違法アップロードの温床ともいわれているTorrent。しかしTorrentを利用しているユーザーが多いのにもかかわらず、逮捕者がそこまで多くはありません。そこで今回はTorrentで逮捕者が多くない理由と、Torrentを利用するうえでの危険性をご紹介します。
目次
Torrent利用していても逮捕者が多くない理由
ではTorrent利用していても逮捕者が多くない理由をご紹介します。
Torrentサイト自体に違法性はない
まずTorrent利用していても逮捕者が多くない理由の大前提として、Torrentサイト自体に違法性はありません。
SNS上やネット上ではTorrentサイトが違法性の高いものだといわれることが多いです。
しかし、Torrentサイトは違法ではありません。
Torrentサイトという仕組み自体に違法性はなく、逮捕者が少ない理由の1つでもあります。
違法アップロードでも権利者の告訴が必要
またTorrent利用していても逮捕者が多くない理由は違法アップロードでも権利者の告訴が必要だからです。
Torrentサイトに関連する違法ダウンロード。
これらは全て親告罪という分類になっており、権利者からの告訴が無い限り警察は動き出すことができませんので逮捕者が少なくなっています。
そしてその権利者はTorrentサイト経由で自分の権利物がやり取りされていることを調べる方法は「手作業」のみとなっています。
つまり、権利者がTorrentサイトを利用して権利物がやり取りをされている状態を確認する必要があるのです。
結果、権利者が1つ1つPCを調べる必要があるのでTorrentサイトでの逮捕者がなかなか現れないということになります。
全て取り締まることが現実的ではない
そして、Torrent利用していても逮捕者が多くない理由として全て取り締まることが現実的ではないことが結論付けられています。
違法アップロードをする人を逮捕していけばそのサイトから違法アップロードを行うユーザーがいなくなります。
しかし、個人1人を逮捕してからといって違法アップロードをやめる人が増えるわけではありません。
どうしても鼬ごっこ状態となってしまい、根本的な解決にはつながらないのです。
刑罰化されている違法アップロードですが、逮捕者が出てこないのは以上の理由があります。
Torrentで違法なもの
ではTorrentで違法なものはどのようなものがあるのでしょうか。
違法なもの①著作権があるコンテンツの違法アップロード/ダウンロード
まずTorrentで違法なものは著作権があるコンテンツの違法アップロード/ダウンロードです。
著作権があるコンテンツとして代表的なものは、
- 漫画
- アニメ
- 音楽
- 映画
など。
これらは全て著作権で保護されており、第三者が勝手にアップロードやダウンロードをしてはいけません。
漫画村で一躍話題になりましたが、著作権があるコンテンツの違法アップロード/ダウンロードは刑罰の対象となります。