「dnsサーバーは応答していません」の原因と対処法を紹介!

WindowsPCでインターネットを使用中「DNSサーバーは応答していません」というエラーが表示され、ネット回線に繋がらなくなることがあります。これはWebサイトのIPアドレスが取得できないことが原因で起こり、wifiやルーターなどの確認が必要です。今回はこの問題の対処法をお伝えします。

    「DNSサーバーは応答していません」がなぜ表示されるのか?

    「DNSサーバーが応答していません」の原因と対処法をお伝えする前に、そもそもDNSサーバーとは何でしょうか。このエラー表示を見て”DNSサーバー”を検索してみたけど、ドメイン?IPアドレス?分からない用語ばかり!と思った方もいると思います。まずはDNSサーバーと関連する用語についてご説明します。

    DNSサーバーとは?

    DNSサーバーとは、ドメイン・ネーム・システム(Domain Name System)の略称で、インターネットなどのIPネットワーク上で、ドメインとIPアドレスを紐づけるもののことです。このドメインとIPアドレスを紐づけて、互いに変換する処理のことを「名前解決」といいます。

    DNSサーバーは、ドメインとIPアドレスの紐づけを記録・管理したり、またお互いを変換し名前解決を行うサーバー(コンピューター)なのです。では続いて、ドメインとIPアドレスについて説明します。

    ドメインとは?

    ドメインとは、IPアドレスの数値を、人間が識別しやすい文字列に置き換えたものです。例えばサイトのURLの「https://www.○○○.co.jp」のうち、「○○○.co.jp」の部分がドメインです。ドメインはインターネット上の住所の住所の役割を果たすため、重複しないように全世界で一元管理されています。

    IPアドレスとは?

    IPアドレス(Internet Protocol Address)とは、インターネット上に接続された機器ごとに割り振られる、識別番号のことです。1~254の3桁までの数字を1組とし、4組で1セットとなり、1組ずつ「.」(ドット)で区切って表記されます。例えば「172.20.11.3」のようになります。

    IPアドレスを数字のまま使用すると人間が使用するときに不便なため、識別しやすい文字列=ドメインへ変換されているのです。そのためIPアドレスもドメインと同様、インターネット上の住所のような役割があり、重複しないように割り当てがされています。

    DNSサーバーの役割は?

    DNSサーバーはドメインとIPアドレスを記録・管理し、両者を変換することでWebサイトを表示させるという役割を担っています。この役割は階層化されいて、簡単にまとめると以下のような流れになっています。

    1. パソコンやスマホからブラウザへ、見たいWebサイトのアドレスを入力
    2. パソコンやスマホがDNSサーバーにドメインでアクセス
    3. DNSサーバー内で、ドメインに対応するIPアドレスを問い合わせ
    4. IPアドレスが見つかったら、DNSサーバーはパソコンやスマホへIPアドレスを送信
    5. パソコンやスマホは取得したIPアドレスでWebサイトへアクセス
    6. ブラウザにWebサイトが表示される

    私たちがWebサイトへアクセスし、表示されるまではほんの一瞬の時間かもしれません。しかしこのわずかな時間の間にDNSサーバーを含め、多くの処理が行われているのです。以上でDNSサーバーに関連する用語とその役割についての説明が終わりました。ここまで来たらエラーの解決まであと少し、それでは本題に移ります。

    「DNSサーバーは応答していません」の原因と対処方法は?

    「DNSサーバーは応答していません」というエラーが表示されるケースは、Windows10だけでなく、7や8などでも発生します。これが出てしまうとインターネットが使用できない状態になってしまうため、困ったことになります。このエラーの原因は複数考えられるので、対処法もいくつかありますので、思い当たるものを試してみてください。

    インターネット接続ができていない

    まず始めにチェックしてほしいのは、インターネットに接続されているかどうかです。まずはネットワーク診断などのトラブルシューティング機能を使って、インターネット接続に関する問題がないか確認しましょう。

    Windows10の場合のトラブルシューティング機能の使い方は以下の流れです。

    1. スタートメニューから「設定」を開く
    2. 「ネットワークとインターネット」へ進む
    3. ここで「インターネットに接続されていません」と出ていたら、「トラブルシューティング」を押す

    トラブルシューティングで解決できなかった場合は、以下の方法を試してみましょう。

    1. 有線接続をしている場合はLANケーブルの接続を、無線接続の場合はWi-Fiルーターのパスワードが合っているかを再度確認する
    2. ルーターやモデム、無線LANを再起動する
    3. OSに異常が発生している場合があるので、パソコンを再起動する
    4. 使用中のパソコン以外のデバイスを使って(別のパソコンまたはスマホなど)、モデム・ルーターや無線LANらインターネットへ接続できるかを確認する
    5. 回線事業者・プロバイダーに問い合わせをして、通信障害が起きていないかどうかを確認する

    ここまでの手順を踏んでもインターネットに接続ができなければ、使用しているデバイスや機器に問題があるということになります。

    インターネット接続はできているが、DNSサーバーに接続できていない

    インターネット接続ができているのにエラー表示される場合は、DNSサーバーに接続できていない可能性があります。まずはパソコンをセーフモードで起動をして、ウィルス対策ソフトなど他のプログラムやサービスが原因になっているかを確認してみましょう。

    Windows10でセーフモードで起動する方法

    1. スタートメニューから「設定」を起動
    2. 「更新とセキュリティ」の「回復」を押す
    3. 「PCの起動をカスタマイズする」の「いますぐ再起動」を選択
    4. 再起動したら、「オプションの選択」⇒「トラブルシューティング」⇒「高度なオプション」⇒「スタートアップ設定」⇒「再起動」の順に選択
    5. PC が再起動すると、オプションの一覧が表示されるので、(インターネットを使用するため)5キーまたはF5キーを押して 「セーフ モードとネットワーク」を選択

     

    セーフモード以外にも、履歴のキャッシュを削除することで改善されることもあります。履歴のキャッシュを削除する方法は以下の通りです。

    1. スタートメニューから「Windowsシステムツール」を開き、コマンドプロンプトを起動
    2. コマンドインターフェース(黒い画面)が開いたら、[ipconfig /flushdns]を入力します
    3. この後キャッシュが正常にクリアされたというメッセージがあります

    通常DNSのキャッシュは自動で上書きになるのですが、手動でのクリアも試してみてください。

    DNSサーバーがダウンしている

    インターネットに接続されていて、DNSサーバーへの接続にも問題がない場合、DNSサーバーがダウンしている、または回線が混雑している可能性があります。この場合の原因と対処法についてお伝えします。

    DNSサーバーが混雑している場合の原因には次の2つが考えられます。

    1. Webサイトに一時的にアクセスが集中しているため、回線が混雑している
    2. DNSサーバーがサーバー攻撃で過重アクセスされ、回線が混雑している

    アクセス集中が考えられる場合には、ある程度時間を空けてアクセスをすれば問題ありません。サーバー攻撃の場合は、利用者側では判断が出来ないため情報収集が必要です。もし問い合わせ先が分かる場合には、直接確認を取るのも良いでしょう。

    次にDNSサーバーがダウンしている場合の原因と対処法です。まず原因としては次の2つが考えられます。

    1. 災害などにより、サーバーマシンが故障をしている
    2. サーバー攻撃により、サーバーが負荷に耐えられなくなりダウンをしてしまう

    サーバーダウンの場合、自身のDNSサーバーがダウンしている場合と、アクセスしたいWebサイトのDNSサーバーがダウンしている場合の2通りが考えられます。もし自分が使っているDNSサーバーがダウンしている可能性がある場合には、契約しているプロバイダーが管理していることが多いので、一度問い合わせてみましょう。利用したいWebサイトのDNSサーバーがダウンしているときは、利用者側からは判断できないため、サービスの提供先に問い合わせるか、情報収集をしましょう。

    サイトが閉鎖している

    またこちらもインターネットに接続されていて、DNSサーバーにも接続できる場合に起きる原因ですが、Webサイトのサービスが停止している可能性が考えられます。サイトが閉鎖してしまうと、DNSサーバーは応答することができなくなります。もしサービスを提供している先の問い合わせ方法がわかる場合は、確認するのが良いでしょう。

    「DNSサーバーは応答していません」が頻繁に起こるなら!

    パソコンやルーター・モデム・無線LANなどには問題がないのに、頻繁にエラーが起きてしまう。この場合、プロバイダーが提供しているDNSサーバーが原因であることが多いです。プロバイダーが問題なら、契約変更の手続きをしなくてはいけないの?と心配なった方、そこまでしなくても解決できる方法はあります。例えばGoogleの提供しているオープンなDNSサーバー(パブリックDNS)へ設定を変更するという方法です。では早速みていきましょう。

    パブリックDNSを使用する

    一般的には契約しているプロバイダーのDNSサーバーを利用して、インターネットに接続し、Webサイトを見ることができます。ただしプロバイダーの中には経費を節減するために、DNSサーバーの安全管理や維持に十分な費用をかけていないところもあります。DNSサーバーの処理が重くなると、いくら高速回線を売りにしていても接続速度が遅くなってしまい、最悪の場合サーバーがダウンしてしまう可能性もあります。

    また、外出先でフリーwifiを使用したときの安全面についても、このwifiのDNSサーバーがしっかり管理されているかどうかが重要となります。DNSサーバーが悪用されると、偽のサイトに飛ばされたり、ウイルスが感染しているサイトに誘導するといったことが簡単にできてしまいます。この場合、ブラウザ上に表示されるアドレスは本物のため見分けるのは困難です。

    そういったインターネット接続に関するトラブルを軽減したり、高速でネット回線を使用する方法として、パブリックDNSというサービスがあります。自身で設定をする、という手間はありますが悪質なDNSサーバーを使用するよりも安心・安全に使える可能性が高いです。

    パブリックDNSとは

    パブリックDNSPublic DNS)とは、企業や団体が無料で提供しているDNSサーバーのサービスのことです。名前の通り広く一般的に公開されていて、そのほとんどが会員登録なしで使用することできます。パブリックDNSの中でも有名なものは、Googleが提供している「Google Public DNS」です。

    Googleが提供しているパブリックDNS

    Googleでは、「Web環境をより高速で安全なものにする」という取り組みとして、2009年にパブリックDNSを公開しました。2014年には世界最大のDNSサービスとなり、現在でも多くの人々に利用されています。Googleが提供しているパブリックDNSはセキュリティにも力を入れているため、安心して使用することができます。

    パブリックDNSの設定方法

    ではパブリックDNSの設定方法についです。OSによって設定が異なるため、ご注意ください。ここではWindows10での手順をご説明します。

    Windows10での設定方法

    1. スタートメニューから「設定」を開く
    2. 「ネットワークとインターネット」から「アダプターのオプションを変更する」を選択
    3. インターネット接続に使っている(✖ではなく、緑のバーが出ている)アイコンを右クリックし、「プロパティ」を選択.
    4. 「インターネットプロトコルバージョンv4(TCP/Ipv4)」を選択し、「プロパティ」を押す
    5. プロパティ画面の「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェックを入れ、優先DNSサーバーに「8.8.8.8」代替サーバーに「8.8.4.4」で設定
    6. 「OK」を押して終了

    以上で完了となります。

    ルータを買い替えるなら!おすすめルーター5選!

    「DNSサーバーは応答していません」のエラーが表示され、インターネット接続のチェックをしたところ、機器の故障があるということがわかったら買い替えなければなりません。モデムは安易に家電量販店で買うことができない機器のため、モデムを借りた事業者へ問い合わせをしましょう。モデムと違い、ルーターは購入が可能ですので、種類がそんなにあるの?何を基準に選ぶの?分からない!という方に、オススメをご紹介します。

    【おすすめルーター】①Aterm WG1800HP4 PA-WG1800HP4

    「Aterm WG1800HP4 PA-WG1800HP4」は最大1300Mbps(5GHz帯)+450Mbps(2.4GHz帯)の超高速通信に対応した機種です。通信の幅が広く設定されているため、クオリティの高い高速通信が可能となっています。

    また特定の通信相手に的を絞って電波を送ることが可能なところが特徴で、電波を集中することでより繋がりやすい通信環境と速度アップが期待できます。またインターネット接続には通常「IPv4」という接続方式が使用されているのですが、この機種は「IPv6(IPoE)」に対応しているため、混雑が少なく快適な通信ができます。またメーカー独自技術によりIPv6通信をさらにスピードアップしています。

    【おすすめルーター】②WN-SX300FR wifiルーター

    「WN-SX300FR」は、Wi-Fi通信規格11n(2.4GHz)で300Mbpsに対応したWi-Fiルーターです。手のひらサイズのため、設置場所も選ばず、あらゆるインテリアと調和します。360°電波放出技術「360コネクト」により、家の中のどこでもWi-Fi通信ができ、こちらも「IPv6(IPoE)」にも対応しています。また買い替えのときの面倒な再設定がないように配慮していて、簡単にWi-Fiを使いたい方に最適なWi-Fiルーターです。

    【おすすめルーター】③Aterm WG2600HS PA-WG2600HS

    「Aterm WG2600HS PA-WG2600HS」は4ストリームのスタンダードなWi-Fiホームルーターです。最大1733Mbps(5GHz帯)+800Mbps(2.4GHz帯)の高速通信が可能となっています。こちらも「IPv6(IPoE)」に対応し、メーカー独自技術によりIPv6通信をさらにスピードアップしています。特定の端末に電波を集中できる技術も搭載されているため、電波の実効速度がアップ、また複数の端末と同時通信が可能にもなっています。WAN/LAN全ポート、ギガビットイーサを搭載。

    【おすすめルーター】④AirStation WSR-5400AX6-MB

    「AirStation WSR-5400AX6-MB」はバッファローがWi-Fi6時代のスタンダードモデルと位置づけ、2020年7月上旬に発売したばかりの新機種です。転送速度は最大4803Mbps(5GHz帯)+最大574Mbps(2.4GHz帯)とハイエンドモデル並みで、またコストパフォーマンスが非常に高いのが人気の理由です。大型のヒートシンクを収めるための工夫として、上から見るとひし型のような形状をしています。縦置きのほか、壁掛けにも対応しています。

    【おすすめルーター】⑤Archer AX50

    「Archer AX50」は、4本の外付けアンテナが特徴的な横置き推奨のWi-Fiルーターです。wifi-Fi6に対応している商品の中では安価なモデルとなっています。実効速度は安定しており、家の中であればどこでも高速通信を体感することができます。特定の機種に電波を集中させる技術や、複数端末の同時接続の機能も備わっています。Wi-Fi 6に対応したiPhone11などの最新端末を持っている方や、たくさんの機器を接続したいという方にはオススメです。