「YouTube」には、たくさんの魅力的な動画が配信されています。お気に入りをダウンロードして、いつでも楽しみたい、と思う方も多いのではないでしょうか?今回は「YouTube」の動画はダウンロード保存ができるのか、そして著作権や安全性などの気になる点も含めて紹介します。
目次
YouTubeってダウンロードできる?
「YouTube」の動画は、いくつかの方法でダウンロード可能です。また「YouTube premium」という有料サービスに加入すると「YouTube」のアプリ内に動画を一時保存でき、オフラインで視聴可能になります。でも、無料でダウンロードができれば、やっぱりありがたいところです。ここでは、ブラウザの拡張機能を利用する方法とWebサイトを利用する方法を詳しく確認していきます。
HTML5とは?
「YouTube」は2015年から「HTML5」での再生が標準になりました。「YouTube」に動画をアップロードする際、この「HTML5」を使って埋め込まれた動画は、簡単にダウンロードができます。ですが、動画をダウンロードされたくない作成者が、videoタグに「controlsList=”nodownload”」と追記していて、ダウンロードができないケースが多いようです。
自己責任でダウンロード
動画をダウンロードする際には、あくまでも自己責任ということを理解して行ってください。違法アップロードだと知りながら、その動画をダウンロードすることは、違法ダウンロードとなるからです。著作権を侵害する行為にあたり、刑事罰の対象となります。たくさんの動画の中には、著作権者の許可なく、違法にアップロードされた動画も混在しているのが現状です。安全とは言いきれず、注意が必要な点もあるのがわかりました。
違法ダウンロードの罪は重いの?
違法アップロードだと知りながら、違法なダウンロードしてしまうと、処罰の対象になるということでした。ではその罪の重さとは、どのくらいなのでしょうか?実は、違法ダウンロードの刑罰は「2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金、またはこれらの併科」となっています。
違法ダウンロードで逮捕される?
違法ダウンロードの刑事罰化は規定されましたが、今のところ、逮捕される可能性はあまり高くありません。それは、違法ダウンロードは親告罪で、著作権者に告訴されないと、罪には問われないことからです。まず著作権者が違法ダウンロードした人物を特定することが、大変困難。さらには違法ダウンロードしたことを、証明すること自体もとても難しいようです。
YouTubeのダウンロード【違法とされる行為】
YouTubeでは動画のダウンロード保存に関して著作権が関係してきます。
ただし自分だけが見る「私的利用」のための複製は、「著作権の特別な例外」として認めてくれているため違法ではありません。
この動画、後でまた見たいなと思うときなど自分だけが見る動画としてダウンロードすること自体、問題はないわけです。
ではYouTubeではどう言った場合が「違法」となるのでしょうか。
最近はYouTube以外、TikTokなど著作権に関して非常に厳しくなっているため、こうしたサービスを利用したい方は何が違法となるのかよく理解しておくべきです。
ダウンロードした動画の再配布
自分が見るだけだからとダウンロードした動画を、これはとても面白い動画だからいろいろな人に見せてあげようと自分のSNSにアップしてしまった場合、再配信という行為になります。
SNSのほかブログやホームページなどに、何の許可も得ずYouTubeの動画をアップしてしまったら、自分は意図していないとしても「再配信」であり違法行為となってしまうのです。
その動画を改変したり、編集してからアップしたとしても違反となります。
ただ、YouTubeの場合は動画の埋込コードを利用し共用リンクを取得できるようになっています。
ダウンロードするのではなく、埋込リンクを利用してSNSなどにリンクを貼って利用することは違法ではありません。
YouTubeの動画を再配布するほか、ダウンロードした動画を販売したり、勝手にほかの人に貸与するという行為も「違法」となりますので注意が必要です。
著作権を侵害しアップされた動画をダウンロードして保存する行為
YouTubeでもほかのサービスでも、「著作権違反の動画」をダウンロードすると、ダウンロード自体が違反となります。
ただダウンロードするだけで?と思うかもしれませんが、その動画はすでに著作権違反となっている動画ですから、ダウンロードいただけで罪となってしまうのです。
この場合、再配布していない自分だけが楽しむためのダウンロードであっても罪となりますので気を付けましょう。
- YouTubeにアップされている合法的な動画は、私的目的で利用するダウンロードについて違法とならない
- YouTubeにアップされている動画でも、「著作権違反」の動画はダウンロードだけでも違法となる
この違いをしっかり理解しておくことが必要です。
違法かどうかのチェック方法
著作権違反の動画はダウンロード自体で罪になるのですが、その動画が著作権違反の動画かどうか、どのようにして見分ければいいのでしょうか。
合法動画だと思ってダウンロードした・・・といっても、それが違法動画であれば罪となってしまいます。
違法動画かどうかは、動画をアップロードしたアカウントの確認やチャンネルの確認で見極めることが可能です。
アカウントやチャンネルの名前に、「動画の権利を保有している企業名」が掲載されているかどうかチェックします。
ただしこの企業名を偽っていることがあるため、公式動画については「確認バッジ」「公式アーティストチャンネル」のアイコンがあります。
これはパソコンで確認できるのでチェックしてから動画をダウンロードしましょう。
(企業名の横にチェックマーク、アーティスト名の横に音符マークがあれば公式動画です)
YouTubeを拡張機能でダウンロード
Webサイトを見るときに「chrome」や「firefox」のブラウザを利用する方も多いと思います。どちらのブラウザも拡張機能を利用して動画をダウンロードすることが可能です。ここでは、「Chrome」と「firefox」それぞれのブラウザで、ダウンロードできる拡張機能を確認していきます。
chrome
「YouTube」は、規約上ダウンロードが禁止なので、公式の拡張機能は配布されていません。そこで、「Chrome」では、非公式の拡張機能「YouTube Video Donwnloader」を追加すると、ダウンロードが可能になります。まず、デベロッパーモードをONにして、インストールして下さい。「Youtube」の好きな動画ページからmp4等のファイル形式を選択します。これでダウンロードが可能になります。
firefox
「Firefox」では、比較的規制が緩やかで、「YouTube」のダウンロードができる拡張機能がたくさんあります。ここからは、主な方法を3つ紹介していきます。「firefox」のユーザーで、動画のダウンロードしたいとお考えの方は、参考にしてみて下さい。
video DownloadHelper
「Video DownloadHelper」は安全性が高く、国内外で人気の拡張機能です。「Video DownloadHelper」をダウンロード後、Firefoxから、YouTubeを開きます。お好みのダウンロードしたい動画を開いて「Video DownloadHelper」のアイコンをクリックしてください。保存先などの項目を選択後、「ダウンロード」をクリックするとダウンロードが開始されます。
Down ThemAll
複数の動画をダウンロードしたいときに「Down ThemAll」が便利です。JPEGやMP4、MP3等のファイル形式を一括保存することもできます。「Down ThemAll」をダウンロード後、YouTubeを開き、「Down ThemAll」のアイコンをクリックしてください。動画とファイル形式を選択。保存先などの項目もチェックします。「ダウンロード」をクリックし、ダウンロードが開始されます。
Aiseesoft
「Aiseesoft」は、様々な動画共有サービスをダウンロード可能な有料のソフトになります。4kの高画質の動画もダウンロードでき、必要に応じてファイル形式の変換も可能です。無料体験版もあるようですので、興味のある方は、下記の公式サイトより確認してください。