Amazonの荷物を配送する業者で「ADP」と呼ばれる業者の比率が増えています。ADPとはAmazonデリバリープロバイダの頭文字からついた呼称です。Amazonの荷物の配送がADPか見分け追跡する方法や再配達の依頼の仕方、また悪い評判などについて解説します。
目次
Amazonデリバリープロバイダとは
ADPとは、「Amazonデリバリープロバイダ」の頭文字からとった呼称のことで、ADPはAmazonが業務提携している、地域ごと限定の配送業者全体を指す名称です。
ADPで著名なのは「SBS即配サポート」、「TMG」、「遠州トラック」、「ギオンデリバリーサービス」、「札幌通運」、「ヒップスタイル」、「丸和運輸機関」、「ロジネットジャパン西日本」、「若葉ネットワーク」など9社に代表されます。
しかしADPについての詳しい情報は、公式の情報としてAmazon社から発表されているものではありません。ですので厳密にはADPはどの企業が請け負っているのか、厳密には指定できません。
これら9社の配送地域に住んでいて、特別な配送サービスを指定しない場合に、ADPが配送を担当することがよくあるようです。以下、各社公式ホームページより、配送地域をまとめましたので参考にしてください。
社名 | 営業所・配送センター所在地など | 社名 | 営業所・配送センター所在地など |
SBS即配サポート | 東京、埼玉、千葉、神奈川 等 | TMG | 仙台、東京、茨城、大阪、京都、滋賀、神戸、岡山、福岡、佐賀、大分、熊本、長崎、宮崎、鹿児島 等 |
遠州トラック | 東京、埼玉、千葉、神奈川、静岡、愛知、富山、大阪 等 | ギオンデリバリーサービス | 東京、神奈川 等 |
札幌通運 | 北海道、宮城、東京、埼玉、神奈川、群馬、栃木 等 | ヒップスタイル | 東京、埼玉、千葉、神奈川、静岡、愛知、三重、大阪、広島 等 |
丸和運輸機関 | 全国展開 | ロジネットジャパン西日本 | 大阪、兵庫を拠点に中部地域 |
若葉ネットワーク | 全国展開 |
ADPが配送担当となった場合、配送に関する問い合わせについてはサイト上「Amazon」という表示になります。連絡先は、Amazonカスタマーセンターが担当となりますので、連絡はそちらにしましょう。
電話番号:0120-999-373
チャット:Amazonカスタマーサービス
また、荷物の追跡や不在時の置き配も指定が可能ですから、以下にそれらを解説していきます。
ADPの追跡方法を解説!
ADPが配送担当となった際の、荷物の追跡方法についてを説明していきます。
会社ごとに追跡方法が異なる部分がありますので、それぞれ個別にご紹介します。
方法1:TMG・SBS即配サポート・札幌通運はWEBから
TMG、SBS配送サポート、札幌通運の3社いずれかだった場合には、それぞれの公式サイトの「荷物問合せ」のWEBサイトが用意されています。
以下、個別にそれらを紹介していきましょう。
①TMG
TMGは本社が大阪ですので、主に西日本エリアへの配送が中心となっています。
配送業者としては創業年数が古く、老舗的な存在とも言え、他のエリアにも拠点を構えて手広く展開しているようです。
TMGの場合「TMG公式サイト」のHOMEから、「お荷物のお問合せはこちら」を探して、追跡番号で検索して下さい。
②SBS配送サポート
SBS配送サポートは、東京の江東区に本社を構え、配送の他に産業廃棄物の処理なども行っている企業です。
配送エリアは1都3県を中心に、軽トラ混載の配送を駆使して、年間に2000万個もの配送実績を持つ企業です。
SBS配送サポートでは、荷物の配送は「SBS配送便」の名称で扱っています。「SBS配送便公式サイト」から、WEBサービスを経て「お荷物お問合せサービス」で検索できます。
③札幌通運
札幌通運はその母体企業の創業は1950年と、最古参のベテラン配送業と知られています。
北海道はもちろんのこと、東北や一部関東地域にも拠点を持っています。札幌通運は「ロジネットジャパン」グループを再編成し、より大きなネットワークを全国区に構築しています。
「札幌通運公式サイト」の中から、「貨物追跡」へ遷移して追跡可能に見えるのですが、Amazonを探した場合にはAmazonカスタマーセンターへ戻る仕組みに変わったようです。
方法2:その他の会社は電話から
その他の会社については、各社の公式サイトでバナーをクリックしますと、Amazonの電話番号が案内されますので電話で問い合わせます。
Amazonのヘルプページの「配送業者の連絡先」の配送業者の、Amazonの欄の番号「 0120-899-068 」に連絡をしてください。
また、Amazonカスタマーサービスからの問い合わせも可能です。トラブルが起きた際にも、対応が迅速なカスタマーサービスに、チャット・メール・電話のいずれかの方法で問い合わせが可能です。
方法3:Amazonの荷物は追跡番号が「DA」から始まる
追跡番号が「DA」または「99」から始まる荷物に関しては、追跡ページ・お問い合わせページがありません。そのため、Amazonの注文履歴から追跡番号を確認し、配送業者のホームページから検索する必要があります。
追跡番号の検索方法は、Amazonアカウントにログインして「○○さん アカウント」を選択し、「注文履歴」から表示することができます。
ADPに再配達を依頼する!
続いてADPに再配達を依頼する方法を説明していきます。
再配達の方法に関しては、追跡の場合と同じ部分もありますが、追加して不在時置き配サービスも紹介しています。
同じ部分に関しても今一度解説いたしますので、ぜひ参考にしてください。
方法1:TMG・SBS即配サポート・札幌通運はWEBから
上述した3社については、WEBから再配達の依頼が出来るようになっていました。
ですがすでに述べたように、ロジネットジャパングループへ再編成した、札幌通運はAmazonカスタマーセンターへ逆戻りします。
①TMG
TMGの場合「TMG公式サイト」のHOMEから、「再配達のご依頼」を探して、お問合せ番号を入力して依頼することが出来ます。
②SBS配送サポート
SBS配送サポートの「SBS配送便」の場合には「SBS配送便公式サイト」から、即配便WEBサービスを経て「再配達受付サービス」に、数字13桁のお問い合わせ番号を入れて再配達依頼します。
SBS配送便での再配達受付では、番号が13桁以外の場合や不明な場合、「03-5633-8955」で電話受付もしています。
③札幌通運
札幌通運の場合ですが、「札幌通運公式サイト」の中から、「貨物追跡」のバナーから遷移して、再配達も可能に見えるかもしれません。
しかし、その先は追跡と同様に、Amazonカスタマーセンターへ戻る仕組みになっています。以前まではどちらも出来たのですが、仕様変更となったようです。
方法2:その他の会社は電話から
上記の3社以外はやはり、追跡同様に再配達依頼のWEBサイトがありませんから、電話での依頼となります。
連絡先は、Amazonヘルプページに記載されている「配送業者の連絡先」のうち、Amazonの欄に書かれている番号の「 0120-899-068」 です。
追跡と同じ番号で、追跡と同様ADPであれば、どの配送業者でも再配達依頼は可能です。
方法3:追跡番号が「DA」から始まる荷物はAmazonで
追跡番号が「DA」から始まる荷物に関しては、不在であったことを知らせる不在連絡票に記載されている電話番号からの依頼になります。不在連絡票に記載の再配達依頼等用の電話番号に連絡してください。
電話は自動音声で、24時間受付しています。不在連絡票にも詳しい説明がのっていると思いますので、合わせてそちらも見るようにしましょう。
ADPの会社によって、手順と対応は異なるかもしれませんが、不在連絡票の説明を読めばわかりますから、そちらに従うようにして下さい。
方法4:置き配サービスを利用する!
ADPによっては、不在時置き配サービスを利用できるものもあります。対象となる商品には、注文確定後、注文履歴に「不在時置き配を指定」というボタンが表示されます。
それをクリックし、希望の置き配場所を指定し、保存をクリックすることで設定完了です。ただし置き配には、荷物の盗難や破損等のリスクが多少なりとも存在します。
最近では玄関先に置く宅配バッグやケースなどが市販されています。置き配を多く活用したい方はそれらを利用することで、より安心・快適に置き配サービスを利用できるでしょう。