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グループで行える健康管理アプリ「OND'U」をご紹介

2021年4月29日

次に「OND'U」の開発秘話を紹介します。このプロジェクトは当初有志メンバーの集まりで始まりました。ヘルスケア分野の新規事業開発を行うことをミッションにしていたメンバーを発起人として、他に4人を加えBTC(ビジネス・テクノロジー・クリエイティブ)揃う6人でプロジェクト始動しています。新型コロナウイルス感染症によって、人々の健康に対する意識や行動様式は今後大きく変化するはずだという仮説の元、当初はいくつか方向性の違ったアイデアも出しながら、調査を重ねていきました。そして今後のニューノーマルな世界は、単に自分の健康だけを管理していればいい時代から、自分が健康であることを相手に伝えたり、自分が所属しているグループ全体が健康な状態なのかをしっかりを把握しなければならない時代がくると感じ今回のアプリの開発を行われることとなりました。

アプリのリリースならもっと早く出せたのでは?という声も聞こえてきそうですが、この1年間はパナソニック社内外での実証実験が行われていました。その中で一定の効果が出せたことで、リリースが決定されました。(HPの「ご利用者の声」も参考になります。)調査の中では、コロナ対策で健康報告をしている方たちの多くは、紙による手書き記入が多く、陽性者が発生した際に記録を辿るのが大変であったり、忙しい管理者が社員やメンバーの体調不良を見逃したことによるクラスター感染が起こったりするなど様々な課題が見つかりました。こういった簡単なアプリを利用することで健康意識を高め、グループ全体の健康管理をしっかりと行い、クラスター発生対策に役立ちます。

【利用シーン】
企業の職場をはじめ教育現場(保育、学校、学童、部活、塾など)や高齢者施設など集団生活が必須の現場や、マラソン大会やスポーツ大会、その他イベント、飲食業、観光業、警備業、接客業など

データ化で健康管理をより簡単に

最近日常的に利用する施設などで、訪問の度に検温結果と氏名と連絡先の報告が求められる場所が増えています。またマラソン大会や各種のイベントなどに参加する際には1カ月前や2週間前から日々の健康管理を求められ、その結果の提出を求められる機会も増えています。そんな時にもOND‘Uならその施設グループやイベントグループなどを作成し、そこにメンバーが所属することで毎日の検温や体調報告が即時反映されるので、運営側、報告者側双方が楽になるというメリットがあります。記録データはグループはグループ管理画面から、個人はMyDate出力からCSV形式でエクスポートが可能なので必要に応じて利用できます。

また今後ユーザーの要望にはよってはQRコードによるデータ読み取りなどの機能も拡充できれば、グループ未参加の場所でQRコードをかざすだけで今日の健康状態報告が完了するなどの広がりもあるといった計画もあるようです。

まとめ

今後はスマートウォッチをはじめとしたバイタルセンシング技術の向上、スマホカメラでも検温ができるような技術の開発が予想されています。OND'Uはそう言った技術との連携も検討をしており、まずはBluetooth体温計との連携などからはじめられていく予定です。