iPhoneのセキュリティ機能としてい稼働している「iPhoneを探す」。以前はアプリとしてもありましたが、現在は2つのアプリが統合しました。この記事では、iPhoneを探すで位置情報が見つかりませんと表示される原因や対処法をご紹介します。
目次
iPhoneを探すとは?

出典:Apple公式(https://www.apple.com/jp/icloud/find-my/)
まずは、iPhoneを探すについての概要をご紹介します。まず基本的なことですが、iPhoneを探すはiPhoneに搭載されている機能の1つです。
また、以前はアプリ名が「iPhoneを探す」と「友達を探す」の2つのアプリでしたが、現在は2つのアプリが統合され「探す」アプリになっています。
端末の所在を確認する
iPhoneを探すは、紛失や盗難に合ったiPhoneを探すことができる機能です。Appleは位置情報がわかるようになっているためデバイスを盗難・紛失した場合探すアプリで探すことができます。
オフライン状態でも探せるデバイス
iPhoneを探すは、オフラインの状態でもデバイスを探すことができます。iOS14以前のOSを積んでいる場合は電源が入っていた最後の位置情報しかわかりませんが、iOS15の新機能でオフラインになっても24時間以内であれば位置情報を追うことができます。
盗難や紛失した場合、iPhoneを探すの機能がセキュリティも兼ねているのですぐに売買して換金することは困難です。ただ、時間が経てば手元に戻すことは難しくなるのでオフラインになる前にできる限りデバイスを探すようにしましょう。
iPhoneを探すで「位置情報が見つかりません」となる原因
ではiPhoneを探すを試みて「位置情報が見つかりません」となるケースで、考えれられる5つの原因をご紹介します。位置情報が見つかりませんと表示されてしまうと、iPhoneを探すことは困難になります。
万が一iPhoneを盗難・紛失してしまうことがあってもiPhoneを探せるように位置情報が見つかりませんと表示されないかどうかも含めて、確認し表示されてしまう場合は原因を追求しましょう。
失くしたかなと気付いた場合には、すぐに探し始めることが重要なカギとなってきます。
オフラインになっている
探すアプリを使っても位置情報が見つかりませんとなる原因として、すでにオフラインになって24時間が経過している場合です。盗難に遭った場合は、相手に電源をオフにされていることも考えられます。
どのタイミングでオフにされたかわからないので、24時間の猶予があってもできる限り早いタイミングで探すの機能を使うことが重要です。
未設定になっている
探すアプリで探したいデバイスに「位置情報が見つかりません」と表示される場合、設定が違っている場合があります。盗難・紛失した場合に探す場合の位置情報の設定は基本的にはどのようになっていても使えないことはありません。
ただ、探すネットワークがオフになっているとオフラインの状態では探すを使うことがきません。万が一の時のために”探す”ネットワークの設定の見直しをしておきましょう。
- 設定アプリ>ユーザー名>探す>iPhoneを探す>”探す”ネットワーク
ソフト上でエラーが出ている
「位置情報が見つかりません」が表示される場合の原因として、iOSのエラーも考えられます。iOSエラーの場合は普段iPhoneを使っていて違和感を感じた場合程度でしか調べることができません。
iOSは常に最新にしておくことでセキュリティやバグ修正などが行われます。iOSのエラーからiPhoneを守るためにもソフトウェアアップデートは常に行なっておきましょう。
デバイスが壊れている
「位置情報が見つかりません」の原因はハードの部分の可能性も考えられます。何かの衝撃で内部の基盤などが壊れてしまってその影響で位置情報を得るためも部分が損傷していることも考えられます。
iPhoneの強度はかなり強くなってきていますが、圧力がかかったりすることで内部の基盤が破損することも考えられます。「位置情報が見つかりません」は大切な機能を使えなくなるので、定期的に探すアプリを起動してチェックしましょう。
相手が共有拒否にしている
探すアプリの機能の1つとして、連絡先を知っている友人や知人と位置情報を共有することができます。ただ、位置情報を共有しようとしている相手が位置情報の共有を拒否していると位置情報が見つかりませんと表示されます。
位置情報の共有はプライバシーの保護の観点から勝手に行うことはできません。位置情報を共有したい場合はしっかりと共有したい理由などを伝えた上で理解してもらい共有するようにしましょう。
位置情報が見つかりませんとなった場合の対処方法
「位置情報が見つかりません」が表示される原因は、ハード面もしくはソフト面のどちらかの可能性が高くなります。ただ、一部の設定の見直しも重要で。ここからは「位置情報が見つかりません」が表示されるときの対処法をご紹介します。
位置情報の許可を常に許可に変更
探すアプリで「位置情報が見つかりません」と表示される場合には直接関係ありませんが、位置情報の設定を念のために見直ししておきましょう。
- 設定>プライバシー>位置情報サービス>探す
設定変更出来ない人は機能制限を確認
位置情報の設定を変更できない場合は、機能制限を確認しましょう。位置情報サービス自体の使用を制限している場合があるので確認してみましょう。
- 設定アプリ>スクリーンタイム>コンテンツとプライバシーの制限>位置情報サービス>パスコードの入力
アプリ・本体の再起動
「位置情報が見つかりません」が表示される場合、最も簡単な方法として、アプリやデバイスの再起動で改善する場合があります。位置情報が何かしらのエラーで「位置情報が見つかりません」と表示されてしまう場合があります。
手元にiPhoneがあるならデバイスの再起動をして一旦位置情報をリセットしてみましょう。
iOSバージョンを更新
「位置情報が見つかりません」の原因がソフトウェアの場合、iOSをアップデートすることで改善することがあります。最新のバージョンにアップデートするには多少の時間が必要なので、時間にゆとりを持って行いましょう。
- 設定アプリ>一般>ソフトウェア・アップデート
ファミリー共有で上手くいかない場合
iPhoneは子供の安全を守るためにファミリー共有という機能が準備されています。AppleIDの作成や位置情報の共有などが可能です。
ただ、ファミリー共有した子供用のiPhoneの「位置情報が見つかりません」と表示される場合があります。
機種変更時再設定が出来ていない
iPhoneは機種変更をする場合AppleIDでログインすることで様々な情報を引き継ぐことができます。ファミリー共有も同様で、ログアウトしていない場合はログアウトを行いましょう。
- 手元にiPhoneがある場合:設定アプリ>ユーザー名>サインアウト
- 手元にiPhoneがない場合:設定アプリ>ユーザー名>対象のデバイス>アカウントから削除
スクリーンタイム設定を見直す
子供用のiPhoneと位置情報を共有できずに「位置情報が見つかりません」と表示される場合、スクリーンタイムの設定がズレている可能性も考えられます。親用・子供用共に設定の見直しを行いましょう。
- 親用iPhone:設定アプリ>スクリーンタイム>コンテンツとプライバシーの制限>位置情報サービス→許可・自分の位置情報の共有→許可
- 子供用iPhone:設定アプリ>ユーザー名>探す>ファミリー>位置情報の共有を有効化
iOSバージョンを確認
親用と子供用のiOSのバージョンがズレていると「位置情報が見つかりません」のエラーが表示されることがあります。現在の最新バージョンはiOS15.○.○です。
○の部分は違っていても問題ありませんが、15の部分が14や13の場合はエラーが出る場合があります。
14から15にアップデートするなどのことをメジャーアップデートと言いますが、ここの数字は親用と子供用共に合わせるようにしましょう。
iPhoneを探すでオフラインと表示される原因と対応
探すアプリを使った場合、「位置情報が見つかりません」はエラーですが、そもそもオフラインと表示される可能性も考えられます。ここからは、iPhoneがオフラインになるときの対処法をご紹介します。
iCloudの設定が間違っている
iPhoneを探すをオフがオフになっていると、探すアプリで見た際にオフラインと表示されることがあります。
ただ、iOS15ではiPhoneを探すがオフになっていると基本的には表示自体されない仕様になっているので注意しましょう。また、”探す”ネットワークがオフになっているとオフラインと表示される期間が変わるので有効にしておきましょう。
電源が入っていない
探すアプリでiPhoneを見た見た場合、電源が入っていなければ当然オフラインと表示されます。”探す”ネットワークが有効になっていても24時間以上経過しているとオフラインと表示されるので覚えておきましょう。
iPhoneを探すが使えない地域にいる
iPhoneを探すは利用できない地域もあります。日本で使う分には使えない地域はありませんが、海外に行った際に盗難や紛失に遭うとiPhoneを探すを使えない場合もあるので注意しましょう。
iPhoneを探すを遠隔で使える状況
iPhoneを探すの機能で遠隔で使える機能は、紛失モード・アカウントから削除・このデバイスを消去の3つです。最後に、iPhoneを探すを遠隔で操作できる状況についてご紹介します。
電源オフ
電源オフの状況では、アカウントから削除は行うことができます。紛失モードとこのデバイスを消去は電源が次に入ったタイミングで実行される予約状態です。
デバイスを遠隔で消去するとiPhoneを探すが同時にオフになります。それ以上位置情報を追うことができなくなるので、注意しましょう。
機内モード
iPhoneが機内モードと電源オフは同じ状態です。なので、電源をオフにされなくても機内モードにされてしまえばiPhoneを追うことはできなくなると理解しておきましょう。
おやすみモード
おやすみモードの状態ではネットワークはつながった状態です。iPhoneを探すの機能は全て使うことができます。紛失モードで通知を出したり、デバイスの消去、アカウントの削除もすぐに実行可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?iPhoneを探すで重要なのはiPhoneのセキュリティ機能です。大切なデバイスを紛失・盗難した場合にデバイスの所在を追うことができます。
ただ、位置情報が見つかりませんと表示されてしまうと、せっかく使える機能で探すことは困難です。普段から潜在的に使っている機能ではありますが、意識していないと気づかない機能ではあります。
毎日や毎週行う必要はありませんが、探すアプリが正常に機能しているのかを調べるには自分で探すアプリを起動させることで確認は可能です。大切なiPhoneを守るためにもチェックは怠らないようにしましょう。