Twitterの動画がランキングになっていることはご存知でしょうか。
主に「X」(旧Twitter)でバズった動画をランキングにしているWEBサイトです。
このサイトから個人情報がバレるのではないかなどの懸念があります。
Twitterランキングとはどういうサイトなのか、また利用しても安全なのか解説します。
目次
Twitter保存ランキングは過去のツイートをランキング化したもの
「Twitter保存ランキング」は動画が主で、過去にバズったツイートをランキングにして保存するサイトです。
このようなサイトはいくつもあり、そこから個人情報がバレるのでは、閲覧したらバレるのではないか、保存したらバレるのではないかなどの懸念を感じる方が多いようです。
結論から申しますとバレる可能性について低いといえるでしょう。
しかし、可能性として0ではないので、どのようにしたらバレるのかについて解説します。
Twitter保存ランキングはなぜ危険といわれるのか
Twitter保存ランキングは「X」(旧Twitter)にアップロードされている動画について、保存回数などに応じて順位付けし、それを公開しています。
「X」とは全く関係ない外部サービスです。
しかしTwitter保存ランキングは危険といわれています。
なぜ危険なのでしょう。
アダルトコンテンツが多い
Twitter保存ランキングを見ると、アダルトコンテンツが多いことに気が付きます。
インターネットサービスの中で人気となっているのは、成人向けの動画サイトといわれていますが、Twitter保存ランキングにもやはりアダルトコンテンツが多くなっているのです。
バズった動画がランキングされていると思ってみてみたら、アダルトコンテンツばかりでびっくりしたという人もいます。
ウイルスが含まれたサイトが多い
アダルト系が多いサイトには怪しい広告がつきものですが、Twitter保存ランキングにもウイルスのリスクがあるといわれています。
アダルト系や暴力的なコンテンツなど、一般的に見られない動画を見ようとして訪れる人が多いため、ハッカーの標的になりやすいのです。
個人情報を盗まれたり、PCにウイルス感染したりしないように、十分な注意が必要です。
暴力的なコンテンツが含まれている
Twitter保存ランキングには暴力的なコンテンツも含まれています。
そういった動画を見る目的ではなく興味本位でサイトへ訪れた人が、暴力的なコンテンツを見て心理的なショックを受けたという報告もあります。
たった数秒、一瞬でも目に焼き付いてしまう映像もあるため、そうした描写に弱い人は利用を避けた方がいいでしょう。
法律に抵触している可能性がある
Twitter保存ランキングには人が造った動画を、許可も取らずに勝手にアップする人もいます。
違法にアップロードした動画をダウンロードした場合、著作権侵害で裁判になる可能性もあります。
知らない間に法律に抵触する行為となっていることもあるため、動画を安易にアップしたり、ダウンロードしたりするのはやめましょう。
Twitter保存ランキングを見たことがバレるケースとは
「Twitter保存ランキングを利用した場合、個人情報などがバレるのでしょうか。
X(旧Twitter)に動画を挙げている方はTwitter保存ランキングから個人情報がバレるのではないかと心配しているようです。
バレる可能性について以下で説明していきます。
ブラウザの履歴から家族などにバレる
Twitter保存ランキングを見れば、履歴に保存されます。
ブラウザの履歴はデフォルトのままであればオンになっているため、同じパソコンなどを利用する人がいれば、履歴からTwitter保存ランキングを見たことがわかるでしょう。
パソコンなどを家族やルームメイトで共有している場合や、職場のパソコンなども同じです。仕事中に見ることはなくても休憩時間などに見ていれば、その履歴が残り、共有している人にバレる可能性が出てきます。
アクセス解析ツールからバレる
第三者がアクセス解析ツールを利用していた場合、その解析から利用していたことがバレることもあります。
アクセス解析ツールは、サイトの訪問者を追跡することで、サイト内のどのページが最も利用されているかなどを集計するツールです。
Google Analyticsなどのアクセス解析ツールの場合、IPアドレスや閲覧していた時間、ブラウザの履歴などかなり詳細な情報を収集しています。
サイト運営者はこうしたデータを利用することがあるため、そこから利用していることがバレることもあるのです。
公共Wi-Fiからバレる
Twitter保存ランキングをカフェや空港といった公共の場で利用した場合、同じネットワークを共有している人から通信内容を盗聴されるリスクがあります。
カフェや空港といった公共機関では公共Wi-Fiが利用できますが、悪意を持っている人がどんなサイトを見ているのか傍受され、個人情報が盗まれるかもしれません。
公共Wi-Fiを利用する際には、VPN「仮想プライベートネットワーク」を利用するなど、第三者が簡単に通信を盗聴できないように気を付けましょう。
広告ネットワーク「トラッキング」でバレる
どのウェブサイトでもサイト運営のために広告ネットワークと提携し、広告収益を得ています。
この広告ネットワークでは、ユーザーが訪れたウェブサイト、またクリックした広告は何か、トラッキングを行っています。
Twitter保存ランキングを見ていた場合、その情報によって関連広告として表示されることもあるでしょう。
こうした広告ネットワークのトラッキングが行われないように、広告ブロッカーを利用したり、ブラウザのトラッキング防止機能を活用するなど対処すべきです。
キャッシュ・クッキーからバレる
WEBサイトを閲覧するとパソコンにその一部がキャッシュとして保存されます。
これは次回、同じページを利用する際、表示速度を速くするための機能です。
パソコンなどを別のユーザーと共有している場合、キャッシュから他の人が見たページを再表示するかもしれません。
またWEBサイトがユーザーの情報を保存するために使われるクッキーというデータファイルにも、ログイン情報などが記録されています。
WEBサイトにログインしたままにしていると、次に利用した人が同じページを開いた時、自動的にログインしてしまうかもしれません。
面倒でもパソコンを共有して利用している人は、キャッシュやクッキーをこまめに削除しましょう。
ブラウザの拡張機能やマルウェアからバレる
ブラウザの拡張機能から、Twitter保存ランキングを見ていたことがバレることもあります。
ブラウザ拡張機能の中には、利用者のブラウジングデータを利用し第三者に送信することがあるのです。
無料の広告ブロッカーなどのブラウザ拡張機能は、ユーザーのデータを収集していることがあるため、訪問先のURL、クリックした広告やリンク先などから、何を見ていたのかバレることもあるでしょう。
またマルウェアに感染した場合、ユーザーのデバイスに入り込み、インターネット活動を監視・記録されます。
これらのデータはリモートサーバーに送信され、Twitter保存ランキングを見ていたこと以外、パスワードや個人情報が漏洩することもあるでしょう。
拡張機能の中でも利用していないものは削除し、アンチウイルスソフトなどを利用してマルウェアからデバイスを守ることが重要です。
情報漏洩からバレる
近頃は有名企業のデータが漏洩するなど、個人情報の漏洩は他人事ではなくなってきています。
信頼性の高いWEBサイトでも、情報漏洩の被害にあうのですから、信頼性の低いサイトなどを利用していれば、サイトの情報漏洩からTwitter保存ランキングを利用していたことがバレることもあるでしょう。
ハッカーが情報をハッキングすることもありますが、内部からのデータ漏洩もよくある話です。
信頼できるサイトのみ利用し、データ保護に関する対策をプライバシーポリシーなどでチェックしてから利用しましょう。
Twitter保存ランキングを見ることで被害はあるか
Twitter保存ランキングを使用することによる被害はバレるのではないかといった心配のほか、ウイルス感染するのではといった被害が考えられますが、閲覧しただけではそのような被害はありません。
しかし、広告をクリックしてしまうとさまざまな被害にあう可能性があります。
主なTwitter保存ランキング
どのようなTwitter保存ランキングがあるのでしょうか。
ここでは以下の8個のTwitter保存ランキングについて紹介していきます。
①twi-douga保存ランキング
②TWIVIDEO
③TWIIGLE
④TWITTER VIDEO TOOLS
⑤ついどう
⑥動画保管庫
⑦ツイフリックス
⑧TwiHub
twi-douga保存ランキング
有名なランキングのひとつが「twi-douga保存ランキング」です。
ランキングやリアルタイムで表示を変えることができ、24時間、1週間、1か月などの単位から、1位から10位、11位から20位までを選択することができます。
ポップアップ広告も表示されるのでクリックしないように注意しましょう。
TWIVIDEO
「TWIVIDEO」は通常のTwitter保存ランキングとは異なっており、X(旧Twitter)で保存したい動画があった場合、URLを入力して保存できるサイトです。
ここではアップロードは一切行っていません。ダウンロードの方法が説明されています。
TWIIGLE
「TWIIGLE」はX(旧Twitter)のアダルト系動画をランキングで紹介しているサイトです。
サイトのトップページにはトレンドとして、日本のアダルト系動画が表示されています。
上部には「リアタイ」、「美女」、「美少女」、「グラドル」、「レイヤー」などのカテゴリーがあるので、見たいものを表示させることができます。
TWITTER VIDEO TOOLS
「TWITTER VIDEO TOOLS」ではトップページを表示すると、X(旧Twitter)の動画やTikTokの動画が貼ってあり、クリックすると、詳しい情報、どんなタグがつけられているかチェックできます。
こちらのサイトではアダルト系だけでなく、過去にバズった動画も載っているので、ショッキングな内容が含まれている動画もあるようです。
そのような動画を見たくない方にはおすすめできません。
ついどう(nurumayu-twi-douga)
「ついどう」はほかのTwitter保存ランキングのように人気の動画を見ることができますが、大体がアダルト系の動画です。
下へスクロールしていくと、アダルト系の広告が多くなるので、注意したほうがいいかもしれません。
動画保管庫
「動画保管庫」はX(旧Twitter)の動画の保存サイトですが、ランキングにはなっていないようです。
元の動画のURLなどを簡単に調べることができるのですが、広告が多いので注意しましょう。
ツイフリックス
「ツイフリックス」は「TWIVIDEO」と同様で、保存したいTwitterの動画URLを入力し保存するサイトなので、ランキングなどは表示されません。
使用の仕方が説明されているので、このサイトを使用するのもいいですが、著作権で保護されている動画をダウンロードするのは違法になるので、注意が必要です。
TwiHub
「TwiHub」はTwitterの動画を保存しているサイトで、アダルト系動画が多いです。
24時間、3日間、1週間など期間を選択して表示させることも可能です。
動画の長さも表示されているので、サクサク見ていきたい人にはおすすめですが、違法な動画なので保存するのはおすすめできません。
Twitter保存ランキングでバレないようにするには
Twitter保存ランキングを閲覧するだけではバレる可能性はないので、ただ閲覧している場合は心配する必要はありません。
しかし、動画に映っている方の場合は動画を拡散されることで、個人情報が漏れる危険性もあります。Twitter保存ランキングはバズった動画を保存してしまうため、自衛もなかなか難しいのです。
ただし、できることはいくつかあるので、解説します。
対策①プライバシー設定をする
対策のひとつとしてTwitter保存ランキングだけでなく、ほかのWEBサイトを見るときでもプライバシー設定をすることで、快適に利用できるので、手順を説明します。
- Chromeを開く
- 右上のメニュー(︙)から「設定」を選択し選択
ここでは以下のことができます。
- WEBサイトを閲覧した履歴やCookieなどを削除する
- コンテンツや権限の処理方法を指定
- Cookieやトラッキングの取り扱いの管理
- セーフブラウジングと保護機能の管理
「セーフブラウジング」を管理することによって、閲覧しようとするサイトに危険の可能性があるときにアラートを表示することができます。
詳しくはこちらを参照してください。
対策②ランキングに参加しない
Twitter保存ランキングでは勝手に動画を保存することがほとんどです。ですから、参加したくなくても動画が保存されてしまいます。
多くのTwitter保存ランキングが同じような仕組みなので、自衛することはできません。
しかし、どうしても自分の動画を拡散されるのは嫌だという場合には、運営元に削除するように要請することは可能です。
サイトのメニューやサイトの下などから「お問い合わせ」を見つけて連絡してみましょう。
対策③投稿内容を見直す
投稿内容は大抵アダルト系です。自分の動画がアダルト系で、なおかつ拡散してほしい場合はそれでもいいのですが、もし、そうではない場合には投稿内容を見直し、ときには削除することも必要でしょう。
そうすることで、自分の個人情報が守られるかもしれないからです。
対策④削除を要請する
Twitter保存ランキングのほとんどは皆同じようなアダルト系の動画が保存されており、日々更新されています。
その性的な内容からいつ閉鎖になってもおかしくないサイトです。
しかし、このようなサイトは閉鎖になってもまた現れます。
自分の動画をX(旧Twitter)内だけで閲覧してほしいという考えの方は、Twitter保存ランキングの中の「お問い合わせ」のところから削除を要請するようにしましょう。
対策⑤DMでの動画受け渡しはしない
SNSを多用されている方であれば、流出騒動の要因となる使い方はしないと心得ていると思いますが、後のことをよく考えずに動画の受け渡しなどしてしまう方もいます。
例えば#Twitter保存ランキングのように、ハッシュタグをつけてダイレクトメールによる売買を持ちかける人もいるのです。
例えばAmazonのギフト券などを要求してきて、コードを伝えると音信不通になるといったことが報告されています。
動画によっては「所持だけでも違法」となってしまうこともあり、DMでこうしたメッセージを発信したことで所持がばれ、トラブルとなることもあるようです。
DMで直接動画を受け渡しするといった行為は行わないようにしましょう。
Twitter保存ランキングについてよくある質問
ここからはTwitter保存ランキングに対して多く寄せられる疑問を紹介していきます。
よく見られるのは以下の4点です。
- 危険はないのか
- ダウンロードしたことがバレないか
- 動画を保存したら逮捕されないか
- 閲覧自体違法ではないのか
この4点について説明していきます。
危険ではないのか
Twitter保存ランキングを閲覧する危険性はどこにあるのでしょうか。
広告のクリックは危険
広告をクリックすると、フィッシング詐欺に遭うこともありますし、ウイルス感染もあり得ます。
1番いいのはTwitter保存ランキングを閲覧しないことなのですが、どうしても見たい場合には広告をクリックしないようにしましょう。
ポップアップ広告が出てきても慌てずに、サイトを閉じてしまえば危険はほとんどありません。
DMで動画のやり取りをしない
これはTwitter保存ランキングではありませんが、X(旧Twitter)内で動画の売買を持ちかけられることがあります。
売買の際には要求としてAmazonのギフトカード、iTunesカードで支払うように言われ、コードを伝えた途端、連絡が取れなくなってしまうこともあるようです。
そのような詐欺だけでなく、動画の種類によっては所持だけで違法になるものもあるので、DMでの動画のやり取りはしないようにしましょう。
ダウンロード履歴がバレないか
Twitter保存ランキングを閲覧していて、ダウンロードした場合にバレないかと心配されている方がいるようです。
誰かがPCやスマホ、タブレットを覗き見しない限りダウンロードがバレるようなことはないと考えられます。
しかし、Twitter保存ランキングの中に質の悪い広告があり、クリックしたことによって個人情報が流出することもあるため、注意が必要です。
動画を保存したら逮捕される?
Twitter保存ランキングの動画をダウンロードして保存していた場合、逮捕される可能性は0ではありません。
保存したものをすぐに削除しているなら問題はないですが、所持の状態でバレてしまった場合ダウンロードしたものの内容によっては逮捕されてしまう可能性があります。
著作物を違法にアップロードされているものをダウンロードすることは禁じられています。
ただ、所持しているだけなら逮捕の危険性は低いですが、違法と知ってダウンロードすることはおすすめできません。
閲覧は違法?
アダルト系が多いTwitter保存ランキングですが、閲覧することは違法なのでしょうか。
今のところ、閲覧だけで違法になることはありません。
ただし、これからどのように法改正が行われるかわからないので、今のところは違法でないとしても、将来的には大丈夫とは言い切れません。
違法なサイトはなるべく閲覧しないほうがいいでしょう。
衝撃を受ける動画も中にはある
アダルト色が強いTwitter保存ランキングの中には衝撃を受ける動画もあるかもしれません。
アダルトなものが苦手な人にはおすすめできませんし、中にはアダルト以外の衝撃的な動画がアップされている可能性があります。
Twitter保存ランキングの危険性を回避するために
X(旧Twitter)で動画が埋め込まれているツイートについて、Twitter保存ランキングを確認するのは特に危ないことではありません。
危ないのはこうした動画とともに表示されているたくさんの広告です。
思わずクリックしてしまうような甘い言葉でユーザーをだまそうとする詐欺広告や、ウイルスが組み込まれたリンクなどが存在します。
こうしたTwitter保存ランキングを利用するリスクを軽減するためにも、注意点を理解しておきましょう。
広告は絶対にクリックしない
Twitter保存ランキングで、動画が埋め込まれているツイートを見るだけであれば安全にみることができます。
ただこうした動画には広告が一緒にくっついてきますね。
この広告が問題となるのです。
害のない広告もたくさんありますが、中には悪意を持った広告もあります。
何も知らないユーザーをだましてクリックさせ、詐欺まがいのサイトに誘導する広告などもあり危険です。
マルウェアが仕込まれていたり、そのほかウイルスが含まれている広告も存在しています。
ただクリックしただけでウイルスに感染してしまうこともあるので、Twitter保存ランキングであってもそれ以外のサイトであっても、動画にくっついてくる広告はクリックしないようにしましょう。
広告ブロッカーを使ってみる
危険な広告や詐欺まがいの広告をブロックするために、広告ブロッカーなどのツールが登場しています。
ウェブページに多数出てくる不要な広告を排除してくれるツールで、ウェブページを利用するユーザーが気を散らすことなく、サイトを楽しむことができます。
Twitter保存ランキングを利用される方も、広告詐欺やウイルス感染などの被害にあわないために、広告ブロッカーの導入を検討されてはいかがでしょうか。
おすすめの広告ブロッカーを以下にまとめておきますね。
セキュリティソフトを入れる
ごく一般的な方法といえますが、やはりセキュリティソフトは入れておくべきかな?と思います。
不正なウイルスは日々進化しているので、新しいウイルスに対応するためにも、信頼できるセキュリティソフトを入れておきましょう。
セキュリティソフトには無料版、有料版がありますが、やはり有料版のほうがパソコンをより強力に保護してくれます。
無料版の場合、ウイルスを検知しても排除しないなど、セキュリティ機能を搭載していないこともあります。
また無料版はウイルス検出率が低いともいわれていますので、少々お金がかかっても有料版の方が安心です。
セキュリティソフトは1ライセンスで利用できる台数に制限がありますので、ご家族で利用する場合は、台数無制限や複数台利用できるソフトがいいでしょう。
まとめ
Twitter保存ランキングについて紹介しました。
広告をクリックしない、セキュリティソフトを導入するなど、安全に利用する対処法を講じてから利用する方がいいでしょう。