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「BASE」のショップを検索しても表示されない場合の対処方法

「BASE」を使えば、誰でもネットショップを開設・運営することが可能です。「BASE」のショップが検索で表示されない原因は、ショップ名の重複やSEO対策未実施などの準備不足など。SEO対策はもちろん、SNSやリスティングなどの広告の利用も検討しましょう。

「BASE」は誰でも使えるネットショップ作成サービス

BASEは、ネットショップの開設・運営を支援するサービス。現在までに190万店舗以上の開設実績を有しています。元SMAPの香取慎吾さんがCMに出ているのでご存じの方もいらっしゃると思います。

BASEの特徴は、ITに詳しくない人でも簡単にネットに出品でき、手数料も商品が売れるまでは無料という点です。また、ショップ開設後の運営サポートも充実しています。

以下では、BASEを利用することのメリットとデメリットを詳しく説明します。

BASEのメリット

まずは、BASEを利用することのメリットを説明します。

BASEかんたん決済

ユーザーがネットショップで商品を購入する際に重視するのが支払い方法です。クレジットカード以外に、PayPayなどのキャッシュレス決済やスマホでできる後払いなど、最近は、支払い方法が多様化しています。自分の使える支払い方法が利用できない場合は購入を見送ってしまいます。

BASEでは、BASEかんたん決済という仕組みを導入しており、以下のようなさまざまな支払方法に対応可能です。

  • クレジットカード
  • コンビニ決済・Pay-easy
  • 銀行振込
  • Docomo・au・Softbank・Y!mobileなどのキャリア決済
  • PayPal
  • 後払い

Instagramとの連携

BASEで開設したショップの商品写真などをInstagramに掲載することで、ショップへと簡単に誘導できます。具体的には、Instagramに掲載した写真にタグ付けすればよいのです。ユーザーがタグを選択すれば、すぐに、ショップのページが開きます。

Instagramは人気上昇中であり、集客や宣伝に絶好のツールとなります。

ブログ作成でお店の魅力を発信

BASEでショップを開設すると、オプション機能でお店のブログも簡単に開設できます。お店の宣伝やセール情報などの集客に効果的な情報をブログを使って簡単に発信できます。

BASE Uでノウハウを学べる

BASEでは、ネットショップ運営の豊富なノウハウを蓄積しており、BASEユーザーには、そのノウハウやショップ運営に有用な情報を提供してくれます。初心者であっても、BASEでネットショップを運営しているうちに、短期で運営ノウハウなどを学べるのです。

BASEならではのデメリット

一方、BASEにも、当然ながら、デメリットもあります。以下では、BASEを利用するにあたって留意しておくべきデメリットを説明します。

弱い集客力

まず、EC業界においては、BASEはまだまだマイナーです。Amazonや楽天に比べれば、知名度が低いのは一目瞭然です。このため、BASEに誘導できる潜在的なユーザーが多くありません。すなわち集客力が強いとは言えないのです。

そして、BASE上には多数のショップがいわば乱立しているとも言える状態です。こうした、ほかのショップに伍して目立つ必要もあるのです。

売上の増加に伴う負担費用の増加

BASEの利用料金は、いわば従量制なのです。そのため、売り上げが増加するにつれて、支払う使用料も増大していくので、コスト負担もばかにならなくなります。

ある程度売り上げが立ってきた場合は、月額料金などへの移行を検討した方が負担を軽減できる場合もあります。

自由度が低いデザイン

BASEでショップを簡単に開設できるのはテンプレートが用意されているからです。テンプレート利用は、立ち上げが簡単で早い反面、ITスキルを駆使したカスタマイズには不向きです。

「BASE」で作成したショップが検索で表示されない主な原因

BASEでショップを開設して、Googleなどのブラウザで検索したとき、検索結果にショップが表示されないことがあります。以下では、その主な原因を説明します。

開設して間もない場合

Googleなどの検索エンジンで検索したときにヒットするには、検索エンジンのインデックスにショップが登録されている必要があります。

インデックスとは、検索エンジンのデータベースのこと。検索エンジンが世界中のWEBページを探し回って、キーワードごとに登録すべきとしたURLを探して登録するのです。この処理をクロールといいます。

インデックス作成には、上記で説明したように時間が必要なため、ショップの開設直後では、インデックス未登録のことが多いです。Googleなどでは、インデックスに登録するには数日から1か月程度かかることもあるようです。

したがって、開設当初は検索エンジンのデータベースに未登録のため、どんなキーワードで検索しても引っかからないのです。焦らずにしばらく待ちましょう。

ショップ名がほかのサイトやショップと重複している場合

自分のショップと同じ名前のサイトがWEB上には複数ある場合も多いと考えた方がよいです。そして、検索エンジンの仕組みから、別のサイトの方が有名であったり、人気があったりした場合は、ショップ名で検索すると別のサイトのURLが選択されます。

自分のショップは表示されないか、検索結果の順位が低くてすぐには画面に表示されないのです。

ショップ名を付ける際には、WEBを十分にチェックして、著名な名前にはだぶらないようにしましょう。

SEO対策ができていない場合

検索エンジンで自分のショップのURLを選択してもらうには、検索エンジン上で自分のサイトの評価を向上させることが必要です。こうした方策をSEO対策と呼びます。サイトを作成する際には、SEO対策を行って検索エンジンで検索されやすくすることが重要です。

「BASE」作成したショップを検索結果に表示させるための対処法

以下では、BASE上にオープンした自分のショップが検索エンジンで検索した場合に、上位に表示されるようにするための方策を説明します。

SEO設定 Appの導入

BASEには、最低限のSEO設定を簡単に行うための「SEO設定アプリ」が用意されています。このアプリでは、「検索キーワード」や「ページ説明」をショップサイトのトップページ・ABOUTページ・各商品ページごとに設定することが可能です。

「SEO設定アプリ」をインストールしてSEO対策を実施し、検索エンジンで上位に表示される可能性を高めましょう。

集客導線の設置

自分のショップが他のサイトでリンクを貼ってもらえるようになると、その分、検索エンジンの評価も高くなり、サイトを訪れる人を増やせる可能性があります。とはいえ、むやみにリンクを貼って量を増やすのは、やらせとみなされ、逆効果の場合もあります。

以下では、効果的なリンクの貼り方貼って集客導線を改善する方法を説明します。

ー小見出し:SNS広告の活用

SNSが普及した現在では、SNSに広告などを掲載して自分のショップの誘導することが有効です。自分のInstagramなどにBASEの拡張機能を使ってリンクを貼るのもよいでしょう。コスト負担が可能であれば、Instagram・Twitter・TikTokなどに広告を掲載するという方法もあります。

ー小見出し:店舗ブログでのコンテンツマーケティング

ユーザーは、ショップ選びにWEB検索を利用するのが普通です。このため、WEB検索で上位に表示されるようなブログ記事をショップのサイトに追加することは、集客の面でも効果的です。

ただし、同じような狙いでブログ記事を掲載しているショップは多数ありますので、一般的なキーワードの記事では上位は狙いにくいでしょう。あまり一般的ではないキーワードで記事を書いてみるのもおすすめです。

ー小見出し:実店舗も運営している場合は、Googleマイビジネスに登録する

Googleでは、Googleマップなどに無料で店舗情報を掲載する無料のサービスを展開しています。BASEに開設したショップに関連する実店舗があれば、Googleマイビジネスに登録して店舗情報をGoogleマップなどに公開しましょう。

リスティング広告の活用

Yahoo!やGoogleの検索ページに掲載される広告をリスティング広告といいます。ユーザーが入力した検索キーワードに連動して広告が掲載されるのです。

購入意図をもって検索しているかもしれないユーザーにキーワードにマッチするものとして広告が掲載されるので、注目度やマッチング度が高いことが期待できるのです。有料ですが、費用対効果が高い広告といえます。

「BASE」ショップを見つける効率的な検索方法

ユーザーの立場や、他サイト参考にリサーチしたい場合は、BASE上に開設されたショップはどうやって見つければよいのでしょう。

以下では、効率的にBASEに開設しているショップを検索する方法を説明します。

Googleで「site:thebase.in」と入れて検索

ブラウザで、BASEに出店しているショップのURLのドメインを指定して検索するという方法があります。

使用しているブラウザがGoogleの場合は、GoogleのURL入力欄に「site:thebase.in」と入力して検索してみてください。ドメインが「thebase.in」であるインデックスがすべて表示され、BASEのショップが検索できるのです。

BASEで開設したショップのドメインは、以下のいずれかになっています。

thebase.in、base.shop、shopselect.net、base.ec、theshop.jp、handcrafted.jp、fashionstore.jp、buyshop.jp、supersale.jp、official.ec、kawaiishop.jp

「site:」の後に、上記のドメインを指定することで、BASE上の関連ショップを検索することができます。

「BASE」アプリ内で検索

BASEでは、ショッピング用のアプリを公開しています。スマホにアプリをダウンロードして起動すれば、BASE内のショップの商品を検索できます。

自分の興味のあるジャンルの商品を検索してみてください。

「BASE Mag.」はサービス終了済みなので注意

BASEで販売されている商品をピックアップして紹介する「BASE Mag.」というサイトが公開されていました。このサイトでは、BASEで開設されたショップのブログをクロール氏、ピックアップして紹介するというサイトです。

このサイトはBASEのユーザーなどが閲覧するため、掲載されると、自社のサイトのブログより集客効果があるともいえました。しかし、2021年10月でサービスは終了しており、現在は利用できません。

まとめ

ITやECに詳しくなくても簡単にネットショップを開設して運営するための支援サービスBASEについて説明してきました。BASEの概要、メリット・デメリットをご理解いただけたと思います。また、BASEに開設したショップが検索できない原因と対処法も説明しました。

ネットショップの運営に興味のある方は、本記事をてがかりに、BASEについてもチェックしてみてください。