新幹線は今や日本の大動脈として、ビジネスに旅行などのプライベートな移動にも利用されています。本記事では、新幹線に慣れていない方に合わせて、新幹線のホームに何分前に並べばよいか、予約や変更の期間などをわかりやすく説明します。参考にしてみてください。
新幹線のホームで何分前に待つ?何分前に乗車出来る?
新幹線に乗り慣れていない方は何分前までにホームにいればよいか、何分前から乗車できるかなど不安になるかもしれません。
年末年始や行楽シーズンに新幹線を利用する場合は、何分前にホームに着けばよいか、何分前から列車に乗れるかに合わせて、ホームへの移動時間やホームでの待ち時間を決めておかないと、最悪乗り遅れたりするかもしれません。
以下では、さまざまシーンを想定して、新幹線のホームに何分前から待つのがよいか、何分前から乗車できるかなどを説明します。
指定席は5分前がベスト
新幹線の指定席券を予約できている場合は、新幹線がホームに停車している間であれば、いつ乗車しても自分の席に座れます。したがって、新幹線は到着して扉が開くのをホームに並んで何分前から待つのがよいかを考える必要もないでしょう。
とはいえ、発車時刻ぎりぎりに乗るつもりになってしまうと、ホームへの行き間違いや時計の見間違いなどで乗り遅れることがないとも限りません。また、混んでいる時はホームに着くまでに思わぬ時間がかかることもあります。そのため、若干の余裕を持って、乗車する列車の発車時刻の5分前にはホームで並んで待つようにするとよいでしょう。
自由席は余裕を持って20分前
新幹線で指定席をとらず自由席に乗る場合は、混雑状況にもよりますが、あまり発車間際になってしまうと、満席になって座れないことも考えられます。そのため、座っていくためには、早めにホームで乗車の列に並んで待つことが必要です。
では、発車時刻の何分前から並んで待つのがよいのでしょうか。これは、新幹線を使用する時期によって込み具合が大きく異なるため、シーンに応じて変わってきます。
乗車率100%すなわち、発車時にほぼ満席状態になるような程度の場合であれば、少なくとも20分前にはホームで乗車待ちの列に並んで待つようにすると席を確保できるでしょう。
新幹線では、N700系で1両の座席は最大20列です。入り口は2カ所ですから、もし、窓際など特定の座席を狙っているのであれば、列の10番目より前に並んで待つのが確実です。20分前と言わず、もっと余裕を持って並ぶ必要があります。
平日に自由席を利用する場合
自由席の混雑状況はシーズンや時間帯、沿線での大規模イベントの開催状況などで大きく変動します。
平日に新幹線を利用する場合は、朝夕など、ビジネスマンや旅行客の多い時間帯を除けば、座るだけであれば、発車時刻の5〜10分前に並んで待つことで座席を確保できるかもしれません。
しかし、朝夕などのビジネスマンや旅行客の多い時間帯や繁忙期と言われるシーズンの場合は、乗車率100%を超える場合もあります。座りたいのであれば、発車時刻の20分前には並んで待つのが無難です。
また、混雑が予想される場合は、以降の列車の発車時刻がホームを調べておいて、1台又は数台パスするということも念頭に置いた方がよいでしょう。
休日に自由席を利用する場合
休日には平日に比べ旅行などで新幹線利用する人が増えるので混雑が予想されます。したがって、自由席を利用する場合は、上記で説明した平日での自由席の利用の場合の状況に加え、人数も勘案する必要があります。
新幹線は1両が100人程度座れます。1人で乗車する場合は、座れればよいというのであれば、列の50番目以前に並べば座れる可能性が高いのです。しかし、家族旅行などまとまった席を確保したい場合は、複数の3列席や2列席を確保できるように、早めに並ぶことが必要です。
なお、新幹線の奇数車両は座席以外のスペースがあり、偶数席に比べると席数が少なくなっています。まとめて席を確保したい場合は偶数車両に並ぶというのも一案です。
年末年始等で自由席を利用する場合
年末年始は新幹線は非常に混雑します。場合によっては、ホームへの入場制限が行われる可能性もあります。したがって、この時期に自由席で座ることは選択しない方が賢明です。とはいえ、指定席も取れなかった場合は自由席で行くことになります。
その場合は、立っていくことを覚悟するか、到着時刻は考えずに座ることを目指してひたすら並ぶか、いずれの方針にするかを決めることが必要です。
乗車率が高い東京駅等を年末年始等で利用する場合
年末年始に、東京駅をはじめ主要ターミナル駅から新幹線を利用する場合は、できる限り指定席を確保しましょう。というのも、この時期は、混雑度がピークに達し、入場制限も行われる可能性が高いのです。
したがって、自由席の場合は、座ることはおろか、いつ乗れるかも定かではなくなります。一人での移動であれば何とかなりますが、家族など複数人での移動を自由席で行うのは避けた方が賢明です。
始発駅では約10~15分前に乗車できる
始発駅では、新幹線の車両は車両基地から入線するか、終着駅からの到着後に折り返しするかのいずれかです。折り返しの場合は、ホームに到着していても清掃など発車準備の間は乗車できません。
このため、おおむね、発車時刻の10〜15分前には扉が開いて乗車できるようにダイヤが組まれています。
途中駅では降りる人が降りたら乗れる
新幹線の途中駅では、停車時間は1~5分程度と短くなっています。降りるお客さんが優先で、降り終わってから乗車が始まり、乗車が終了するとすぐに発車します。
このため、ダイヤを乱さないように協力するには、列車到着の5分前には並んでおくとよいでしょう。
新幹線の予約開始できるのは何日前?何分前までに買える?
出張や年末年始・行楽シーズンの新幹線はかなり混みますので、座席指定など予約して席を確保したいものです。では、新幹線の切符の予約は、乗車の何日前、何分飴までできるのでしょうか。以下では、新幹線の切符の予約はな分前までの期間か、変更できる期間は何分前までかについて説明します。
1か月前から予約可能
新幹線の切符は、乗車する日の1か月前から予約の受付が開始されます。そして開始時刻は朝の10時となっています。
新幹線の切符を予約する方法は、窓口・自動券売機・エクスプレス予約やスマートEXを含むネット予約とさまざまですが、予約開始に日時については、予約方法に関わらず1か月前の10時からに統一されています。
4分前まで購入可能
仕事での出張などの場合は、新幹線乗車直前になって切符の予約をする場合もあります。では、新幹線の切符の予約は乗車の何分前まで受け付けているのでしょうか。
結論から言うと、予約の方法に関わらず、乗車時刻の4分前までとなっています。窓口であれ、自動券売機であれ、ネット予約であれ、4分前までに発券が完了しないと、予約完了とはなりません。
そもそも4分前に予約が完了して切符を入手しても、ホームに行くまでの時間を考えると乗り遅れることも十分にあり得ます。予約は時間に余裕をもって行うのが賢明です。
新幹線を変更するのは発車まで可能
新幹線の指定席は、列車が発車するまでは変更が可能です。とは言っても、変更に要する時間を考慮すると発車直前に変更しようとしても、手続きが完了せずに無駄にしてしまうこともあり得ます。
自由席であれば、何分前までとはいわず乗車当日中であれば、列車の変更が可能です。
新幹線の変更は一度まで(一部例外あり)
窓口で購入した切符の変更は、1回であれば無料で変更できます。2回目以降は払い戻しをして改めて予約することになります。
エクスプレス予約・スマートEXといったネット予約の場合は、乗車前であれば何回でも変更が可能です。ただし、最初に予約した新幹線の発車時刻から3カ月以内の新幹線への変更に限られます。なお、ネット予約に関しては、23:30〜翌日の5:30の間は操作できませんので注意してください。
新幹線のキャンセル料
新幹線の予約した切符をキャンセルする際には、キャンセル料がかかります。新幹線の場合は、キャンセル料は払い戻し手数料と呼びます。
乗車券の払い戻し手数料は220円、自由席特急券の払い戻し手数料は220円、指定席特急券・グリーン券の払い戻し手数料は340円が基本です。
ただし、指定席特急券・グリーン券の払い戻し手数料については、乗車日の前日から発車時刻までの期間は、金額の30%(最低金額は340円)となります。
に指定席特急券は、列車の発車時刻を過ぎると払い戻しは不可です。自由席特急券類・乗車券は、未使用であって、きっぷの有効期間内なら払い戻しできます。
新幹線を降りる準備は何分前?トイレに行く場合は?
新幹線で終点まで乗る場合はゆっくりと降りることができますが、途中駅の場合は、停車時間が短いため、降りる準備をしておく必要があります。では、降りる準備は何分前から始めるのがよいのでしょうか。以下で詳しく説明します。
新幹線を降りる準備は人それぞれ
新幹線の終点で降りる場合は、清掃や回送などで扉が閉まってしまうまでには時間があります。したがって、駅について停車してから降りる準備をしても十分に間に合います。混雑している時などは、人が少なくなってから準備するのもよいでしょう。
一方、途中駅で降りる場合は、列車がホームに停車する前に荷物を片付けるなどの準備を済ませましょう。あわてて降りようとすると棚に荷物を取り忘れたりなど、思わぬ失敗をすることもあり得ます。
あわてなくて済むように、駅への到着案内のアナウンスが終わったら準備を始めるのもよいでしょう。
トイレに行くタイミング
家族や友人と一緒の場合などは、トイレに行っても誰かが荷物を見ているので置き引きなどを心配する必要はありません。しかし、一人の場合は、トイレに行くタイミングに配慮が必要です。
新幹線でトイレに行くタイミングとしては、目的地到着の何分前というより、列車の走行中が無難です。以下の場合は避けるようにしましょう。理由は、盗難の犯人に逃げる余裕を与えてしまうからです。
- 新幹線が停車する直前でトイレ中に停車して扉が開いてしまう時
- 新幹線の停車中で扉が開いている時
- 新幹線が発車する直前で扉が閉まっていないとき
まとめ
新幹線は国内移動のメインの手段として広く利用されています。その分、混雑したりすることも多々あり、切符の予約期間や乗車の何分前に並ぶのがよいかも変わってきます。
本記事では、新幹線のホームに何分前から待つのかや乗車可能となる時間をシーン別に説明してきました。また、新幹線の切符の予約期間や変更可能な期間などについても説明しています。参考になれば幸いです。