iPhone15が発売されて4ヶ月が経過しました。
iPhone15 Proでは新たな素材が採用され、充電ポートが変わるなどフルモデルチェンジしたのではと言われています。
この記事では、iPhoneのフルモデルチェンジの歴史やなどを紹介します。
目次
iPhone15はフルモデルチェンジ?歴代のフルモデルチェンジ一覧
iPhone15がフルモデルチェンジと言われている理由や、今までiPhoneがフルモデルチェンジをしてきたモデルなどを紹介します。
iPhoneはフルモデルチェンジでどう変わる?
iPhoneに限らず、車や家電などのフルモデルチェンジは、デザインが変わることを指します。
フルモデルチェンジと対比して使われる言葉は、マイナーチェンジです。
- フルモデルチェンジ:デザインが一層され内部の機能もバージョンアップする
- マイナーチェンジ:デザインは基本的には変更せずに機能の強化が行われる
車だと前期型・後期型、据え置き型のゲーム(Nintendo SwitchやPlay Station)だと新型などと言われますが、iPhoneではナンバリングが変わっても毎年(ほぼ)発売されるので、新型がマイナーチェンジされて発売されることもよくあります。
iPhoneはフルモデルチェンジの周期は4年前後
最近のiPhoneのフルモデルチェンジの平均周期は、3から4年です。
3年でフルモデルチェンジをされることもあれば、4年でフルモデルチェンジされることもあります。
発売当初は車の前期型・後期型のように2年に1度フルモデルチェンジされていましたが、今後その時代のように戻ることは考えにくいでしょう。
iPhone11→iPhone12(2020年)
iPhone11では、丸みの帯びたデザインを採用していましたが、iPhone12からは角張ったデザインに変更されました。
画面サイズ自体は同じですが、筐体デザインが変更されたため、iPhone11のケースはiPhone12以降でつけることはできません。
また、iPhone11 Pro/Pro MaxからiPhone12 Pro/Pro Maxではディスプレイサイズも変更されています。
- MagSafeの登場
- 耐水・防塵機能の強化
- EarPodsの同梱廃止
iPhone7→iPhoneX(2017年)
2017年は、iPhoneが登場して10年ということで、最も大きなフルモデルチェンジが行われました。
今までは、ホームボタンを搭載したiPhoneのみでしたが、iPhoneXの登場でホームボタン無しのiPhoneに移行したのがiPhoneXからです。
現行のiPhoneの初期モデルの登場で、当時はホームボタンが搭載されたiPhone8も同時に発売されています。
- ホームボタンの非搭載
- デュアルカメラの搭載
- Face IDへの変更
- 有機ELディスプレイの搭載
iPhone5s→iPhone6(2014年)
2014年のiPhone6からはiPhoneの大型モデル初年度といっても過言ではないiPhoneのPlusモデルが登場しました。
iPhone5sまでのiPhoneは、片手で操作できる4インチモデルでしたが、iPhone6でも4.7インチ、iPhone6 Plusでは5.5インチと大型化してきました。
2014年頃はYouTubeはすでに一般化されていましたが、Netflixなどのサブスクはそこまで一般的にはなっていなかった時代です。
まだまだ小型のiPhoneが人気ということで、iPhone6発売後にiPhoneSEの第一世代が4インチのモデルで登場しているのがその理由です。
- ディスプレイサイズが4インチから4.7インチと5.5インチに変更
- ヘッドホン端子が下(Lightningポート横)に変更
- 電源ボタンが右に移動
- NFCの搭載
iPhone4s→iPhone5(2012年)
2012年に発売されあiPhone5では、ディスプレイサイズが3.5インチから4インチへ変更されました。
また、iPhone14まで続くLightningポートはiPhone5で初めて搭載されました。
- ディスプレイサイズが3.5インチから4インチに変更
- 充電ポートが30ピンからLightningポートに変更
- SIMカードがnanoSIMからmicroSIMに変更
iPhone3GS→iPhone4(2010年)
2010年に発売されたiPhone4でもフルモデルチェンジが施されました。
全体的に丸みを帯びたデザインから、角張ったデザインに変更されたのが最も大きな変更点です。
- 筐体デザインの変更
- Retinaディスプレイの採用
iPhone→iPhone3G(2008年)
2008年、iPhoneが発売された次の年にフルモデルチェンジが行われ、iPhone3Gが登場しました。
筐体の形は同じですが、背面側の上部がシルバー、下部がブラックだった初代iPhoneとは違い、背面一色ブラックのiPhoneに生まれ変わりました。
今では当たり前のアプリ「App Store」が登場したのもiPhone3Gと同じ時期です。
- 背面デザインの変更
- 日本で初めて販売されたiPhone
iPhone14からiPhone15はどう変わった?
iPhone15は、一部では「フルモデルチェンジでは?」と言われることもあります。
iPhone14からiPhone15で大きく変わった点を紹介します。
※iPhone15で追加された新機能についてはこちらの記事でも紹介しています。
変更された充電ポートが「USB-C」
iPhone5から続いたLightningの充電ポートがUSB-Cに変更されました。
LightningポートはAppleが開発したポートで、何年も前からUSB-Cへの変更が期待されていました。
EUでの充電ポートの統一が決まったことで、大きな市場を失う前に変更したと言われていますが、ユーザーとしては街に待っていた変更です。
全てのモデルに搭載された「Dynamic Island」
iPhone14 Proで初めて搭載されていた機能の「Dynamic Island」が、iPhone15からすべてのモデルに搭載されました。
Dynamic Islandというのは、インカメラのパンチホイールがアニメーション化された機能で、通知や一部のアプリがDynamic Islandを活用して動きます。
電話アプリや純正マップ、Apple Musicなどの機能をDynamic Islandで操作できるので、最初は慣れないかもしれませんが、慣れたら便利な機能です。
iPhone15 Pro/iPhone15 Pro MaxではWi-Fiが「Wi-Fi 6E」
iPhone15 Pro/iPhone15 Pro Maxのみに搭載されている機能ですが、「Wi-Fi 6E」が搭載されました。
Wi-Fi 6Eは、6GHz帯に対応できるWi-Fiの規画で、Wi-Fi 6よりも拡張性が高い規画です。
Wi-Fi 6Eを使うには、6Eに対応したルーター(アクセスポイント)が必要ですが、将来的により早い通信が可能になる可能性があるのがiPhone15のProシリーズです。
メインカメラの画素数が「48MP」
iPhone15では、すべてのモデルのメインカメラが48MPです。
48MPになったからといって写真が圧倒的に綺麗になるわけではありませんが、撮影した写真を引き伸ばした時に鮮明な写真を撮影できます。
現在のスマホのカメラの画素数は平均で12MPから24MPが多く、iPhone14まで何年も12MPでしたが、昨今のスペック強化でiPhoneも48MPに変更されました。
スリープボタンが進化した「アクションボタン」
iPhone15 Pro/iPhone15 Pro Maxでは、スリープボタンがアクションボタンに進化しました。
スリープボタンとは、その名のとおりiPhoneをスリープにするためのボタンでしたが、アクションボタンは機能を自分で決められるボタンです。
もちろんスリープに設定するのも可能なので、今までどおりの使い方も可能です。
ただの噂?搭載されなかったiPhone15の機能やモデル
では、iPhone15で搭載されなかった機能やうわさされていた機能などを紹介します。
折りたたみ型のモデル
Androidではすでに発売されていますが、iPhoneでも折りたたみ型のモデルのうわさは常に絶えません。
有名なリーカーが2025年頃に折りたたみ型のiPhoneが登場すると発言していますが、まだ1年半以上期間があり、その頃の需要を考えると実際わかりません。
折りたたみiPhoneが発売されるとしても、価格の問題や耐久性の問題などが出てくる可能性もあるので実現にはまだ時間がかかるかもしれません。
「Ultra」への変更
iPhoneのフラッグシップモデルの名称が、Ultraに変更されるとうわさされていました。
現在のフラッグシップモデルは、iPhone15 Pro Maxで、Proよりも高性能なiPhoneですが、それよりも高性能な機能を持って登場するのではと言われていました。
2023年9月の発表会で発表されなかったので、2024年に発売されるであろう新型iPhoneまで変更される可能性は低いと予想できますが、今後より高性能なモデルがUltraとして登場する可能性は0ではありません。
iPhone15 Proの新色「ダークレッド」
iPhone14までで、スタンダードモデル(無印)では、レッド(PRODUCT RED)のラインナップがありましたが、Proモデルでは赤系の色がラインナップされることはありませんでした。
iPhone15の発売前には、Proの新色「ダークレッド」がラインナップに並ぶとうわさされていました。
実際には発売されることはありませんでしたが、春頃に新色が追加されることがあるので、iPhone15 Proのダークレッドが完全に消滅したわけではありません。
画面内のTouch ID
iPhoneX移行の生体認証では顔認証(Face ID)が採用されていますが、今でも指紋認証(Touch ID)は非常に人気です。
Androidスマホではすでに採用されている機能ですが、ディスプレイを使った指紋認証もiPhone15の発売前にはうわさされていました。
ただ、AppleではセキュリティはTouch IDではなくFace IDに移行することを表明しており、今後もうわさがでることがあっても採用される可能性はかなり低そうです。
うわさ?リーク?iPhone16で期待される変更点
Phoneは新製品が発売されたらすぐに次世代のiPhoneのうわさや予想が白熱します。
それだけ世界中がiPhoneというスマートフォンに注目をしているというのが理由です。
そこで、2024年に発売される(であろう)iPhone16の現時点でのうわさやリーク情報などを調査してみました。
iPhone16はマイナーチェンジとの予想が多い
iPhone16は、フルモデルチェンジではなくマイナーチェンジとの予想が多く見られます。
iPhone15もフルモデルチェンジとは言えないものの、Proシリーズがフルモデルチェンジに近いモデルチェンジが実装されたことも理由の1つです。
また、オールスクリーンもうわさされていますが、まだ実装されないとの予想の方が多く、オールスクリーンになると同時にフルモデルチェンジされるとの予想が多くあります。
Proシリーズの画面サイズアップ
iPhone16ではProモデルで、ディスプレイサイズがアップするといううわさを見かけます。
iPhone16 Proでは6.3インチ、iPhone16 Pro Maxでは6.9インチと02インチほど大きくなるのではと予想されています。
若干筐体自体も大きくなるという話も出ているので大型化がまだまだ進むかもしれません。
iPhone専用の電力効率の高いディスプレイ
サムスンがiPhone専用(iPhone16に搭載予定?)の電力効率のよいディスプレイを開発しているとのうわさが出ています。
電力効率が上がることで、バッテリー容量を大きくしなくてもバッテリーの持ち時間を長引かせられるため、ユーザーにとっては非常に魅力的なうわさです。
サムスンでの開発は進んでいるようなので、iPhone16で搭載される可能性は十分に考えられます。
Proシリーズの超広角カメラの性能
iPhone15ではメインカメラが48MPに強化されましたが、iPhone16 Proでは超広角カメラも48MPになるとうわさがでています。
また、カメラ性能とは少しはなれますが、iPhone16シリーズではカメラの配置が斜めではなくなるかもしれないとのうわさも出ています。
物理ボタンの感圧式化
iPhone16では、物理ボタンが感圧化ボタンに変更される可能性があると言われています。
感圧化ボタンというのは、電源が入っている状態のみボタンとして機能するボタンで、iPhone7以降のホームボタンは全て感圧化されています。
強制再起動やリストアするのにボタンを使っているので、完全感圧化されるにはそれらの時の改善方法が別に必要になるので、なんとも言えません。
すべてのモデルでアクションボタン
iPhone16ではすべてのモデルでスリープボタンがアクションボタンに変更される可能性があります。
iPhone14 ProのみのDynamic IslandがiPhone15シリーズすべてに搭載されたように、現在はiPhone15 Proモデルのみにしか採用されていませんが、来年移行はアクションボタンに変更される可能性が非常に高いと予想できます。
まとめ
iPhone15がフルモデルチェンジをされているのかについての考察などを紹介してきました。
iPhone15シリーズは少し特殊で、iPhone15はマイナーチェンジ、iPhone15 Proはフルモデルチェンジと言える進化をしました。
デザインではなく素材が変わっただけなので、フルモデルチェンジとも言いにくいような進化ですが、iPhoneは毎年新機能を備えて発売されるのが基本です。
ソフトウェアをアップデートすれば享受できる新機能もあれば、iPhoneを購入しないと体験できない新機能も数多くあります。
2024年もiPhone16が発売されることはほぼ既定路線だと思いますが、9月が近づくにつれてうわさレベルではないリーク情報が多く流れてきます。
iPhoneは年々値上げ傾向にあるので、購入するタイミングは難しいですが、モデルチェンジに関わらず、魅力的な機能があったら購入してみてください。