P2P方式通信を利用しているTorrent。
Torrentでは多くのリスクや危険などを伴っていますが、SNS上でも利用者が多くいます。
そこで今回はTorrentを使うのであればVPNが必要だということを解説していきます。
目次
Torrentを利用すると直面するP2Pファイル共有の危険性
まずTorrentが一番危険であるといわれている理由はP2Pファイル共有の危険性があるからです。
そのP2Pファイル共有について解説していきます。
Torrentを使っている端末のIPアドレスが公開されている
大前提としてTorrentを利用すると、IPアドレスが世界中に公開されるようになっています。
自分のIPアドレスが100%漏れるということは、見ているユーザーがあなたの個人情報を特定できてしまうということ。
つまり自分がどこに住んでいて、名前は何で...ということまで特定されてしまう恐れがあります。
しかもIPアドレスは警察が捜査で利用しています。
それほど個人情報を含んでいるものになっているので、Torrentを使う場合は危険性として挙げられています。
IPアドレスから知られる情報はおおよその地域だけ
そんなIPアドレスですが、100%個人を特定することはできません。
警察の捜査でもある程度のことしか判明できずに終わりということが定石。
IPアドレスから特定できる情報としては
- 居住地域
- PCのOS
- インターネットプロバイダー
くらいです。
そのため居住しているのがどの家かということまでは特定することができません。
トラブル発生すればプロバイダから情報開示されてしまう
しかし開示請求という操作を行えば、IPアドレスから個人情報が特定されてしまうようになっています。
その手順は非常に簡単で
- IPアドレスからプロバイダを特定する
- 開示請求をする
で身元が割れてしまいます。
SNS上で巻き起こっているトラブルなどで開示請求されるというケースは珍しくありません。
最近であれば誹謗中傷の解決策として取られていることも多く、IPアドレスが漏れてしまうのはよくないことです。
知らないうちに違法行為を加担している可能性
またTorrentでファイルをダウンロードすることになると、「.Torrent」というファイルを利用するのが鉄則。
しかし、この「.Torrent」ファイルを利用してしまうとダウンロードするファイルに何が含まれているかどうかがわからなくなってしまいます。
つまりダウンロードするまで
- 画像
- 動画
- フォルダ
のどれが格納されているのかが判断できません。
そのためよくある事例としてはTorrentでダウンロードしたファイルに違法ファイルが格納されていた場合です。
違法ファイルをダウンロードすることは刑事罰になりえる行為として警察も操作の目を光らせています。
最悪逮捕なんてことになってしまうので、Torrentでダウンロードするファイルの扱いには十分注意しましょう。
ウイルス、マルウェア感染のリスクが高い
Torrentあるあるなのですが、ウイルスが潜んでいる可能性があります。
悪意のあるユーザーがTorrentで見えないようにファイルに包んで、ダウンロード先のPCを破壊するという行為が流行しています。
技術力のあるユーザーが悪意を持ってIPアドレスなどにウイルスを送信するなんてこともできてしまう現状があります。
マルウェアの感染などもTorrentが発端だったりするので非常に危険です。
TorrentVPNでセキュリティは強化されるの?
TorrentVPNが登場してから、セキュリティ環境はガラッと変わりました。
TorrentVPNによるセキュリティ強化は可能なのでしょうか?順番に特徴を踏まえて解説していきます。
IPアドレスの匿名化でプライバシー保護
まず、TorrentVPNを利用すればIPアドレスの匿名化をすることができます。
IPアドレスの公開は
- 詐欺
- なりすまし
- 身元の特定
など被害が拡大してしまう恐れを含んでいます。
その脅威から守るためにTorrentVPNは導入しておくべき1つ。
TorrentVPNがあれば個人情報が開示されることはないでしょう。