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違法ダウンロードしたら警察がきた!?そのウワサの真相を調査

違法アップロードサイトから無断でダウンロードできてしまう【違法ダウンロード】。

厳罰化されて逮捕者が出たという話は聞きませんが、ネットで【違法ダウンロードで警察がきた】と話題にあがっていました。

そこで、この記事ではその真相を調査してみました。

目次

違法ダウンロードしたら警察がきたというウワサは本当?

違法ダウンロードをしたユーザーの家に警察がきたとSNSやまとめサイトで話題になっていました。

そこで、警察が本当にきたのか調査してみました。

某掲示板に警察がきたとの逮捕されたとの投稿があった

ことの発端は、某掲示板に「違法ダウンロードをしたら家に警察がきた」という投稿がされました。

違法ダウンロードは、多くのユーザーが悪いことだとわかっていつつ止められないのが現状です。

そこで、厳罰化が進められ、表面的には取り締まりが強化されたように見えますが、実際には逮捕者が出たとの話は見られません。

実際に警察がきたのかは謎

あくまでも投稿者が「家に警察がきた」と投稿しただけで、証拠がないため事実かどうかは謎です。

ただ、違法ダウンロードしている人は、家に警察がきた可能性は0ではないことを理解しておく必要があります。

ニュースなどメディアでは報道されていない

違法ダウンロードが厳罰化されて10年以上経過していますが、ニュースやメディアで報道されたものも見つけることができませんでした。

警察がきたと言っていても、あくまでも投稿者が言っているだけなので、信頼性は低い情報です。

他の事件で逮捕され芋づる式に違法ダウンロードがバレた可能性もある

警察がきたことは事実かもしれませんが、それが違法ダウンロードで逮捕するためだったとも言い切れません。

他に何かしらの犯罪をしていて調べた結果、違法ダウンロードもしていたことがわかったりする可能性も捨てきれません。

「違法ダウンロードで警察がきた」と言うワードは注目を集めやすため、投稿者があえてそのスレッドを立てた可能性も捨てきれません。

違法ダウンロードのコンテンツをSNSで投稿しバレたとのウワサも

違法ダウンロードで逮捕するにはさまざまな調査が必要ですが、SNSから違法ダウンロードがバレたというウワサも出ています。

それがイコールで警察がきたとは考えにくいですが、こちらも0とは言い切れないので覚えておく必要があります。

違法ダウンロードってなんなの?著作権法違反について

前項では、違法ダウンロードで警察がきたというウワサについての紹介しました。

「違法ダウンロードでなんで警察が来るの?」と思っている方や、「そもそも違法ダウンロードって何?」という方もいると思います。

ここからは、違法ダウンロードやそれに関する著作権法違反について紹介します。

違法アップロードされたコンテンツだと理解してダウンロードをする行為

違法ダウンロードには定義があり、「違法にアップロードされたコンテンツだと理解しているのに、そのコンテンツをダウンロードする(した)」ことです。

違法ダウンロードをすると、著作権法違反で警察がくることがあります。

実情は、法律としては制定されていますが、内容的には曖昧な部分が多く、実際に警察がくるようなことはほとんどないのが現実です。

刑事罰が処される場合はダウンロードの継続性も見られる

著作権法違反は、刑事罰の部類で、実際に逮捕される場合は、違法ダウンロードの継続性も見られると定義されています。

違法ダウンロードがどのようにバレるのかについては後述しますが、警察がその気になれば違法ダウンロードを取り締まるのは難しいことではありません。

ただ、著作権法違反の特性上実際に逮捕されるまでに至らないのが問題です。

以前は違法アップロードを取り締まるだけにとどまっていた

違法ダウンロードの問題の根源は、違法アップロードの問題でした。

「NO MORE 映画泥棒」の動画が有名ですが、有料でしか見られないはずの映画をスマホなどで撮影して違法アップロードされていました。

Winnyを代表とするP2Pと言われるファイル共有ソフトによる違法アップロードの取り締まりがありましたが、ダウンロードには違法性がないとされていました。

ただ、2012年に法律が改正され、ダウンロードにも違法になり、現在では違法ダウンロードで警察がきたとウワサが出るまでに至っています。

違法アップロード/ダウンロードの罰則

では、違法アップロードと違法ダウンロードで課せられる罰則(刑法)を見ておきましょう。

違法アップロードの罰則

違法アップロードで課せられる罰則は3パターンにわかれます。

  • 1,000万円以下の罰金
  • 10年以下の懲役
  • 上記の両方

これはあくまでも刑法としての罰則です。

民事でも訴えられた場合、損害金などを考えると人生を棒に振らざるを得ないような金額を賠償する可能性があります。

ちなみに、漫画の海賊版サイトの【漫画村】の運営者に対して要求した賠償額は19億です。

違法ダウンロードの罰則

違法ダウンロードで課せられる罰則は3パターンにわかれます。

  • 200万円以下の罰金
  • 2年以下の懲役
  • 上記の両方

違法ダウンロードでも著作権を保持している企業から民事訴訟を起こされたら、損害金を請求されます。

違法ダウンロードで警察がきたら、前科が残るので、その後の人生で進学や就職などにマイナスに働くことは間違いありません。

違法ダウンロードってバレる可能性ある?

「違法ダウンロードをしていてもバレなければ問題ない」と考えている方も多いと思います。

ですが、違法ダウンロードはバレる可能性が高いのが現状です。

では、どのように違法ダウンロードがバレるのかについて紹介します。

IPアドレスからバレる

ネットにつながるすべてのデバイスには、IPアドレスが振り分けられています。

IPアドレスとは、ネット上の住所のようなもので、どこの誰が違法ダウンロードしているか調べようと思ったら調べられてしまします。

もちろのIPアドレスも個人情報なので、簡単ではありませんが、違法ダウンロードをしている人はすでにバレている可能性があることは理解しておきましょう。

情報開示請求されてバレる

ネットの世界はほとんどの場合匿名ですが、実際にはIPアドレスを含めてどこの誰が使っているのか調べられます。

情報開示請求といい、弁護士を通じて発信者情報を請求されることがあります。

有名人に対するSNSでの誹謗中傷でも話題になりつつありますが、ネットの世界は匿名のように見えて実際には完全匿名とは言えないので理解しておく必要があります。

違法ダウンロードの逮捕者が大々的に出てこない理由

違法ダウンロードをすることで著作権法違反になり損害賠償に加え刑事罰が課せられる可能性があるのんで、警察がきたというウワサももしかしたら事実かもしれません。

ただ、違法ダウンロードの逮捕者が大々的に出てきていないのには理由があります。

では、なぜ違法ダウンロードの逮捕者が大々的に出てこないのか紹介します。

著作権保持者からの告訴が必要だから

著作権法違反の訴えを起こすことができるのは、著作権を保持している人や企業からのみです。

漫画なら出版社や作者、ゲームやアニメなら制作会社、テレビ番組ならテレビ局が制作物の著作権を保持しています。

ただ、著作権保持者が1人1人の違法ダウンロード者に対して告訴をするのは現実的ではありません。

違法ダウンロードをしたことの証明が困難だから

違法ダウンロードした人に対して告訴をするのも困難ですが、違法ダウンロードをしたことの照明も困難なのが逮捕者が出てこない理由の1つです。

実際に告訴をしたとしても、違法アップロードのコンテンツだと知らなかったと言われてしまえば、そこまでにかかった費用や手間は取り返せません。

さまざまな費用や調査や裁判(和解含む)にかかる時間を考えると、泣き寝入りしているのが現状です。

違法ダウンロードをしているユーザーが多すぎて取り締まりきれないから

また、違法ダウンロードをしているユーザーが不特定多数で、実際に取り締まりきれないのも逮捕者が出てこない理由の1つです。

法律的には厳罰化されたように見えますが、ほとんど意味をなしていないのが現実です。

違法ダウンロードだと見なされない行為

SNSを見ていると、「これって違法じゃない?」と思う場面もよくあります。

そこで、違法ダウンロードに該当しない行為を紹介します。

二次創作やパロディとして作られたコンテンツ

元々の創作物のファンや絵描きさんが、二次創作やパロディとしてコンテンツを制作したものをダウンロードしても違法ダウンロードには該当しません。

ただ、二次創作パロディを作成した作者の方に無断でアップロードをすると違法アップロードになる可能性が高いので注意しましょう。

対象物が軽微な場合

著作権で保護されたコンテンツが映り込んでいる場合でもそれが軽微な場合は、違法ダウンロードだとみなされません。

漫画で言うと、1冊まるまるあるなかで、1コマだけなどが軽微と見なされます。

ただ、このあたりもどれくらいが軽微なのかという具体的なものさしはないので極力ダウンロードはやめましょう。

違法ダウンロードで逮捕されないために注意するポイント

違法ダウンロードで「朝起きたら警察がきた!」ということにならないように、普段から注意できる3つのポイントを紹介します。

違法ダウンロードしたコンテンツは削除する

すでに違法ダウンロードしている場合は、該当コンテンツを削除しましょう。

削除したからと言って、その履歴まで消えるわけではありませんが、それ以降違法ダウンロードをしないように注意できるので消しておきましょう。

違法ダウンロードしたコンテンツをファイル共有やアップロードしない

違法ダウンロードしたコンテンツをファイル共有ソフトやサイトなどにアップロードするのは絶対にやめましょう。

特にファイル共有ソフトは、ダウンロードだけのために使っていたとしても、知らない間に違法アップロードしていることにもなりかねません。

違法アップロードは違法ダウンロードに比べられない程の処罰が待っているので絶対にやめましょう。

有料のサブスクリプションを利用する

どうしても見たいコンテンツがあるなら、有料のサブスクリプションなどを活用しましょう。

「お金を払えないから違法サイトだとわかっても使っている」という方もいると思いますが、犯罪に加担しているのと同様です。

ウェブサービスの利便性が上がっているため、コストに合わないようなサービスはほぼありません。

有料のサブスクリプションの中には、動画などをダウンロード(契約期間中のみ)できる仕組みがあるサービスもあるので、調べてみてください。

それ違法かも?SNSで違法アップロードに該当するコンテンツ

ウェブサービスの中で非常に身近なSNSで知らない間に違法アップロードしている場合があります。

SNSで画像をアップロードしたからと言って突然家に警察がくるようなことは考えにくいですが、注意をしておくに越したことはありません。

簡単に利用できるSNSなので、理解しておきましょう。

「著作権」があるコンテンツは当然NG

SNSでも著作権があるコンテンツを勝手に投稿するのはNGです。

SNSを推し活のために登録しているユーザーを多く見かけますが、無断で画像を使っているユーザーを多く見かけます。

その作品などを広めたいなら、公式の投稿を引用したり、投稿者に許可を得て行うことで信頼を得られます。

ルールを守りつつSNSを楽しみましょう。

テレビなどの画面を撮影した写真/動画もNG

先述しましたが、テレビ番組も著作権で保護されています。

現在はTVerなどの見逃し配信を公式で行なっているため番組のスクショやテレビ画面を撮影した画像や動画を見かけますが、法律的にはNGです。

特に、見逃し配信のスクショをそのまま使っているユーザーは多く見かけるので、投稿には注意しましょう。

プライベートの有名人と撮影した写真はOK

自分の好きな有名人と街で遭遇したら、記念のために写真を一緒に撮ってもらうことを経験した人も多いと思います。

その有名人にお願いして自分のスマホやカメラで撮影した写真ならSNSにアップしても罰せられることはありません。

可能なら、写真撮影と一緒にSNSにアップしてもいいか確認しておくと相手の方の印象もアップします。

ちなみに、許可を得られなかったり、盗撮をしたした写真を勝手にアップロードするのは肖像権の侵害になる可能性があるので絶対にやめましょう。

飲食店での食事の写真もOK

飲食店にいくと、ついつい注文した食事の写真を撮影したくなります。

自分や一緒にいった友人・知人などが注文した食事の写真はアップロードしても違法ではありません。

ただ、飲食店によっては写真の撮影を嫌がられることがあります。

飲食店はあくまでも食事をする場所だということを弁えておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?「違法ダウンロードで警察がきた」とのウワサについて調査結果ですが、実際はわからないというのが現実です。

ですが、違法ダウンロードをすることで、罰則の対象であることや、違法アップロードに加担してしまう危険性も増えてしまいます。

現在はSNSでの違法アップロードが増えています。

自分の身を守るために、違法ダウンロードやアップロードに関して簡単な知識だけでも理解しておくことをおすすめします。