アプリケーション お役立ち(情報)

バックグラウンド制限してはいけないアプリはどんなアプリ?具体例も紹介!

iPhoneやAndoridスマホ、PCでは、多くのソフトがバックグラウンドで動いてCPUやメモリ、電力を消費しています。このため、バックグラウンドでの動作を制限したい場合があります。しかし、バックグラウンド制限してはいけないアプリがあるので留意が必要です。

バックグラウンドアプリとは?

スマホにはいくつものアプリが入っていますが、アプリの中にはアプリ本体が起動していない場合でも、スマホシステムの背後で動いているものがあります。
情報の更新などを行っているのですが、動作していてもタスクにアイコンが表示されないため、動いているかどうかも判断できません。
こうしたシステムの背後で動いているアプリのことを「バックグラウンドアプリ」といいます。

それほど容量を使わない動きであればいいのですが、バックグラウンドアプリの中にはCPUやメモリーに余分な負荷をかけてしまうものもあります。
パソコンやスマホの動きが格段に悪くなることもあるので、動きを止めていいバックグラウンドアプリについてはオフにしましょう。

バックグラウンドアプリはオフにしていいもの?

スマホやPCなど、電源が入っている間はOSをはじめ色々なプログラムが動いています。スマホやPCは電源が入っていなくても、バックグラウンドで動作しているプログラムも多いようです。

こうしたバックグランドで動いているアプリをオフにしてもいいものなのでしょうか?バックグラウンド制限をして、アプリをオフにしてはいけないことについて解説していきます。

バックグラウンドで動くアプリもリソースを消費する

バックグランドで動作するアプリも当然のことながら、デバイスのリソースを消費しています。メモリが不足することは避けたいですし、バッテリの減りも気になります。

ゲームやSNSなどのアプリを起動して画面を見ながら操作している場合は、自分で使っているのでバッテリーが減っても当然のこととしてあまり気になりません。一方、スマホなどのバッテリーの減りが気になる場合は、バックグラウンドでの動作はできるだけ減らしたいと思うでしょう。

バックグラウンドで動くアプリを制限することは必須ではない

しかし、最近のデバイスはリソースや電源の管理がしっかりしており、位置情報を常に更新したり、ゲームのようにCPUなどを極端に消費するアプリでなければ、バックグラウンドで動作していてもあまり大きな影響はないのです。

バックグラウンドでの動作を制限しすぎると、逆にデバイスの動作が不安定になるなどの悪影響が出ることもあり得ます。以下では、バックグラウンドで動くアプリを制限するメリットやデメリット、バックグラウンド制限してはいけないアプリなどについて解説します。

バックグラウンドで動くアプリを制限するメリットとデメリットは?

最近のデバイスはリソースや電源の管理がしっかりしていて、手動でバックグランドでの動作をコントロールする必要性は減っているとはいえ、まったく必要ないわけではありません。

ここでは、バックグランドで動作するアプリを制限することのメリットとデメリットを紹介します。

バックグラウンドで動くアプリを制限するメリットは?

バックグランドで動作するアプリを制限することのメリットは、主に以下の3点です。

  • メモリの節約
  • バッテリーの節約
  • 通信料の節約

以下で詳しく説明します。

メモリの節約

スマホによってデータ処理する際には、CPUが動いています。
このCPUの動きはメモリの量によって違い、量が多ければ多いほど処理速度が速くなります。

スマホのようなモバイルデバイスではメモリ容量が限られており、多くのアプリが同時動作するとメモリが不足することになり、動作が遅くなったり、場合によってはデバイス自体が不安定になったりもします。
バックグラウンド処理が行われていると、常にCPUが使われている状態となるため、処理に余裕がなくなり動画が重くなるのです。

そのため、とりあえず動作に影響のない範囲でバックグランドのアプリを停止してしまえばメモリに余裕を持たせることが可能になります。ゲームなど重たいアプリを利用したい場合に有効な技です。
バックグラウンドで動いているアプリの中で、不必要なアプリの動きを止めれば、CPUの負担が少なくなり、処理速度が上がります。

バッテリーの節約

バックグランドであれ、アプリが動作している最中は電力を消費します。スマホであれPCであれACコンセントに接続して電源を供給できる状況ではバッテリーの残量は気になりませんが、モバイル環境ではバッテリーの残量は大きな問題です。

バッテリーの減り方が気になる場合は、当面の利用に関係のないバックグランドアプリの動作を停止することでバッテリーを節約できます。
数個くらいのアプリを止めたからといってバッテリーの容量が大きく変わることはありません。
必要ないバックグラウンドアプリが5個あり停止した・・・などの場合、バッテリーの持ちが格段に良くなることがあります。

  • アプリデータ使用量の確認方法
    設定から電池をタップ
    三点メニューから電池使用量をタップ
    アプリの起動時間・電池使用量をチェック

通信量の節約

最近はクラウドを利用するアプリが増えており、アプリ起動中はバックグランドで動作中であっても何らかの通信処理を行っている場合が増えています。SNSであれば、新着情報がないかなどのチェックを常時行っていますし、プッシュ型の通知なども通信処理が動いています。

スマホなど通信容量の上限が気になる場合は、バックグランドでの通信処理を行わないように設定したり、アプリを停止してしまうのが通信量の節約に有効です。
通信データ消費量によって従量課金制となっているスマホプランを契約されている方は、データ消費量が気になると思いますので、無駄な動きのバックグラウンドアプリがあれば停止しましょう。

詳細にデータ消費量を制限したい方はデータセーバー機能が便利です。

  • データセーバー機能
    ホーム画面設定からネットワークとインターネットへ
    データセーバーメニューをタップしてON

こうしてデータセーバー機能を有効化できます。

アプリそれぞれでデーターセーバー機能をOFFにすることも可能です。

  • アプリのデータセーバー機能を個別にOFFにする方法
    ホーム画面から設定へ
    設定からアプリと通知をタップ
    無制限のデータ使用にチェックを入れて完了

バックグラウンドで動くアプリを制限するデメリットは?

ここでは、バックグランドで動作するアプリを制限することのデメリットを、3点紹介します。

アプリが自動更新されなくなる

バックグラウンド制限してはいけないアプリを制限してしまうと、アプリに自動更新や新着情報が届かなくなります。

アプリからの通知が表示されなくなる

バックグラウンド制限してはいけないアプリを制限してしまうと、通信処理が行えず、SNSの投稿などを受信できないことから、メッセージが到着しなくなり、コミュニケーションに支障をきたす恐れがあります。

アプリ間の連携に不具合の恐れ

最近のアプリはお互いに連携している場合が多く、バックグラウンド制限してはいけないアプリを制限してしまうと、ウェブやSNSで表示不具合の可能性があります。たとえば、地図アプリに制限がかかっている場合は、ウェブを開いても地図は表示されません。

【iPhone・Android】バックグラウンド制限してはいけないアプリ

ここではiPhoneやAndroid端末などのスマホにおいて、バックグラウンド制限してはいけないアプリを制限してしまうことについて説明します。

【iPhone・Android】具体的なアプリ一覧

基本的には、OSやシステムアプリに相当するプログラムはバックグランドでも動作していることが必要です。なので、こうしたバックグラウンド制限してはいけないアプリを制限してしまうと、スマホの動作がおかしくなりかねません。具体的には、以下のようなアプリには触らないようにしましょう。

  • Android…
  • Google…
  • Chrome
  • Device…
  • Gmail
  • キャリア名…
  • 電話帳
  • 連絡帳

【Android】Google関係のアプリ

Android端末のOSはGoogleの開発したAndroid OS上でアプリが動作するようになっており、その関係で、Googleの基本アプリはOSと密接な関係を持っており、デバイスにはAndroid OSとともにプリインストールされています。

Google基本アプリのようなバックグラウンド制限してはいけないアプリを制限してしまうと、デバイスの動作が不安定になる可能性があります。

次のページへ >