iPhoneには一定時間操作しないとスリープ状態に移行する「自動ロック機能」があります。
バッテリー消費を抑えたり無断使用を防止したりできる便利な機能ですが、勝手にスリープしてしまうのは煩わしいですよね。
この記事では、iPhoneをスリープさせたくないときの方法を紹介します!
目次
iPhoneのスリープ機能とは
スリープ機能とは、iPhoneを一定時間操作しないときに自動的に画面を「スリープ状態」にしてくれる機能です。
スリープ状態では画面が消え、バッテリーの無駄な消費を抑えられます。
操作を再開するときには、自動ロックを解除して戻ります。
iPhoneの「自動ロック機能」について
iPhoneがスリープ状態になるとロックが自動的にかかります。
再度オンにするときは、ID認証(顔や指紋)または6桁のパスコードでロックを解除しないと操作できません。
スマホを誰かに不正に操作されてしまうことを防ぐ機能で、バッテリー消費を抑えたり、セキュリティの面などで便利です。
iPhoneをスリープさせない方法
スリープ・自動ロック機能は便利ですが、まだ画面がついていてほしいのに消えてしまうと煩わしさを感じます。
iPhoneをスリープさせない(時間が経過しても画面がオフにならない)ようにする方法があります。
これには注意点もあるので、あとで解説します。
自動ロックを「なし」に設定
スリープさせないようにする設定方法は以下です。
自動ロックを「なし」に設定
設定アプリ→画面表示と明るさ→自動ロックを「なし」
これで、iPhoneが自動でスリープしなくなります。
自動ロックを「なし」に設定すると、時間が経過してもスリープ状態に移行しません。
スマホからテキストを書き写したり、イラストを描くときには(いちいち操作しなくても画面が消えないので)役立ちます。
自動ロックするまでの時間を長く設定する
時間が経過しても自動ロックされない設定ですが、セキュリティが不安な場合は自動ロックまでの時間を長く設定する方法もあります。
設定アプリ→画面表示と明るさ→自動ロック→30秒~5分の間で選択
iPhoneでは30秒、1〜5分の間で選べます。6分以上の設定はないため、それほど長くは使えないのが難点です。
iPhoneをスリープさせない設定のデメリット
iPhoneを自動スリープさせない設定は便利ですが、デメリットもあります。
デメリットも知った上で、自動ロックの設定をするようにしましょう。
バッテリーの減りが早まる
一定時間の経過でiPhoneが自動でスリープさせると、バッテリーの消費を抑える効果があります。
「なし」に設定すると、操作しないときでも画面がつきっぱなしになります。(手動で電源ボタンを押すと画面が消える)
スマホを使っていないときに画面を消さないと、電力消費量が増え、バッテリーの減りが早くなります。
セキュリティ上のリスクがある
バッテリー消費以上に大きなデメリットが、セキュリティ上のリスクです。
たとえばもし、どこかにiPhoneを置き忘れたときなどに、他人に操作されてしまう危険性があります。
自動スリープが設定してあれば、一定時間の経過で自動的にロック状態になるため、Face IDやTouch IDでのロック解除しなければ他人には操作できません。
ところが、自動ロックを切ってしまうと無防備になってしまうため、オフにするときは注意が必要です。
iPhoneをスリープさせない方法をもっと詳しく
iPhoneをスリープさせない設定について、より詳しく紹介します。
- iPhoneとiPadの設定時間の違い
- 省電力モードについて
- 特定アプリのみスリープさせないことは可能か
以上について解説します。
iPhoneとiPadでは設定時間が違う
iPhoneとiPadでは自動ロックが設定できる時間に違いがあります。
- iPhone・・・30秒、1分、2分、3分、4分、5分、なし
- iPad・・・2分・5分・10分・15分・なし
以上の中から選択できて、iPadの方が長い時間に設定可能です。
低電力モードにしておくと30秒でスリープする
iPhoneを「低電力モード」にすると、自動ロックの設定時間に関わらず、30秒でスリープ状態になります。
この機能の特徴を活用して、常に低電力モードにしておいて、自動でスリープさせたくないときだけ(低電力モードを)オフにする方法もあります。
ただし、低電力モードはアプリの自動更新などに影響する可能性があるため、注意が必要です。
特製のアプリ使用時のみスリープさせない設定はない
特定のアプリ(例えばLINEやインスタグラム)の利用中のみスリープさせたくない場合もあると思います。
しかし、アプリごとに自動スリープ設定を変えることはできません。
ちなみに、YouTubeなどの動画視聴時は画面を操作しなくても自動スリープにはなりません。(YouTubeアプリでタイマーをかけることが可能)
注意点:iPhoneをスリープさせない設定は「一時的」にすること
オートスリープ機能、つまり一定時間の経過で自動的にiPhoneがロックされる機能は、普段はオフにするべきではありません。
どこかにスマホを置き忘れたときなどに、悪意のある第3者に操作される恐れがあるからです。
画面を書き写すときなど、スリープさせたくないときに一時的にオフにするのはかまいません。
しかし、作業が終わったら必ず戻しておくことを忘れないようにしましょう。
iPhoneが勝手にスリープしてしまうときは?
iPhoneでスリープさせたくないのに、勝手になってしまう場合の対処法を解説します。
低電力モードになっているなどの原因があります。
低電力モードになっていないか
iPhoneの設定で「自動ロック:なし」に設定したのにスリープしてしまう場合は「低電力モード」になっている可能性があります。
低電力モードになっていると、自動ロックの設定に関わらず30秒でスリープしてしまいます。
スリープさせないようにするためには、低電力モードを解除しておきましょう。
iPhoneを再起動する
続いて、iPhoneを再起動するということです。
どうしてもスリープしてしまう場合は、iPhoneの不具合が考えられます。iPhoneの不具合は再起動することで治る場合もあるので、再起動を試してみましょう。
まとめ
iPhoneを自動でスリープさせないようにする方法は、設定→画面表示と明るさ→自動ロックを「なし」に選択すればできます。
一時的に自動ロック機能を切ることはあっても、作業が終わったら元に戻し、通常時は必ず自動ロックがかかる設定にしておきましょう。
ロックされるまでの時間を長くすることも有効で、最大5分(iPadは15分)まで長くできます。
しかし、それだけ置き忘れたときのリスクが高まりますので、普段は短く設定しておくことをおすすめします。