AliExpressは人気の海外ECサイトです。
日本のECサイトと同じようにさまざまな支払い方法が用意されていますが、情報の登録に抵抗を感じる方も多いと思いす。
この記事では、AliExpressで使える支払い方法やおすすめの方法を紹介します。
目次
AliExpressで使える支払い方法
中国の大企業アリババが運営をするECサイトのAliExpressは日本でも人気のサイトです。
日本で人気の楽天市場やAmazonと比べると安く購入ができる上に、日本では取り扱いのない商品も多くラインナップされています。
まずは、AliExpressで使える支払い方法を紹介します。
カード(クレジット・デビット・プリペイド)
AliExpressでは、さまざまなカード決済に対応しています。
- クレジットカード
- デビットカード
- プリペイドカード
クレジットカードはもちろんですが、間接的に銀行引き落としができるデビットカードやプリペイドカードにも対応しています。
クレジットカードも多くの会社に対応しています。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- American Express
- Diners Club
- Maestro
- Discover
JCBカードは利用できないショップもあるので注意が必要です。
また、デビットカードは国際決済に対応していないカードもあるので注意しましょう。
電信送金(海外送金)
AliExpressの支払い方法は、電信送金(海外送金)も可能です。
電信送金とは、国内ショップでいう銀行振込のような支払い方法です。
電信送金を支払い方法に設定すると、手数料が発生しせっかく安く買った商品が国内で買うよりも高くなる可能性もあるので注意しましょう。
コンビニ支払い(ファミリーマート)
AliExpressでは、コンビニ支払いにも対応しています。
ただ、ファミリーマートのみの対応ですが、決済情報の入力が不要な支払い方法です。
1回の決済に150円の手数料が発生するので、無駄なコストがかかる方にはおすすめできませんが、個人情報の入力が嫌な方にはおすすめです。
PayPal
電子決済サービスの老舗PayPalもAliExpressの支払い方法として使えます。
PayPal自体にクレジットカード情報など個人情報を暗号しているため安心して利用できます。
ただ、購入金額によって手数料が発生するので、利用する際には注意が必要です。
WebMoney
ロシアの電子決済サービスWebMoneyもAliExpressの支払い方法に設定できます。
個人情報などを直接入力する必要がないため安全性は高いですが、使い方に慣れが必要な上に、日本語での説明がないので注意が必要です。
個人情報について海外ECサイトで気をつけたいポイント
海外のECサイトを使う上で最も気になるのが個人情報の取り扱いです。
個人情報について理解しておきたいポイントを3つ紹介します。
運営企業の国によって個人情報に関するルールが違う
個人情報の取り扱いについては、運営企業の所在国によってルールが違います。
AliExpressは中国の企業で、中国では国が企業に対して情報開示を請求すると提出する義務があります。
AliExpressに限らず、中国のECサイトは非常に人気ですが、同様のリスクがあることを理解して買い物をする必要があります。
情報漏洩のリスクについては理解しておく
AliExpressに限ったことではありませんが、ウェブサービスを利用する上では、情報漏洩のリスクがあることは理解しておく必要があります。
過去にAliExpressから情報漏洩があったことも事実です。
ただ、情報漏洩のリスクは中国の企業だからあるわけではなく、日本の企業でも起こりうる可能性は0ではありません。
大規模なECサイトなので少なからず情報漏洩してしまうリスクは理解しておきましょう。
不正利用に備えてカードの利用履歴を定期的にチェックする
情報漏洩に対して対策するには、不正利用に備えてカードの利用履歴を定期的にチェックするのがおすすめです。
カードの利用履歴を気にしていない方も多いと思いますが、万が一不正利用があった場合、カードを止められれば二次被害を防ぐことができます。
また、不正利用がすぐにわかればカード会社が対策してくれる場合もあります。
面倒かもしれませんが、ネットから簡単に利用履歴を確認できるので、チェックするようにしましょう。
AliExpressや海外ECサイトで安全性の高い支払い方法
では、AliExpressなどの海外ECサイトで買い物をする際に安全性が高いと考えられる支払い方法を紹介します。
個人情報を入力しなくていいものがおすすめ
基本的にはカード情報などの個人情報を入力しなくても買い物ができるものが安全性が高いと言えます。
クレジットカードやデビットカードは便利ですが、流出してしまうと不正利用に直結します。
個人情報を入力しなくても済むものは、手数料が発生する場合が多くあるので、除法漏洩のリスクと手数料を天秤にかけてどちらかを選択しましょう。
PayPal
PayPalをAliExpressの支払い方法にした場合、クレジットカード情報などを直接打ち込む必要がなくなるので安全性を担保できます。
PayPalには決済情報を登録する必要はあるので、どちらにしても決済情報の登録は必要ですが、決済サービスなのでトラブル時の対応も変わってきます。
手数料さえ目を瞑ることができればPayPalは非常におすすめです。
WebMoney
WebMoneyもPayPalのように直接カード情報を入力する必要がなくなるので安全性の高い支払い方法と言えます。
先述したとおり、日本語でのマニュアルが用意されておらず、慣れるまでに少し時間がかかる可能性があります。
使い勝手が気にならないならWebMoneyは非常におすすめです。
コンビニ支払い
コンビニ支払いを選んだ場合も、AliExpressにカード情報などを入力する必要がないので安全性が高い支払い方法と言えます。
残念ながら、ファミリーマートしか利用できない上に手数料が発生しますが、決済情報を登録する必要がないので情報漏洩+不正利用のリスクは軽減できます。
コンビニ支払いを選ぶ場合は、必ず手数料も加味して選ぶようにしましょう。
AliExpressで購入前にチェックすべきポイント
では、AliExpressで買い物をする前にチェックすべき6つのポイントを紹介します。
※AliExpressでおすすめできないジャンルはこちらの記事で紹介しています。
購入前にレビューをチェックする
AliExpressで買い物をする場合、必ずレビューのチェックは怠らないようにしましょう。
トラブルに巻き込まれて返品しようとしても海外のECサイトなので手続き返品するのに手間がかかります。
レビューを見ておけば最低限のトラブルは避けられるので、必ずみるようにしましょう。
ストアの評価もチェックする
AliExpressを利用する場合、ストアに評価もしっかりと確認するようにしましょう。
ストアの評価が低いと、質の悪い商品が届いたり、色味が全然違うなどさまざまなトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。
問題がありそうなストアでの買い物は極力避けることをおすすめします。
送料について購入前にチェックする
AliExpressでは、購入数や利用地域によっては送料が発生する場合があります。
日本のECサイトでは送料が発生しないからといって、AliExpressが同じように送料が無料になるとは言えません。
せっかく安く買ったのに送料のコストで高くなる可能性もあるのでチェックを怠らないようにしましょう。
法令関連のチェックをする
AliExpressで販売されている商品は、中国国内の法令を守った上で販売されています。
家電や医薬品など中国では法律で許可されているものでも、日本ではNGということも考えられます。
医薬品は自分の健康に直結します。
家電ではPSEマークがないものはそもそも輸入が禁止されています。
違反した場合は「100万円以下の罰金又は1年以下の懲役」という罰則が課せらられる可能性があるので絶対にやめましょう。
食品等は安全性をチェックする
AliExpressで食品を購入する場合は、安全性のチェックも必要です。
国によって食の安全基準は異なります。
アレルギー持ちの方などは特にチェックを怠らないようにしましょう。
その他トラブルチェックをする
AliExpressなどの海外ECサイトでは、予想もできないようなトラブルに巻き込まれる可能性があります。
2023年12月には衣類からトコジラミが発見されるトラブルが発生しています。
その時はAliExpressではありませんでしたが、同じ中国系のECサイトでした。
特に中国系のECサイトでは、そういったトラブルが生じることが多いようなので、SNSなどを使ってチェックするようにしましょう。
AliExpressの支払い方法に関するよくある質問
AliExpressの支払い方法に関するよくある質問を紹介します。
PayPayなどのバーコード決済は使えますか?
AliExpressでは、PayPayをはじめとするバーコード決済を支払い方法に設定することはできません。
先述した方法以外は支払い方法に設定できないので、使える支払い方法がない場合はコンビニ支払いなどを活用しましょう。
ファミリーマート以外のコンビニでも支払いできますか?
AliExpressのコンビニ支払いは、ファミリーマート以外のコンビニではできません。
コンビニ支払い時にバーコード決済は使えますか?
AliExpressをコンビニ支払いにした場合、現金とファミペイで支払いができます。
他のバーコード決済では対応していないので、どうしてもバーコード決済で支払いたいならファミペイを導入しましょう。
まとめ
AliExpressで使える支払い方法やおすすめの支払い方法などを紹介してきました。
AliExpressでも日本のECサイトと同じようにクレジットカードやデビットカードからウェブ決済サービス、コンビニ支払い、海外送金などさまざまな方法で支払えます。
ただ、海外ECということで個人情報の取り扱いに不安がある方は、入力をせずに購入できる方法も選択できます。
AliExpressだけでなく海外ECは安く購入できるので人気を集めています。
ウェブに関するリテラシーは今まで以上に必要とされるので、身を守るために理解しておきましょう。