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【iPhone】バッテリー交換でデータが消えるのは本当?

iPhoneでは、最大容量の80%を下回るとバッテリー交換を推奨されています。

バッテリー交換にはデータが消えるというウワサがあり二の足を踏んでしまう方もいると思います。

この記事では、iPhoneのバッテリー交換をするとデータが消えるのかについて紹介します。

【iPhone】バッテリー交換でデータは消える?

iPhoneでは、バッテリーが最大容量の80%未満になると、一部の機能が制限されることがあり、バッテリー交換を推奨されます。

必ずしもバッテリー交換をしないとiPhoneを使い続けられrないわけではありませんが、快適に使うにはバッテリー交換をするのをおすすめします。

そこで気になるのが、iPhoneのデータについてです。

ネットを見ていると、バッテリー交換時にデータが消えるとウワサされています。

まずは、iPhoneのバッテリー交換時にデータが消えるのかについて紹介します。

Apple Storeやキャリアの場合

Apple Storeやキャリアなどのいわゆる公式と言われる場所でバッテリー交換をする場合、データが消えることはありません。

ネットのウワサを見ていると、Apple Storeでバッテリー交換をするとデータが消えると言われていますが、そんなことはありません。

筆者もApple Storeでバッテリー交換をしました(2023年1月)が、データが消されることはなかったので、仕組みが変わっていなければ消えることがないと理解しておきましょう。

公式の配送修理の場合

Appleでは、近くにApple Storeや正規サービスプロバイダがない場合、配送修理でもバッテリー交換を行えます。

配送修理の場合、個人情報の保護のためにデータを消去しておくることが推奨されています。

パスコードロックをしておけば、データにアクセスされることはありませんが、万が一のことを考えるならデータを消して送る方が安全です。

その他修理店の場合

非正規の修理店でもiPhoneのバッテリー交換を行えますが、非正規店では、データが消えることなくバッテリー交換を行えるのを売りにしています。

ただ、非正規店では、技術力が測れないため、バッテリー交換後にiPhoneに不具合が生じることがあります。

バッテリー交換時にはデータが消えなくても、その後の不具合などで消える可能性は0ではないので理解しておきましょう。

【iPhone】バッテリー交換でデータが消えると言われるのはなぜ?

「iPhoneのバッテリー交換=データが消える」というイメージが強い方も多いと思いますが、なぜそのようなウワサが広がったのか考察してみたいと思います。

Apple Storeでの修理中の緊急事態に備えて

Apple Storeでのバッテリー交換では、データが消えることがないことは体験談的にも伝えましたが、必ずバックアップを作成してあるかもチェックされます。

Apple Storeでのバッテリー交換は、Appleが認めた技術力を持ったスタッフが修理を行いますが、電子機器なので交換後に不具合が生じることがあります。

その際には、システムの復元のためにデータが消えるということをスタッフの方から説明を受けました。

必ずしもデータが消えるわけではありませんが、「データが消える」というワードが強いのでその話がひとり歩きしてしまった可能性があります。

配送修理の個人情報保護のため

Apple Storeや正規サービスプロバイダが近くにない方は、配送修理でバッテリー交換をするしか公式のサービスを受ける方法がありません。

配送修理では、配送会社の人も関わるため、個人情報を保護するためにはデータを削除して送る方が安全です。

また、Appleでも、個人情報保護のために、バッテリー交換をする前にデータを消してから作業を行うとも言われています。

配送でiPhoneのバッテリー交換をする場合は、ほぼ確実にデータが消えるようなので、その情報が広まったという可能性もあります。

【iPhone】バッテリー交換する際の注意点|Apple公式

では、Apple公式でiPhoneのバッテリー交換を行う場合の注意点を紹介します。

バックアップの作成(iCloud・パソコン)

iPhoneのバッテリー交換をする前に、バックアップの作成を推奨します。

Apple Storeや非正規店でのバッテリー交換ならデータが消えることは基本的にはありませんが、交換後に不具合が生じないとは言い切れません。

iCloudでもパソコンでもどちらでもいいので、必ずバックアップの作成をしておきましょう。

iCloudを使ったバックアップ方法を紹介します。

  1. 「設定アプリ」を起動
  2. 「ユーザー名」をタップ
  3. 「iCloud」をタップ
  4. 「iCloudバックアップ」をタップ
  5. 「このiPhoneをバックアップ」をオンにする
  6. 「今すぐバックアップ」をタップ

iCloudバックアップをする場合、使用容量によっては有料のiCloud+への加入が必要になる場合があります。

iPhoneを探すをオフにする

Apple Storeや正規サービスプロバイダでバッテリー交換をする場合、iPhoneを探すは必ずオフにする必要があります。

iPhoneを探すをオフにできないとバッテリー交換を受けてもらえません。

iPhoneを探すをオフにするには、Apple IDとパスワードが必要です。

パスワードがわからない場合は、パスワードリセットなどをして準備しておく必要があるので覚えておきましょう。

アプリ内データのバックアップもしておく

iCloudやパソコンを使ったバックアップでは、アプリ内データは含まれない場合があります。

多くの人が使っているLINEのトーク履歴は、iCloudにバックアップができますが、iCloudバックアップをしたところでLINEのトーク履歴が含まれるわけではありません。

LINE以外にもアプリ内データは必ずバックアップをしておきましょう。

※LINEのトーク履歴のバックアップはこちらの記事をご覧ください

完全予約制

Apple Storeや正規サービスプロバイダでiPhoneのバッテリー交換をする場合、完全予約制です。

Appleサポートの電話窓口やアプリ、ウェブページから簡単に予約はできますが、予約をしていないと基本的には取り合ってくれません。

ウェブページやアプリの場合はApple IDを使ってログインが必要ですが、予約状況も目で見て確認できるのでおすすめです。

Apple公式バッテリーサポート

【iPhone】バッテリー交換に関するよくある質問

iPhoneのバッテリー交換に関するよくある質問を紹介します。

Apple Storeでのバッテリー交換料金はいくらですか?

Apple Storeや配送修理でのバッテリー交換料金は以下のとおりです。

iPhone15シリーズ15,800円
iPhone14シリーズ15,800円
iPhone13シリーズ14,500円
iPhone12シリーズ14,500円
iPhone11シリーズ14,500円
iPhoneX/XS/XR14,500円
iPhone8シリーズ11,200円
iPhone7シリーズ11,200円
iPhoneSE(第二世代・第三世代)11,200円

正規サービスプロバイダでも同じ価格で修理を受けられますが、サービス手数料がかかる場合があるので、利用するサービスプロバイダのサイトで確認しましょう。

バッテリー交換にはどのくらいの時間がかかりますか?

Apple Storeでのバッテリー交換は、60〜90分ほどかかります。

修理前の説明も含めると120分くらいは見ておく必要があります。

修理の時間はiPhoneが手元から離れるので覚えておきましょう。

正規サービスプロバイダでも同様の修理サービスを受けられますか?

Apple Storeと正規サービスプロバイダでは同様のサービスを受けられます。

Apple Storeの修理スタッフと同じ研修を受けたスタッフがバッテリー交換をしています。

修理後に不具合が生じた場合も、しっかりと補償を受けられるので、Apple Storeが近くにない場合は、正規のサービスプロバイダがおすすめです。

Apple Care+に加入していれば無料でバッテリー交換できますか?

Apple Care+に加入していても、条件が整わなければ無料でのバッテリー交換はできません。

  • バッテリー容量が最大の80%未満

Apple Care+を使ってバッテリー交換を無料でするには、バッテリー容量が80%未満になっていないと対応してもらません。

Appleは、環境問題にも取り組んでいるので、まだ使える状態のバッテリーの場合は無料での交換を受けてもらえないので注意しましょう。

非正規店でバッテリー交換をするデメリットはありますか?

非正規店でのバッテリー交換のデメリットは、技術力が担保されていない点です。

以前は、非正規店でバッテリー交換をすると改造品とみなされその後はAppleでの修理は受けられませんでしたが、現在は改訂されています。

非正規店のバッテリー交換は、Apple公式に比べると半額程度かつ短い時間でできてしまいますが、正規店に比べると不具合の危険性は高くなるので理解しておきましょう。

まとめ

iPhoneのバッテリー交換について紹介してきました。

Apple StoreでiPhoneのバッテリー交換をしても、基本的にはデータが消えることはありません。

ウワサが広まりすぎてしまったせいか、Apple Storeでのバッテリー交換よりも非正規店でのバッテリー交換を検討する方も多いと思います。

非正規店には非正規店のデメリットもあるのでしっかりと理解した上でバッテリー交換をするようことをおすすめします。