Amazonではステータスが「出荷準備中」となってから48時間以内の発送が原則とされていましたが、時間を過ぎても商品が発送にならない原因について徹底検証しました。
特に土日には配送されないケースがあるとも言われていますが、急ぎの場合には問い合わせしたほうが早く解決するのでしょうか。
注文からお届けまでが早いことで重宝されるAmazonで、商品が発送にならないケースを紹介すると共に、注文のキャンセル・返金対応について詳しく解説します。
目次
Amazonの商品が発送されない原因と対処法
Amazonで商品が発送されないまま、到着が遅くなり届かないケースを徹底検証します。
注文ページで確認すると「出荷済み」のステータスになっているのに、実際には出荷されていないこともあるようです。
Amazonで購入された商品は通常、出荷準備中のステータスになってから、48時間以内に発送されるのが定説とされてきました。
お急ぎ便であればさらに早く発送されるはずなのに、商品が発送されないのには、いくつかの要因が考えられます。
ここからは順を追って、発送済みにならない原因と、その状況別での対処法を解説しますので参考にしてください。
①出荷が遅れている
Amazonでの「通常配送」のお届け期間は、原則48時間となっていましたが、現在では1日から最長で4日ぐらいかかっているようです。
離島など、一部の地域ではこれ以上かかることも明記されていて、さらに日数がかかります。
商品購入時に、商品情報を参照すると「お届け予定日」が見れますので、ここから日数を確認してください。
事情により出荷が遅れますと、こちらの日程は当初の予定日から変更になることがあります。
お届け予定日を再度よく確認する
気が付かないうちにAmazonからお知らせメールが届いていることもありますので、お届け予定日については再度よく確認しましょう。
通常よりも発送が遅れていると思った場合には、注文履歴から「配送状況」と「注文内容」を見直してください。
何らかのトラブルによるものなのか、商品の在庫不足などの理由なのか、ステータスが変化しているかもしれません。
②海外発送が原因
Amazonで海外からの商品を購入した場合には、運送事情により発送されない、または遅延するなどの可能性があります。
Amazonで購入した商品が、海外発送なのかどうかを見分けるには、「出品者ページ」にそれらの記入がありますので確認しましょう。
商品が手元に到着する期間は、距離からも大きく左右されますから、海外発送の商品は国内便よりも多く日数がかかると見ていいでしょう。
お届け予定日を確認して場合によってはキャンセルも
まずは通常の国内発送の場合と同じく、お届け予定日がいつなのかを確認します。
配送状況のステータスがずっと変わらないような場合には、問い合わせをしたほうがいいでしょう。
海外からの発送では、お届けに1週間から最長では約1か月程度まで、多くの日数がかかるケースもあります。
いつまでも発送されないまま、商品を入手できないケースでは、場合によっては注文をキャンセルしたほうが良いかもしれません。
同じ商品はAmazon内部にあるかもしれませんし、他の通販サイトで販売されていることもあるでしょう。
③支払いされていない
Amazonでの商品購入では、何通りかの支払方法が用意されていて、発送のタイミングはそれらによって異なってきます。
最も重要なことは、その支払が正常に「決済」されたかどうか、という点です。
自分では払ったつもりでいても、何らかの理由から決済が完了していないケースはあり得るでしょう。
決済が完了しているかメール等を確認し直す
クレジットカード払いでは、期限切れやセキュリティコード間違いなどでエラーとなり、支払いが済んでいなかったということもあるようです。
Amazonではデビットカードも利用できるのですが、こちらはさらに未決済のままであるケースが多く見られます。
どの支払方法であっても、支払期限を過ぎてしまうと注文は自動的にキャンセル扱いとなり、発送されない事態になるので要注意です。
もし心当たりがあればすぐに、Amazonからのメールや注文履歴から、決済が完了しているか確認したほうがいいでしょう。
④在庫切れが発生している
購入時時点でAmazonに在庫ありとあっても、ほんの数時間で在庫切れになってしまい、ステータスが「出荷準備中」のまま発送されないことも起きるようです。
マーケットプレイスなどの販売業者によっては、在庫がないのに「在庫あり」と表示していることがあります。
また、Amazon以外の他のECサイトで併売していて、在庫の状況がリアルタイムに反映されないこともあるようです。
出品者からキャンセルのお知らせが来ていないか確認する
そうした在庫切れなどのケースでは、商品の出荷が遅れるという主旨のメールや、出品者からキャンセルのお知らせメールが届くはずなので確認してみましょう。
特にお知らせなどをしないまま「配達不可」というステータスになり、注文のキャンセルもできない状態になるケースがまれにあります。
発送されないで遅いと感じた場合には、注文履歴から配送状況を確認するようにして、納得できない場合には問合せしたほうがいいでしょう。
⑤住所の入力が間違っている
Amazonで商品を購入した際に、商品発送の自宅の宛先が1つ前の住所だった、というトラブルも散見されるそうです。
転居してしばらくAmazonと疎遠だった方などは、自分の住所登録が間違っていないか、再度確認してみましょう。
自宅以外でも間違った住所が登録されていて、商品が届けられない場合には、商品はAmazonへ返送されます。
そしてステータスが「配達不可」となり、それ以後に再配達はされませんので、キャンセルや再購入の手続きが必要です。
気付いたらすぐにカスタマーサービスへ問い合わせする
配送先住所の情報が間違っている場合、ステータスが「出荷準備中」以降に進むと、購入画面から変更ができない状態になります。
もし住所の間違いに気付いた場合には、なるべく早くカスタマーセンターへ問い合わせて、対応してもらうことが必要です。
⑥Amazonのシステムエラー
Amazonで商品が発送されないケースで、商品ステータスがずっと変わらない原因は、システムエラーである可能性もあります。
ステータスは常にリアルタイムに変化しないことがあり、見かけの情報更新に1日から2日かかることもあるようです。
実際の状況と、ある程度のタイムラグが生じることはありますから、様子を見ておいてもいいでしょう。
ステータスの変化がないようなら問合せ
Amazonのシステムエラーのせいで、「出荷準備中」から一気に商品が発送されることも珍しくはないようです。
ステータスが変化するのには、ある程度の時間はかかるということを認識して、数日は待機してみましょう。
あまりにも長い間ステータスに変化がないようであれば、これもカスタマーサービスへ問い合わせすることをおすすめします。
⑦マーケットプレイス出品者の問題
Amazonの倉庫から直の発送ではほとんど発生しませんが、Amazonの「マーケットプレイス」出品の場合には、商品の発送が忘れられたり発送されない場合もあります。
在庫切れ等の理由から、商品を確保できなくなった場合には、通常は購入者へ連絡するのが正しい手順です。
しかしこうした場合でも、連絡を怠たるマーケットプレイス出品者はいるようで、顧客対応の良くないケースが散見されます。
出品者情報を再度よく確認する
マーケットプレイス出品者から商品を購入する場合には、購入前にレビューや出品者情報を確認するようにしましょう。
発送やその他の連絡が、購入者とスムーズに行われているのか、直近のレビューから知ることができます。
ここでの評価に悪評が多くある業者には、何らかの問題があると疑ってもよさそうです。
Amazonでは常にマーケットプレイス出品者を監視していますが、著しく常識に欠ける業者や、詐欺まがいの出品者さえいることも認識しておきましょう。
出品者側による問題であっても、カスタマーセンターに相談すれば、ほとんどトラブルは対応してもらえます。
⑧Amazonセールが行われている
Amazonが行う大型セールの期間中には、平常時よりも圧倒的に購入者が殺到しますから、発送が遅れることはよくあるようです。
Amazonでは日々のタイムセールの他に、季節ごとに年中行事的な、大規模なセールを行います。
この期間には商品が安く購入できるため、通常の何倍もの商品が動き、発送は遅くなる可能性が高いのです。
Amazonでの主なセールとしては、下記のようなセールで活況を呈し、配送が混雑します。
- 1月:初売りセール
- 7月:プライムデー
- 12月:サイバーマンデー
- 不定期:タイムセール祭り
物流の遅延の場合は数日は待ってみる
上記の中でも、特に7月の「プライムデー」では、多くの商品が割引となるセールです。
プライム会員の中には、このセールまで待機して値引き商品をまとめ買いする方も多く、活況を呈します。
これらの大型セールの期間中に商品を購入する際には、発送が多少遅延することもあり得ますので、念頭に置いておきましょう。
またセールの後半になるほど、商品の欠品が発生して入荷待ちになることもあり、お届け予定日が遅くなることがあります。
またAmazon1社だけで配送の数が激増し、物流が混みあうために発送の遅延が出ることも、しばしばあるのです。
これらの理由から通常通りに商品が発送されないこともあるので、大型セール期間には多く日数を要することを認識しておきましょう。
⑨購入の際に「まとめて発送」にしている
また商品が発送されない場合よく見られるのは、複数の商品を購入した際に「まとめて発送」 を選択していて、発送にならないケースです。
この「まとめて発送」を選択した場合には、全ての商品が揃ってからの発送となるので、予定の日数よりも発送が遅れることがあります。
非プライム会員が、送料の節約のためにこの選択をしていることは多く、そのために発送されないことがあるようです。
予約品などを同時購入する場合には避けるようにする
発送をなるべく一括にすることは、配送業者の負担軽減になるので、推奨できる心掛けの1つと言えます。
しかし予約品などを含めて同時購入する場合には、「まとめて発送」にしないほうがいいでしょう。
揃った商品もその予約日まで発送されないことになり、不便を強いられることは明らかです。
また同時購入で、マーケットプレイスからの商品が含まれる場合も、「まとめて発送」にしない方が良いでしょう。
Amazon商品が配送されない場合の問い合わせ方法
Amazonで商品が発送されない状態が長く続く場合には、どのように問合せをすればいいのでしょうか。
マーケットプレイス出品者から商品が発送になる場合と、Amazonの倉庫から発送される場合で、問い合わせの仕方は異なってきます。
ここからは、発送元ごとの問い合わせ方法を、順にみていきましょう。
問い合わせするメリット
Amazonでの問い合わせ窓口は、チャットと電話の両方ともに、受付時間は24時間対応です。
しかもどの時間帯であっても、AIによる対応ではなく、オペレーターが常駐待機しての対応というありがたみがあります。
問い合わせ窓口を利用すれば、解決に時間も手間もかからないという、大きなメリットが得られるでしょう。
また場合にもよりますが、即時の返金対応など、非常に寛大な提案をしてくれることもあるようです。
出品者への問い合わせ
Amazonマーケットプレイスから出品され、発送される商品の場合には、Amazonは取引に直接関与しません。
発送されない、届かないなどの場合には、Amazonでなく出品者に直接問い合わせします。
- ご注文、配送状況の確認
- 配達日時の調整
- 注文のキャンセルと返金
- 注文の返品
上記に関することは、マーケットプレイス出品者へ、直接問い合わせすることが必要です。
手順①
問い合わせ方法は、注文履歴、もしくはトップ画面の「ヘルプ」から行います。
手順②
下方に出てくる「ヘルプ」 をクリックします。
手順③
ここから「問題が解決しない場合は」と進み、「出品者に連絡」をクリックします。
出品者へ連絡しても、全く返事がなかったり、問題が解決しない場合にはAmazonカスタマーセンターへ相談してみましょう。
Amazonへの問い合わせ
Amazonで購入した商品が発送されない場合には、Amazonのカスタマーセンターが窓口となりますので 電話またはチャットで問い合わせが行えます。
手順①
Amazonトップ画面の左方から「ヘルプ」 を選択し、「問題が解決しない場合は」と進み、「カスタマーサービスに連絡」をクリックします。
手順②
ここで、チャットをはじめるか、電話で問い合わせるかの画面に進みます。
チャットで問い合わせする場合には、「今すぐチャットをはじめる」をクリックします。
手順③
チャットでは、ほとんど待ち時間なしで、すぐにオペレーターへと接続できます。
問い合せ内容の大別分類を選んで、問い合わせの具体的な内容を打ち込みます。
タイピングが遅くとも、オペレーターは待ってくれますので焦らなくても大丈夫です。
手順④
チャットでなく、電話対応を希望する場合には、「Amazonから電話します」をクリックしてください。
問合せ内容の大別分類を選択する画面へと進みますので、該当する内容を選択します。
手順⑤
問い合わせの内容を選択したら、「電話」のボタンをクリックしてください。
このとき、応答までの大体の時間目安が表示されています。
次に自分の連絡先の電話番号を入力して、「今すぐ電話がほしい」 をクリックしますと、Amazonカスタマーセンターより順次電話がかかってきます。
「1分未満」などの表示の場合には、ほんの数秒で電話が着信することもしばしばです。
商品購入ページから呼び出しているため、オペレーターに商品名や型番など告げることなく、すぐに用件を話すことが出来る点は大きなメリットと言えるでしょう。