2022年の最新モデルの予約が開始された「iPhone」。新しいiPhoneを購入するのをきっかけに格安SIMへの乗り換えを検討している方もいると思います。
この記事では、iPhoneが4Gや5Gに繋がらない時の原因や対処法をご紹介していきます。
目次
【iPhone】4G/5Gに繋がらない原因
キャリアと契約している場合、基本的にはiPhoneは外出時でもモバイルデータ通信(以下:4G/5G)を使ってネットに繋げることは可能です。
ただ、さまざまな原因で4Gや5Gに繋がらないことあります。まずは、4Gや5gに繋がらない時に考えられる8つの原因をご紹介します。
原因①電波が不安定
4Gや5Gは電波です。電波が入りにくい場所(地下や屋内など)にいると場所によっては繋がらない場合があります。
また、一部のキャリアではプラチナバンドという繋がりやすい電波を使えないキャリアもあります。そういったキャリアでは屋外にいても4Gや5Gに繋がらない場合があります。
データ通信のサービスエリア外の可能性あり
4Gはサービス開始からかなり時間が経過しているので、サービスのエリアは広範囲ですが、5Gはまだこれから範囲が広がっていくサービスです。
5G対応のiPhoneを所持している場合でも、その機能を存分に享受できない可能性があるのもしっかりと理解しておきましょう。
原因②データの使いすぎで通信制限になっている
近年では、スマホ料金に関する法整備により大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)から格安SIMに乗り換えをしているユーザーが多くなっています。
そんな格安SIMですが、データの小さいプランを契約していると、すぐに通信制限になってしまうことがあります。
自動でプランが変更され追加料金が発生するキャリアもありますが、自動で追加しないようにしていると通信制限がかかるため4Gや5Gに繋がらないことがあります。
原因③通信障害が起こっている
4Gや5Gに繋がらない原因は、キャリア側のトラブルの可能性もあります。2022年7月に大手キャリアのauで大規模な通信障害が発生しました。
あれほど大きな通信障害が起こることは稀ですが、TwitterなどのSNSを見ていると定期定期に通信障害が起きていることがわかります。
通信障害が原因のときは、Wi-Fiで使っている場合は影響はない上に、iPhone自体にトラブルが起きているわけではないので情報収集が必要です。
原因④機内モードになっている
iPhoneには、電波が悪影響を及ぼしてしまう可能性がある時に使える機内モードというモードが搭載されいています。
飛行機に乗る際に電波を遮断できる機能ですが、コントロールセンターで簡単に設定できてしまうため、知らない間に有効にしてしまい4Gや5Gに繋がらない原因にもなります。
原因⑤SIMカードのトラブル
現在のスマホは、SIMカードを挿入することで4Gや5Gなどの通信をできる状態にできます。
そのSIMカードにトラブルが起きると通信ができなくなることがあります。基本的には一度カードを挿入したら出すことはありませんが、1つの原因の可能性としては理解しておく必要があります。
原因⑥APN設定(プロファイル)の未インストール
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)で購入したiPhoneを乗り換えで格安SIMにした場合、SIMカードを入れただけでは4Gや5Gを使うことはできません。
APN設定をインストールしないと通信をすることはできません。iPhoneにAPN設定をインストールするにはWi-Fi環境が必要なので乗り換え前に準備しておく必要があります。
原因⑦iPhoneの故障
4Gや5Gに繋がらない原因は、iPhoneの故障の可能性もあります。iPhoneの画面は年々強度が高まっているため壊れにくくなっています。
ただ、落下させてしまったことで内部の基盤が損傷し、さまざまな機能が使えなくなることも考えられます。
原因⑧料金の未払い
スマホ料金の未払いも4Gや5Gに繋がらない原因の1つです。数日支払いが遅れた程度では繋がらないことはありませんが、継続的に支払いができないと繋がらなくなるので支払いはしっかりと行いましょう。
【iPhone】4G/5Gに繋がらない時の対処法
ここまでは、iPhoneが4Gや5Gに繋がらないさまざまな原因をご紹介してきました。ここらは、繋がらない時にできる11の対処法をご紹介します。
対処法①モバイルデータ通信のオフ・オン
iPhoneが4Gや5Gに繋がらない場合、まずは、モバイルデータ通信の設定が有効になっているか確認をしましょう。
- 設定アプリ>モバイル通信>モバイルデータ通信
モバイルデータ通信が無効になっていると4Gや5Gは非表示になります。そもそもここの設定が有効になっていないと4Gや5Gは使えないので確認をしましょう。
対処法②機内モードのオフ・オン
iPhoneが機内モードになっている場合、電波の本数が表示される箇所に飛行機のアイコンが表示されます。
なので、勘違いすることはないと思いますが、ネットワークの一時的なエラーが改善する可能性もあるので機内モードをオン・オフしてみましょう。
- 設定アプリ>機内モード
- コントロールセンター>機内モードアイコンをタップ
対処法③iPhoneを再起動する
4Gや5に繋がらない原因が何かしらのエラーの場合、iPhoneを再起動するだけで改善することがあります。
強制再起動ではなく、通常通り再起動をするだけ問題ないので、iPhoneをシャットダウンしてみましょう。
- 設定アプリ>一般>システム終了>スライドで電源オフ
ちなみに、iPhoneを強制再起動するのは、iPhoneがフリーズしてしまった場合です。使える状態で無理に強制再起動するのはiPhoneによくないのでおすすめしません。
iPhoneの強制再起動の手順
おすすめはしませんが、万が一の時のためにiPhoneの強制再起動の手順を理解しておきましょう。
現在販売されているシリーズの手順をご紹介しますが、iPhone7以前のシリーズでは手順が若干違うので過去のシリーズを使っている方は別途手順を確認してください。
- 音量上げるボタンを押してすぐ離す
- 音量下げるボタンを押してすぐ離す
- スリープボタン(サイドボタン)を電源が落ちるまで長押しする
対処法④データの使用量を確認する
4Gや5Gに繋がらない原因が通信制限の場合、キャリアのアプリやページにアクセスして当月のデータ使用量を確認することをおすすめします。
契約しているデータ量を超えている場合は追加でデータの契約をしないと4Gや5Gは更新日を跨ぐまで使うことはできません。
対処法⑤SNSで話題になっていないか調べる
通信障害が起きていてiPhoneが4Gや5Gに繋がらない場合は、SNSで話題になっていないか調べてみましょう。
通信障害が起きている場合はユーザーで対処できることはキャリアが改善するまで待つこと以外ありません。
多くのユーザーが同様の症状が起きているなら通信障害の可能性が高いのでSNSでの情報収集もするようにしましょう。
対処法⑥SIMカードの抜き差し
iPhoneが4Gや5Gに繋がらない場合、SIMカードの抜き差しも1つの対処法です。SIMカードが読み込まれない状態だとSIMなしと表示されますが、念のために抜き差ししてみましょう。
対処法⑦APN設定(プロファイル)をインストールする
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)から格安SIMに乗り換えた場合、APN設定を自身で行う必要があります。
APN設定をインストールするにはWi-Fi環境が必要です。多くの格安SIMは対面でのサービスがないため自宅にWi-Fiがない場合はフリーWi-Fiを利用してインストールする必要があります。
対処法⑧ネットワークリセットを行う
ここまでの対処法を試しても改善されない場合は、iPhoneのネットワーク設定をリセットする必要があります。
ネットワーク設定をリセットしてもデータが消えることはありませんが、Wi-Fi設定などが全て初期状態にリセットされるため再設定が必要です。
ただ、ネットワークの何かしらの不具合が起きているので、一度試してみることをおすすめします。
対処法⑨iOSをアップデートする
ネットワーク設定をリセットしても4Gや5Gに繋がらない場合、iOSをアップデートしてみましょう。
iOSのアップデートをする場合、バックアップの作成が必要な上に、1時間程度の時間が必要です。
iOSのアップデートはセキュリティアップデートも含まれるためリリースされたらすぐ行うのが一般的ですが、まだアップデートができるなら試してみましょう。
対処法⑩キャリアに相談する
ここまで試しても、4Gや5Gに繋がらない場合、契約しているキャリアの相談窓口に相談してみましょう。通信に関することで何か解決策があれば提案してくれます。
対処法⑪Appleサポートに相談する
iPhoneが4Gや5Gに繋がらない場合、最終的に相談する場所はAppleサポートです。
Appleサポートに相談する場合、ここまでで紹介したような対処法から提案されます。なので、行っていないことがあると二度手間になってしまいます。
修理などの提案を含めて色々とアドバイスをもらえるので最終的には0120-277-535に電話もしくはAppleの公式Webページやアプリからチャット相談してみましょう。
【iPhone】5Gの対応シリーズ
最新の通信方式の5Gは、全てのiPhoneで使えるわけではありません。5Gを使えるiPhoneのシリーズをご紹介します。
- iPhone14シリーズ
- iPhone13シリーズ
- iPhone12シリーズ
- iPhoneSE(第三世代)
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)はもちろんですが、第4のキャリアと言われるRakuten Mobileでも5Gはサービスを提供されています。
また、大手キャリアのサブブランド、ahamo・UQ Mobile・povo・Y! mobile・LINEMOでも提供されているので対応のiPhoneを持っていれば使うことができます。
【iPhone】大手キャリアから格安SIMに乗り換える方法
最後に、大手キャリアから格安SIMに乗り換える方法をご紹介します。併せてメリット・デメリットもご紹介します。
格安SIMへの乗り換えのメリット
格安SIMへの乗り換えの代表的なメリットは以下の4つです。
- 毎月のスマホ料金を2,000円程度に抑えることができる
- プランが豊富にあり色々と選べる
- 格安スマホとのセット割も使える
- 利用期間の縛りがない
格安SIMへの乗り換えのデメリット
格安SIMへの乗り換えの代表的なデメリットは以下の3つです。
- 混雑する時間帯にネットを使うと速度が遅くなる場合がある
- 対面での手続きができない
- クレジットカードを持っていないと契約できないことがある
格安SIMへの乗り換え時に準備するもの
今使っているiPhoneを格安SIMに乗り換えるする場合には準備するものがあります。
- 乗り換えるiPhoneが対応しているかどうかの確認
- SIMロックの解除
- MNP予約番号
- SIMピン(クリップなどで代用可能)
最新のシリーズでは非対応になることはありませんが、過去のiPhoneの場合対応していない場合があるので注意しましょう。
また、キャリアで購入したiPhoneの場合、SIMロックの解除も必要です。Webページでロック解除が可能になっているので必ず乗り換え前に解除を行いましょう。
格安SIMへの乗り換え手順
基本的には格安SIMへの乗り換えはWebページから自身で行います。前述した準備が整っていれば難しいことはないので乗り換えたい格安SIMの申し込みをしましょう。
- 乗り換え先の格安SIMに申し込みをする
- SIMカードが届いたら入れ替えをし、回線の切り替え手続きをする
- APN設定をインストールする
- モバイルデータ通信でネットができるか確認する
まとめ
いかがでしたでしょうか?リモートワークが増えた関係から以前ほど不便ではないものの、iPhoneで4Gや5Gが繋がらないのは非常に不便です。
特に、格安SIMへの乗り換え時には自信で手続きをする必要があるため繋がらなくなってしまうことも考えられます。
格安SIMへの乗り換えは難しいことはありません。4Gや5Gに繋がらない方へ少しでも参考になれば幸いです。