれるので非常に便利です。
車検が満了してしまうと公道を走れなくなってしまうため、車検を忘れやすい方はぜひアプリをインストールしてみてください。
まとめ
この記事では以下のことを紹介してきました。
- iPhoneのNFC設定がどこにあるのか
- Apple Payとは
- Apple Payがどこで使えるのか
- Apple Payでの支払い方法
- 車検証閲覧アプリについて
iPhoneにはiPhone7からNFCが搭載され、現在ではどこで使えるのかを探すまでもなく多くの店舗で非接触決済を利用できます。
Apple Payと聞くと、バーコード決済のように決済方法の1つのように感じるかもしれませんが、電子財布のようなサービス、支払い方法を管理するためもアプリがウォレットです。
NFCやApple Payだけだと馴染みがないかもしれませんが、iDやQUICPay、Suicaなどの交通系IDカードと聞けばわかると思います。
設定自体はどこにもありませんが、生体認証の設定を済ませば利用できるので、キャッシュレス化がまだの方は一度使ってみてください。