アプリケーション

jenie.coの代わりのサイトは?違法性や危険性についても解説

Jenie.coは人気がある海賊版の無料配信サイトでしたが、現在は利用できなくなっています。この記事では海賊版のアップロード・ダウンロードの違法性と危険性について解説しています。またJenie.coの代わりとなる定額制音楽配信サービスを紹介しています。

【人気があった!?】Jenie.coとはどんなサイト?

Jenle.coとは2017年2月から活躍し始めた無料で楽しめる音楽配信サイトです。J-popだけではなくK-pop、ゲームミュージック、ライブ映像など豊富なコンテンツをダウンロードできるため、音楽好きの聖地として音楽配信数と月間アクセス数が驚くほどの勢いで成長した人気サイトでした。
Jenle.coも他の音楽サイトと同様で、外部アップロードサイトからダウンロードするという形式をとっていた違法海賊版サイトだったようです。

Jenie.coは閉鎖された

Jenie.coは2018年5月上旬に突然アクセスできない状態になった。公式サイトのhttp://www.jenie.com/にアクセスしても、意味不明な関連リンクが沢山表示され、今までのように無料音楽ダウンロードページが表示されなくなったことから、閉鎖されたと結論付けられました。
そもそも、Jenie.coが配信している音楽やライブ映像などは違法の海賊版がほとんどだったため、著作権侵害で閉鎖されるのは当然の結果とも言えます。

しかし、2018年6月に後継とされるJenie Limitedがリリースされたとツイッター界隈での報告が相次ぎました。新たなドメインを取得して再始動したと予想できるが、URLは変わらずJenie.coでした。名前はJenie.coからJenie Limitedに変更されていて、サイトのレイアウトも若干変更されていた。Jenie Limitedで音楽をダウンロードする場合は、外部アップロードにアクセスしてダウンロードしなくてはいけないが、このようなダウンロードにはウィルスやマルウェア、見えないコストが含まれている危険性があるので注意が必要です。

現在では既にJenie Limitedも閉鎖されていて、また名前を変えてサービスを再開しているようです。

【他にもある?】Jenie.coの代わりの無料音楽ダウンロードサイト

Jenie.coの代わりとなる海賊版の無料音楽ダウンロードサイトは多数存在しております。海賊版の無料音楽ダウンロードサイトはJenie.coと代わりなく違法サイトなので危険性が高いです。
下記、海賊版の無料音楽ダウンロードサイトとなります。

・J-POP MUSIC DOWNLOAD
・MQS ALBUMS DOWNLOAD
・Jpopdl
・Jpop Singles
・JPSYNC
・FreeJpMusic.com
・Music Japan Download
・SoundCloud
・MP3Juice
・DatPiff
・MP3スカル
・Loud Tronix
・lost.FM
・Amazon MP3
・無料音楽アーカイブ
・Noise Trade
・Video2MP3
・ジャメンドミュージック
・ムソペン
・FLVTO MP3
・オーディオマック
・MP3Fusion

無料音楽ダウンロードサイトの違法性は?

無料音楽ダウンロードサイトの違法性は高く、著作権者に対して無断でコンテンツをアップロードする側も、個人で利用する目的だったとしても違法と知りながら海賊版をダウンロードする側も刑罰の対象となります。
著作権とは楽曲であれば、その楽曲を創作したアーティストに与えられる権利の総称です。著作権を無視してアーティストの楽曲をインターネット上で配信すると、アーティストにとってCDや公式の音楽配信サービスの収入を脅かすことになり、損害賠償や刑罰の対象になります。

どのような違法性が無料音楽ダウンロードサイトにあるのか、順番に解説していきます。違法性を理解した上で、無料音楽ダウンロードサイトの利用を検討してみてはどうでしょうか?

【違法性】①海賊版をダウンロードは刑罰

平成21年に著作権法が改正され、平成22年1月1日から違法である配信と知っていながら、海賊版をダウンロードすることは刑罰がないものの違法となっていましたが、平成24年10月1月からは違法であると知っていながら海賊版をダウンロードすることは刑罰の対象になりました。2年以下の懲役または200万円以下の罰金またはその両方が科せられるようになりました。

【違法性】②違法配信ももちろん刑罰あり

違法配信はもちろん、違法とりながら海賊版をダウンロードするよりも重い刑罰があります。
こちらの刑罰は平成24年の改正以前から著作権者に対し無断でインターネットにアップロードすることは、10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金またはその両方が科せられる。とされています。

既に中学生や高校生が海賊版をインターネット上にアップロードし著作権侵害で逮捕されたり書類送検されている事例があります。

【違法性】③2020年10月1日に改正著作権法が施行

令和2年(2020年)10月1日に著作権者の許諾を得ていない音楽配信の規制を強化する改正著作法が施行されました。この改正により、規制が更に強化されました。

下記、強化された内容となります。
著作権者に対し無断でコンテンツをアップロードするアプリの運営や提供、誘導するリンクを違法音楽アプリに提供する事が罰則の対象となり、5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金が科せられる。また。違法にアップロードされた著作物のリンクを違法音楽アプリに掲載すると、3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金が科せられる。

【危ない!?】海賊版音楽ダウンロードサイトの危険性

海賊版の音楽ダウンロードサイトには沢山の危険が隠れています。
通常は有料でしか手に入らない楽曲を無料でダウンロードできるとすれば、沢山の人がそのサイトに集まってきます。違法サイトに沢山の人が集まれば必然的に危険性が増すのは想像できるはずです。
軽い気持ちでダウンロードをして楽しんでいたら、個人情報を抜き取られていたり、詐欺に合ってしまう可能性があります。

【危険性】①個人情報流失の可能性

違法配信サイトでダウンロードすることで最も怖いのは個人情報の流出です。本来は有料のコンテンツを違法配信サイトでは無料で配信するわけですから、沢山のユーザーを増やす事ができます。そこに個人情報を抽出するウィルスをばら撒けば効率的に個人情報を抽出する事ができます。スマートフォンには口座情報やクレジットカード情報など大切な個人情報が入っているので、個人情報を流出することはとても危険性が高いです。

【危険性】②ウイルスの危険性

ウィルスの拡散手段として違法音楽配信サイトがトップ10に入っており、ウィルスやスパイウェアに感染する危険性があるにも関わらず、その危険性がまだ十分に知られていないと、国際レコード産業連盟が警告を出しています。

【危険性】③処罰の対象

前述した通り、もちろん刑罰の対象となります。自分には関係ないと思い違法配信サイトでアップロードされたコンテンツをダウンロードしていたら、損害賠償や罰金、懲役の対象となる可能性があります。知らなかったでは済まされないようになりました。

【危険性】④音楽データの消失

大切なプレイリストやダウンロードデータを消失する危険性もあります。
なぜなら、違法アップロードサイトは管理者の目をかい潜るために突如としてインストーラーから姿を消すこともあります。そうすると次のソフトウェアアップデートでアプリ自体が端末のバージョンに対応できなくなって使えなくなることもあります。ダウンロードしたコンテンツをオフラインで楽しんでいる方は音楽データの消失の危険性を知っておきましょう。

【危険性】⑤ワンクリック詐欺

無料音楽ダウンロードや無料動画ダウンロードなどの広告を軽い気持ちでタップしてしまうとワンクリック詐欺にあう危険性があります。
利用者の好奇心をくすぐり、クリックさせることで高額な請求画面を表示して振り込みをさせるといった詐欺の方法です。違法音楽配信サイトにはこのようなワンクリック詐欺の広告なども多いので注意が必要です。

次のページへ >