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スマホのグーグルマップで現在地の標高を調べる方法を解説!

ランニングやウォーキング、自転車でのツーリングをされる方は、ルートだけでなくそのルートの高低差が気になるかもしれません。スマホのグーグルマップやグーグルアースを使えば現在地の標高を調べりことも可能です。本記事ではその方法をわかりやすく解説します。

スマホのグーグルマップで現在地の標高は調べられる?

自転車やバイクでもツーリングやランニング・ウォーキングをしていると、ルートだけでなく、標高差も気になります。

スマホのグーグルマップは行きたい場所の位置や経路などを探索するのに便利なツールとなっていますが、グーグルマップでは標高を調べることはできるのでしょうか。

結論から言うと、現在地の標高を調べることは可能です。

具体的には、標高を調べるには、以下の方法があります。

  • スマホのグーグルマップで地形図の等高線を利用する
  • グーグルマップの代わりにグーグルアースを利用する
  • 標高グラフを利用する。

以下では、それぞれの方法についてわかりやすく説明していきます。

マップを地形マップにすると現在地の標高を調べられる

スマホのグーグルマップでは、表示する地図の種類として、標準地図のほかに、航空写真と地形図を利用可能です。

標準地図:一般的な地図と同じように、道路・建物・ランドマークなどを表示した地図

航空写真:空から撮影した写真の地図で、撮影された時点での建物・道路などの状況を詳しくチェックできます。

地形図:高低差のある山岳地域・河川などを色分けして高低差が目に見えるようにした地図

スマホのグーグルマップを開いたときは、標準地図が表示されますが、地形図に切り替えることで等高線を表示することが可能で、等高線から標高を知ることが可能です。

なお、地形図は大まかに高低差を色分けした地図のため、現在地の標高がどの程度かをざっくりと把握するのみで、具体的な標高の値を知るのには向いていません。

地形マップに変更して現在地の標高を調べる方法

スマホのグーグルマップで、表示を標準地図から地形図に変更して、現在地の標高を調べる手順は以下のとおりです。

スマホのグーグルマップを開く→現在地を検索して表示する→ひし形アイコンを選択→地図の種類で地形を選択→×マークを選択

地形図では色分けで高低差を示していますので、これで、調べたい地点のおおまかな標高に関する状況の把握が可能です。

また、見にくくはあるのですが、場所によっては等高線を表示しているので、等高線が表示されている現在地であれば、標高の値を知ることも可能です。

例えば、富士山を適当なズームで表示してみると、等高線とその線の表す標高の値を見ることもできますので試してみてください。

グーグルアースでさらに詳しい標高を調べる方法とは?

スマホのグーグルマップの地形図では標高に関するおおまかな把握しかできませんが、グーグルアースを使えば、指定した場所の標高を数値で正確に知ることができます。

グーグルアースは、ネット上の地球儀といえるものです。

宇宙空間の衛星あるいは飛行機から地球を見ているような気分で、都市・山脈・森林・海などを3Dで見ることができ、眺めることができます。

そして3D表示が可能ということは、標高データも知ることができることを意味しています。

以下では、グーグルアースで標高を調べる方法を説明します。

グーグルマップではなくグーグルアースを使う

上記でも説明しましたが、グーグルマップでは現在地や調べたい場所の標高を数値で知ることはできず、地形図の色分けで大まかは標高を知ることができるのみでした。

現在地や調べたい場所の標高を数値で知りたい場合は、グーグルアースを利用することになります。

スマホにグーグルアースをインストールしていない場合は、AppleストアやGoogleプレイからダウンロードしてインストールしてください。

スマホのグーグルアースで標高を調べる方法

ここでは、スマホにインストールしたグーグルアースを使って標高を調べる方法を説明します。

手順は以下のとおりです。

グーグルアースを開く→虫眼鏡マークの検索アイコンを選択→調べたい場所の住所や名称などを入力する→検索を選択→現在地情報の中に標高の値が表示される。

なお、標高を表示するには、位置情報の使用を許可する必要がありますので、許可を求める画面が表示されたら許可してください。

グーグルマップで標高の色分けはされている?

地理院の地図などでは、標高によって色分けした地図などを見ることができます。

では、グーグルマップの色分けは標高に基づいて色分けされたものなのでしょうか。

結論からいうと、グーグルマップでは、標高で色分けする機能は搭載されていません。

グーグルマップの基準地図では、以下のような基準で色付けされています。

  • 緑色:草地
  • 茶色:山地
  • 灰色:都市部
  • 青色:水域

要は、自然な見え方に近づけるように色付けされているのです。

陰影で現実に近い見え方になっている

また、地形図では、標高データに基づいた陰影を表示しています。

具体的には、デジタル標高モデル (DEM)と呼ばれる手法で太陽の光の当たり方を計算し、それに基づいて陰影をつけているのです。

ただし、この陰影は見え方を重視して付けられており、必ずしも標高とは一致しない場合がありますので、大まかな標高差示すものとして利用するのが無難です。

スマホのグーグルマップで標高グラフを表示する方法とは?

スマホのグーグルマップでは、基本的には標高に関する情報は表示されておらず、地図の見え方として高低差があるように見せているのみです。

では、スマホのグーグルマップでは標高を知ることができないかというと、できないわけではなく、ルートの標高グラフで現在地を出発地点としての高低差を確認できます。

標高グラフは、ルートの出発地点から目的地までの高低差を折れ線グラフで表したものであり、標高グラフでは以下のような色の使い分けがされています。

  • 緑:平坦な道
  • 青:下り坂
  • 茶色:上り坂
  • 赤:急な上り坂

また、標高グラフの移動時間や移動距離と合わせて、「↑〇〇m」「↓〇〇m」という表示がされます。

これは、累積標高という数値であり、出発地点から目的地までのルートにおけるアップダウンの距離で示したもので、

注意すべきは、出発地点との差分が表示されるのであって、その地点の標高が表示されるのではないということに注意が必要です。

なお、出発地点と目的地点については、標高が表示されます。

このように、スマホのグーグルマップでは標高グラフでルートの高低差をある程度把握することは可能です。

なお、徒歩・自転車ルートの高低差カラー表示機能は2021年3月で終了してしまいました。

ルート上の標高差をひと目で確認できる標高グラフの使い方

出発地点から目的地までの標高差を確認できますが、その手順は以下のとおりです。

スマートフォンアプリの場合

グーグルマップで目的地のルートを検索→検索結果画面で、徒歩・自転車タブを選択→高低差グラフが表示される→標高差グラフには高低差が数値で表示

パソコンの場合

Googleマップで目的地のルートを検索→検索結果画面左側に高低差グラフが表示される→高低差グラフで標高を確認

 

まとめ

ここまで、スマホのグーグルマップで現在地の標高を調べる方法を解説してきました。

基本的には、スマホのグーグルマップでは、簡単に現在地の標高を知ることはできません。

一番簡単に現在地の標高を知ることができるのは、グーグルアースをインストールすることです。

どうしても、スマホのグーグルマップで標高の値を知りたいのであれば、地形図で現在地を出発点とし、適当な地点までの経路について標高グラフを表示すれば、現在地の標高の値を見ることができます。

自転車でのツーリング・ウォーキング・ランニングなどをよくする方は、使い方を覚えておくと便利です。