iPhone8・8Plusのリリースが開始し、残るはiPhoneXの販売開始を待つばかり。まだiPhone8にするかiPhoneXにするか迷っているという人も多いのではないでしょうか?今回はiPhone8 / PlusとiPhoneXの違いを徹底分析。iPhoneを買ってから後悔しないために、これから購入する人・すでにiPhoneXの購入を決めている人にも役立つ情報をまとめてみました。
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目次
iPhoneXの発売日はいつ?
iPhoneXの発売日は11/3~。発売がiPhone8 / Plusより遅れていることの理由としては、iPhoneXのみに搭載されているモジュール(顔認証・Super Retinaディスプレイなど)の供給が間に合っていないことが原因と考えられています。
iPhoneX予約開始時期
iPhoneXの予約開始は10/27~。現時点では先に販売開始したiPhone8 / Plusの在庫にはまだまだ余裕があるようです。逆に考えるiPhone8の購入を見送った多くの人が、iPhoneXの販売を待っているという可能性が考えられます。
ジェットブラック発売時の品薄状態は記憶に新しいですが、iPhoneXでも同様の(またはそれ以上の)品薄状態になることが予想されます。
日本での初回出荷台数はたったの15,000台とも言われているので、iPhoneXをいち早くゲットしたいと考えている人は予約は必須でしょう。
iPhoneXの値段はいくら
今年のiPhoneのシリーズでは32GBのモデルが姿を消しました。選択できる最低価格のiPhoneは78,000円~(64GB)で、アニバーサリーモデルとしてデザインされたiPhoneXは、これまでのiPhoneと比較してもカナリ高めのハイエンドモデルとなっています。
64GB | 256GB | |
iPhoneX | 112,800円 | 129,800円 |
iPhone8Plus | 89,800円 | 106,800円 |
iPhone8 | 78,800円 | 95,800円 |
iPhone7Plus | - | 116,640円 |
iPhone7 | - | 102,600円 |
Q. キャリアで購入する場合の本体価格は?
上の料金はAppleで一括購入した場合の料金で、iPhoneを購入する方法としては最も安く買える方法。
ただ、そこまで安い買い物ではないだけに、キャリアで分割購入するという人がほとんどでしょう。
キャリアで購入する場合には、それぞれキャリアによって端末の総支払金額が少しずつ異なります。
すでに販売が開始されている、iPhone8の場合で見てみるとこのような感じ↓
«iPhone8・64GB(24回払い)の場合»
au | docomo | SoftBank | |
月々の分割料金 | 3,810円 | 3,699円 | 3,930円 |
総支払額 | 91,440円 | 88,776円 | 94,320円 |
iPhoneXをキャリアで購入する場合の料金比較はコチラ
【Appleショッピングローンの分割購入も要チェック】
キャリアの分割購入では一番安くてもAppleでの価格よりも1~2万高くなってしまいます。でも実はAppleの公式サイトやApple StoreでiPhone購入をするときには、分割金利0円で利用できる〝Appleショッピングローン〟があります。
このサービスを利用すれば月々無理なく支払いができ、分割金利で損をすることもありません。
iPhoneXのデザインは?
iPhoneXはiPhoneリリースから10周年の記念モデルとしてデザインされたこともあり、これまでのiPhoneとはかなり違う要素が追加されています。
1.外観・形状:全面スクリーン
最も変わったのがここ。iPhoneXではベゼル部分が廃止されて全面スクリーンが採用されています。
Galaxy Edgeなどを使っている人にとっては特に目新しいことではないかもしれないですが、歴代のiPhoneユーザにとっては大きな変化と言えるでしょう。
操作方法もこれまでのiPhoneとはかなり変わっています↓
- スリープからのアンロック、支払いはFACE ID(3D顔認証)。
- ホーム画面に戻るには画面を上にスワイプする。
2.外観・形状:縦型カメラ
iPhoneXのアウトカメラはiPhone史上初の縦型デュアルレンズが搭載されていることが特徴です。
これによって、被写体の奥行きなどをより正確に感知できます。
3.本体カラー
iPhoneXにジェットブラックやローズゴールドなどのカラーはなく、スペースグレイとシルバーの2色のみ。
4.本体サイズ
iPhoneXのディスプレイサイズは5.8インチ。iPhone8、8Plusとサイズ感を比較するとこのような感じ(中央がiPhoneX)
感じとしてはiPhone7よりも若干大きい程度のサイズ感なので、日本人の手でも大きすぎず使いやすそうですね。
Q. これまでのケースは使える?
«iPhone7→8の違い»
(画像引用:kazuchannel)
iPhone7→iPhone8、iPhone7Plus→iPhone8Plusではサイズがほとんど同じ(違いは0.数ミリ程度)なので、シリコンケースなどある程度伸縮性のあるケースであればそのまま使用することができます。
ただ、iPhoneXではこれまでのモデルとは異なるサイズとなっているため新しいケースの購入は必須。
ちなみに、ワイヤレス充電をする場合にバンカーリングなどのアタッチメントをつけていると充電ができないので注意。
iPhoneXのスペック、性能は
≪iPhone8 / 8Plus / iPhone Xのスペック≫
iPhone X | |
価格 | 112,800円~ |
容量 | 64GB / 256GB |
デザイン | ガラスバック |
ディスプレイ | 5.8インチ Super Retina HD |
重量 | 174g |
耐水 / 防塵 | IP67 |
CPU | A11 |
カメラ | f 1.8(広角) f 2.8(望遠) 最大10倍デジタルズーム 光学ズーム ポートレートモードライティング |
光学式手振れ補正 | あり(広角・望遠) |
ホームボタン | なし |
FACE ID(顔認証) | あり |
スピーカー | ステレオ |
ワイヤレス充電 | 対応 |
その他 | TrueTone |
iPhoneXの新機能は?
1.FACE ID - 顔認証
iPhoneXがiPhone8やこれまでのiPhoneと最も違うのが〝FACE ID〟(顔認証)機能が搭載されていること。
スリープ状態からロック解除をするときにはiPhoneに自分の顔をかざすだけでOK。
Apple Payなどの支払い時の本人認証もTouch IDに代わってFACE IDが使えます。
2. Super Retina ディスプレイ
iPhone8 / PlusにもRetina(有機EL)ディスプレイは使用されていますが、iPhoneXではさらに色鮮やかなSuper Retinaディスプレイが使用されています。
iPhone発表イベントでの紹介を見てみるとその差が分かりやすいです↓
«標準OLEDディスプレイ»(iPhone8 / Plus)
«Super Retina ディスプレイ»(iPhoneX)
①Brightness=画面の明るさ / ②Wide color support =対応している色の種類の多さ / ③Color accuracy=色の正確さ
この3つがプラスされているのがSuper Retinaディスプレイということのようです。
3.animoji(アニモジ)
これはiPhoneのXのオマケ的機能といえるかも知れませんが、顔認証カメラの機能を使った〝animoji〟(アニモジ)という機能があります。
顔認証では顔の50種類もの筋肉を認識できますが、これによって顔の表情を読み取り、絵文字に反映させることを可能にしたのが〝animoji〟。
これによってこれまでメールで使ってきた絵文字をより個性的に表現できるようになっています。
iPhoneXのカメラ
カメラのデザイン
iPhoneXのアウトカメラには、初めて縦型のデュアルレンズが搭載されました。
インカメラには顔認証に使用するための〝True Depth〟カメラが搭載されています。
カメラの性能は?
iPhoneXのカメラ性能は次の通り。
iPhoneX | iPhone8 | iPhone8Plus | |
広角・望遠 | f1.8 / f2.4 | f1.8(望遠ナシ) | f1.8 / f2.8 |
手ぶれ補正 | ○(広角・望遠) | ○(広角のみ) | ○(広角のみ) |
ポートレートモード | ○ | × | ○ |
ズーム | 光学ズーム デジタルズーム(最大10倍) | - デジタルズーム(最大5倍) | 光学ズーム デジタルズーム(最大10倍) |
カメラの新機能
1.望遠(f2.4)に手ぶれ補正が追加された
iPhone7Plusの時点での問題がiPhoneXではようやく解消されました。
望遠レンズを使うと、どうしても手ぶれしやすくなるという欠点がありますが、iPhoneXでは望遠レンズにも手ぶれ補正が追加されています。
これによってできるようになったのが、〝近くのモノをより本物に近いカタチで撮れる〟というもの。広角レンズで被写体に接近して撮影すると、どうしても被写体のカタチが崩れてしまう(手前部分が広がる)という問題が発生しますが、望遠レンズ+ズーム機能を使うと、被写体の形状を崩さカメラに収めることができます。
ちなみにiPhone8Plusにも望遠レンズは搭載されていますが、こちらは手ぶれ補正はついていないままなので注意。
2.True Depthカメラ(インカメラ)
iPhoneXでポイントのFACE ID(顔認証)に使用されているのがコチラ↑のTrue Depthカメラ。
顔の立体感を3万ドット以上のポイントで正確に認識するので、マスクやメガネをかけていても本人認証を正確にすることが可能。
この顔認識機能の高さを応用してできる事として、AR用アバターの作成や、animojiなどがあります。
iPhone8/PlusとiPhoneXどちらを選ぶべき?
≪iPhone8 / 8Plus / iPhone Xのスペック≫
iPhone8 | iPhone8Plus | iPhone X | |
価格 | 78,800円~ | 89,800円~ | 112,800円~ |
容量 | 64GB / 256GB | 64GB / 256GB | 64GB / 256GB |
デザイン | ガラスバック | ガラスバック | ガラスバック |
ディスプレイ | 4.7インチ Retina HD | 5.5インチ Retina HD | 5.8インチ Super Retina HD |
重量 | 148g | 202g | 174g |
耐水 / 防塵 | IP67 | IP67 | IP67 |
CPU | A11チップ | A11チップ | A11チップ |
カメラ | f 1.8(広角) 最大5倍デジタルズーム | f 1.8(広角) f 2.8(望遠) 最大10倍デジタルズーム 光学ズーム ポートレートモードライティング | f 1.8(広角) f 2.4(望遠) 最大10倍デジタルズーム 光学ズーム ポートレートモードライティング |
光学式手振れ補正 | あり | あり | あり |
ホームボタン | あり | あり | なし |
FACE ID(顔認証) | なし | なし | あり |
スピーカー | ステレオ | ステレオ | ステレオ |
ワイヤレス充電 | 対応 | 対応 | 対応 |
その他 | TrueTone | TrueTone | TrueTone |
iPhone8/PlusとiPhoneXの違いは?
ここまでの情報をもとに、iPhoneXとiPhone8のちがいをザックリとまとめるとこのような感じ。
«iPhoneXにはあって、iPhone8 / Plusにないモノ&機能»
- FACE ID (顔認証)
- animoji
- f2.4(望遠レンズ→f2.8よりも奥行きを出せる)
- f2.4の手ぶれ補正機能
- Super Retina ディスプレイ
iPhone8/Plusがおすすめな人
「結局、iPhone8・iPhoneXのどちらを買えばいいのか分からないよ!」という人は、次の項目をチェック!当てはまっているものが多ければiPhone8 / Plusでも十満足できるハズです。
- 現在使っているiPhoneがiPhone6s以前のものだ。
- 耐水・防塵性能はなるべく高いものにしたい。
- 全面スクリーンには特にこだわらない。
- iOS11へのアップデートで重くならないモデルならなんでもいい。
- 無線充電できるiPhoneに変えたい。
- 背面もガラスボディのiPhoneにしたい。
- セルフィ(自撮り)でポートレートモードを活用したい。
- できれば今すぐ買いたい。
iPhoneXがおすすめな人
iPhoneXをおすすめしたいのは次のような人。
※iPhoneXには前項のiPhone8の機能はすべて含まれています。
- FACE ID(顔認証機能)を使いたい。
- animoji(アニモジ)を使いたい。
- 望遠レンズで手ぶれ補正が使いたい。
- 食べ物やペットなどのアップの写真をキレイに収めたい。
- 本体のコンパクトさ+ディスプレイの大きさにこだわりたい。
- ディスプレイのキレイさにこだわりたい。
- 手元に届くまで気長に待てる。(入手が12月頃になる可能性も!)