0570550987からの電話は、日本年金機構の委託事業者である「株式会社アイヴィジット」による国民年金未納の場合の督促電話です。
アイヴィジットからの電話の目的は「催促のみ」ですので、後から折り返し電話を入れる必要は特にありません。
連絡を受けた場合には、なるべく速やかに納付するようにするか、相談事項などは別途年金事務所へ直接連絡するようにしてください。
本記事では国民年金保険料の納付免除や猶予の条件について、またその申請の仕方などについてもまとめます。
目次
0570550987はアイヴィジットからの「国民年金未納」催促の電話
0570550987からかかってくる電話は、国民年金機構から委託を受けている、「アイヴィジット」からの年金の未納催促の電話です。
国は「年金の案内」業務に関して、その一部を民間企業に委託する方針としていて、アイヴィジットは一部地域を管轄する企業の内の1社とされています。
こうした委託先の民間企業では、国民年金に未納分がある人に、その支払いを催促することが主な目的になっているのです。
アイヴィジットは督促の連絡だけなので相談などは直接年金事務所へ!
アイヴィジットでは国民年金が未納の場合の督促を専業としているため、個別の事情による支払免除や納付猶予などの相談業務は行っていません。
そうした相談に関しては、年金事務所へ直接行うことになりますので、アイヴィジットからは行き違いの督促の連絡が入ることもあるようです。
このためこの0570550987からかかってくるアイヴィジットの電話が、迷惑電話であるという誤解が、一部に広まっています。
未納を納付したタイミングでこのような督促電話があると、それが迷惑に感じることもあると思われますが、不審な点は全て年金事務所へ直接お問い合わせください。
また後述しますが0570550987からかかってくるアイヴィジットの電話は、年金未納分の督促が主な用件なので、折り返し電話をする必要はありません。
アイヴィジットの企業概要
それでは現在も日本年金機構から正式な委託を受けている民間企業、「株式会社アイヴィジット」の企業概要を記しておきましょう。
商号 | 株式会社アイヴィジット |
設立 | 1988年11月16日 |
資本金 | 7,000万円 |
株主 | 株式会社バックスグループ |
従業員数 | 1,730名(2024年3月) |
TEL | 03-6627-9977 |
代表取締役社長 | 砂長 淳洋 |
取引銀行 | 三井住友銀行、三菱UFJ銀行 |
所在地 | 〒170-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル14階 |
また一方、電話番号検索サイトを使って「0570550987」で検索してみると、下記のような結果が表示されました。
事業者名 | アイヴィジット/国民年金保険料収納事業者 "0570 550 987" |
---|---|
PR文 | 日本年金機構からの委託により、国民年金保険料の収納事業を行っています。 |
住所 | |
市外局番 | 0570 |
市内局番 | 550 |
加入者番号 | 987 |
電話番号 | 0570550987 |
引用:https://www.telnavi.jp/phone/0570550987
国民年金を未納にするとどうなる?
国民年金への加入は、20歳以上60歳未満で日本に住んでいる国民には、法律で義務付けられています。
原則として、一定期間の保険料納付の実績がなければ、年金を受給する資格が得られません。
また未納分がある場合にはその期間の長さに応じて、将来受け取ることができる年金額が、減免されることになります。
未納期間が連続して長くなった場合には、年金の受給資格を喪失してしまうこともあるので要注意です。(現在は原則10年以上の納付から、受給資格が得られます)
ただし、特定の条件下では、未納分に対しての納付猶予や免除の申請が可能となっています。
年金未払いの差し押さえ対象の条件は未納月数7カ月以上
年金未納の督促電話は、未納が一定期間続くとかかってくるようです。
さらに未納が7カ月以上続くと、財産の差し押さえの対象になる可能性があります。
差し押さえ対象になるには、下記に示す2つの条件があります。
- 年間所得が300万円以上
- 未納期間が7か月以上の人
2014年までは、年間所得400万円以上・未納月数13か月以上という条件でしたが、2018年に施工された「国民年金保険料強制徴収集中取組月間」によって現在の条件に引き下げられました。
0570550987の電話には出た方がいい?折り返しは?
0570550987(地域により他の番号のときもあります)から電話があったが、出られなかった場合には、特に折り返しの電話をする必要はありません。
それは前述した通り、民間企業であるアイヴィジットなどの委託業社は、「催促」しかできないからです。
その先の納付や免除申請などの手続きは、年金事務所とのやり取りになります。
しかし「催促のみの電話」とはいえども、出られるタイミングであれば、電話には出たほうが賢明でしょう。
電話を無視していると何度もかかってきますし、電話が通じないケースでは、直接自宅に訪問してくるとの情報もあるようです。
「0570」始まりの番号へは通話料が発生することに注意
ちなみに「0570」始まりの電話は、フリーダイヤルではなく、ナビダイヤルと呼ばれる電話番号です。
ナビダイヤルは距離などに関係なく、一定時間あたりに通話料が発生する電話番号なので、スマホから折り返し電話連絡すると時間次第でかなりの高額になります。
案内の時間も待機する時間も含まれるために、元々折り返し不要なナビダイヤルへ通話することは避けたほうが賢明です。
年金の支払いなどの相談をするには、年金機構へ直接連絡しなければならないことを覚えておきましょう。
0570783284(アイヴィジット)の口コミ
ここで0570783284(アイヴィジット)の口コミをいくつか紹介しましょう。
年金の未払いの委託業社。口コミと違い、丁寧な方が電話してきました。質問等にも丁寧に返答を頂きました。
特に不満な対応はありませんが、電話番号はフリーダイヤル等に統一した方が良いと思います。
カタコトの日本語で話す人だと話になりません。免除の申請をしているので年金事務所に確認してくださいと話しても「年金事務所とはシステム上のやり取りしかないので、ご本人さんからオシエテクダサイ」と言ってくる。状況を正確に把握できないなら、電話してくるべきではない。
免除申請してるのに、しつこくかかってくる。ちゃんと年金事務所と連携取れてますかね?まるでヤミ金の取り立て屋
(引用:Jp number)
委託業社は督促してくるだけなので、免除申請が済んでいる方には迷惑な電話かと思われます。
年金事務所からの正確な情報は、リアルタイムには共有はされていないようです。
年金催促。こんなしょーもない会社に税金が使われてるかと思うと悲しくなります。
年金委託業者/年金の催促
払える状態になったら払うと何度も言っているのにしょっちゅうかかってくる。脅されているようで気が滅入る。督促状もこの委託業者の仕業らしい。電話代、印刷代、郵送料の無駄。政府はとっととこの委託業者を解約すべき。払えない貧乏人を追い詰めるだけの簡単なお仕事。アイヴィジット/年金の支払い催促
一度かかってきて仕事中などで出られなかったりすると毎週かかってきます。時間はバラバラだしかなり迷惑。
滞納してしまっていた期間があるのでこちらにも非はありますが、今は毎年免除申請を出して「遅れながらですが毎月支払います」と伝えてあるのに定期的に「○月分のお支払いの確認取れてませんが」としつこく電話をかけてきます。その度に毎回同じ説明して疲れます。情報交換できてないんですか?
かけ直ししたら毎回、年金番号、住所。生年月日を言わされるし、通話料もかなりかかる。最悪です。せめてフリーダイヤルにしてほしい。(引用:電話帳ナビ)
前述したように、「0570」は定額通話の電話番号なので、折り返すことで通話料金が発生します。
フリーダイヤルにしてほしいとの声も、多くあるようです。
また担当者の態度にはバラつきもあり、電話のかかってくる時間帯も一定でないことに、不満の声が出ています。