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PayPay請求書払いでポイントはつかない?メリットや注意点は?

PayPayでは、紙の請求書をスマホで読んで支払うことも可能です。これをPayPay請求書払いといいます。ポイントはつかないのですが、PayPayステップの対象になるので利用でお得感もアップします。本記事では、PayPay請求書払いをわかりやすく説明します。

PayPay請求書払いとは?支払い可能な請求書

PayPayでは、自宅に郵送されてくる請求書のバーコードを読み取ることで、PayPayde支払いが可能なサービス「PayPay請求書払い」を提供しています。

PayPay請求書払いを利用することで、携帯電話料金・公共料金・税金など、さまざまな請求書の支払いをPayPayアプリ上で簡単に行えます。

ここでは、PayPay請求書払いを使う上で、知っておくべきメリット・デメリットなど紹介し、当初はつかないわけではなかったポイントがつかないことについても説明します。

PayPayアプリで請求書の支払いができる

PayPay請求書払いとは、公共料金や税金などの請求書に記載されているバーコードやQRコードをPayPayアプリで読み取ることで、PayPay残高で決済ができるサービスのことです。

これまで、公共料金や税金では、送付されてきた請求書(振込依頼書)を銀行・郵便局・コンビニなどに持って行って現金で支払うことが一般的でした。

しかし、キャッシュレス決済の普及に伴い、紙の納付書や請求書の支払いをPayPayで行うことが可能になっているのです。

PayPay請求書払いで支払い可能な請求書

PayPayは請求書払いにも対応していますが、どんな請求書も支払い可能というわけではなく、対応可能な請求書が決まっているのです。

以下に、PayPay請求書払いで支払い可能な請求書を説明します。

支払い可能な
請求書の種類
説明
電気電力会社からの電気料金支払いの請求、ガス料金や機器支払いが可能な会社もある
ガス電ガス会社からのガス料金支払いの請求、機器や工事費支払いが可能な会社もある
水道各自治体からの水道・下水道料金の請求
通信・放送携帯料金やインターネット・固定電話サービスの請求
販売代金販売代金の請求書が支払い可能な企業や団体が1300以上
サービス販売代金の請求書が支払い可能な企業や団体が700以上
自治体(税金)全ての自治体(都道府県)の税金請求。ただし、固定資産税・住民税・自動車税等はPayPayマネー・PayPayクレジットのみ可能

ポイントはつかない?PayPay請求書払いの注意点

PayPayで支払いをすれば、PayPayポイントがつかないことはなく、1ポイントを1円換算で、PayPay加盟店での買物などに使えてお得です。

さらに、支払先やキャンペーンなどでポイントの付与率がアップすることがあり、うまく使うことでポイ活にもなります。

では、PayPay請求書払いで決済した場合、PayPayポイントはつく・つかないのいずれでしょうか。

以下では、PayPay請求書払いでPayPayポイントがつく・つかないなどの取り扱いについて説明し、あわせて、PayPay請求書払いの注意点も紹介します。

PayPayポイントはつかない

PayPay請求書払いでは、2022年3月までは、PayPay利用状況に合わせて0.5~1.5%のPayPayポイントが付与されており、つかないということはありませんでした。

しかし、2022年4月以降はつかないことに変更となり、現在は、PayPayポイントはつかないので注意してください。

また、クレジット決済が可能な場合は、ポイントが付かないことはないので、ポイントがつかないことをデメリットと感じる方は、別の支払い方法も検討してみてください。

税金にはPayPayマネーしか使えない

PayPay残高には、PayPayマネーとPayPayマネーライトの2種類があります。

PayPayマネーはPayPayアカウント登録に際して本人確認が必要であり、PayPayマネーライトが本人確認不要ですぐに利用開始できるものです。

固定資産税・住民税・自動車税などの税金の納付書を支払えるのには、PayPayマネーのみであり、PayPayマネーライトは使用不可となっています。

税金をPayPay請求書払いで定期的に決済する場合は、本人確認を済ませておきましょう。

税金以外の請求書にはPayPayマネーライトやPayPayポイントが使用可能

PayPayの支払いに使える残高種別にはさまざまなモノがあり、種別によって使い道が異なります。

種別毎の用途は以下のとおりで、税金以外の支払いではすべての種別が利用可能です。

種別税金税金以外
PayPay残高PayPayマネー
PayPayマネーライト不可
PayPayポイント不可
PayPayクレジット

なお、支払先によっては利用可能な種別が限定されている場合があるので注意が必要です。

携帯電話料金の支払いはPayPayマネー・PayPayクレジットのみ

ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOでは、携帯電話料金の支払いにPayPay請求書払いが対応していますが、使える残高種別等は、PayPayマネーまたはPayPayクレジットとなります。

PayPayマネーライトやPayPayポイントは使えないので注意が必要です。

領収書や納税証明書は発行されない

PayPay請求書払いで支払った場合は、領収書や納税証明書は発行されません。

どうしても必要であれば、支払先に連絡をとって、別途発行の手続きが必要となるので注意が必要です。

PayPay請求書払いでは支払える上限額がある

PayPay請求書払いでは、支払える金額に上限があるので注意が必要です。

地方税の場合は、納付書1枚当たり最大30万円までとなっています。

なお、PayPay自体の制限として、24時間で利用可能な金額の上限が50万円までとなっていることにも注意が必要です。

一部の請求書では手数料がかかる

PayPay請求書払いでは、請求対象のサービスによっては、PayPay所定の手数料が発生する場合があります。

例としては、ソフトバンク・ワイモバイル・LINEMOでは、携帯電話料金の支払いにPayPay請求書払いが使えますが、手数料も支払うことが必要です。

ポイントがつかないうえ、手数料が必要とあってはお得感がなくなってしまうこともあり得ます。

PayPay請求書払いのメリットとは?あと払いなどの便利機能

PayPayはキャッシュレス決済として、現金を持たなくても、スマホひとつで支払いを済ませることができ、しかもあと払いも可能と便利です。

ここでは、PayPay請求書払いのメリットについて説明していきます。

PayPay請求書払いではPayPayクレジットによるあと払いが可能

PayPayは当初はプリペイド式なので、支払いをする際には残高を確保しておくことが必要です。

しかし、PayPayにPayPayカードを登録することで、PayPayクレジット(旧あと払い)が利用可能となります。

PayPayクレジットは、PayPayカードの決済日までに引き落とされる金額を口座に用意すればよく、利用時に現金がなくとも、PayPay請求書払いができるので便利です。

PayPayステップの条件が達成可能

PayPayポイントは、PayPay請求書払いでは、つかなくなりましたが、PayPayステップの対象にはなっています。

PayPayステップとは、PayPayの利用回数・利用金額に応じてPayPayポイントの付与率が上がるサービスのこと。

具体的には、「200円以上の支払い30回」+「合計利用額10万円」の達成で、翌月のPayPayポイントの付与率が+0.5%アップします。

税金など毎月定期的に支払いが発生するPayPay請求書払いは、ポイントは直接はつかないのですが、PayPayステップに大きく貢献するのでお得です。

PayPay請求書払いなら自宅でも支払いが可能

電気・ガス、各種税金などの納付通知が届くと、これまでは、銀行・郵便局・コンビニなどに出向いて現金で支払うことが必要でした。

仕事などで忙しい場合は、なかなか、日中にそうした支払のための時間を作ることが難しい場合もあります。

しかし、PayPay請求書払いであれば、帰着後などに、自宅で納付通知をスマホで読んで入金するだけなので、外出不要で自宅で支払いが完結し手間いらずで便利です。

PayPay請求書払いなら支払日の予約もできる

PayPay請求書払いでは、「支払い日予約」という機能がリリースされています。

これは、納付書をスマホで読み込んで支払い手続きをする際に、支払日を予約できる機能のこと。

支払日は、請求書に書かれている納付期限までならいつでも可能なので、資金計画を無理なく立てられて便利です。

まとめ

ここまで、PayPay請求書払いの内容、メリット・デメリットについて説明してきました。

これまで、紙の請求書を持ってコンビニや銀行などに出向いて支払っていた税金や公共料金の決済が、自宅に居ながらにして完結するので便利です。

なお、PayPayポイントは2022年3月まではつかないことはなかったのですが、現在はつかないことに要注意。

PayPayを利用している方は、本記事を参考に、ポイントがつかないとこを念頭に、PayPay請求書払いの利用を検討してみてください。