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「ただいま電話に出ることができません」はどういう時に出る?着信拒否との違い

「ただいま電話に出ることができません」という応答メッセージが流れたとき、着信拒否の可能性はあるのでしょうか?

この記事では、他の類似アナウンスの種類について、またキャリア別の応答メッセージの違いなどについて詳しく解説します。

携帯電話の応答アナウンスについて詳細を知りたい方は、最後までお読みください。

「ただいま電話に出ることができません」とは?

「ただいま電話に出ることができません」という応答メッセージは、いくつかの状況で流れることがあります。

主に、相手のスマホの電源や電波状況、留守番電話の設定や応答拒否ボタンを押した場合です。

着信拒否のアナウンスではない

「ただいま電話に出ることができません」という応答アナウンスが流れたら、それは着信拒否ではありません。

着信拒否されていたときのアナウンスは、携帯キャリアごとに違います。しかし、着信拒否の場合に「ただいま電話に出ることができません」というアナウンスが流れることはありませんので、まずは安心して大丈夫です。

コール音の有無による違い

「ただいま電話に出ることができません」というアナウンスが流れる前にコール音があるかないかによって、相手の状況が大方判別できます。

コール音なしで、すぐに「ただいま電話に出ることができません」というアナウンスが流れたときは、相手の携帯電話の電源が入っていないか、圏外のときです。

コール音が何回か鳴ったあとで「ただいま電話に出ることができません」と流れたら、かけた相手が応答拒否のボタンを押した可能性が高いです。

ただし、応答拒否ボタンのアナウンスは別の場合もあるので、確実ではありません。どちらにしても着信拒否の可能性はありません。

iPhoneとAndroidでアナウンスに違いはない

電話に出られないときの応答アナウンスは、携帯キャリアによって違います。同じスマートフォンを使っていても、Docomoとauとソフトバンクでは、アナウンスは異なります。

しかし、iPhoneとAndroidのスマートフォンで、アナウンスの種類が変わることは基本的にはありません。

アナウンスの種類は携帯電話のキャリアによって変わります。

「ただいま電話に出ることができません」が流れる理由

「ただいま電話に出ることができません」という応答メッセージが流れるとき、相手は以下のいずれかの状況であると考えられます。

  • 携帯の電源が入っていない
  • 圏外
  • 留守番電話が設定されている
  • 応答拒否ボタンを押した

それぞれ詳しく紹介します。

①相手の携帯の電源が入っていない

電話をかけた相手の携帯電話の電源が入っていない場合には、コール音は1回も鳴らずに「ただいま電話に出ることができません」という応答メッセージが流れます。

また、コール中に相手の携帯の電源が切れた(切った)場合にも、同様に「ただいま電話に出ることができません」の応答メッセージが流れます。

②圏外・電波の届かない場所にいる

電源が入っていないのと似た状況として「圏外」の場合があります。

電話をかけた相手が圏外、つまり電波の届かない場所にいるときは「ただいま電話に出ることができません」というアナウンスです。

ただし、圏外のアナウンスには 「お客様のおかけになった番号は、電波の届かないところにあるか、電源が入っていない為かかりません」など、別のアナウンスが流れる場合もあります。

③留守番電話サービスが設定されている

留守番電話サービスが設定されている場合にも「ただいま電話に出ることができません」のアナウンスが流れます。

かけた相手が留守番電話に設定していたとき、応答メッセージはキャリアごとに異なりますが、「ただいま電話に〜」が流れる場合があります。

留守番電話サービスの応答音声は、他にも種類があります。

④応答拒否ボタンを押したとき

「応答拒否ボタン」とは、電話の着信中に表示される赤色の「×ボタン」のことです。

着信があったとき、緑色の「応答ボタン」を押して電話に出るか、赤色の「応答拒否ボタン」を押して電話に出ない(拒否)か選択できます。

着信応答で拒否ボタンを押すと「ただいま電話に出ることができません」が流れます。

ボタンのデザインや表示はiPhoneとAndroidで異なりますが、ほとんどの携帯電話で応答=緑色、拒否=赤色のボタンです。

留守番電話サービスを契約していた場合に拒否ボタンが押されると、アナウンス後に留守番電話サービスにつながります。

キャリア別着信拒否のアナウンス

電話に出られないときの応答メッセージは、キャリアによって異なります。

それぞれのアナウンスの種類を知っておくと、相手の状況を判別するときの参考になるでしょう。

ここでは参考までに、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの、4つの国内MNO事業者ごとでの「着信拒否」専用の応答メッセージアナウンスを紹介します。

①NTTドコモの場合

ドコモ提供の着信拒否サービスが、「迷惑電話ストップサービス」です。月額無料で利用できるようになっています。

着信拒否している相手から電話があったときのアナウンスは、「おかけになった電話番号への通話は、おつなぎできません」です。登録した番号からの着信にはアナウンスを流し自動で電話が終了し、着信履歴も残りません。

また、圏外や電源OFFときであっても同様のアナウンスが流れるようになります。相手がドコモ携帯で「ただいま電話に出ることができません」となった場合、着信拒否はされていないことがわかります。

②auの場合

auが提供する着信拒否サービスは、「迷惑電話撃退サービス」というもので、月額110円で申し込みが必要となっています。

そのauの着信拒否のアナウンスは「おかけになった電話番号への通話は、お客さまのご希望によりおつなぎできません」というものです。

登録した番号の着信に上記アナウンスが流れ、自動で電話が終了します。auの着信拒否サービスでも「ただいま電話に出ることができません」の応答の場合、着信拒否はされていないとわかります。

③ソフトバンクの場合

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