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操作不能?PS4コントローラーが白点滅する原因と対処法

PS4のコントローラーのLEDライトが白色に点滅していると、一切の操作が効かなくなります。

この場合は本体とのペアリングに失敗している可能性が高いので、この記事で説明する方法を試してみてください。

経年劣化や故障により修復できないケースもあるので、見分け方や対処法もお伝えします。

目次

PS4のコントローラーが白点滅するのはどんな時?

コントローラーの白点滅が続く場合は「本体とのペアリングが完了していない」ときです。

PlayStation4の専用コントローラー「DUALSHOCK4」では、コントローラー上部の「ライトバー」の色や光り方で、コントローラーの状態が判断できるようになっています。

ライトが白く点滅はしているのは「ペアリング先を探している」シグナルです。通常、コントローラーがゲーム機本体と接続すると点灯に変わります。コントローラーが本体から切り離された場合や、本体とまだペアリングされていない新しいコントローラーを使用している場合などに発生します。

つまり、白点滅が続くのは「異常がある状態」ということになります。

PS4のコントローラーが白点滅する原因4つ

PS4コントローラーの白点滅は、ゲーム機本体とコントローラーがペアリングできていないことを意味します。この状態ではコントローラーをいくら操作しても、ゲームはできません。

ペアリングできていない理由には、いくつか原因が考えられます。

ペアリング失敗なのか、もしくは別の原因によるものなのか、それを判別することで対処法は変わってきます。以下の項目を参考にしてください。

本体とのペアリングが失敗しているとき

コントローラーのLEDが白く点滅し続けるのは「ペアリングが失敗」している場合の対処法には、コントローラーのリセット、もしくは充電してみるなどがあります。

操作手順が間違っているときなどに「ペアリング」がうまくできていない場合があります。ペアリングとは、Bluetoothを使ったデバイスを無線でつなぐことを指します。物理的原因に当てはまらないことを確認してから、この原因を疑いましょう。

PS4本体のUSB差込口が壊れている

コントローラーをPS4本体に初めて認識させるためには、USBケーブルでPS4本体とコントローラーをつないで操作する必要があります。

ですがこのUSB差込口が壊れていては、信号のやりとりができないため、コントローラーを認識させることができません。

コントローラーをつなぐUSBケーブルに不具合がある

物理的な破損が原因となるのは、つないでいるUSBケーブルが断線しているなどのケースも考えられます。

見た目はつながっていても、電気的にはPS4本体に、コントローラーがつながっていない状態です。

PS4コントローラーの故障(特にPSボタン)

差込口もコードも問題なかったとしても、コントローラー自体が故障しているかもしれません。

接続のためには、PSボタンが正常に動作できる必要があります。

白点滅したときの対処法

PS4コントローラーの白点滅を解除するための対処方法には大きく2つあります。

ひとつ目はコントローラーのリセット、もう一つはコントローラーを充電することです。

コントローラーをリセットする

白点滅を解除するためにもっとも効果的な方法はコントローラーのリセットです。

物理的な「リセットボタン」を押すことでコントローラーを再起動して、ペアリングをやり直します。

リセットボタンは、コントローラーの裏面(手に持って下左側)にあります。小さな穴の奥にボタンがあるので、クリップや爪楊枝など先の細いものを使って押します。「カチッ」という音がするまで押してください。

コントローラーを充電する

コントローラーの充電不足によってペアリングが完了しない場合には、充電することで白点滅が解消されることがあります。

コントローラー充電中には、LEDライトがオレンジ色にゆっくり点滅します。

ペアリングができないときは、ケーブルの故障などによって充電できていない可能性も考えられるので、ライトの色やPS4の画面などで確認してみましょう。

【原因判別法①】PS4の本体のUSB差込口の確認

ps4

それでは各原因にあてはまるかどうかを、確認する方法をご紹介します。

USB差込口から見てみましょう。

USBを抜き差しする

USBの差込みが甘い場合や、多少のホコリなどで差込口に不良がでている場合は、USBを抜き差しすることで改善が見られる場合があります。

差し込むときは差込口とプラグともにホコリがついていないかを確認して、しっかり奥まで差し込みましょう。

別のUSB差込口を使ってみる

PS4には複数のUSB差込口があります。

1箇所だけを繰り返し使うのではなく、他の差込口でも変化がないかも確認しましょう。

【原因判別法②】USBケーブルの確認

USBコードに不良がないかは、以下のような方法をとってみましょう。

microUSBケーブルが不良かどうか確認する

USBのケーブル内には、複数本の電線があります。

そのうちの数本が断線しただけでも、PS4本体とのデータのやり取りには不具合が生じます。

コントローラーを繋いだ状態で、ケーブルを軽く動かすと、コントローラーのライトバーに変化が出るようであれば、ケーブル内での断線を疑いましょう。

断線箇所はテープで補強すると、一時的に使用できることがあります。

また、差込口に突き刺すプラグの接点が汚れていると、うまくデータを送ることができません。

USBコードには錆びを防止できる、このような接点復活材を使って、プラグ部分に不良があれば対処しましょう。

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断線箇所を補強したり、接点復活材を使ったりしてもUSBケーブルで繋げた機器の動作がおかしいようであれば、別のケーブルを使う方がよいでしょう。

給電力の大きい純正のmicroUSBケーブルを使用する

USBケーブルは、見た目が同じでも用途が異なるものがあります。

充電専用のものとデータ転送が可能なものです。

データ転送ができるUSBケーブルでないと、PS4が有線でつないでいてもコントローラーを認識できません。

充電専用ケーブルは、安価で入手しやすいため、勘違いがよくおこりやすいです。

コントローラーをPS4に認識させたいのであれば、純正のmicroUSBケーブルであれば間違いありません。

もし、手元に純正のケーブルが見当たらないようであれば、このような給電力の大きいケーブルを購入しましょう。 

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別のコントローラーを使ってみる

他のコントローラをお持ちの場合は、そのコントローラーにUSBケーブルを繋いで動作がおかしくないか確認してみるのも、分かりやすい確認方法です。

USBケーブル自体がおかしいのであれば、別のコントローラーでも同じく認識ができない動作になるでしょう。

【原因判別法③】コントローラーのPSボタンの確認

コントローラーをPS4に認識させるために、必ずコントローラーのPSボタンを使用します。

このPSボタンが正常に動作しているかを確認しましょう。

コントローラーがきちんと充電された状態で、PSボタンを押すと白点滅が起こります。

充電が足りていない場合は、白点滅も起こりません。

また、コントローラーが何にもペアリングされていない状態で、SHAREボタンとPSボタンを同時に長押しすると、早めの白点滅が起こります。

このような白点滅の動作がきちんと起こるのであれば、PSボタンが壊れていないと確認することができます。

【原因判別法④】コントローラーをきちんとPS4にペアリングさせる

物理的には問題ないことはわかった、もしくは物理的に問題がもしかしたらあるかもしれないけれど、白点滅をどうにかできないか試したいのであれば、実際にペアリングをさせてみましょう。

PS4と有線でペアリングをさせる方法

まずはペアリングの、基本的なやり方をご説明します。

有線でコントローラーと、電源の入ったPS4をつないでみましょう。

通常であれば、この状態でPSボタンを押すことでペアリングが完了します。

ただし有線でつないでPSボタンを押すと、白点滅からオレンジにLEDの色が変わり、そのまま消灯する状態もよくある白点滅で困ったときにおこる現象です。

こちらはコントローラーの充電は完了できているけれど、PS4にはペアリングできていないときに発生する症状です。

このような状態で、うまくペアリングできないなら以下のような方法を取ってみましょう。

コントローラーを再起動、リセットする

コントローラーにはリセットボタンがあります。

コントローラーの背面に小さな穴があるので、ピンなどの細長い棒状の物でついてみると、コントローラーがリセットされます。

何らかのコントローラー側の理由でペアリングがうまくできなかった場合は、これで解消されることもあるでしょう。

PS4本体を再起動

PS4本体を再起動すれば、コントローラーをうまく認識しなおすこともあります。

PS4の電源ボタンを直接長押ししましょう。

ピッと音がなるまで押したら、手を離して大丈夫です。

そしてもう一度電源ボタンを押すと、再起動が始まります。

PS4本体側からコントローラーを探させる

もしあなたが他のコントローラーやPS Vitaなどをお持ちで、PS4の操作をすることができるのであれば、PS4本体側にコントローラーを探させてみましょう。

このような順番で、PS4を操作して白点滅しているコントローラーを探させることができます。

  1. PS4のホーム画面より「設定」を開く
  2. 「周辺機器」を選択する
  3. 「Bluetooth機器」を選択する
  4. 使用していない「DUALSHOCK4」を確認する
  5. 使用していない「DUALSHOCK4」のオプションメニューを開く
  6. 反応しないコントローラーの登録を一時的に削除する
  7. コントローラー側でPSボタンとSHAREボタンを同時押しする
  8. 表示される「DUALSHOCK4」を認識させる

ちなみに、スマホからリモートコントロールを行うアプリもあります。

手持ちにPS4を操作することができるコントローラーがないけれど、上の方法を試したいのであれば使ってみましょう。

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ただし、契約している通信キャリアやネットワーク環境によっては、モバイルデータ通信を使ってリモートできない場合もあるため、Wi-Fiでの接続をおすすめします。

また、PSNにサインインが必要なので、サインインに必要なメールアドレスやパスワードを準備してから行いましょう。

PS4本体のシステムソフトウェアを最新バージョンにする

ここまでの方法で改善しない場合は、PS4本体にインストールされているシステムソフトウェアが、現在の最新バージョンになっているかを確認してみてください。

長い時間ネット上にアクセスしていなかった場合や、アップデートをシステムソフトウェアが行っている時に接続が切れた場合など、手動でのアップデートが必要になることがあります。

PS4のシステムソフトウェアを更新していないと、PS4が正常動作していない場合があるため、もし更新が止まっている場合は、実行するのがおすすめです。

ただしシステムソフトウェアを、アップデートすることと再インストールすることは、まったくの別内容です。

間違わないように気を付けましょう。

それでも白点滅が消えない場合はPS4をセーフモードで起動する

セーフモードとは、PS4で問題が生じた際に、問題解決のために使うことが想定されたツールです。

最低限の機能で起動させることで、通常の状態では変えることができない設定などを、変えることができます。

そのため、間違った操作を行うと予期しないトラブルに発展することもあります。

ここまでの対処法を試してみて、どうしても白点滅が治らないようであれば、注意して試してみましょう。

PS4本体をセーフモードで起動する手順

セーフモードを起動させる手順をご説明します。

  1. PS4本体の電源が切れていることを確認する
  2. 電源ボタンを7秒間押し続ける
  3. 1回目の「ピッ」という音が鳴っても押し続ける
  4. 2回目の「ピッ」と音が鳴ったらボタンから指を放す
  5. セーフモードでPS4が起動する

以上が、PS4をセーフモードで起動する流れです。

「DUALSOCK 4をUSBケーブルで接続して、PSボタンを押してください。」と画面上に表示されたら、指示通りにPS4本体とコントローラーを有線接続してPSボタンを押しましょう。

これでPS4コントローラーの、白点滅して反応しない状態が改善される場合があります。

【注意点①】初期化を選ばないように注意する

セーフモードでコントローラーの接続が上手くいくと、上のようなメニュー画面に遷移します。

この画面になったら、必ず1番上の「PS4を再起動する」の項目を選択してください。

誤って「PS4を初期化する」などの項目を選ぶと、セーブデータがすべて消えてしまいます。

【注意点②】セーフモード起動後はバージョンをアップデートする

セーフモードを起動すると、「新しいバージョンのシステムソフトウエアにアップデートする準備ができました」と画面に表示されます。

この画面になったら、以下の手順で進んでバージョンをアップデートしましょう。

  1. 「今すぐアップデートする」を選択する
  2. アップデート完了後にPS4本体の電源を落とす
  3. microUSBケーブルをPS4コントローラーから外す
  4. PSボタンを押す
  5. PS4が起動してセーフモードでの再起動が完了する

以上でセーフモードの操作が完了です。

PS4コントローラーの白点滅が消えたかどうか、確認してみてください。

PS4コントローラーの白点滅がなおらない!対処法3つ

セーフモードを使っても白点滅している場合には、コントローラー自体の故障している可能性が高いです。

この場合の対処法には、問い合わせる、あるいは直すか買うか、の3択になります。

カスタマーサポートに問い合わせてみる

PlayStationサポートのページにアクセスして、「ハードウェアと修理」から「コントローラー」を選択します。

基本的にWebからの問い合わせのみで、電話での対応はしていないようです。

問い合わせには、チャットボットを経由します。営業時間内であれば、オペレーターと会話することも可能です。

PS4コントローラーを修理に出す

購入から1年以内であれば、無償で修理交換をしてもらえることがほとんどですので、保証書に記載の保証期間を確認してみましょう。

自分で修理をできないか悩まれると思いますが、自信がないなら修理を依頼するほうが良いです。

なぜなら保証期間が過ぎている場合でも、3,300円~4,950円(税込)でメーカーの修理が受けられます。

でも自分で分解や改造を行っている場合は、修理を受け付けてもらえないからです。

また、過去に他の修理業者に修理を依頼している場合も断られてしまうので注意しましょう。

新しいコントローラーを購入する

新しいコントローラーを入手するほうが、修理するよりももしかしたら簡単に対応できるかもしれませんよ。

公式で購入すると、6,578円で購入できます。

PS4コントローラーの使用頻度が高い方は、延長保証サービスに加入するのがおすすめです。

メーカー保証と合わせると、3年間保証が受けられる上、無償で交換・修理できる回数が増やせます。

 少しでも安くしたいと考えているなら、公式以外にも純正品を販売している場所もあるので、探してみましょう。

付属品の豊富さに魅力を感じるなら、Amazon(こちらなど)から探すのもありです。

PS4コントローラーが頻繁に白点滅にならないための対策4つ

コントローラーのLED白点滅は、やっかいな問題です。解消しないとそのコントローラーが使えません。

最後に、白点滅が起きないために事前にできることについて説明します。対策には4つの方法があります。

PS4本体とコントローラーの状態を常に確認する

PS4本体とコントローラーが正常な状態で、きちんとペアリングができたのであれば白点滅は発生しません。

つまりどちらも正常な状態で使えるように、気を付けて使用しましょう。

たとえばどちらも精密機械ですので、熱を持ったような状態で長時間使い続けることは、とても負担のかかる使い方です。

風通しの良いところにPS4を置いたり、定期的に複数のコントローラーを持ち替えたりするなど、長期間使い続けられるように大切に使用しましょう。

他の媒体でPS4コントローラーの使用を控える

先程紹介したスマホからリモートでPS4を操作することができるアプリでも、コントローラーを使うことができます。

つまりコントローラーのペアリング先は、PS4本体とは限りません。

このようにコントローラーのペアリング先となる相手が、複数ありえるとコントローラーがうまくペアリングできない要因となります。

ペアリングがうまくいかない原因をつくるということ、白点滅がおこる原因をつくるということです。

  • PS4につなぐコントローラーは専用のものを用意する
  • 周囲の不必要なBluetooth接続は切断する

この2点をクリアすることで、ペアリング不良が頻繁に起こる心配は減ることでしょう。

システムソフトウェアのアップデートはこまめに行う

システムソフトウェアの更新が滞ることも、白点滅が発生する原因となります。

バージョンアップがきちんと行われているかは、こまめに確認しておきましょう。

コントローラーは丁寧に扱う

もっとも基本的なことは、乱暴に使わないことです。ゲーム中にボタンを必要以上に強く連打したり、対戦に熱くなってコントローラー放り投げたりすると、故障の原因になります。

PS4のコントローラーは、手荒行為を考慮したうえで頑丈に作られていますが、あまりにも雑な使い方をし続けていると、コントローラーの寿命は短くなります。コントローラーは丁寧に扱いましょう。

PS4コントローラーのライトの色の意味

ps4コントローラー

ここまではコントローラーの白点滅について、原因や対処法をお伝えしましたが、PS4のコントローラーは白色にのみ光るわけではありません。

それぞれの色にどういった意味があるのかをご紹介します。

PS4本体と正常に接続されているとゲーム中いろんな色に変化する

それぞれの色の意味を簡単に紹介します。

白(点灯)は起動時、白(点滅)はペアリング中です。

オレンジライトは充電中です。充電中はオレンジがゆっくりと点滅します。

PS4本体と正常に接続されている場合には、複数のコントローラーを接続すると、「1台目は青」「2台目は赤」「3台目は緑」「4台目はピンク」と色が割り当てられます。これは正常な状態です。

また、ゲームのシチュエーションによって、赤チームの時は赤く点灯、青チームの時は青く点灯するなど色の変化が起こります。

ライトバーが消灯しているときはPS4本体に認識されていない

PS4本体の電源が切れている、もしくはPS4コントローラーの充電が無い時はライトバーが光りません。

本体の電源を入れるか、コントローラーを充電すると、ライトバーが正常に光るはずです。

PS4本体とのペアリングがされていない状態というのは白点滅時と同じですが、ライトバーが消灯しているのは故障ではないことを理解しておきましょう。

コントローラーが充電中はゆっくりオレンジ色に点滅する

ライトバーがオレンジ色に点滅している時は、PS4コントローラーが充電中のサインです。

コントローラーの充電が切れた状態からフル充電されるまでに2時間程度かかるので、気長に待ちましょう。

充電が終われば、ライドバーのオレンジ色の点滅は止まります。

まとめ

PS4のコントローラーのLEDライトの色や白が点滅しているトラブルの原因・対処法について解説しました。

ライトが白点滅し続けるのは「ペアリングが完了していない状態」で、そのままでは操作できません。

解決するには、リセットボタンを押すか、充電してみましょう。それでも直らなければ故障の可能性がありますので、カスタマーサポートに問い合わせの上で、修理を依頼するか、新しく購入しなおす必要があります。

また、故障しないためには、日頃からコントローラーを丁寧に扱いましょう。