PCを使っていると解凍したファイルが文字化けてしまい、内容を確認できないということがあると思います。原因は文字エンコードにあるため、文字化けを防ぐには文字コードを解凍ファイルに合わせることが必要です。本記事ではおすすめの対処法やソフトを紹介していきます。
目次
ファイル解凍時に文字化けする原因は文字エンコード方式が異なるから
圧縮されていたファイルを解凍したときの文字化けは、文字エンコードが違うことが原因で起きてしまいます。解凍時の文字化けはは特に異なるOS間で圧縮・解凍を行なった時に起きやすい現象です。例えば、Windowsで圧縮したファイルをMac OSで解凍すると文字化けが起こってしまいます。これは先ほど説明した通りOSごとに文字エンコードが違うため文字化けしてしまうわけです。
ZIPファイルなどの解凍時に文字化けしてしまう時の対処法
次にZIPファイルなどの解凍時に文字化けしてしまった際に有効な対象方をいくつか紹介していきます。
①解凍ソフトを使って解凍する
最初におすすめする方法が解凍専用のソフトを利用したファイルの解凍です。専用のソフトを用意することで、OSの標準機能では文字化けしてしまうようなファイルも文字化けを防ぎながら解凍することができます。各OSごとに用意するべき解凍ソフトが異なりますので注意してください。WindowsとMac OSではそれぞれ以下の文字エンコードの解凍に対応したソフトを選びましょう。
- Windows:UTF-8
- Mac OS:Sift-JIS
とりあえず上記した文字エンコードに対応した解凍ソフトを持っておくと安心です。
②OS標準機能で解凍する
旧バージョンの解凍ソフトを利用している方に限定した対処法にはなってしまいますが、OSの標準機能を使うことで文字化けを回避できることがあります。旧バージョンの解凍ソフトでは、現在の文字エンコードに対応しておらずうまく解凍できないことが多いです。最新のOSを使っている方であれば、OSにもとから付いている解凍機能を使った方が良いでしょう。
③OSをアップデートする(Windows7以前の場合)
Windows7など旧バージョンのOSを利用していると、日本語ファイルの取り扱い時に文字化けすることが多いです。しかし、OSをアップデートすることで、文字化けを回避して各ファイルを解凍できることがあります。Windowsのアップデート手順は次の通りです。
- Microsoft公式サイトからインストールツールをダウンロードする
- 「MedeaCreationTook」を開く
- 内容を確認した後に「同意する」を押す
- 「このPCを今すぐアップグレードする」をマークする
- 「次へ」をクリック
- 内容を確認した後に「同意する」をクリック
④システムロケール設定の見直し
Windowsを利用している方でメニューウインドウの表示がおかしい、文字化けするという方は、システムロケール設定を確認してみてください。システムロケールを聞いたことのない方のために説明すると、地域ごとの言語情報や日付などのデーに利用されるルールのことです。システムロケールを日本語向けに設定し直すことで文字化けを回避することができます。設定手順は以下の通りです。
- 「コントロールパネル」を開く
- 「時計と地域」を選択
- 「地域」を選択
- 「管理」タブを選択
- 「システムロケールの変更」を選択
- リスト内から「日本語」を選択
【Windows】文字化けしないためのおすすめ圧縮・解凍ソフト3選
ここからはWindowsで使える文字化けしないためのおすすめ圧縮・解凍ソフトを紹介していきます。本記事でおすすめする解凍ソフトは以下の3つです。
- 7-ZIP
- CubelCE
- Explzh
それぞれの特徴をしっかり解説していきます。