リボ払いには、元金方式と元利方式があります。
返済方式 | 特徴 | 支払金額(返済額5,000円+金利手数料625円の場合) |
元金定額リボ払い方式(元金方式) | 毎月決まった元金返済額と金利手数料の合計を支払う。 設定返済額に対して、金利手数料が上乗せされる。 | 5,625円 |
元利定額リボ払い方式(元利方式) | 毎月の支払額が一定になり、返済額と金利手数料分を支払う。 設定返済額には、金利手数料が含まれている | 5,000円 |
このような違いがありますので、理解しておきましょう。
目次
リボ払いと分割払いの違い
またリボ払いと分割払いの違いについてもご紹介しておきます。
リボ払い | 分割払い | |
毎月の支払額 | 基本的に一定 | 購入代金と分割回数によって決まる |
手数料 | かかる | 一般的に2回までは無料。 分割回数によって左右される。 |
支払い回数 | 決まっていない | 購入時に指定する |
このような違いがあります。
リボ払いがやばいと言われる3つの理由
皆さんは一度はリボ払いがヤバイ!と言われていることを耳にしたことがあると思います。
学校の授業でもリボ払いの危険性について取り入れられていたりしますので、理解しておかなくてはなりません。
リボ払いで破産した人も日本にはいますので、やばいといわれる理由についてご紹介します。
抱きにくい利用者の危機感
リボ払いは一見すると、「支払金額が毎月減っている」と感じるでしょう。
毎月決まった金額だけが引き落としされるので、お得に買い物ができたように錯覚してしまいますがそうではありません。
しかも、「減っている!」と勘違いすることでさらにリボ払いを重ねてしまうケースも多発しています。
そうなってしまうと支払合計金額がわからなくなり、「後いくら支払えばいいんだ...」と困惑してしまうのです。
調べてみると積もりに積もって100万円のリボ払いが設定されていることも。
危険な兆候としては、
- リボ払いの支払い残高がわからない
- 完済する前にリボ払いを何度も重ねている
などがありますので、該当していないかチェックしてください。
高い手数料
リボ払いは一般的に約15%の金利手数料を支払う必要があります。
例えば、20万円分の商品を購入した場合はこのようになります。
決済方法 | 支払総額 | 手数料 |
一括払い | 200,000円 | 0円 |
リボ払い(年利15%) | 226,250円 | 26,250円 |
年利15%がプラスされただけでも支払総額は3万円近く膨れ上がっていることがわかります。
3万円近くというとかなり痛い出費ではないでしょうか。
さらに、50万円分の買い物をした場合はこのようになります。
決済方法 | 支払総額 | 手数料 |
一括払い | 500,000円 | 0円 |
リボ払い(年利15%) | 659,375円 | 159,375円 |
金利手数料が15万円を超えてしまい、リボ払いで支払い続ける必要があります。
一括で支払う場合よりも1.3倍近く支払う必要がありますので、絶対にやってはいけない支払方法となります。
支払額が一定のためにできない完済
リボ払いでは、一回設定した支払い金額は変更することができません。
つまり「一括で支払えるお金が手に入った!」といっても、リボ払いから一括支払いに変更ができないのです。
楽天カードの場合はこのようにリボ払いが設定されています。
利用リボ残高 | 最小支払金額 |
~20万円以内 | 3,000円 |
20万円~25万円以内 | 4,000円 |
25万円~30万円以内 | 5,000円 |
この最小支払金額を設定してしまうと、それ以上に支払うことができません。
自動リボ払い設定に要注意
リボ払いの中でも「自動リボ払い設定」には要注意しておきましょう。
自動リボ払い設定は、
- カード作成時に自動リボ払い設定にチェックしていた
- ポイントバックなどの特典につられてリボ払いに申し込んだ
などふとしたタイミングで申し込みになる可能性があります。
この自動リボ払い設定になってしまっていると、一括払いで指定しても無理やりリボ払いへとスライドされてしまうのです。
リボ払い自体はクレジットカードの大きな収入源となりますので、意図的にスライドさせることも。
オリコカードではこのようにさもユーザーにメリットがあるように仕向けてきますが、自動リボ払い設定だけはやってはいけません。
クレジットカードはリボ払いなしで利用することを基本ベースとして考えておきましょう。