Samsungが発表したスマートリング「Galaxy Ring」。
仕様も発表されましたが、ユーザーとして気になる点はGalaxy Ringでできること。
この記事では、2024年9月時点でわかっているGalaxy Ringでできることや仕様などを紹介します。
Galaxy Ringとは?
まずは、Galaxy Ringがどのようなデバイスなのか紹介します。
Samsungが開発したスマートリング
Galaxy Ringは、AndroidスマホのGalaxyを販売しているSamsungが新たに開発したスマートリング(ウェアラブルデバイス)です。
現在のウェアラブルデバイスの主流は腕時計型ですが、Galaxy Ringが発売されることで、各社がスマートリングを開発・販売する可能性は高まります。
身につけるだけで生活習慣の管理ができる
Galaxy Ringは、Galaxy Watchなどのスマートウォッチと同様に身につけるだけで生活習慣の管理ができるのが特徴です。
スマートウォッチのような腕につけるタイプのウェアラブルデバイスをずっと付けているのはわずらわしいけれど、健康管理をするために興味がある方には朗報。
すでにスマートリングは発売されていますが、スマホとの連動性が高いGalaxy Ringは今まで以上に注目されています。
Global発売を2024年7月10日に発表
Galaxy Ringは、2024年7月にGlobal販売(全世界で販売)を発表しました。
発表前からスマートリングの開発のウワサは出ていましたが、オフィシャルで発表されたのは2024年です。
まだ未確定な情報は多いので、Galaxy Ringの購入を検討されている方は、今後に発表される情報に注目をしましょう。
Galaxy Ringでできることは?
では、Galaxy Ringでできることを見ていきましょう。
- Heart Rate Alert:心拍数の計測
- Auto Workout Detection:ワークアウトのトラッキング
- Inactive Alert:フィットネスのリマインド
- Gestures:スマホの遠隔操作
- Samsung Find:Galaxy Ringの位置の確認
今わかっているGalaxy Ringでできることは、起きている時間の健康管理と、睡眠時の管理です。
※参考ページ:Samsung Newsroom
健康状態の管理
Galaxy Ringのできることの1つ目は、ユーザーの健康を管理し、スマホアプリの「Samsung Health」にデータを送信すること。
心拍に異常が見られると警告がされたり、時間を決めたフィットネスのリマインドなどをリングで行えます。
スマートウォッチでもできることですが、時計は邪魔でもリングならそこまで生活の邪魔にならないという点ではスマートリングに分があります。
睡眠時間の管理
Galaxy Ringでできることの2つ目は、睡眠時間の管理です。
日本人は他国の人よりも睡眠時間が短いと言われていますが、健康には睡眠時間の確保は必須です。
睡眠の状態サイクルもGalaxy Ringで確認できます。
腕時計型デバイスだと気になる方でも、スマートリングなら指につけて寝るだけで睡眠計測が可能。
Galaxy Ringでできることしても睡眠計測は非常に注目されています。
Galaxy Ringの公開されている仕様【2024.09】
ここまでは、Galaxy Ringの概要や現時点でわかっているできることを紹介してきました。
では、ここからは、Galaxy Ringの仕様などを見ていきましょう。
カラー | チタニウムブラック チタニウムゴールド チタニウムシルバー |
サイズ | 7.0mm×2.6mm |
重量 | 2.3g〜3.0g |
メモリ | 8MB |
リングサイズ | 9サイズ(5から13) |
バッテリー | 18mAh(サイズ5)〜23.5mAh(サイズ13) |
センサー | Accelerometer・PPG・Skin Temperature |
耐水性能 | 10AMT・IP68 |
必要環境 | Android11.0〜 |
※参考ページ:Samsung Newsroom
価格は399.99ドル
Galaxy Ringの価格は399.99ドルです。
残念ながら日本での発売は未定なので、日本での価格もわかりませんが、現在のドルレートに換算(1ドル=155円換算)すると62,000円程度です。
Galaxy Watch7の価格が57,200円なので、スマートウォッチよりも高額になる可能性も0ではありません。
※参考ページ:Galaxy Watch7
カラーバリエーションは3色展開
Galaxy Ringのカラーバリエーションは3色展開です。
- チタニウム ブラック
- チタニウム ゴールド
- チタニウム シルバー
リングとしても目立たないようなカラーバリーションの展開予定です。
仕上げはグレード5チタニウム
Galaxy Ringの仕上げは、グレート5チタニウムを採用しています。
チタニウムは、強度が高い上に軽いという優れた素材です。
防水性能は10ATM
Galaxy Ringの防水性能は10ATM・IP68。
手洗いや洗い物など生活で触れる程度の水であれば、Galaxy Ringを外す必要はありません。
ただ、使っていくとGalaxy Ringがダメージを受けてと比例して性能も下がっていくので注意が必要です。
Galaxy Ringは、ISO規格22810に準拠した水深100メートルの耐水性を備えています。試験は、濃度5%の塩水と4ppmの塩素水で行われています。Galaxy RingにはIP68規格の防水・防塵性能があります。これは、水深1.5メートルまでの淡水に最大30分間水没させた条件下における、研究所での試験結果に基づいています。
バッテリー駆動は最長7日間
Galaxy Ringのバッテリー駆動は最長で7日間とされています。
あくまでもマニュアルに記載されている最大値なので、日常的に使うことで同じだけのバッテリー駆動をできるとは言えません。
ただ、スマートウォッチと比べるとバッテリー駆動時間は長く、毎日のように充電をしなければいけないようなことはありません。
サイジングキットは9サイズ
Galaxy Ringは、9サイズから選ぶことができます。
アメリカの標準サイズ(サイズ5~13)が基準になっており、Galaxy Ringを購入することで1個のサイジングキットを無料で利用できます。
24時間以上の着用を推奨されているので、サイジングキットで自分に合ったサイズを見つけられるので安心です。
iOSデバイスには非対応
Galaxy RingはiOSデバイスには非対応です。
AndroidスマホならGalaxy以外のスマートフォンでも利用できます。
iOSデバイスユーザーが利用する場合は別途Androidスマホが必要なので覚えておきましょう。
機能を使うためのサブスクリプションは不要
Galaxy Ringは機能を全て使うためのサブスクリプション契約は不要です。
現在販売されているスマートリングの中には、機能を利用するためにサブスクリプション契約が必要なものもあります。
Galaxy Ringにはそれは不要なので、本体価格以外のコストを心配する必要はありません。
Galaxy Ringに期待される機能
では、Galaxy Ringに期待されている機能を3つ紹介します。
できることとして発表されていないだけなのか、そもそも機能が備わっていないのかわかりませんが、以下の2つができることとして期待されています。
スマホからのワイヤレスの充電
Androidスマホの中には、スマホを使ったワイヤレス充電の機能を持っているものがあります。
Galaxy Ringの本体をスマホに乗せるだけでワイヤレス充電ができれば専用の充電ケースに入れずに充電できるので非常に便利です。
将来的にはできるようになるかもしれませんが、現時点では発表はありません。
タッチ決済
スマートウォッチユーザーの中で人気の機能の1つ、タッチ決済もGalaxy Ringに期待される機能の1つです。
現在は数多くの電子決済サービスがありますが、Galaxy Ringにタッチ決済機能が備わっていればスマホを出すこともなく買い物ができてしまいます。
バーコード決済サービスは難しいかもしれませんが、クレジットカードの電子決済などは機能として備わっていることがより期待されています。
まとめ
Galaxy Ringとはどんなデバイスなのかやできること、仕様などについて紹介してきました。
発売前の段階でわかっているGalaxy Ringでできることのメインは、健康管理と睡眠測定です。
スマートウォッチに比べるとできることが少なく感じるかもしれませんが、素材やデバイスとしての違いを考えるとスマートリングに分があるかもしれません。
現時点では日本発売は未定ですが、新しいデバイスが好きな方は他のできることを含めて注目をしていきましょう。