AppleCare+は、Apple製品の保険のようなものです。
加入料金は必要ですが、万が一の場合の修理や交換が無料、もしくは格安になります。
AppleCare+に加入するか迷ったときの判断に使えそうな情報をまとめました。
目次
AppleCare+(アップルケア・プラス)とは
AppleCare+(アップルケア・プラス)は、Appleが提供するデバイスの保証を延長・強化するサービスです。
製品保証とテクニカルサポートの期間が延長され、過失や事故による損傷が無料、または格安修理サービスの対象になります。
加入の対象となる製品は、iPhone、iPad、Mac、Apple Watch、AirPods などです。
製品保証の延長サービス
Apple製品を購入すると、最初は1年間の製品保証と90日間の無料電話サポートが付いています。AppleCare+に加入することで、この期間を延長することができます。
通常使用による自然故障は2年間無償修理されます。(延長も可能)
一括払いと月額払いを選ぶことができ、一括払いの保証期間は2年です。月額払いの場合は、解約するまで継続することができ、実質無制限となっています。
盗難や紛失の補償も対象になるプランもある
通常のAppleCare+は、盗難や紛失には対応していません。
紛失・盗難時でも保証を受けることができるのは「AppleCare+盗難・紛失プラン」に加入した場合です。
2019年に保証サービスのAppleCare+に加えてAppleCare+盗難・紛失プランが選択できるようになりました。
AppleCare+の加入は必要?
AppleCare+は必須のサービスではありません。加入するかどうかは、コストとリスク許容度によって異なるでしょう。
ここでは、どんな人がAppleCare+に入った方がよくて、反対に、どんな人は入らなくてもいいかについて、判断の助けになるヒントを紹介します。
◯ AppleCare+に入った方がいい人
新しいApple 製品を購入したばかりで、長く使い続けたいと思っているなら、 AppleCareの加入を検討しましょう。
AppleCare+ に加入することで、保証期間が延長され、万が一故障した場合でも安心です。
また、今までにスマホやタブレットをうっかり壊してしまうことが多い人にもおすすめです。
△ AppleCare+に 入らなくていい人
反対に、Apple製品をあまり使わない人は、故障や損傷のリスクが低いので加入しなくてもいいかもしれません。
また、リスク許容度が高い人、つまり万が一故障や損傷した場合でも、修理費用を負担できる(してもいい)人も加入しなくてもいいでしょう。
また、保証期間内に売却する予定があるときも加入する必要はありません。
AppleCare+の補償内容
AppleCare+の主な補償内容は以下です。
- 自然故障の修理期間は2年間、通算で2回までの修理
- 画面の故障は一律3,700円
- 落下や水没などの過失や事故による故障の修理では、料金が割安になる
- 劣化したバッテリーの無償交換
- エクスプレス交換サービスの利用
自分が必要かどうか判断しなくて加入を検討しましょう。
①故障したときの格安修理
AppleCare+に加入していると、落下してガラスを割ってしまったり、誤って水没させてしまったときの修理代金が割安になります。
例として、iPhone15のディスプレイが割れてしまったときの交換代金は56,800円です。AppleCare+に加入していると、修理は3,700円と格安になります。
ちなみに、AppleCare+に加入していても、過失の故障は無料にはなりません。(こちらに落ち度がない、自然の故障や不具合などの修理は無料)
②テクニカルサポート
AppleCare+には、加入者だけが利用できる問い合わせサービスが含まれています。それが「テクニカルサポート」です。
様々な問題について、専任のAppleスペシャリストからのサポートが受けられます。
テクニカルサポートは、電話やチャットで受けられます。電話番号は0120-277-535です。
AppleCare+の料金
それぞれのApple製品のAppleCare+の加入期間と料金は以下です。
製品 | AppleCare+ 加入期間 | 料金 |
---|---|---|
iPhone | 2 年 | 11,800円~18,800円 |
iPad | 2 年 | 7,800円~14,800円 |
Mac | 3年 | 37,100円~97,100円 |
Apple Watch | 2 年 | 3,800円~10,800円 |
AirPods | 2 年 | 3,300円~3,800円 |
AppleCare+の盗難・紛失プランでは約3,000円が追加となります。(iPhoneの場合)
iPhoneのディスプレイなど高額な 修理費用が発生する場合は、お得なプランといえるでしょう。
また、Macなど高額な製品では保険料も比例して高くなります。
AppleCare+の加入方法
加入料金は分かりましたが、どのようにapplecare+に加入すればいいのか分からない、お店に行かなければいけないのかと考えている人もいるのではないでしょうか。applecare+にどのように加入するのかを解説しますので参考にしてください。
iPhone
iPhoneから加入したい人は、歯車アイコンの設定アプリから、情報をタップして、applecare+が利用可能と表示されている部分をタップしてください。続ける、プラン選択をタップして、クレジットカード番号を入力すると、加入が完了となります。
ネット
ネットの場合はapple製品のページに行って、今すぐ購入から自分が購入したapple製品を選択してください。自分のapple idとパスワードを正確に打ち込んでサインインをし、applecare+のサービスを受けたい製品をタップして完了です。
電話
applecare+は、電話から申し込むこともできます。購入ダイヤルへ電話し、オペレーターの指示に従いながら申し込み手続きを行うと、applecare+に加入するための手続きのメールが送られてきます。
Apple Store
直接AppleStoreに行って加入する方法もありますので、自分で手続きをするのは不安、電話ではなく直接手続きをしたいと考えている人は、直接加入してみてください。関連記事をぜひ参考にしてみてください。
http://apple-geeks.com/iphone-44-2595
AppleCare+に加入するメリット
AppleCare+に加入すると、以下のようなメリットがあります。
- 故障時に安価で修理できる
- 無償で消耗したバッテリーを交換できる
- 故障時にエクスプレス交換サービスが利用できる
- 盗難・紛失に対応したプランもある
- ハードウェア保証とテクニカルサポートの両方の期間が延長される
- 過失や事故による損傷も無料または格安修理サービスの対象になる
- 専任スペシャリストへの優先接続などのあらたなサポートも受けられる
料金はかかりますが、さまざまな特典があります。
通常よりも修理代金が安い
まずapplecare+に加入すると、iPhoneがなんらかのことが原因で壊れてしまったときに、安く修理を受けられるということです。非加入だと新しいapple製品が買えるほど修理にお金がかかってしまうことがあります。
繁忙期に優先的にサービスを受けられる
繁忙期に優先的にサービスを受けられるというのもapplecare+に加入することで得られるメリットです。加入しておくとトラブルがあった場合繁忙期でも優先的にサポートしてもらえます。
AppleCare+に加入するデメリット
メリットしかないと考えられているapplecare+ですが、なんとapplecare+に加入することで生じてしまうデメリットがあります。どのようなデメリットがあるのか見ていきます。
加入料金が高い
iPhone15の場合、AppleCare+の加入料金は2年間で31,800円です。
これを割高と感じる人も多いでしょう。壊れなければ、加入費用は「払い損」になります。
AppleCare+は、あくまでも保険のようなものです。
iPhoneが頑丈でそもそも壊れにくい
applecare+に入るのは意味がないと考えている人はそもそもiPhoneは頑丈で壊れにくいから入る意味がないと考えているのです。
軽く地面に落としても画面は割れないので丈夫です。
バッテリーは摩耗率20%で交換
applecare+に加入するとバッテリーが無料で交換できるようになりますが、バッテリー交換には実は条件があって、磨耗率が20%を超えないと無料で交換しないという条件があるのです。
古いiPhoneほど恩恵が少ない
古いiPhoneでもapplecare+に加入することはできますが、モデルが古い場合は、あまりapplecare+の恩恵を受けることができないので、古いモデルの場合、加入は損です。
【壊れないように予防】おすすめの強化ガラスフィルム・iPhoneケース
applecare+に加入すると壊れた時に安く保証を受けることができますが、その前に予防をしておくことをおすすめします。おすすめのiPhone強化ガラスやケースを紹介していきます。
おすすめの強化ガラスフィルム
おすすめの強化ガラスフィルムは、やはり傷がつきにくく、iPhoneを衝撃から守ってくれるというものです。どのような強化ガラスフィルムがおすすめなのかを、下記の記事で解説しています。