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capcutで追加した音楽がマイミュージックに出てこないときの対処法

capcutは動画編集がスマホでも簡単にできる人気のアプリで、TikTokを運営するバイトダンスが提供しています。

capcutで編集時に外部から追加した音楽はマイミュージックというフォルダに収められますが、出てこないときがあります。

この記事では、マイミュージックが出てこないときや、取り込んだ音楽が使えないときの対処法などを解説します。

capcutで外部の楽曲を使う

capcutではプリセットでたくさんの楽曲が入っていて、雰囲気の合う曲を選んで使えます。

しかし、イメージにある曲がなかったり、あっても著作権フリーでない楽曲だったりして使えない場合もあります。

そのようなときには、外部から音源を取り込んで動画BGMに使うことも可能です。

ここでは、動画編集するときに使えるBGMについて解説します。

capcutで外部音源を取り込む方法

capcutでプリセット楽曲以外の外部音源を取り込むには、以下の手順で行います。

capcut編集画面→オーディオ→楽曲→(楽曲を追加)

画面中央付近に並んだタブの中にある、左から2番目の「フォルダアイコン」をタップして選択します。

追加できる音源は、動画から抽出した音源やデバイスから取り込んだ楽曲などです。

capcutでマイミュージックが出てこない?

capcutで追加した音源や楽曲は、アプリ内のオーディオライブラリに追加されます。

保存先は追加した方法によって保存先が異なります。

「マイミュージック」がメインのオーディオライブラリのフォルダ名ですが、機種(iPhoneなど)によっては出てこなかったり、別名の場合があるので注意が必要です。

iPhoneとAndroidでフォルダ名は異なる場合も

「マイミュージック」というタブはAndroidのみの表示名のようです。(現在のバージョンでは)

iPhoneでは「デバイス」や「抽出済み」と表示されて、「マイミュージック」とは表示されない場合もあります。

ただし、操作画面などはアプリのバージョンによって異なり、Androidでも別名の場合もあります。

ちなみに、iPhoneの取り込み先は、①抽出済み、②デバイス ③iTunesとなっています。

「マイミュージック」はAndroidデバイスの表示名です。

iPhoneはiTunesに音楽で取り込みをしてからマイミュージックを使う

Android端末でcapcut編集画面の「マイミュージック」にあたるのは、Appleデバイスでは「iTunes」です。

追加した音楽が出てこないときは、iTunesで音楽を取り込んでから、「iTunes」を開いてみましょう。

iPhoneではiTunesに音楽の取り込みをしていないと、デバイスからの音楽が音楽として認識されず、取り込んだ音楽が表示されないことがあります。

iTunesに音楽を取り込むやり方は、まずPCでiTunesを開き、ファイルのメニュー、ファイルをライブラリに追加をクリックします。

追加したい音楽を選択し、フォルダを追加して完了です。

Androidで追加した音楽がマイミュージックに出てこない場合

Androidでcapcutに取り込んだ音楽は、マイミュージックから使用できます。

しかし、Androidでも追加した外部音源が「マイミュージック」タブに表示されないことがあります。

この場合はバグの可能性があるので、アプリやデバイスを再起動するか、それでもダメならアプリを再インストールすると戻るケースもあります。

ダウンロードした音楽が収められているフォルダは、Androidでは「マイミュージック」です。

capcutにiTunesを使用しない音楽取り込みのやり方

iPhoneでマイミュージックに音楽が出てこないとき、iTunesを使用しないで音楽を取り込む方法があります。

マイミュージックに音楽が出てこないときの、iTunesを使用しない音楽取り込みのやり方は、iPhoneのファイルアプリを使用して共有するという方法です。

iTunesを使用せずにiPhoneのファイルアプリを使用して共有する方法を解説します。

iPhoneの【ファイル】アプリを使用して共有する

iPhoneのファイルアプリを使用して共有する方法を、解説していきます。

まずは使用したい音楽を探して、iPhoneのファイルアプリに保存します。

次に、capcutを開いて編集画面を開いたままにし、ファイルに保存されている音楽のファイルをcapcutに共有することで音楽を使用できます。

マイミュージックに音楽が出てこないときにはiTunesを使用する方法が一般的ですが、こういった方法でも解決できる場合があります。

iPhoneやiTunesなどに入っている音楽を追加する方法

capcutでiPhoneやスマホ、またiTunesに保存されている音楽を追加する方法について紹介します。

  1. プロジェクト新規作成
  2. スマホやiTunesから映像や画像を選択
  3. メニューバーのオーディオ・若しくは音声を追加をタップ
  4. 楽曲をタップ
  5. 楽曲追加方法の舞ミュージックの「デバイスから」をタップ
  6. iPhoneやiTunes等の中にある音楽が表示されるため追加したい音源を選択

iPhoneの場合には、「iTunesに接続しています」という画面が表示され、その後音楽が表示されます。

iPhoneでiTunesに保存されていない音源を追加したいときには、iPhoneのフォルダから音源を選択し、シェアボタンによってcapcutを選択しましょう。

capcutでAppleMusicを追加しようとしたら「音楽を聴けません」となってしまった場合

capcutでAppleMusicの音楽をBGMなどに利用しようと思ったら、「音楽を開くことができません」と表示されることがあります。

capcutで利用できる音楽ファイルの拡張子は、MP3やM4Aなどです。

AppleMusicの音源をcapcutに入れるときには、AppleMusicの曲をMP3、M4Aに変換することが必要となります。

「変換」と聞くと、なんだか難しそうと思う方もいますが、音楽データを変換できるソフトがあるので、そういったものを利用してもいいでしょう。

TuneKeep Apple Music変換ソフトを利用すればAppleMusicも利用できる

AppleMusicを簡単にMP3やM4Aデータに変換したいときに便利なのが「TuneKeep Apple Music」という変換ソフトです。

iTunes・ミュージックアプリと連携し、AppleMusicの曲をMP3、M4A、WAV、AIFFなどに変換することができます。

capcutに利用したいAppleMusicの音楽についても利用できるので、エラーになってしまった場合でも対応可能です。

こちらのソフトは最新版のWindows、MacOS、iTunes・ミュージックアプリに対応しています。

TuneKeep Apple Music変換ソフトの利用方法

TuneKeep Apple Musicの利用方法は以下となります。

  1. TuneKeep Apple Musicを起動する(起動すると同時にiTunes、ミュージックアプリが立ち上がる)
  2. AppleMusicの曲を選択する
    左に出てきたプレイリストから利用したい曲のチェックボックスをチェック
    インターフェイスの検索ボックスを利用すれば曲名・アーティスト名・アルバムなどから検索可能
  3. capcutに対応できるMP3形式を選択
  4. AppleMusicの変換を開始
    変換ボタンをクリックすると変換が始まり、出力ファイルを開くボタンで保存先が表示され、MP3に変換された音声ファイルを見つけられる
  5. 出力ファイルを転送
    iTunes・ミュージックアプリを起動し、出力先のファイルをライブラリに追加
    パソコンに接続したiPhone等に転送
    ミュージックアプリの場合には、メニューのファイルから読み込むをクリック

変換ソフトはこちら → TuneKeep Apple Music

capcutで使える楽曲の種類

capcutでは自分で編集した動画に、いろいろな音楽(BGM)をつけることができます。

capcutに音楽を追加する基本のやり方はいくつかありますが、ここでは主な3つの方法を紹介します。

①プリセット楽曲、②デバイスの楽曲(外部音源)、③動画から音を抽出

それぞれ、詳しく解説していきます。

①プリセットの楽曲を使う

一般的なBGMの追加方法は、capcutに内蔵されたプリセット楽曲を使うことです。

capcutにはたくさんのプリセット楽曲が収録されているので、好みにあった楽曲を選んで使えます。

ただし、編集した動画をSNSなどに投稿する際には、楽曲の著作権に注意する必要があります。

「赤地に三日月のようなアイコン」の楽曲は著作権フリーなのでSNSでも利用可能です。

それ以外のプリセット楽曲は、著作権があり、それらの楽曲を使った動画をSNS上にアップするのは非推奨とされています。

②デバイスにある楽曲を使う

capcutでは、プリセット楽曲以外の、外部から取り込んだりダウンロードした楽曲を使うことも可能です。

スマホに保存されている音楽を編集で挿入するには、以下の方法で行います。

capcutのアプリを開き、「プロジェクト」→「新規作成」を選択します。画像または動画を選択するとプロジェクトが作成されます。

メニュー→オーディオ→楽曲と選択すると、楽曲の追加方法を選ぶことができるので、「デバイス」から選択します。

iTunesにある音楽や、スマホ内にある音楽を選ぶことができるので、好きな音楽を選択しましょう。

ファイルの種類はmp3のみです。

③動画から音源を抽出して使う

動画から音を抽出してmp3ファイルとして保存する方法もあります。方法を解説します。

最初にcapcutを開いて、プロジェクトを新規作成を選択し、スマホから画像や動画を選択してプロジェクトを作成します。

メニュー→オーディオ→楽曲を選択する表示される楽曲の追加方法の選択画面から「抽出済み」を選択

スマホの中にある動画から音声を取り込むことができます。

YouTubeやTikTokからも抽出できるが、SNSに投稿する際には著作権に注意しましょう。

capcutの音楽を動画から抽出するやり方【応用編】

capcutに音楽を追加する基本のやり方、3つを紹介してきました。

動画から音声抽出し、音楽として追加するには、スマホに保存している動画だけでなく、TikTokの動画からも、音楽を抽出して取り込む方法もあります。

TikTok上に使用したい音楽があるという人は、是非試してみてください。

TikTok動画からも音楽を抽出して取り込める

TikTokの動画から、音楽を抽出して取り込む方法です。

まずはTikTokから、使いたい音楽の動画を探します。動画が見つかったら、シェアボタンを選択してダウンロードするを選択します。

ダウンロードし終わったら、capcutを開いて、プロジェクトを新規作成を選択します。

スマホから画像や動画を出し、メニューを開いてオーディオを選択します。楽曲を選択すると、楽曲の追加方法を選ぶことができるので、抽出済みを選択します。

これで、TikTokの動画から音楽を使用できます。

TikTok音源を利用するもう1つの方法

capcutにTikTokの音源を入れたいときには、画面録画で録音してからcapcutに持っていくという方法があります。

  1. TikTokで音源を録画するか音源を使っている方の動画を保存
  2. capcutの「音声を追加」をタップ
  3. 左下に表示される楽曲を選択
  4. 舞ミュージックをタップし「動画から音声を抽出」を選択
  5. 録画した動画を選択

capcutの場合、セーブした場所にはTikTokの音源が出てこないのですが、この場合の「セーブ済み」はcapcutの音源としてセーブしたという意味です。

セーブ済みが表示された画面の左下の方にあるTikTokマークをタップしスクロールしていけば、音源が見つかるでしょう。

この音源をcapcutで編集したい時には、画面録画を行いスマホのカメラロールの保存からcapcutの中で音声を抽出します。

オーディオから楽曲、マイミュージックから利用したい音源を選び、音声だけをインポートすればOKです。

capcutで外部音源を使用する際の注意点

NGコンテンツ

capcutではプリセット音楽以外にも、外部から取り込んだ音源や動画から抽出した楽曲など、さまざまな音がBGMとして使えます。

しかし、BGMとして外部の楽曲を使う際には注意すべき点があります。

著作権のある楽曲を使ったらSNSにはアップしない

世の中に出回っているほとんどの音楽やコンテンツには「著作権」があります。

無断で利用すると、著作権法違反となってしまいます。

動画編集においては、個人で楽しむ分にはOKだが、YouTubeやSNSなどにアップするのはNGだと認識しておきましょう。

capcut編集で無断使用された著作権者に訴訟された、という事例は今のところありません。

しかし、そのリスクは常にあります。著作権のある楽曲を使用したら、SNSには投稿してはいけません。

capcutで音楽を編集する方法

capcutで好きな音楽を入れて、もう少し編集したいなと思うこともあります。

自分が好きな音楽をcapcutで好きなように編集できれば、capcutがより楽しくなると思います。

音楽の編集もやり方を覚えてしまえば、それほど難しくありません。音声の編集メニューは以下となっています。

  • 音声 音量調整
  • フェード フェードインとフェードアウト
  • マッチカット ビートの追加と削除
  • 分割 音声の分割
  • 速度 速度の調整
  • 削除 音源の削除
  • コピー 音声のコピー

音声とフェードの編集方法

音声の調整は再生ボタンをタップし、音量の変更をしてから動画を再生できます。

どのくらいの音が出ているのか確認しながら調整できるので便利です。音声の再生はスワイプで好きな位置から始められます。

フェードというのはだんだんと音量が大きくなったり小さくなったりする機能です。音楽の終わりに少しずつ音が小さくなっていく・・といった編集ができます。

スライドバーを調整することで0.1秒から10秒までフェードを追加でき、フェードを追加することで音楽の波形が影に変化するので、目で変化を感じ取ることも可能です。

分割とマッチカットの編集方法

音源を途中で切る「分割」も、capcutは簡単です。波形を前後にスワイプしながら、分割する位置に編集バーを持っていき、分割と表示されているところをタップすればOKです。分割した音楽は別の音楽として編集できます。

マッチカットとは動画の編集をする際の目印・編集点と呼ばれ、音楽に合わせて映像を編集したいときなどに利用する機能です。

再生ボタンをタップすると動画が再生されるので、その音楽を聴きつつ「ビートを追加」ボタンをタップします。

音楽が強くなったり弱くなったりする切れ目に、ビートを追加するといいでしょう。

ビートを追加すると黄色いマークが出てきますので、その点を目印に映像を編集します。

ビートの削除も簡単で、黄色のマークに合わせてスワイプしバーを合わせるだけです。

その他編集の方法

その他の編集方法、削除、速度、コピーなどについて説明します。

削除は音楽の削除です。

部分的な削除はできませんので、部分的に削除したい場合には、分割を利用します。

音源を削除したい場合は、削除を選択してタップするだけです。

速度は音楽の再生速度を変える編集で、capcutの場合は0.1倍速から100倍速まで変更できます。

再生速度については、後から再度変更もでき、元に戻すことも可能です。

まとめ

capcutの外部音源の利用やマイミュージックについてまとめます。

  • capcutにはたくさんのプリセット楽曲が内蔵されている
  • 外部から音源を取り込むことも可能
  • 取り込んだ楽曲の保存先は「マイミュージック」や「デバイス」のフォルダ
  • iPhoneでは「マイミュージック」とは出ない場合もある
  • 動画から音楽のみを抽出して使うこともできる
  • 著作権のある楽曲はSNSには投稿しない
  • 個人利用なら基本的にOKだが、その場合も自己責任で行う

capcutはスマホでも使いやすい編集アプリです。

誰でも簡単に編集できますので、ルールを守って楽しく利用しましょう。