同人スマートは違法で危険な漫画サイトと言われていますが、その特徴と今後閉鎖に追い込まれる可能性などについて検証していきます。
同人スマートは同人誌を、著作元のメーカーや同人作家などには全く無許可でアップロードする、海賊版サイトの1つです。
では同人スマートを閲覧するだけでも、罪に問われることはあるのでしょうか。
違法サイトがもたらす実害について、また合法で安全性の高い漫画サイトについて、いくつかご紹介していきます。
目次
- 1 同人スマートとはどのようなサイトなのかを詳しくポイントを紹介
- 2 同人スマートにはどのような違法性があるのかを詳しく紹介
- 3 同人スマートはなぜ今も生き残っているのか?
- 4 同人スマートが閉鎖される可能性は?またその理由とは?
- 5 同人スマートは閲覧だけでも違法性に問われる?
- 6 同人スマートとは違う安全性の高い本がたくさん読めるサイトをいくつか紹介
- 6.1 沢山の種類の漫画を安全に読むことができるサイトである「Amebaマンガ」
- 6.2 手軽な値段で様々なジャンルの漫画などを読むことができるサイトの「ebookjapan」
- 6.3 同人誌や商業誌も安全にたくさん読むことができるサイトの1つである「dブック」
- 6.4 無料の漫画をたくさん読むことができるサイトの1つである漫画サイトの「honto」
- 6.5 たくさんの漫画の試し読みなどができ購入することもできるマンガアプリである「Renta!」
- 6.6 コマーシャルなどでも宣伝されている安全な漫画アプリの1つである「ブックライブ」
- 6.7 アダルトなコンテンツも楽しむことができるサイトの1つである「DMMブックス」
- 6.8 楽天が運営している漫画などが読めるサイトの1つでありユーザーも多い「楽天Kobo」
- 6.9 たくさんの漫画を読みたいときにおすすめであるアプリの1つの「まんが王国」
- 6.10 漫画を読みたいときに読みたいだけ読むことができるアプリの「コミックシーモア」
- 6.11 紀伊国屋が運営していてたくさんの本を読むことができる「紀伊国屋ウェブストア」
- 6.12 読みたい本を定額でたくさん読むことができるamazonが扱う「Kindle Unlimited」
- 7 まとめ
同人スマートとはどのようなサイトなのかを詳しくポイントを紹介
同人スマートとはどのようなサイトなのか、詳しく紹介していきます。
同人スマートはどんなサイトなのか、チェックしてみたいけどアクセスするのは怖い、と考えている人はここで確認してみてください。
数多くの同人誌が閲覧できるサイト
同人スマートとは、海外サーバーを使用して、様々な同人誌がアップロードされている違法性の高いサイトの1つです。
海外に設置しているサーバーで運営されているサイトでは、違法とわかっていても、なかなか閉鎖するのが難しいと言われている点が問題です。
同人スマートはUIが分かりやすく使いやすい
同人スマートのサイトの作りについては、UIがシンプルな作りこみで、分かりやすくてすぐに使うこともできることは特徴的です。
このためサイトの違法性についてはよく分からないまま、手軽に同人誌を読めてしまうので、ユーザーが多くなってしまうことが問題とも言えます。
月日別の人気をすぐに知ることができるサイト構成
同人スマートでは、同人誌の日付や月ごとの人気ランキングをすぐに知ることができるようになっています。
同人スマートを閲覧する人にとっては、どの同人誌が人気であり、アクセス数が多いのかをチェックすることもできるのです。
UIが優れていることと、今の人気がすぐに把握できるという実用性の高さが、同人スマートの支持者にとっては魅力であると言えそうです。
同人スマートにはどのような違法性があるのかを詳しく紹介
それでは一体、同人スマートにはどのような違法性があるのか、という点について詳しく紹介していきます。
同人スマートを見てみたいと思っているが、その違法性が知りたいという人は、こちらをぜひチェックしてください。
著作権元メーカーに許可なくアップロードしている
まず第一には、それぞれの同人誌の著作権を所有するメーカーなどから、許可なくアップロードしている点が著作権違反の行為です。
同人誌は趣味的な性格もあるのですが、同時に商業目的で出版・配布されている著作物です。
これを違法アップロードするということは、法律上の問題ももちろんありますが、サイトで公開されてしまうことでメーカーに本来入るはずの金銭が入らなくなるという大きな問題があります。
作者・編者にも無断でアップロードしている
上述したことと同じように、同人誌を作成した作者にも無断でアップロードしている点が見過ごせません。
同人スマートが作品を無断アップロードしたせいで、その作者にも本来入るはずの金銭が入らなくなってしまいます。
読む側にとっては一見、無料で読めることにメリットがありそうな気もしますが、作者が継続して作品を生み出す原資を奪っていることは社会問題です。
配信用サーバーがアメリカ・カリフォルニア州にあり運営会社は不明?
同人スマートの配信用のサーバーは、アメリカのカリフォルニア州にあると想定されますが、その運営会社の実態は不明です。
日本の法律下においては、海外のサーバーでの運営に対しては、調査や捜査といっても難しいのが実情です。
やっていることが違法とはっきりしていても、運営会社を摘発するまでに至ることが困難な点は厄介です。
仲介業者を介して運営をしているため摘発は困難
ただでさえ国外に実体があると手を出しにくい上に、同人スマートは違法な仲介業者を介して運営をしているとも言われています。
このためさらに摘発は難しくなっているという現状もあるのです。
結局は、この違法な仲介業者などを捜査することができないうちは、これらの違法アップロードサイトは増えていく一方だとも言われています。
違法性の高さから数多くの人が被害に!
同人スマートは、その違法性が高いサイトであるために、数多くの人が被害に遭っているのが実情です。
著作元メーカーや作者などは収入源を断たれ、健全な商業活動に支障が出てきます。
閲覧する側は無料であることから、そちらに流れる傾向が止められず、被害は拡大する方向にあると言わざるを得ません
同人スマートはなぜ今も生き残っているのか?
では、そうした違法性が高い同人スマートが、なぜ今も生き残っているのでしょうか。
これには利用者側にとっての心理面も大きく加わっていますので、同人スマートの存在の特徴から、生き残りの理由を探ってみましょう
ウイルスなどが仕込まれている様子は見られない
同人スマートのサイトには、現在のところ危険なウイルスなどは仕込まれている様子は見られません。
サイトの閲覧が原因となる、ウイルス被害の報告などがあまり多くないことから、比較的安全なサイトと見られている傾向はあるようです。
但し近い将来広告やウイルスなど仕込ませてくる危険性は大?
但し、近い将来危険な広告やウイルスなどをサイト内に仕込ませてくる危険性は十分考えられるでしょう。
悪質なサイトは、利用しないことが1番の安全策ですが、無料であることからリスク覚悟でアクセスする人は残るでしょう。
利用者数が多いことが閉鎖できない理由になっている?
また、そもそも同人スマートには利用者数が多いということが、閉鎖できない理由になっている一面もあるかもしれません。
摘発が難しいサイトであることは解説しましたが、常に人気があるために、閲覧者同士では利用を控える動きにはなりにくい面は確かにあるでしょう。
しかしユーザー数が多いということは、不正な運営者の利益にしかなりませんから、アクセスはしないように心掛けたいものです。
同人スマートは閉鎖と復活を繰り返しているサイト
そして同人スマートは、他の違法サイトと同じように、閉鎖と復活を繰り返しているサイトでもあります。
一旦ドメインがブロックされても、すぐにミラーサーバーが復活したりするのです。
総じてみますと同人スマートは、無料ゆえに利用者が減らないことに加え、運営母体が国外にあることから潰されずに生き残っていると言えそうです。
同人スマートが閉鎖される可能性は?またその理由とは?
違法性の高い同人スマートが、閉鎖される可能性はあるのでしょうか。
またその場合の理由とは、どんな内容によるものなのか、という点についてを解説していきます。
閉鎖より先にブロッキング処理される可能性も!
同人スマートなどの違法サイトは、すぐに閉鎖となるより先に、ブロッキング処理というものがされることは大いに考えられます。
現実に、まずブロッキング処理されて、その後閉鎖されたサイトとしては、「漫画村」がありました。
漫画村も非常に利用者が多く、無料で人気漫画が読めるサイトとして、人気を博したサイトでした。
海賊版サイトによる損失は無視できないほどは年々厳しくなっている
海賊版サイトはその存在が法に触れることに加え、上述したように、関連者の利益損失が年々膨大なものとなっている事実があります。
出版元としては、違法な海賊版サイトを閉鎖に追い込むことは、今や第一の目標になっているとも言えます。
国内においての法規制も、年々厳しくなってきていますので、これまでにないような捜査展開から摘発に追い込まれる可能性は大きくなってきました。
一番の被害者は同人作家!
そして同人作家たちは、本来の利益を収奪された、1番の被害者となっています。
そこで作家たちも連名したりして、違法サイトの摘発への運動を積極的に展開し始めています。
同人スマートなどの海賊サイトの影響で同人作家が引退に追い込まれている?
同人スマートなど違法サイトの影響で、多くの同人作家が、引退に追い込まれているという現状もあります。
同人作家という職業だけで生計を営んでいける人は、ごくわずかに過ぎないですが、本来得られる収入が滞ることは死活問題です。
同人誌は本来自費で購入されるべきもの
同人誌という存在は、趣味性が高いために販売ルートが限られていて、また購買層も元々限定的です。
それゆえに同人誌がユーザーの自費で購入されないとなると、売上は大ダメージを受けるのは当然のことと言えます。
紙媒体が減少しつつある出版業界の中で、サイト販売にシフトするのは自然なことで、違法アップロードサイトは断然阻止されるべきでしょう。
同人誌取扱い店舗やサイトも海賊サイトのせいで売上激減
同人誌を取り扱っている店舗や、物販サイトなどでも、同人誌は売上激減の一途をたどっています。
正規の売上がたたないと、作家への還元がなくなるわけですから、作品を生み出す源泉が奪われることになります。
つまり海賊版サイトの存在は、次の作品を生み出すための本来の資金を、強奪しているのと同じことになるのです。
違法性が目立った「漫画村」など違法漫画サイトが近年続々と閉鎖!
大きなニュースとなった、漫画村の閉鎖騒動を筆頭に、特に漫画に関しては違法サイトの閉鎖が目立つようになってきました。
同人スマートも全く同じく、同人誌を許可なく不正にコピーした違法なサイトの1つですから、近々にも摘発の対象となる可能性はあります。
類似する違法漫画サイトは一斉摘発の方向に?
インターネットの世界では、非常に簡単に誰でも、複製を取れると言う特性があります。
それゆえにコピーガードの手法と違法コピーは、「いたちごっこ」的な争いになっている構造です。
漫画も同人誌も複製は簡単に取れるメディアである点では同類ですから、摘発の対象となるとすれば、一斉に行われる可能性は十分あると言えるでしょう。
同人スマートは閲覧だけでも違法性に問われる?
ではネット上に公開されてしまっている、同人スマートのような違法なサイトは、閲覧するだけでも罪になってしまうのでしょうか。
このことについては違法サイトへの法規制が、年々厳罰化されている現状を考えますと、その解釈は変わってくるのかもしれません。
ではネット上での違法行為に関して、それぞれがどのような罪に問われてしまうのか、チェックしてみましょう。
現行の法律下ではサイトの閲覧だけなら罪になることはほぼない?
現状の法律下では、たとえ違法サイトだとしても、サイトにアクセスして閲覧をするだけなら罪になることはほとんどないと言えるでしょう。
閲覧までを取り締まることは、現実的ではない面と、閲覧のログまでを捜査の対象にすることにはムリがあるからです。
しかし次に述べるように、ダウンロードを行った場合には、それが個人の楽しみの範囲だと主張しても罪になる可能性があります。
ダウンロードを繰り返せば罪に問われる可能性は十分ある!
サイト上のコンテンツを無断でダウンロードをすれば、それはそのまま著作権の侵害に当たるという見方ができます。
そして違法アップロードされたコンテンツは、それ自体が違法ですので、これのダウンロードは即アウトという解釈が成り立つようになってきました。
閲覧に留めればお咎めがないかもしれませんが、事実上複数回のダウンロードを繰り返していれば、罪に問われてしまう可能性はあるので避けておきましょう。
漫画村の摘発時には警察が動いたという事例もある
漫画村が摘発された際には、個人にまで警察の捜査の手が及んだという事例もありますので、違法アップロードサイトを頻繁に利用しているという人はすぐやめた方が賢明です。
コンテンツに対しては、正当な対価を支払い、著作物のメーカーや作家に利益を還元するという考え方に改めるべきでしょう。
違法サイトに頼ることをやめて、有償であっても健全で合法なサイトで漫画などを読むようにしましょう。
同人スマートとは違う安全性の高い本がたくさん読めるサイトをいくつか紹介
同人スマートとは違い、安全性が高くて、本がたくさん読めるサイトをいくつか紹介していきます。
違法サイトや海賊版サイトなどで本や漫画を楽しむのではなく、有償であっても、安全なサイトで自分の好きな漫画を楽しみましょう。
沢山の種類の漫画を安全に読むことができるサイトである「Amebaマンガ」
Amebaマンガは、100万冊以上の漫画や書籍を取りそろえた、国内最大級の電子書籍配信サイトです。
600社以上のコンテンツ提供元から、常に幅広いジャンルの大量な書籍を取り扱っています。
手軽な値段で様々なジャンルの漫画などを読むことができるサイトの「ebookjapan」
ebookjapanは、マンガや電子書籍を毎日無料で楽しむためのマンガアプリです。
ebookjapanでは、恋愛漫画や少女マンガ、少年コミック、ラノベなどの様々な本やコミックが、電子書籍で読むことができます。
同人誌や商業誌も安全にたくさん読むことができるサイトの1つである「dブック」
dブックとは、NTTドコモが運営する電子書籍サービスで、漫画や小説、実用書など、60万冊以上のコンテンツを取り揃えています。
dブックの蔵書には、同人誌や商業誌なども豊富に含まれているようです。
dアカウントを作成すれば、ドコモユーザー以外の方も利用できるようになっています。
無料の漫画をたくさん読むことができるサイトの1つである漫画サイトの「honto」
honto(ホント)は、大日本印刷が運営する、ハイブリッド型総合書店です。
hontoでも一部の作品については、無料で漫画を読むことができるサービスを展開しています。
たくさんの漫画の試し読みなどができ購入することもできるマンガアプリである「Renta!」
Renta!は、コミックを中心に48時間レンタルでのサービスを提供しています。
PC、スマートフォン、タブレットなど、マルチデバイスに対応しており、お試しを含めて手軽に読むことができます。
料金メニューは安価な「48時間レンタル」と、「無期限レンタル」から選ぶことができます。
コマーシャルなどでも宣伝されている安全な漫画アプリの1つである「ブックライブ」
ブックライブは、漫画や小説、ライトノベル、実用書、雑誌など、さまざまなジャンルの電子書籍を配信する総合電子書籍ストアです。
会員登録をしないでも、気になった作品を無料で試し読みすることもできます。
アダルトなコンテンツも楽しむことができるサイトの1つである「DMMブックス」
DMMブックスは、コミックや雑誌、小説、ビジネス本、写真集など、87万冊以上のコンテンツを提供する総合書店型プラットフォームです。
1万冊以上の無料作品や話題の作品、独占配信作品など、充実したコンテンツを提供しています。
DMMブックスには、アダルトコンテンツの蔵書も多いので、アダルトジャンルがお好きな方にはおすすめです。
楽天が運営している漫画などが読めるサイトの1つでありユーザーも多い「楽天Kobo」
楽天が運営している楽天Koboでは、コミックや小説、ビジネス書、実用書、洋書など、さまざまなジャンルの電子書籍を読むことができます。
無料作品も充実しており、アニメやドラマ化されたコミック、ライトノベル、ビジネス書、実用書、小説などを1話ごとに無料で読めるサービスも提供しています。
たくさんの漫画を読みたいときにおすすめであるアプリの1つの「まんが王国」
まんが王国は、公式ビューア・アプリを活用するとさらに読みやすいと評判の、電子コミック配信サイトです。
すでに、10,000冊以上の無料漫画や電子コミックが配信されています。
漫画を読みたいときに読みたいだけ読むことができるアプリの「コミックシーモア」
漫画を読みたいときに、読みたいだけ読むことができる、コミックシーモアの「読み放題」もおすすめです。
コミックシーモアでは漫画を主に取り扱っていますが、ライトノベル、小説、雑誌も取り扱っています。
無料立読みや1巻まるごと無料のマンガも多数あり、毎日のようにSALEも実施されています。
紀伊国屋が運営していてたくさんの本を読むことができる「紀伊国屋ウェブストア」
紀伊國屋書店ウェブストアでは、漫画の他にも、和書、洋書、雑誌などの電子書籍を幅広く品ぞろえしています。
実店舗では、紙の書籍は受取が送料無料で、図書カードNEXTも利用できます。
読みたい本を定額でたくさん読むことができるamazonが扱う「Kindle Unlimited」
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まとめ
違法アップロードサイトがもたらす不都合や、同人スマートの違法性について、またそれによる生産者の大きな損失などについて解説しました。
同人スマートが見れるのは閉鎖と復活で生き残っているだけで、その存在が違法ですからアクセスする習慣は避けたほうがいいでしょう。
本記事では、その代わりとなれる電子書籍サービスを、いくつか紹介しました。
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