普通に使っているだけだと初期化することはほとんどありませんが、iPadが不具合を起こしたり、iPadのロックのパスワードを忘れると初期化が必要です。この記事では、iPadを強制的に初期化をする方法(パスワード忘れやパソコン無しでも)の解説をします。
目次
iPadの初期化前にやっておくこと
まずはiPadを初期化する前に行っておくべきことの紹介をします。強制的に初期化をする場合は初期前に行えない場合もありますが、普段から行っておくとトラブルが起きた際にリスクを最低限に減らすことができます。
バックアップの取得
iPadを初期化する前にはバックアップの作成忘れずに行うようにしましょう。データが必要ない場合は特にバックアップの作成は必要ありませんが、iPadを新しくする場合で前のiPadを手放す場合はバックアップを作成して初期化をするようにしましょう。
バックアップの作成方法はiTunesとiCloudがありますが、双方ともにメリット/デメリットがあるので、自身の使い方に合ったバックアップの方法を選ぶようにしましょう。
パソコン内のiTunesを最新の状態に
iPadを初期化する場合、パソコンにインストールしてあるiTunesが最新の状態になっていないとエラーが出ることがあります。強制的な初期化でも通常の初期化でもiTunesを最新バージョンにしておくことで滞りなく初期化をすることができます。
- iTunesを起動>メニューバーのヘルプ>更新プログラムの確認
WebページからダウンロードしたiTunesの場合は上記の手順でアップデートが可能です。Windows10の場合はMicrosoft StoreでiTunesをダウンロードできるのでMicrosoft Storeでのアップデートが必要になる場合があります。
iPadの正規の初期化手順
次に、iPadを初期化する手順の解説です。iPadが使える状態なら、iPad本体から初期化をすることができます。iPadのロック解除のパスワードを忘れた場合はこの手順では初期化はできないのでパソコンを使って強制的に初期化をしましょう。
設定からiPadを初期化
では、iPad本体で設定アプリから初期化をする手順です。
- 設定>一般>リセット>すべてのコンテンツと設定を消去
この手順でiPadの初期化は完了です。iPadが使える状態なら非常に簡単に初期化をが可能です。本体から初期化をする場合でも、iPadをロック解除するためのパスワードが必要になります。初期化の作成をするかどうかも決めることができるので安心です。
iPadの強制初期化をパソコンに接続して行う方法
では次に、パソコンを使って強制的にiPadを初期化する手順の解説です。強制的に初期化をする場合は、iPadのロックパスワードを忘れて解除できない場合がほとんどです。
それ以外だと、iPadの画面が真っ黒になってしまった場合などiPadの故障でディスプレイに不具合が出ている場合です。
iPadの強制初期化をパソコンに接続して行う方法を、手順を追って解説していきます。
リカバリモードで初期化
iPadを強制的に初期化をする場合はiPadをパソコンと接続してリカバリーモードへの切り替えが必要です。リカバリーモードにする前にiTunesをアップデートしてパソコンと接続した状態で行うようにしましょう。
リカバリーモードとは、iPadやiPhoneなどが不具合などを起こした際に、iPadOSの更新や初期化をすることができるモードです。一般的にiPadを強制的に初期化をするにはリカバリーモードを使います。リカバリーモードでは初期化だけでなくOSの更新が行えるのもポイントです。
ホームボタン非搭載のiPadのリカバリーモード
ホームボタン非搭載のiPadをリカバリーモードに切り替える手順以下の通りです。
- 音量上げるボタンを押してすぐ離す
- 音量下げるボタンを押してすぐ離す
- 電源が再起動してリカバリーモードの画面になるまでトップボタンを長押しする
基本的にはiPadを強制再起動する手順と同様の手順です。リカバリーモードに切り替わらない場合はうまく操作ができていない場合があるので、何度か同じ操作を行ってみましょう。
ホームボタン搭載のiPadのリカバリーモード
ホームボタン搭載のiPadをリカバリーモードに切り替える手順は以下の通りです。
- ホームボタンとトップボタンをリカバリーモードに切り替わるまで長押しする
ホームボタンが搭載されているiPadの場合は2つのボタンを同時に長押しするだけで簡単にリカバリーモードに切り替えることができます。