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【簡単】iPhoneのバッテリー診断方法!寿命を長持ちさせるコツ

2021年7月15日

iPhone のバッテリーの減りが早い!寿命?という時の診断ツールを紹介。バッテリー寿命を伸ばす裏技や、バッテリー交換の目安(劣化症状)交換時間や費用も掲載。Apple公式の無料交換プログラムの他、期間限定のバッテリー交換セール情報も。

診断ツールで iPhone バッテリー劣化度を確認する方法

設定バッテリーでチェックする

iPhone のバッテリーがどれほど劣化しているかは、 iPhone の設定から確認することができます。

「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態」の順でタップしてみましょう。

バッテリーの最大容量に注目!

iPhone のバッテリーが劣化すると、新品のバッテリーよりも最大蓄電容量は低下します。

一回目の充電からバッテリーは徐々に劣化し始めますが、バッテリーの劣化が激しいと新品と比較してかなり最大蓄電容量は低下します。

iPhone にはこの最大蓄電容量を調べる機能が搭載されています。

「最大容量」という欄に最大蓄電容量が何%か示されています。

新品の iPhone であれば100%と表示されていますが、使用期間に伴い徐々に低下していきます。

ただしAppleのリチウムイオンバッテリーは、充電サイクルを数多く繰り返しても本来の容量の少なくとも80%を維持するように設計されています。

 【注意】バッテリーの最大容量が計測できないケース

バッテリーに不具合があったり、交換時に正しく取り付けられていないと最大容量が計測できず

  • 「最大容量」欄に『ー』と表示されます。
  • 「ピークパフォーマンス性能」欄の下に「この iPhone では、バッテリーの状態を判定できません。」という警告文が表示されます。

iPhone の深刻な不具合の原因になりますので、早急に修理などの対応をしましょう。

 【注意】バッテリーの劣化が激しいときの確認

バッテリーの劣化が激しいと「設定」>「バッテリー」と進んだ時点で「低電力モード」項目欄の上に「 iPhone のバッテリーの点検修理が必要になる可能性があります」という警告が表示されます(ただしiOS 10.2.1以降を搭載した iPhone )。

この状態を放置しておくと、深刻なエラーや最悪バッテリー膨張に伴う爆発事故にまで発展する可能性がありますので、早急に修理などの対応が必要です。

ピークパフォーマンス性能をチェック

最大容量とおなじページに表示されている「ピークパフォーマンス性能」という項目があります。

リチウムイオンバッテリーは劣化が進むにつれて、最大蓄電容量とともに最大瞬時給電能力(ピーク電力)も低下し始めます。

つまりアプリを使用するときに必要な電力を正常に使うことができない場合があるということです。

充電が少なかったり、極度に寒い地域ではバッテリーが機能しなくなることがあります。

iPhone はなるべくそういう環境でも長く使用できるように意図的にパフォーマンスを低下させる場合がありますが、想定以上に寒かったりすると突然シャットダウンする場合があり以下のような表示が出現します。

ピークパフォーマンスはオフにすることも可能ですが、いわゆる iPhone の内部システム防衛装置みたいなものなので突然シャットダウンすると、再度オンになります。

バッテリー診断アプリでチェック

iPhone のバッテリーの劣化具合を知るためのアプリもあります。

実はこれまでにご紹介した最大容量やピークパフォーマンスは最近搭載された機能で、バッテリー劣化具合診断アプリはこれらの機能が登場するまでかなり重宝されていました。アップデートされていない iPhone などのバッテリーを診断する際に便利です。

バッテリー・ライフ (Battery Life)

中でも評価が高く、信頼性があるのが「バッテリー・ライフ」というアプリです。

広告が表示されてしまうことが難点ですが、

  • iPhone のバッテリーの劣化具合がわかる
  • 充電状況と予測稼働時間を確認できる
  • バッテリーの劣化の進行状態を時系列で確認することができる

という優れもの。

操作もアプリを起動するだけという簡単操作。

バッテリーの劣化具合も以下の画像のように簡単に確認できます。

バッテリー残量を表示させる方法

iPhone の上部に表示されているステータスバーのバッテリーアイコン横にバッテリーが何パーセントかを表示させるには「設定」>「バッテリー」>「バッテリー残量」をオンにします。

ただし iPhone X以降の機種にはこの項目はなく、コントロールセンターから確認することができます

こんな症状がでたら iPhone バッテリーの寿命のサイン!3つ

次のような症状が見られる場合は、 iPhone のバッテリーが劣化しているサイン。

当てはまる項目が多ければ、寿命(バッテリーの替え時)と考えて良いでしょう。

充電の減りが早い

iPhone のバッテリーにはリチウムイオンバッテリーが使用されています。

旧世代バッテリーよりも早く充電し、軽く、そして長持ちします。

しかしいくら長持ちすると言っても、バッテリーの充電は化学的な変化を利用しているため劣化することは防げません

リチウムイオンバッテリーは劣化が進むと、化学的反応が鈍くなるため電気を維持することができなくなっていきます。つまりバッテリーの持ち時間が短いなと感じたらバッテリーの劣化が考えられます。

そのため「バッテリーの減りが早い=バッテリーの劣化が起きている」と考えてもらって大丈夫です。

パーセント表示時がおかしい

iPhone のバッテリーの劣化が進むと、充電された電気量を iPhone が正しく認識できなくなる場合もあります。

例えば5%の状態で充電すると急に40%まで回復したり、90%の状態から急に10%まで激減したり。

これはバッテリーの蓄電と放電がうまくいっていないことが原因ですが、ここまでくるとバッテリー交換をした方が良さそうです。

iPhone の背面が膨らんでいる?!

iPhone が膨らみ出す現象がたびたび報告されていますが、これは iPhone 内部のリチウムイオンバッテリーが膨れています。

化学変化に伴い劣化するものですが、劣化の仕方によっては稀に膨張することがあります。

背面パネルが浮いてきた場合は、バッテリーを早急に交換することをオススメします。万が一の場合、バッテリー膨張により爆発・発火する危険性もあります。

iPhone のバッテリー寿命は約3年ってホント?!

iPhone の使い方にもよりますが、Appleの方針としては約3年程度の年数を目処に耐久性を持たせています。ただし3年経てば必ずおかしくなったり交換が必要というわけではなく、あくまで目安。

大切に使えばさらに長持ちする可能性も

大切に使えば4年以上は持ちます。実際今でも iPhone 5を使用している人もいます。

iPhone のバッテリーを長持ちさせる方法

iPhone のバッテリーが充電するたびに劣化することは確実ですが、その劣化の程度を抑えることは可能です。

ここでは iPhone のバッテリーについて

・電池の持ちをよくして充電頻度を抑える
・劣化をなるべく抑えて、長く使用できる

2つのコツをご紹介します。

バックグラウンド更新をOFFにする

「設定」>「一般」>「Appのバックグラウンド更新」をオフにします。

これにより電波がつながった状態のときに iPhone のバックグラウンドで起動しているアプリを停止させることができ、バッテリー駆動時間を節約できる可能性があります。

省エネモードで使用する

「設定」>「バッテリー」>低電力モードをオンにします。

iPhone 低電力モード

これをオンにすることによりアプリやファイルの自動ダウンロード、メールの受信、バックグラウンドでの処理が一時的にオフになり、バッテリー消費率を抑えてくれます。

低電力モードがオンになっている間は、バッテリーアイコンが黄色く表示されます。

手動でオフにすることも可能ですが、バッテリーの充電が80%になると自動で解除されます。

外出時 Wi-Fi をOFFにする

意外かもしれませんが、 Wi-Fi の探索・検知・接続にもバッテリーを消費します。

外出先で公衆フリー Wi-Fi に自動接続すると、ネットには繋がらないのにバッテリーだけは消費しているという最悪な状況です。

外出するときに Wi-Fi をオフにして出かけるといいですよ!

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