Appleから発売されたiPhone12とiPhone12Pro。両方高性能で素晴らしいものですが両方持つというわけもいきません。どちらか1つにしたいところですがどっちのほうがいいのでしょうか。iPhone12とiPhone12Proを徹底比較してみました!
目次
iPhone12とiPhone12Proのスペック一覧比較
ではまずiPhone12とiPhone12Proのスペック一覧を比較してみましょう。
スペック的にはどっちが上なのかをこれで判断できます。
iPhone12 | iPhone12Pro | ||
CPU | A14 Bionic | A14 Bionic | |
ストレージ | 64GB/128GB/256GB | 128GB/256GB/512GB | |
本体サイズ | 146.7mm/71.5mm/7.4mm | 146.7mm/71.5mm/7.4mm | |
重量 | 162g | 187g | |
画面サイズ | 6.1インチ | 6.1インチ | |
ディスプレイ解像度 | 2532×1170ピクセル | 2532×1170ピクセル | |
液晶 | Super Retina XDRディスプレイ |
| |
バッテリー | 2775mh | 2775mh | |
アウトカメラ | 2眼カメラ | 3眼+LiDARスキャナ | |
インカメラ | ナイトモード可能 | ナイトモード可能 | |
防水 | IP68等級 | IP68等級 | |
顔認証 | × | × | |
指紋認証 | 〇 | 〇 | |
カラー | ブラック ホワイト レッド グリーン ブルー | ゴールド シルバー グラファイト パシフィックブルー |
となっています。
基本的には一緒ですが重量やストレージが微妙に違ってきます。
デザインも微妙に違うようですね。
iPhone12とiPhone12Proの違い
ではiPhone12とiPhone12Proの違いを見ていきましょう。
iPhone12とiPhone12Proの違いをしっかりと知ることでどっちが自分にあっているのかがわかるようになりますよ!
重さがiPhone12Proの方が重い
まず重量はiPhone12Proのほうが重くなっています。
重量はそれぞれ
- iPhone12:162g
- iPhone12Pro:187g
で25g差になっています。
とはいえ気になるほどの差ではありません。
カラーの違い
次はカラーの違いです。
カラーはそれぞれ
- iPhone12:ブラック、ホワイト、レッド、グリーン、ブルー
- iPhone12Pro:ゴールド、シルバー、グラファイト、パシフィックブルー
です。
カラーバリエーションはiPhone12のほうが多いですが個人的にかっこいいカラーはiPhone12Proのほうが多いですよね。
またiPhone12Proにはレッドやブルーなどの色がなくちょっとかっこいい名前が付けられていますね。
そしてiPhone12の新色であるブルーは背面がステンレス加工されており光沢のある印象を受けます。
iPhone12Proは落ち着いたカラーリングが主になっていますね。
素材が違う
そして素材が違うという点もあります。
それぞれ
- iPhone12:アルミニウム
- iPhone12Pro:ステンレススチール
となっています。
iPhone12Proは側面にステンレススチール素材、背面にはテクスチャードマッドガラスを使用しています。
テクスチャードマッドガラスは梳りガラスのような質感で指紋が付きにくくなっているというのもいい点ですね。
光沢があるときれいには見えますが指紋が目立ってしまうので指紋が気になる方からすればこのテクスチャードマッドガラスがうれしいですね。
またiPhone12のディスプレイ部分のガラスはセラミックシールドで保護されているので今までよりも落とした際に割れる可能性が低くなっているようですね。
ガラスセラミック素材でガラスにナノセラミッククリスタルを組み込んで作られており透明度が高くクリスタルによって頑丈な構造が作り出されています。
その結果割れずらくなっているというロジックですね。
ストレージ容量が違う
次はストレージ容量が違う点です。
それぞれ
- iPhone12:64,128,256GB
- iPhone12Pro:128,256,512GB
となっています。
最低と最大のストレージに差があります。
写真や動画をよく撮影される方や配信サービスで音楽や映画をダウンロードすることが多い方はiPhone12proをお勧めします。
メモリ容量
次はメモリ容量です。
それぞれ
- iPhone12:4GB
- iPhone12 Pro:6GB
です。
ただし4GBと6GBのメモリ容量の差はほとんど実感できないですね。
ただ4GBでもiPhone11 Proと同じ容量なのでまず容量不足ということはないですね。
そもそもiOS自体が少ないメモリ容量でも快適に動作するように設計されています。
なので正直どっちを選んでもあまり変わらないというのが真実ですね。
カメラ性能
次はカメラ性能です。
カメラ性能の比較は以下の表を見ましょう。
iPhone12 | iPhone12 Pro | |
背面カメラ | 1200万画素 | 1200万画素 |
フロントカメラ | 1200万画素 | 1200万画素 |
手振れ補正 | 光学式手振れ補正 | デュアル光学式手振れ補正 |
光学ズーム | 2倍 | 4倍 |
デジタルズーム | 最大5倍 | 最大10倍 |
ポートレート | 〇 | 〇 |
ナイトモード | 〇 | 〇 |
ナイトモードポートレート | × | 〇 |
となっています。
エントリーモデルのiPhone12は2眼レンズ構成ですがハイエンドモデルのiPhone12 Proは3レンズ構成となっておりさらにLiDARセンサーが搭載されています。
LiDARセンサーは最新のiPad Proに搭載されて話題になりましたが光を利用して広い範囲の距離を測る装置になっています。
搭載することでAR機能が強化されます。
他にも手振れ補正やズーム性能などもiPhone12 Proのほうが優れています。
新機能のナイトモードポートレートはiPhone12では利用できません。
LiDARスキャナ搭載
先ほども述べたようにiPhone12 ProではLiDARスキャナが搭載されています。
3Dスキャナーアプリにも搭載されているARシステムを応用したもので搭載された当時は驚きの声がありました。
ナイトモードでもポートレート可能に
そしてLiDARの搭載によりiPhone12 Proではナイトモードでのポートレート撮影が利用可能になっています。
比較するとより明るい印象を受けますよね。
またガラスのコップが苦手とされているポートレート撮影も背景と輪郭線がしっかりと出ていることがわかります。
低明度の雰囲気のあるディナーシーンなどで活用が期待されます。
そして街中でもビルや電灯などの光が届かない場所ではナイトモードを起動することができるようになっています。
「Apple ProRaw」搭載
そしてApple ProRawも搭載されています。
これはiPhone12 Proシリーズで利用できる新イメージフォーマットで撮影した写真の編集をより高度に行うことが可能になっています。
ハイライトやホワイトバランスなどの要素を自由に編集可能になっています。
価格が違う
そしてなんといっても価格が違います。
価格は以下の通りになっています。
機種 | 64GB | 128GB | 256GB | 512GB |
iPhone12 | 85,800円 | 90,800円 | 101,800円 | 無 |
iPhone12 Pro | 無 | 106,800円 | 117,800円 | 139,800円 |
となっています。
iPhone12とiPhone12Proが同じところ
では次にiPhone12とiPhone12Proが同じところを見ていきましょう。
サイズ・大きさは一緒
まずサイズや大きさは一緒です。
サイズはそれぞれ6.1インチとなっています。
なのでiPhone12 Proのほうが大きいなんてことはないので使い勝手は変わりません。
iPhone12シリーズ全て5G対応
そしてiPhone12シリーズはすべて5G対応となっています。
5G対応になったことで混雑したネットワーク環境でもスムーズにネットワーク通信ができるほか動画のダウンロードする速度は格段に上がっているといえます。
しかし5Gに対応するエリアを探すのが大変だという声も上がっています。
なので現在では期待したほどの超高速を体感するのは難しいのかもしれません。
ディスプレイが「有機ELディスプレイ」
そして両方とも有機ELディスプレイを採用しています。
有機ELディスプレイはSuper Retina XDRディスプレイとなっておりかなりきれいなディスプレイを実現しています。
プロセッサーは「A14 Bionic」
そしてプロセッサがすべてA14 Bionicを採用しています。
これによりDolby Visionビデオ撮影を可能にしました。
Appleは新型iPhoneのプロセッサを毎年更新しており今年でA14になります。
最新プロセッサが搭載されるのは最新iPhoneならではの特権となっています。
プロセッサが新しければ新しいほど処理性能が高くなりバッテリーの持ちが長くなります。
ベンチマークはほぼ同じ
またシングルスコアとマルチスコアの値を比べるとシングルスコアは1.2倍、マルチスコアは1.1倍という結果でした。
なのでiPhone12との比較はシングルスコアはほぼ同じですがマルチスコアで5.5%優れています。
またGeekbenchの「Geekbench 5 Compute」でGPU性能を計測しました。
結果はこうなりました。
なんとiPhone12はほぼ同じという結果が出ましたね。
バッテリー容量
そしてバッテリー容量も同じです。
同じ2,775mAhとされていますがAppleは公式には発表していないのであくまで非公式での情報になります。
スマホの標準的にバッテリー容量は2,000mAhといわれています。
なので2,000mAh以上のバッテリー容量を搭載しているので電池切れに悩むことにはならないと思いますね。
セラミックシールド搭載
そしてディスプレイのガラスに「Ceramic hield」という新素材を採用しています。
これは「ナノスケールセラミッククリスタル」をガラスに組み込んで作ったものでカバーと本体のエッジを同じ高さにしたことも相まって耐落下性能が4倍にアップしています。
かなりきれいなディスプレイを実現しかつ耐落下性能が上がったことで使いやすさがさらに倍増しましたね。
生体認証は「Face ID」
そして生体認証は両方Face IDを採用しています。
Face IDは画面に触れることなく認証させることができるのが快適です。
生体認証に関しては特に性能差などはありません。
画面内指紋認証を搭載するという噂もありましたが実現されずFace IDのみの搭載となりました。
防水性能
そして防水性能に関してはどっちも同じです。
IP68等級(最大水深6mで最大30分間)になっています。
防水性能は良くなったとはいえあくまで仕様上の数値で完全防水ではありません。
なので本体に負荷がかかるような使い方はしないように気をつけましょう。
MagSafe採用
またMagSafeを採用しています。
主に充電に利用するアクセサリーの規格としてMagSafeが採用されておりMagSafe充電器などの対応アクセサリには磁石が内蔵されており磁力によって性格に位置を合わせることができます。
また従来のiPhoneのQiワイヤレス充電は7.5Wが上限ですがMagSafeでは15Wに引き上げることを可能にしています。
一般的なワイヤレス充電のようにずれておいてしまったため充電ができなかったということがなくなります。
また注意点として
「クレジットカードやセキュリティバッジをiPhoneとMagSafe充電器の間に挟まないようにしてください」
「iPhoneをレザーケースに入れたままMagSafe充電器で充電した場合ケースに丸い接触後が残ることがあります」
などがあります。
なので利用にあたって注意が必要です。
iPhone12とiPhone12Proを選ぶならどっちがいい?
では結局iPhone12とiPhone12Proを選ぶならどっちがいいのでしょうか。
全員に言うことはできませんが人それぞれ使う用途によって選ぶことができます。
コスパ重視・カラバリの多さで選ぶなら「iPhone12」
まずコスパ重視の方であればiPhone12のほうがいいです。
64GBで74,800円~と旧機種のiPhone11から価格据え置きとなっています。
現行モデルとしてはiPhoneSEとiPhone11に次ぐ安さのiPhoneとなっています。
またカラーバリエーションもiPhone12のほうが5色と多くなっています。
なのでカラバリの多さでもiPhone12が選ばれます。
カメラ性能や容量512GB欲しい人は「iPhone12Pro」
iPhone12 Proがおすすめな方はカメラ性能にこだわりがある方です。
トリプルレンズ仕様のカメラはかなり良くきれいな画質で撮影が可能になっています。
なのでカメラ好きな方などはiPhone12 Proがおすすめです。
また容量512GBが欲しい方はiPhone12 Proですね。
容量512GBはiPhone12にはないので容量が多く写真を撮ったり動画をダウンロードしたりすることが多い方にはiPhone12 Proがおすすめです。