「伊る」が読めない病SCP-161-JPの解説と本来の読み方

皆さんは「伊る」という言葉の存在やその読み方をご存知でしょうか。また、「伊る」が読めない病気があるとされていますが、事実なのでしょうか。この記事では、SCP-161-JPにも紹介される「伊る」という動詞について解説します。

SCP-161-JP「伊れない病」とは架空の物語

「伊る」とは、SCP財団がプロトコルへ収容及び保管しているSCP-161-JP「伊れない病」に出てくる動詞です。「伊れない病」とは架空の精神疾患であり、「伊る」という行為や概念そのものが認識できなくなる症状のことを指します。また、この病気が発症すると、今までの記憶にある「伊る」という行為が無かったのもとなり、無意識に記憶改ざんがおこなわれてしまいます。SCP財団による実験結果では、伊れない病の患者の目の前で「伊る」という動作をおこなったとしても、患者にはその動作を認識できないとされています。「伊る」が使用されている文章を読ませても、当て字で「いる」と読むことは可能ですが、その意味を理解することはできません。患者に正しい読み方や「伊る」の意味を無理やり理解させようとすると、痙攣のような症状を数秒間起こし、数時間前までの記憶が失われます。

SCP-161-JPにおける「伊る」

SCP-161-JPの説明では、「伊る」という動詞は他の動詞と組み合わせて使われることが判明しています。それではいったい「伊る」という動作はどのような場面で使われるものなのでしょうか。

能やダンス、スポーツなどに見られる動作

SCP財団の説明では、「伊る」は伝統舞踊や武道、スポーツをする際に良く用いられる動作のようです。具体的には、踊りで「伊り回る」、腕を動かす際に「腕を伊る」といった表現方法で使用されています。また、庭で「伊り回る」という使い方もするため、幅広い使用用途があると推定されます。SCP財団は最悪の事態に備え、ユネスコの全面協力のもと、「伊る」が関連する無形文化財を保存する計画を立てています。

動詞「伊る」の本当の意味と読み方

「伊る」が動き回る動作に付随している行為だということはわかりましたが、本当の意味はどのようなものなのでしょうか。また、「伊る」の読み方が「いる」ではないとすると、正しい読み方はどのようなものなのでしょうか。

「伊る」という動詞は存在しない

SCP-161-JP「伊れない病」が架空の精神疾患であるように、「伊る」という動作自体も架空のものです。国語辞典や広辞苑にも「伊る」という言葉は存在せず、あくまでSCP財団のサイト上にのみ存在する言葉となっています。よって、「伊る」には読み方も意味もありません。

SCP-161-JPに出てくる「佐う」も架空の動詞

SCP-161-JP「伊れない病」の解説文中に「佐う」という動作も出現します。「佐う」とは、日常生活の中でおこなう動作で、「寝る」や「食べる」などの人間には欠かせない重要な概念の一つとされています。この「佐う」という言葉もSCP財団の資料でしか見られないものです。「佐う」も「伊る」同様に読み方は「さう」ではなく、意味も存在しません。

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