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漫画PLAY・2cc漫画の現状は?海賊版サイトの危険性も解説

漫画を無料で読むことができるサイト【漫画PLAY】や【2cc漫画】。漫画BANKとの関連性を噂されるサイト調査してみました。

この記事では、漫画PLAYや2cc漫画の概要や潜んできる危険性、安全に漫画を読めるサービスやアプリを紹介します。

目次

漫画PLAYや2cc漫画ってどんなサイト?漫画BANKの後継サイトって本当?

まず、漫画PLAYや2cc漫画がどんなサイトなのか改めて理解しておきましょう。

日本の漫画が違法アップロードされている海賊版サイト

漫画PLAYも2cc漫画も日本の漫画が無料で読めてしまうサイトです。ただ、基本的には著作権保持者に許可なく勝手に違法アップロードされた海賊版サイトです。

漫画BANKの後継サイトと言われている

漫画PLAYや2cc漫画は以前人気の高かった海賊版サイト漫画BANKの後継サイトだと言われています。海賊版サイトの多くは、閉鎖と名称変更を繰り返して海賊版サイトとして運用を続けているのがわかります。

漫画PLAYも2ccも閉鎖済み

漫画PLAYも2cc漫画も現在はすでに閉鎖されています。以前使っていたユーザーがサイトをブックマークしている場合でもサイト自体が閉鎖されているためアクセスすることができません。

漫画PLAY→2cc→13DL.meと移り変わっている

大元は漫画BANKだと言われていますが、閉鎖されたのちに後継サイトとして、漫画PLAY→2cc漫画→13DL.meと移り変わっていると言われており、13DL.meは現在でも稼働しています。

ただ、13DL.meでは漫画を読むのに必ずスマホやPCにダウンロードする必要があります。海賊版サイトに違法アップロードされている漫画をダウンロードするのは違法で、刑事罰を課せられる可能性があります。

漫画PLAYや2cc漫画に隠れている危険性

ハッカー画像

漫画PLAYや2cc漫画は通常であればお金を払わないと読むことができない漫画を無料で読めるということで注目をされていますが、無料で読めること天秤をかけてもマイナスになる程の危険性が隠れています。

漫画PLAYや2cc漫画などと類似の海賊版サイトを利用したいと考えている方は、どんな危険性が隠れているかしっかりと理解して自己責任で利用するようにしましょう。

PCやスマホがウイルスに感染する

漫画だけでなくコンテンツの海賊版サイトを利用することで晒される危険性で最もメジャーなものが、PCやスマホがウイルスに感染することです。

ウイルスの種類によっては、デバイスがロックされ利用できなくなったり保存している情報に許可なくアクセスされたりする危険性があります。

個人情報の漏洩につながる

スマホやPCがウイルスに感染することで怖いのが、個人情報の漏洩です。スマホやPCは個人情報が多く保存されています。

自分の情報だけでなく、家族や友人などの個人情報も多く保存されているため、その情報が漏洩することで誰かがフィッシング詐欺の被害に遭う危険性も大きくなります。

フィッシング詐欺などの危険なサイトに飛ばされる

漫画PLAYや2cc漫画など海賊版サイトは、広告収入を得るために多くの広告が表示されます。広告の中には、フィッシング詐欺などの悪質なサイトの広告が表示されれることがあります。

そういったサイトに飛ばされてしまうと、クレジットカード情報を入力させ、不正に利用しようとする悪質業者も多くいます。

作者への収益が入らない

漫画PLAYや2cc漫画では前述したとおり、広告収入を得る仕組みをとっています。お金を払って漫画を読む場合、通常であれば出版社と作者に収益が入りますが、海賊版サイトの広告収入は作者などには一切入りません。

出版社や作家に収益が入らないということは、好きな作家さんが漫画を描き続けることができなくなり、結果的に好きな漫画が終わってしまう可能性が少なからずあります。

漫画をダウンロード(保存)するのは違法

現行の法律では、海賊版サイトで違法アップロードされた漫画を読むだけなら違法ではないとされています。ただ、漫画ダウンロードするのは違法です。

スクリーンショットなどで保存する場合も違法で、違法ダウンロードの罰則は次のとおりの刑事罰が課せられる可能性があります。

  • 200万円以下の罰金
  • 2年以下の懲役
  • 上記の両方

刑事罰化されたため、前科として記録に残るようにもなりましたが、実際には逮捕者が出にくい法律のため実際にはあまり意味がないと言われています。だからと言ってダウンロードしてもいいというものではないのでおすすめできません。

暗号資産のマイニングをさせられる

漫画の海賊版サイトの中には、広告などを表示せずに、暗号資産(仮想通貨)のマイニングをさせられる仕組みを使っているサイトも存在します。

海賊版の漫画サイトの代表格である漫画村では、仮想通貨のマイニングだけで月に300万円の収益を上げていたと言われています。

電気代も通信費もサイトにアクセスしたユーザーが負担しているので、サイト運営者はほぼリスク0で収益を上げることができています。

暗号資産のマイニングをさせられることで、バッテリー消費が多くなったり通信費が高くなることも考えられるので注意が必要です。

漫画PLAYや2cc漫画に類似した海賊版サイト

では、漫画PLAYや2cc漫画の同系の海賊版サイトを紹介します。

【漫画村】最も有名な海賊版サイト

最も有名な漫画の海賊版サイトといえば【漫画村】です。著作権法違反で、3,200億円の損害賠償額を出した漫画の海賊版サイトです。

最終的に開発者の星野ロミさんは逮捕され、実刑3年、罰金1千万円、追徴金約6257万円と判決が言い渡されました。

その後復活の噂や後継サイトと言われるサイトは数多く出てきていますが、現在では完全に閉鎖されています。

【漫画RAW】漫画村閉鎖でアクセスを集めた海賊版サイト

漫画村が閉鎖されたことで、他の海賊版サイトにアクセスが集まり、その中でもトップクラスの人気が高かったのが【漫画RAW】。

2023年5月時点でも稼働しており、今でも人気が高いと予想されます。2021年に1日だけアクセスできなくなったことがありましたが、すぐに復旧したため閉鎖だったのかサーバーのメンテナンスだったのかは謎が残ります。

ただ、今でも稼働はしていますが、海賊版サイトの取り締まりは厳しくなっているので、今後急に閉鎖される可能性は十分に考えられます。

【漫画ごはん】漫画RAWの類似サイトと言われている

漫画ごはんは、漫画RAWの後継サイトとも噂されていますが、実際には漫画RAWは現在でも稼働しているので後継サイトとは言い切れません。

漫画ごはんもまだ稼働はしていますが、2022年4月頃から新しい漫画の更新が滞りつつあるので、閉鎖はされないまでも、アクセスが減って最終的に使われなくなると予測できます。

【漫画BANK】2年で10億以上のアクセスを集めた海賊版サイト

漫画BANKは2019年に開設され、2年で10億以上のアクセスを集めたと言われている海賊版サイトです。世界的なパンデミックがアクセスの後押しになったとはいえ、かなりの人が利用していることがわかります。

ただ、漫画BANKは前述しているとおりすでに閉鎖され、名称を変えながら現状まで運営を続けているのが現実です。

【Combay(漫画Bay)】漫画BANKのクローンサイト

実は漫画PLAYや2cc漫画の前身のサイトで漫画BANKの後継サイトには『Combay(漫画Bay)】が存在していました。

漫画BANKが閉鎖され、アクセスするとCombayにリダイレクトされるようになっていましたが、開設2日で閉鎖されたと非常に短命のサイトです。

結果的に漫画PLAYや2cc漫画、13DL.meなどのサイトにつながっていくわけでですが、漫画BANKの流れの中にはCombayがあったことも事実です。

【星のロミ】漫画村の運営者の名前をサイト名の由来とした

前述のとおり、漫画村の開設者星野ロミさんの名前をサイト名に掲げた【星のロミ】も漫画の海賊版サイトです。

漫画村の運営者である星野ロミさんが運営していたと言われているサイトで、星野ロミさんがフィリピンで拘束されていらい更新が留まり閉鎖に至ったと言われています。

【2023年】閉鎖された海賊版サイト一覧

過去の閉鎖された海賊版サイトを調査してみました。

  • 漫画村
  • 漫画村Pro
  • 漫画シティー
  • 漫画カントリー
  • 星のロミ
  • 漫画村.Club
  • 漫画スター
  • マンガ島コム
  • 漫画塔
  • mangahami
  • RawHL
  • 漫画の隠れ里
  • LoveHeaven(LHScan)
  • HanaScan
  • KissLove
  • HanaScan
  • マニラ村
  • 漫画村ガールズ
  • ComBay(漫画Bay)
  • manga1000(manga1001)
  • 漫画ロック

調査してみだだけでもこれだけの海賊版サイトが誕生し、閉鎖されています。今は読めているサイトであっても、今後閉鎖されることは十分に考えられます。

そもそも、違法と分かった上で運営されており、閉鎖したら後継サイトを作ればいいと思っている節があるので、完全に無くすには法律の改正などが必要となりそうです。

漫画を安全に読める有料サービス

ここまでは、漫画PLAYや2cc漫画などの海賊版サイトについて紹介してきました。そもそも、漫画はお金を払って読むのが一般的です。

現在は、数多くの電子書籍サービスで漫画を読むことができます。ここからは、人気の電子書籍サービスを4つご紹介します。

【コミック.jp】13万冊以上の漫画が読める電子書籍

【コミック.jp】は読み放題サービスではありませんが、通常よりもお得に漫画を読むことができる電子書籍サービスです。

漫画の配信数は13万冊以上と言われ、メジャーなタイトルから知る人ぞ知る漫画まで幅広く読むことができます。

登録から30日間無料トライアル期間が用意されており、無料トライアル期間でも1,200ポイント(コミック2冊分程度)を貰うことができます。30日以内に解約すれば、お金を払うことなく無料で漫画を読むことができます。

【U-NEXT】動画配信数トップクラスの動画系サブスクで漫画を読める

【U-NEXT 】で漫画?と思う方も多いと思います。U-NEXTといえば動画配信系のサブスクですが、契約することで毎月1,200ポイント、無料トライアル期間中(30日)でも600ポイントを貰うことができます。

月額2,189円と少し高めの価格設定ですが、配信されている動画は見放題で、漫画や雑誌などを含め有料コンテンツに使えるポイントを1,200ポイントもらえるので、動画を見つつ漫画もみたい方には非常におすすめです。

music.jp

音楽配信系サブスクの【music.jp】でも漫画を読むことができます。1巻無料で読める作品が2,000作品以上用意されています。

漫画だけを読みたいなら他の電子書籍の方がおすすめですが、音楽を聴きつつ漫画を楽しみたいならmusic.jpもおすすめです。

FOD PREMIUM

フジテレビ系の動画を見ることができる【FOD PREMIUM】でも漫画を読むことができます。基本的にはU-NEXTと同様に動画配信ですが、ポイントが付与され漫画や雑誌に使うことができます。

月額976円で利用でき、付与されるポイントが1,300ポイントなので、コスパだけで考えるとFOD PREMIUMは非常におすすめです。

ただ、無料トライアル期間中(2週間)は付与されるポイントは900ポイントなので注意しましょう。

無料でも安全に漫画を読めるサービス

最後に、基本無料で読める漫画アプリを紹介します。出版社公式のアプリや、電子書籍サービスが関わっているアプリなど数多くリリースされています。

基本無料で見ることができますが、漫画PLAYや2cc漫画などの海賊版サイトと違って著作権を侵害していないさサービスで、安全に無料で漫画を読むことができます。

【マンガワン】小学館の漫画を読める

【マンガワン】は小学館から出版された漫画が数多く配信されいてる漫画アプリです。週間少年サンデーはもちろん、週間スピリッツなどのタイトルも無料で読むことができます。

ドラマ化された【プロミス・シンデレラ】やNetflixでドラマ化された【今際の国のアリス】などの漫画もラインナップされています。

【マンガUP】スクエア・エニックスの漫画を読める

スクエア・エニックスの公式漫画アプリ【マンガUP】。1日に最大で8話まで読み進めることができ、広告を見れば2話分(8時・20時に更新)追加で無料で漫画を読むことができます。

異世界転生系の漫画が比較的多く配信されていますが、アクションやサスペンスなどの漫画もしっかりと準備されています。

また、ドラマ化された【ゆうべはお楽しみでしたね】やドラマ・アニメ・映画などさまざまなメディアになった【賭ケグルイ】も読むことができます。

【マンガBANG】2,000万DL突破した漫画アプリ

出版社の公式ではありませんが、出版社に縛られることなく漫画を配信している【漫画BANG】。トータルで2,000万DLを達成した人気のアプリです。

最新の漫画は有料でしか見ることができませんが、完結している人気作を最終話まで無料で読めたり、オリジナル作品も多く配信されています。

7時と19時にリセットされるフリーメダルで最大8話、広告再生でもらえるSPメダルで2話分が読め、中には広告再生で最大5話まで読める漫画も配信されているのが特徴です。

アニメや実写映画にもなった【カイジ】や【島耕作シリーズ】、2022年10月にアニメ化された【異世界おじさん】なども配信されているため、出版社や雑誌に関わらず漫画を好きな方にはおすすめです。

【サンデーうぇぶり】週刊少年サンデーの漫画を読める

マンガワンと同様に小学館が運営する【サンデーうぇぶり】。週刊少年サンデーに特化したアプリと思いきや、オリジナル作品も数多く読むことができます。

あだち充先生や高橋留美子先生の作品はもちろん、【名探偵コナン】や【葬送のフリーレン】、【古見さんは、コミュ症です。】など連載中の人気作品もしっかり配信されているので、サンデー好きにはダウンロードしておきたいアプリです。

【マンガPark】作家の裏話が聞けるラジオも配信している

白泉社が運営する公式漫画アプリ【マンガPark】。【花とゆめ】や【ヤングアニマル】、【LaLa】で連載されていた作品を配信しています。

マンガParkの最大の特徴は、アプリ内で作家や声優がラジオ配信をしていることです。トークだけではなく、人気声優が演じるラジオドラマを配信しており、声優好きな方は一度は使って欲しい漫画アプリです。

【マンガMee】りぼんやマーガレットなど少女漫画を読める

集英社が運営し、【りぼん】や【マーガレット】など少女漫画の連載をしている漫画を読むことができる【マンガMee】。

映像化された【君に届け】や【ハニーレモンソーダ】もしっかりと配信されていますが、女性をターゲットにしたオリジナル作品も数多く配信されているのも特徴です。

【ヤンジャン!】週刊ヤングジャンプを最新まで読める

週刊ヤングジャンプの公式マンガアプリ【ヤンジャン!】。ヤングジャンプだけでなく、ウルトラジャンプやグランドジャンプの作品も配信されています。

公式アプリというだけあって、連載中の作品の最新話も発売日に配信されます。雑誌やコミックスの購入もできるので、話読みではなく一気読みしたい場合にも対応しています。

人気の【キングダム】や【久保さんは僕を許さない】、2023年4月からアニメの放送が開始された【推しの子】も配信されています。

【マガポケ】週刊少年マガジン公式の漫画アプリ

週刊・別冊少年マガジンが公式にリリースしているマンガアプリ【マガポケ】。最新話から遡った3話分は完全に無料で読むことができます。

【東京卍リベンジャーズ】や【進撃の巨人】など人気作品が配信されていますが、全ての作品を完全に一気読みできるわけではないので少しづつ読む必要があります。

【ジャンプ+】週刊少年ジャンプ公式の漫画アプリ

週刊少年ジャンプの公式漫画アプリ【ジャンプ+】。少年ジャンプだけでなく週刊ヤングジャンプなどの作品やオリジナル作品も多く配信されています。

もちろん、【ドラゴンボール】や【ONE PIECE】、【NARUTO】など漫画好きなら誰でも一度は読んだことがあるようなレジェンド漫画も配信されています。

【ピッコマ】縦読み漫画(SMARTOON)も多く配信

Web漫画の主流になりつつある縦読み漫画(SMARTOON)の作品を数多く配信している【ピッコマ】。

韓国の企業Cocoaの日本法人が運営する電子書籍サービスで、アプリ・Web共に運営されています。

待てば0円や広告再生などを駆使すればかなり多くの漫画を読むことができます。ただ、ほとんどの漫画は途中までしか無料で読めないため最新話まで読むなら課金が必要です。

それでも、配信作品が多く、AIが好きそうな作品を紹介してくれるので、課金をしなくても十分に漫画を読むことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?漫画PLAYや2cc漫画について紹介してきました。海賊版サイトは無料で最新話まで漫画を読めるので非常にありがたいサイトです。

ただ、気づかないうちにリスクが潜んでいるため、結果的に無料以上の痛手を負ってしまう可能性があります。

漫画アプリを使えば無料でも多くの漫画アプリを読むことができる時代です。1つのアプリでは対応できませんが、併用して安全に漫画を楽しみましょう。