インスタで共有すると「監視」している人が分かる、というウワサがあるようです。
これはどういうことで、そして本当なのでしょうか?
気になって調べたところ、判明したことを紹介します。この記事では他にも、インスタで履歴が残る/残らない行動などについても解説しています。気になるときの参考にしてください。
目次
インスタを共有するときの表示順で「監視」が分かる?
まず、どのような「ウワサ」だったのかを説明します。
これは「インスタを共有するときに表示されるリストで上に表示される人は、自分の投稿を最も頻繁に見ている人では?」というものです。
しかし、結論からいうとこれは「ウソの情報」です。このような事実は確認できません。
インスタの投稿を共有するときに表示される順番は、プラットフォームのアルゴリズムによって選ばれています。
共有する相手を表示順を決めるアルゴリズムは非公開
インスタで共有する先のリスト表示されるアイコンの順番は、Instagram独自のアルゴリズム(計算方法)によって決められています。
アルゴリズムは非公開で、詳細について一般ユーザーが知ることができません。
表示順にはいくつかの要素が関係しているようですが、公式サイトや詳しい人の発言を見る限り、「自分の投稿を閲覧している頻度」とは関係がないと判断できそうです。
インスタの「監視が分かる」というウワサが流行した背景
「インスタで共有するときに、リストの上の方に表示されるアカウントは自分を監視している」というウソの情報。
なぜこんな「デマ」が流行ったのかというと、単純に「インプレッション稼ぎ」が目的のようです。
ダンスなどのショート動画に乗せて、「インスタ共有で監視がわかる?」などといった興味を引かれそうなメッセージを発信することで、「本当かな?」と気になる人もいます。
友だちにシェアしたり、別のSNSにも投稿したりすることが投稿者としては「狙い通り」なのでしょう。
つまり、気になるウワサ(ウソ)を流して、自分の投稿を拡散させようとする意図があったと思われます。
インスタに「足跡機能」はない
インスタグラム(Instagram、略称:インスタ)は、写真や動画を共有するプラットフォームです。
友人や家族だけでなく、有名人や著名人とも繋がれるプラットフォームとして、多くの人に利用されている人気アプリです。
そして、インスタに「足跡機能」つまり、誰が自分の投稿を見に来たかを知る方法はありません。
特定の行動をとらない限り相手には分からない
足跡機能のないインスタで、誰が自分の投稿を閲覧したかを知るには、相手が「特定の行動」をする必要があります。
- 「いいね」などのリアクション
- ストーリーの閲覧
- DM(ダイレクトメール)
上記以外の行動(通常の閲覧)をしても、相手は自分の投稿が誰に見られているか分からないのがインスタの仕組みです。
以前流行したSNSである「ミクシイ」には足跡を見る機能がありましたが、インスタにはそういった機能はありません。
「監視」されていても知る術はない
もし本当に「監視」つまり、自分の投稿をこっそりと見続けている人がいたとしても、監視を発見する方法はありません。
リアクションやDMなどの「履歴が残る行為」をしたときは別ですが、ただ閲覧されるだけでは知る術はありません。
インスタに限りませんが、SNSは不特定多数に閲覧されることを前提とし、見られて困るような投稿はしないようにしましょう。
履歴が残る行動/残らない行動
インスタグラムで誰かのアカウントをみるとき、履歴が残る行動と残らない行動があります。
履歴が残る行動をすれば、相手にも自分が見ていることが知れます。反対に、履歴が残らない行動であれば、相手に知られることはないです。
自分が見ていることを相手に知られたくないのなら、履歴が残る行動はしないようにしましょう。
履歴が残る行動
インスタで履歴が残る方法には以下のような行動があります。
- コメントやDM
- フォロー
- ライブ配信の閲覧
- ストーリーの閲覧
これらの行動をした場合は、相手に通知や記録が残ります。逆に言うと、これらの行動さえしなければ、相手に自分の存在を知られることはないということでもあります。
また「ハイライト」は自分のプロフィール画面にストーリーを公開する機能ですが、ハイライトではストーリーと同じく24時間以内の閲覧履歴が残るようになっています。
履歴が残らない=バレない行動
履歴が残らない、つまり自分が見ていることが相手にバレないのは、以下のような行動です。
- ホーム画面にアクセス
- 投稿の閲覧
- プロフィールを見る
- 検索してアカウントにアクセス
- ハイライト(過去のストーリー)の閲覧
ハイライトに公開されているショート動画はストーリーと同じ扱いです。
投稿後24時間までは投稿者から誰が閲覧したか分かる仕組みになっています。それ以降はハイライトを見ても相手に履歴が残ることはありません。
インスタの共有について
インスタグラムには、ほかのSNSと同様に「共有」のボタンがあり、さまざまなコンテンツを他の人と共有できます。
ここでは、以下のことについて解説します。
- 共有できるコンテンツ
- 共有する方法
共有できるもの:投稿やプロフィールなど
インスタで共有できるのはフィードやリール、プロフィールやDMなどです。
共有は以下の手順で行います。
- インスタで共有したいコンテンツ(フィードやリールなど)を開く
- 画像の下にある「紙飛行機のアイコン」をタップ
- 共有する相手のリストが表示される
- ユーザーを選んで「送信する」をタップ
この操作でインスタのコンテンツが共有できます。
共有する方法:フィードやストーリーなど
共有する方法も多数あります。インスタ内で共有する方法だけでも、フィードやストーリー、DMなど好きな投稿スタイルが選べます。
他にもXやLINEなど他のSNSすることや、URLをコピーしてメールなどに貼り付けることも可能です。
いずれの方法でも、共有リンクをタップ(クリック)すると、インスタが開きます。
まとめ
インスタの共有で、自分の投稿を監視(こっそり見ている)人がわかるのか、というウワサについて解説しました。
- インスタの共有リストに表示されるアイコンの順番は不規則
- アルゴリズムは非公開だが、見ている頻度とは無関係と推測できる
- インスタには「足跡機能」がなく、もし監視されていても知る方法はない
- リアクション、ストーリーの閲覧、DMなどは通知される
- インスタの投稿はいろいろな共有手段がある
インスタでは誰に見られているかわからないことを前提に投稿しましょう。
見られたくない場合は非公開アカウントにしたりすることもできます。